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2016年3月24日木曜日

2016 パリ・ミュンヘン・ザルツブルグの旅 4日目 (動画)

注意!

最後に動画が御座います
この動画は 偽善者である私が 偏見の目で 自分に酔って 娘に作った動画で御座います
ご覧になられる方は 自己責任を持って ご鑑賞下さい
不快な映像も 勘違いの言葉も 御座いますが あくまで自己満足の動画です
観て 不愉快になられました場合は どうぞ お許し下さい



目が覚めると ちょっと 風邪気味で 喉が痛い!咳もでる!


とりあえず 寒気がしないだけマシか


昨晩は 早めにベッドで横になり 明日 何処に行こうか?って 考えながら 意識を失っていた


起きて 意識が はっきりした所で 枕もとに置いた時計代わりのiphoneを見ると もう 5:00だった


今日は 熟睡できて 風邪気味の体を誤魔化し なんとか 乗り切れそうな気がした


旅先で こんなに寝たの 初めてかな?


それに たっぷり持ってきた 風邪薬も 万全だし



とりあえず バスタブに お湯を溜める 5分もしないうちに 充分の湯量になって 


昨日と同じように 風邪の症状を和らげる為 ゆっくり浸かった



バスタブに浸かり 私は パリで起きた ある事件の事を 考えていた










テロ事件を思い浮けべながらの 4日目のスタートだった









今日も 朝から 目覚めがイイ!


30分程 ゆっくり体を温め 気合を入れた 


バスから出て バスタブにお湯を溜めなおし 娘を起こしに行くと まだ 熟睡中


若いって イイな 何時まででも 寝てられるんだな~


 

5:30 娘を起こして 準備をさせる



私は PCを立ち上げ 昨日の写真をFBに アップロードできていたかの 確認をする


これも 旅先での安全で簡易的な バックアップのようなものだ



ほんと ネットが使えるHOTELは ありがたいです







朝食まで 1時間ほど 本日の 立ち寄るルートをシュミレーションしておく





6:45朝食会場へ




















本日も 窓側の席に 座り 窓から パリの街 サン・ラザール駅前の 人通りを楽しみながらの朝食だ


昨日の娘の失敗を気にしながら 一度 席に着いて パンを取りに行く









種類が豊富なパン




















パンの種類は この通り 沢山あります

どのパンを食べても 全部 美味しい!


そうそう! 娘 今日は ”ガッチャン”しませんでした


























少ない種類ですが 朝は たっぷりと 苦しくなるまで 食い溜めします


意地汚いケチケチは HOTELの朝食が 命です!

この後 私も 娘も パンをお代わりしに行きますからね



なんだかんだで 案外 こんな朝食でも 満足出来ちゃうもんです








食事を終えて部屋に戻る



















7:30


部屋に戻って 本日の準備をする



心地よく トイレもすませて 8:00には 出発予定



今日は 一番で テロの現場へ 行く事に




その前に 昨日のこともあったので 出かける前に 妻へ SKYPを入れる



日本時間13:00





第二弾 ベル商店の惨事!





お~っ 今日は大丈夫か?』と第一声! 2日連続はないだろう・・・・と 軽快に声をかける



ね~っ パソコン壊れた!」と 何か 険悪な雰囲気が その言葉から 伝わった



パソコン壊れたって なんだよ!


昨日はインクで 今日は本体か!



話を聞いてみると


壊れたって! 画面が写らないとか? 固まって動かないとか?そういうの?



違う!プリントできないの!


今日も 籠盛りがあって 名代のプリントが出来ないらしい




じゃ パソコンが動かないとか!画面が真っ黒って事は 無いんだね!



うん! もう 早くもって行かないといけないから 今 手で書いてるの!


悲鳴にも似た言葉は 本気で焦っているようだった




声の後ろで 次男が 何か プリンターをいじったり 妻に八つ当たりされているのが パソコンのスピーカーから 伺えた





私は それだけ聞いて 原因が分かった


しかし 妻は 機械音痴 っていうより アナログ人間


一応 直し方を言ってみた




いいか!パソコンの上に ルーターって言って インターネットやプリンターを繋いでいる 端末があるから 黒い四角形のね! それを一旦切ってみて 電源を切ればイイから 切ったら それをまたONに戻して そうすると 数秒で パソコンとプリンターが 勝手に繋がるから・・・



説明を終えると 私のパソコンのスピーカーから 聞こえてくる



カズ!聞こえた! ちょっとやってみて!」強い口調で



う~ん  すごいわ 息子を顎で使う妻! 弱そうで 私の妻は 男気性なので 子供使いが荒い!



おい! 聞いてるか? 一旦 この通話も切れるからな!』



分かった!



3分後 再度 SKYPを 繋げると 



どうだ!


まだ わからん・・・うぅ~ん・・・・ちょっと待って・・・・・・あ!・・・・・出来た!



良かったな~ でも 簡単に壊れたなんて言うなよ! こっちが焦るだろ!



こっちだわ 何にも分からないのに・・・・



まっ でも よかったな~



じゃ!もう急ぐから 気をつけてね!



と 余韻もなく あっさり 通話を切られた・・・・・・



こんな感じで パリに来て 2日連続で PCトラブルと 相成りました





今日も また 従兄弟に 今まで助けてもらっていた事を実感していた


小さなことですが どれほど 彼に助けられてきたかを 骨身に沁みた


人って 当たり前の様に居ると その有難さに 気づく事が出来ないんだと 分かった


よく言われていたが ” 居なくなって 初めて分かる ” 本当にそうだな~!




でも 今日も 何とか 切り抜けた




慌しい パリの朝が 2日も続いた・・・・・・・







テロ現場へ向う

















8:45


メトロHavre - Caumartin駅へ



HOTELから 350mほどの所に メトロ9号線の駅があります


ちょうど プラタン・パリ(高級デパート)の真前です



この時間 通勤の方たちで この通りは 沢山の人が行きかう賑やかな街になっていました























このメトロ駅で モビリスを購入! 本日は市内のみですから 1-2ZONE


一人 7€です  4回乗って 元どりですね・・・ホント ケチ!








9号線に乗り 最寄り駅まで7駅 10分ほどです

















Oberkampf駅に到着





















9:06


駅に到着して 改札へ向うと なにやら 人だかりが・・・・



よく観ると ちっちゃな子供達が 引率されています



日本で言う 小学校低学年の子供達です



遠足なのか? 社会見学なのか? はたまた テロ現場の近くなので 集団で登校しているのか?


私達には 分かりませんが 子供達の殆どが 娘を物珍しそうに 見ていきました



娘も 「なんか 私 全員と目があっちゃったんだけど・・・・」って



まっ みんな 笑顔で 娘を見ていたので 娘も笑顔で返していたようです




微笑ましい  子供は みんな可愛いですね





メトロ駅を登り 通りから レピュブリック広場へ





Place de la Républiqueへ



駅の階段を登り 北西へ 戻るように ヴォルテール通りを進むと レピュブリック広場へと 進みます



Place de la République
「共和国」を意味するレピュブリック広場は パリ10区にある巨大な広場 
8本の通りに5つのメトロが交差する  交通量の非常に多かった通り そのため いつも車がロータリーを通過し 静けさとは無縁の場所でしたが 2013年にリニューアルされ新たな観光広場として生まれ変わりました レピュブリック広場が他の広場と違う点は イベントやデモのときに多くのパリジャンがこの広場に集まること レピュブリックという名前のとおり 共和国としてのフランスの諸問題を提起する場所として使われています それはレピュブリック広場の中央にある女性像マリアンヌが自由と革命の象徴だからだそうでう










1月11日 フランス史上最大のデモ行進の模様
1月11日の午後 パリ中心部で開かれた 歴史的な反テロ集会に大勢の群衆が 押し寄せた フランス全土で デモに参加した人数を合わせると その数は約370万人を超えたと 報じられました  
フランス政府によると フランス史上最大規模の抗議活動となったそうです

その時の写真です
































あれから 2ヵ月半後の レピュブリック広場です



今なお 献花やローソクが灯されていました




感慨深いものがあります






娘の撮影した写真です

 





































私は このパリの同時多発テロに付いて それなりに調べて 行きました








パリ市民の一般の方が 無差別に殺され お亡くなりになりました



本当に痛ましい事件です





しかし 本当に テロ事件だけで 片付けてしまっていいのかは 素人考えですが 違うような気がしました




何か 人の欲とても言いましょうか? 人が 踊らされているとでも言いましょうか?









あくまで 頭の弱い私が考える事ですので 本日のBLOGの記事は 馬鹿な偽善者の戯言だと思って 不愉快に思われましても お許しいただければと思います



最後に 動画で 自分に酔って 娘にメッセージを 送っています



そして このテロの奥にあるものを ほんの少し記載しました



それが あっているのか 正しい情報なのかは 実際のところ分かりませんが 自分に言い聞かせるように書いてあります




私が 父親になってから 起こした 大きな過ち 自分の醜さが 大きく形を変えて そこにあるような気がしてなりません



そして 今なお その答えが知りたくて 子供達に力を借りて 自己満足の綺麗ごとを並べた 旅をしています





決して 答えの出ない 人の 本当の 正しさを 知るために・・・・・












boulevard voltaire 現場へ向う













レピュブリック広場から 駅に戻るように パリのテロ最大の被害者のでた バタクラン劇場へ向います


750mほどの距離になります


今回 最大の目的の一つでもあるテロの現場へ 私は ある映像を頭に浮かべながら 歩いていた

大人になった娘と 2人 パリ観光とは全然違った気持ちで・・・・・ 


この世界にある 多くの矛盾を抱える人の生活を 考えながら 一歩一歩 歩みを続けていた 



娘も いつもより 無口で 静かに 私の後を付いていた

















Bataclan





















この お写真は 劇場内で乱射があり そこから逃げる人達を上から 撮影していた裏通りです



私も その時の映像を見て 現場の混乱と 生々しく映し出されていた画面に 釘付けになっていました




Bataclanの お写真は あえて載せないでおきます 最後の動画に少しだけ!




一応 このBataclan(劇場)は 日本の若い子たちには有名な劇場で 歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ と言う方が ここで コンサートを 開いています







現場は 今 内装工事をしていました



私達が その場に居たときも 目の前を歩いていた方が ここか!みたいな感じで お写真を撮影されていました






悪い意味で観光地化するのは いささか宜しくないような気がして BLOGでの お写真の掲載は やめておきますね





推測の域ですが なぜ このBataclanだったのか?



このBataclanは 以前 ユダヤの方が所有されていたそうで 当時 そこで イスラエル支援の集会なども開かれた事も あったそうで イスラム過激派には 攻撃の象徴のような場所だったみたいですね



あくまでも 憶測ですけど・・・










10:30


1時間半ほど 現場の空気を感じていました



心なしか 寂しさと虚しさで 静まりかえって 2人で 無口になっていましたが 今から 頭を切り替えて 観光へ 向います







その前に 市民感覚的なパリを 堪能しに行きます











通りを歩いていると ベランダから
























現場からメトロ駅へ向う途中 建物上から 通りを眺めていた老人が居た



見上げて 小さく見えるご老人に 彼が気付くか分からないが 2人で 手を 振ってみた



すると 大きく手を振る私達を見つけ 彼は 手を振り替えしてくれた



そして 娘が彼に カメラを向けると 手すりに寄りかかり ポーズをとってくれた



本当にフランスの方は お優しいですね



私達から見ると その姿は 途轍もなく優雅にみえた やはり 100年以上前から変わらない街に住む人たちの 大らかさなのかも知れないな



しかし テロ現場の直ぐ近くもあって きっと この人も 11月の事件当日 ここから一部始終 見ていたんだろうなと 推測してしまう





彼の振り替えしてくれた手は 沈んだ気持ちの私達を ほんの少し ほっこりした気持ちにさせてくれた












メトロ駅の入り口に地図が!










































メトロ駅といっても 通り沿いを歩けば 何処かの駅に着くのですが 地図があると 分かりやすい!


前回の時には 見たこと無かったのに 場所によっては あるんですね



丸が付いている所が駅周辺です




このMAPを見て 次の目的地へ














メトロSaint-Ambroise駅



Saint-Ambroise駅から 9号線で République駅 

République駅で 乗り換えて 8号線で Ledru-Rollin駅下車




Ledru-Rollin駅から 向ったのは あるマルシェ



Marché d'Aligre(アリーグル市場)へ



まず そこに隣接する 蚤の市です



ここのマルシェは 毎日 開催されています





3年前 次男と行ったのは 日曜だけのマルシェだったのですが 短期のパリ滞在には ほんと平日開催のマルシェは 助かります
















蚤の市(ブロカント)






















メトロ駅から 登り 大通りに出て 適当に歩く



周りを見渡して 買い物袋を提げた人を 探します



その人が 歩いて来た方向へ 行けば だいたい マルシェが有ります




直ぐに 白い買い物袋に 野菜や果物を持った人を 見つけたので そちらへ向って 歩きます




駅から350mほどの距離に マルシェがありました



そこに隣接した 蚤の市へ



























もう 入った瞬間 楽しい!



頭は もう 切り替わっている



日本だったら 多分 ただのガラクタなんですが 私から見たパリのガラクタは もう 宝の山



見るもの全てが お洒落!






骨董品の一部(娘撮影)














殆ど ガラクタなのですが 本気で これを購入して お店に飾りたいと思いました


値段も 手ごろだし なにせ パリの蚤の市という 付加価値が つきますからね




でも 我慢!









骨董市で寛ぐ(娘撮影)

 私達から見たら ここは 別世界

パリに住む人たちは 日常の楽しみの場所の一つでしょうね




何時の時代も 新しいものや 最先端技術の物ばかりを追い続け それを手に入れたいと購買意欲を掻きたたえられ 経済が成り立つ



そんな中での パリの骨董市は 時代を逆行するように 物の大切さを実感する



そりゃ 今は 使い捨ての時代ですからね 



ここに居た ご老人達をみて 私達も ここで ゆっくりと 時間が流れている事に 楽しさを感じていました

































ブックコーナー




















ここの蚤の市で 一番 ハマっていたのは フランスの古本!



これが 面白い!


その中で 本気で購入したいと思ったのが 1€の古本



フランス語も分からないのに なぜか?




それは 置物扱いできる



本が お洒落で インテリアの小物になるということです




 読めない本なのに 書棚に こんな本が 置いてあったら 部屋がいきなり 洋風になりませんか?


それも この本 1€ ですよ


お写真意外にも 沢山の種類の本が ありました


























この間抜けな顔で



『な~っ これ 買っちゃおうか?』って 娘に・・・・



こういうのを 衝動買いって 言うんですよね~



しかし まだ 旅の序盤 まだまだ これから 移動もあるし



我慢!我慢!で 乗り越える





Marché d'Aligre






















10:50


マルシェに到着



アリーグル市場

パリには マルシェが沢山ありますが この12区のアリーグル市場は 屋外のマルシェに加え 常設の屋内市場 更にはブロカントと呼ばれる蚤の市まで開催されている とっても盛り沢山なマルシェです メトロ駅からも近く アクセスも便利 
一番は 何といっても月曜以外は毎日開催という 時間のない旅行者には嬉しい限りのマルシェです





マルシェの果物・野菜達(娘撮影)


野菜 果物は 新鮮そのもの!


価格も スーパーの価格よりも お安いですが 日本と比べると 高い!


失礼な言い方になりますが やはり 質は日本に比べて劣ります


と言うより 日本が良過ぎます


色 形 大きさも 日本の場合 基準があるので 綺麗です



それと 運搬用の梱包も 日本は几帳面なぐらい 野菜を守る段ボール箱 梱包になっています

昨年のUAEやオマーンも 野菜 果物の扱いは 大雑把だったな~


日本で 木箱って あんまり見ませんからね


あっても プラスチックのコンテナーぐらいで







マルシェの買い物風景(娘撮影)



売り方も お洒落!

陳列も 上手いですね









殆ど野菜果物の露店
マルシェの露店は長い距離に渡って出店されています

その 殆どが野菜と果物屋さん

もう 私は嬉しくなって 野菜や 果物の 品定め

娘も 興味心身で 見ていて楽しそうです


何かを 買うわけでは有りませんが たまに珍しい果物があったりすると 二人で どんな味なんだろう?って 会話を交わす

それと パリの人は どんな物を どれぐらい買っていくのだろうか?と 接客中の様子を 見入ってしまう


お店の方も 嫌がることなく 撮影を許可していただきました




花屋さん






















少ないのですが 花屋さんもありました

販売も 日本とは違い寝かせて そのまま販売しています

日本だと 剪定してバケツに入れて販売するのが普通ですが パリのマルシェでは そのまま!

確かに 鮮度は抜群です!


日本だと 冷蔵庫に入れてあったり 仕入れる前から 冷蔵庫保存で市場に来ますから 当然鮮度は落ちますよね


多分 パリの人たちの 花の文化は 私達 日本人より 深いんでしょう


そりゃ 日本は 花より団子ですから・・・・・・・


花一つとっても これが ヨーロッパ文化なんだろう






交差する道の中央に?

これが よく分からなかったんですが ただ犬が台に 乗っているだけ


文字はCIRQUEって書いてますが フランス語でサーカースって意味らしいけど


この犬 なんにもしなかったな~


お金を入れると 芸をするのか?







Marché Beauvau(マルシェ・ボーヴォー)

18世紀に建てられた マルシェ・ボーヴォー(Marché Beauvau)は パリで最も古い屋内市場と言われています 鉄筋の倉庫のような造りで ちょっと体育館のようですが 天井が高くて光が沢山入って来るので明るい印象です ここでは八百屋、肉屋、魚屋、チーズ屋などの定番に加え フランスの地方や外国の食材を扱っているお店が多いのが特徴です ブルターニュ地方やコルシカ島のハムなども手に入ります 
ポルトガル食材店では ヴァン・ヴェール(緑のワイン)と呼ばれる独特のワインや 魚のすり身のコロッケ エッグタルトのパステル・デ・ナータなどがパリの他のお店より安く買えて味も抜群です







室内マルシェの中に入ると 外の露店とは 全然違う雰囲気

種類も豊富で 専門的

ただ 市場に来て 何も買わずに 写真ばかりを撮っている観光客なので ちょっと体裁が悪い!



























ここの八百屋さんで 写真を沢山撮っていると・・・・



上の写真の こちらを向いている店員が いきなり近づいてきて 私に向って 手を差し出す




手のひらを上にして 私に ほら!ほら!って




最初 何かな???って 考えていたら ふっと 浮かんでしまった!




彼は 私に 金をよこせ!と ジェスチャーをしてきたのだ!




えっ! 


ちょっと 考えた! 金よこせって 写真を撮ったから???




そして 彼を見ると ちょっと笑ってる  私は とっさに引っ掛けられた!と思った



そう 彼は 冗談で 私からお金を取る ドッキリを仕掛けたのだ!




私も負けじと すかさず お金の入っていない ダミー財布を パンツのポケットから取り出し お金を渡す振りをした


直ぐに彼は 手を振って 「嘘 嘘 嘘!」って 多分 フランス語で 言っていたと思う






お互いに やりあった所で 肩を叩き合って 2人で 大笑いをした!




市場には こんな 楽しい コミュニケーションもある!































さすがフランス ここはチーズ屋さんです


見たこと無い チーズが一杯


それでいて 種類も豊富










マルシェ・ボーヴォーの商品たち(娘撮影)





 ここも 楽しいのか 娘は 沢山 写真を撮っていました

ここに住んでいれば 日常の一部分なんでしょうけど ここはパリ! 



娘は 商品も パリを連想して 特別な空間に 見えていたのでしょう



全てが お洒落だから~!



ホント パリに来て 何度 お洒落だな~って 言った事か!










マルシェ・ボーヴォーで 働く人達(娘撮影)




























働いている人たちも なんとなく お洒落に見える

衛生面はともかく 日本だと 白衣や白の調理服が 基本ですが 私服っぽい作業着にエプロン


やっぱ フランスを感じますね





11:15

市場を出ます

野外マルシェも 室内マルシェも どちらも楽しかった

見ているだけで パリの庶民の台所が見えてくるようでした


9000kmも 離れた国では 食文化も大きく変わる事が やはり市場に来るとよく分かります

食材も その一つですが お肉の中に ウサギが皮を剥がされ 丸々1匹売られているのには 少し驚きもありましたが 文化なんですね





マルシェを離れて 気づいた事


私達が回っていた野外マルシェは 人も大勢 居て 狭い通路を 人を避けながら 品定めをしていました

殆どの店に お客さんがいて 店の人と お客さんで 野菜や果物のやり取りをしています


その店で 販売している種類は だいたい どの店も同じものを販売していました


鮮度も 価格も ほぼ同じです




お客さんは 多分 販売する方の話であったり 常連客であったりして その店で 買っているのでしょう


で! マルシェの通りが終わり 一般道に出て マルシェから10m離れたところに 同じような野菜を売る店舗がありました



その店舗には 同じ野菜 同じ果物 価格も少し安い!


しかし そのお店に お客さんが居ませんでした




10m離れただけですよ ただ マルシェの通りに 入っていないだけで これ程までに 違うのか!と




でも これが 商売なんでしょうね


活気が 購買意欲を掻き立てているんだな~って 思った瞬間でした





今の 日本も 地方都市の商店街は もう ジリ貧です

活気と言う物が ありません

市内を見ても 商店街なんて皆無です


そんな中で ベル商店をやってんだな~って つくづく パリに来て 思ってしまいました






小売は 私の70歳を超えた母親がしているのですが 本当に よく頑張っていると思いました






メトロLedru-Rollin駅
11:25

一度 Ledru-Rollin駅に 戻って 次の目的地へ 向います

今日は パリの丸一日観光の 最後の日なので 小刻みに 観光します








メトロChâtelet駅
この駅 メトロ路線の中心的な駅

パリのメトロは ここから 放物線上に広がっています

そのため 乗り換えの通路が 長いし 複雑! 分かりやすいんですけどね


これだけ大きな駅になると 人の利用も多く 通路も広い 


私たちが 路線移動をしていると 本格的な オーケストラの方達が 生演奏をしていました


私達も ゆっくり歩きながら その演奏に耳を傾けています


確か 3年前も 見たな~












Seine(セーヌ川)



















セーヌ川 


フランスを流れる河川である 流域も全体がフランスに属している 全長780kmは フランスではロワール川に続いて第二の長さである




12:00


乗り換えて メトロCité駅で 下車



セーヌ川を歩いて 向う



セーヌ川に よいしれる(娘撮影)































こんなカップルが セーヌの辺で愛を・・・・・



勝手な想像!






























娘と セーヌの辺を ただ歩く



そんなに綺麗な川では有りませんが パリといえばセーヌ川ですから 数百メートルの歩道を歩きます

ここを通って 行く先は・・・・・・


















Cathédrale Notre-Dame de Paris



パリのノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris ノートルダム寺院とも) はゴシック建築を代表する建物であり フランス パリシテ島にあるローマ・カトリック教会大聖堂 「パリのセーヌ河岸」という名称で 周辺の文化遺産とともに1991年にユネスコ世界遺産に登録された 現在もノートルダム大聖堂は パリ大司教座聖堂として使用されている ノートルダムとはフランス語で「我らが貴婦人」すなわち聖母マリアを指す





12:06

ノートルダム大聖堂にやってきました


3年前 このノートルダム大聖堂は 『850周年記念式典』の最中で 広場には 大きな看板が飾られ ひな壇も設置されていて 歴史あるノートルダムを見ることが出来ませんでした


それに中に入る事もできませんでしたからね




しみじみと 全景を味わいましたよ!


















2013年 ノートルダム大聖堂850周年記念

青い看板の 後ろに見える2つの塔が ノートルダム大聖堂です


これじゃ 情緒もへったくれもない!

本当に ガックリした事を 思い出していました







大聖堂の裏側

これは 大聖堂の裏側 東側です

なぜ?ここに来たかといいますと


公園になっている事もあるのですが・・・・・・・・・










トイレ!
ここにトイレがあるからです!


3年前も 次男のトイレで助かった所です



パリでトイレを探すのは容易ではないので ノートルダムに来たら ここで用をたせます



Square Jean XXIII




















大聖堂の裏 ジャン23世広場を歩く


大聖堂のある場所はセーヌ川の中洲にあり 両側の川から挟まれた立地になっています



この公園は その一番端にあり 近くの橋を渡ると もう一つの中洲 サン=ルイ島へ 繋がっています



ジャン23世広場も 派手さは無いものの 落ち着いた雰囲気の公園で寛げます





セーヌ川クルーズ





















公園から セーヌ川を覗くと 遊覧船が航行しています



よく見ると 船内では ランチを食べている人たちが・・・・リッチ!



現地ツアーでも 申し込めるようで 60€位からあるみたいですね



私達のケチ旅には 現地ツアーと言う言葉はありません!










12:35


さぁ~ ノートルダム大聖堂の中へ







大行列!





















正面へ行くと 中に入る人たちの行列が 100m程 出来ていました

ドンだけ 👆”







3年前 私と次男は このノートルダム大聖堂に入れませんでした



大聖堂は 屋根の上に有料で登れるのですが 中に入るだけは無料です


そりゃ 教会ですから無料が 普通です



その無料の教会に 入る事が出来ませんでした




3年前 何故!入れなかったかと言いますと・・・・・




ノートルダムと聞いて 一番思い浮かべるのは 多分 では ないでしょうか!




ディズニー映画でもありましたね




ディズニー映画「ノートルダムの鐘」の舞台になった所です











私がまだ20代の頃 長男が6歳 長女が3歳 まだ 次女や次男が生まれる前



このディズニーが大好きで よく映画を観ていました



大好きなアニメ映画の1つに ノートルダムの鐘がありました



もう20年近く前の話ですが その頃は まだ 海外とか 旅なんて 自分が出来るなんて思っていませんでしたからね



それが 3年前 パリを旅して 本当に 楽しみにしていた場所だっただけに 中に入れなくて ガッカリ感が 最大でした






本当に これも パリに再度 訪れる理由だったかもしれません!





で! 中に入れなかった理由は・・・・・・







3年前 鐘の交換

























私が撮影した写真ではありません!


160年ぶりに交換された ノートルダム大聖堂の9つの新しい鐘


850周年という記念行事のひとつとして行われ 新しい鐘が公開されました




3年前 私達が行った日が ちょうど 鐘を降ろす日だったのです


外から 鐘を想像しながら 次男と 大聖堂を眺めていた事を思い出しました




2013年 次男とノートルダム大聖堂前で





































多分 次男には このノートルダム大聖堂が どんな所か 分かってないだろうな


次男が 幼少の頃には 私も ディズニーアニメ 見なくなっちゃったから


長男 長女のときは ハマッていたのに!









なにかの撮影現場

行列に並んでいると 大聖堂の正面で なにやら 撮影が始まった


少しだけの カットシーンだけだが 何度も何度も 同じダンスの振り付けを繰り返し行っていた

娘と何の撮影だろう?と 想像していると 並んでいる時間が とても楽しくなっていた


カメラ機材を見ると NET動画なのか? はたまた予算の少ない地方のアイドルなのか?


個人ではない事は確かだ!








大聖堂の写真を撮ったり 次男との思い出話をしていると 列が短くなっていった 

セキュリティーチェックが簡単なのか 進み具合が 早い!


10分ぐらいで 入れた!










大聖堂内部へ

12:45

3年の思い叶い ノートルダム大聖堂に 入る事が出来ました


感無量!


歴史ある建物と 信仰から来る人のオーラで 体が身震いするような感覚がしました




北のバラ窓ステンドグラス
 直径13mほど 花をモチーフにしてつくられたスタンドグラスは「バラの花」と呼ばれ 多くの方々に愛されています 均整のとれた模様は まるで万華鏡のようです


























ここも 観光地でありながら 市民の方がお祈りをする聖堂でもあります



私達も 椅子に座って お祈りをします



13:15


30分程 ゆっくり 穏やかな気持ちで 時間の過ぎるのを楽しみました









ここから ちょっとした軽食に・・・






プティ・ポンからのノートルダム大聖堂(娘撮影)














le monde sans frontieres



ここは セーヌ川の中州 シテ島のちょうど真ん中を通って右岸から左岸に抜ける道路 シテ通りのプティ・ポンを渡り 最初の通り ユシェット通りに入ります

入って直ぐに ケバブのお店が並ぶ小道に入ります

この通りの店が有名とかではありませんが 3年前 食費をケチる為に ノートルダム大聖堂のあと 次男と 食事をした所です

この通りにも 何軒かの レストランがありますが とてもリーズナブルです


次男と 入った店ではありませんが この店へ







5€のケバブを注文(娘撮影)









懐かしいケバブ

5€の ケバブを 2人で分けて食べました

美味しいとか 不味いとかの話ではなく 3年前を懐かしむ味です

それなりに ボリュームも ありますから 2人で1つで 充分です


ノートルダムに行ったら 寄ってみてください 意外と 穴場かも!





簡単にすませて 次の目的地へ








Merson(両替所)





















14:15


ここは ヴィヴィアンヌ通り(Rue de Vivienne)にある メルソン(Merson)両替所です


メトロCité駅 4号線  Réaumur - Sébastopol駅 乗り換え 3号線 Bourse駅下車





ここの両替が 神がかっています



今まで 沢山の国で 両替をしましたが これほど 手数料の安い両替はありません



本日も UFJの為替を調べていきました それと 日本での両替金額も!






レートの確認



















まずは このお店で 手数料込みの両替相場を 間違いないのか確認します



現金なので どんなに評判がよくても 必ず この目で確認です




日本円の両替相場を確認!


金額は50000円の両替と伝え!



係員が 直ぐに 両替の相場で レシートをくれます







それがこれ!




















1円=0.0079€ となります



分かりやすくすると・・・・・・



1€=126.58円




その時の 日本のレートが 高値126.175   底値125.384



日本の銀行両替だと 130円位だったかと!



それを思うと 殆ど手数料がかかりません



こんな所ありませんよ~~




























50000円 両替していました



これで ドイツへ行っても 大丈夫です!



基本 現金の持ち歩きは危険ですが 気が小さいので 400ユーロぐらいは 持っておかないとね



あと 娘にも イイ経験になりますしね




最高の両替所です!




小さな節約!










次の目的地へ




Bourse駅 3号線  Opéra駅 乗り換え7号線 Palais Royal - Musée du Louvre駅 下車


次に向ったのは 到着日に行った ルーブルへ 入館します













Société des Amis du Louvre
14:44

ルーブルの入り口に着くと ビックリ!

もうじき 午後3時だと言うのに この行列 確か テロの後 パリの観光は衰退して ルーブルは閑古鳥が鳴いていたと 聞いていたのですが・・・・・



4ヶ月も経てば 戻っちゃうんですね



さすが 世界一有名な美術館の 観光地です


















15:05

20分ほどで 入館で来ました

ルーブルの中へは エスカレーターで入ります




ここで 大失敗! そう言えば ルーブルには 地下から入館する事が出来たんだった!

3年前 何度も 地下から入っていた事を 見学終了後に思い出していました



Le Carrousel du Louvreカルーゼル・デュ・ルーブルと言う ショッピングモールが 美術館と隣接していて そこから入る事が出きます
























中は ご覧の通り すごい人!


閉園まで そんなに時間は無いのに 恐るべし ルーブル!



開館時間 2016年

月・木・土・日:9時-18時
水・金:9時-21時45分(夜間開館)
休館日:毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日

日曜日のご来館

10月から3月まで:毎月第1日曜日は常設展を無料で開放しています
4月から9月まで:毎月第1日曜日は無料日とはなりません

入口開閉時間

- ピラミッド中央入口とカルーゼル・ギャラリー入口の開閉時間:休館日の火曜を除く毎日 
月・木・土・日は9時から19時30分 水・金は9時から22時の間ご利用いただけます
- パッサージュ・リシュリュー入口:火曜日を除く毎日。月・木・土・日は9時から17時 30分 
水・金は9時から18時30分までご利用いただけます






ルーブル美術館のチケット購入


チケット購入

入館料は 15€でした





















こちらがチケットです!


自動販売機もありましたが チケットは それほど並ばずに購入できましたので カウンターで購入しました






ルーブル美術館も あまりにも有名なので 数点のみで 後は割愛します







サモトラケのニケ / Victoire de Samothrace 




















紀元前190年頃 大理石 高さ328cm(全体557sm) 

場所<ドゥノン翼・2階 / ダリュの階段 踊り場> 

「サモトラケのニケ」は 1863年にエーゲ海の「サモトラケ島」で発掘された彫像です  

「ニケ」とは ギリシア神話に登場する「勝利の女神」です 
ローマ神話ではヴィクトーリア(ウィクトリア、Victōria)にあたります  勝利の女神ニケは 翼のある女神像として表されることが多く ルーヴルのニケも 大きな美しい翼が特徴です  勝利の女神の役割は 勝利を伝達すること(勝利をもたらすことではなく)にあります そのため いち早く勝利の知らせを届けるために 空からやってくると考えられています  大きく広げた翼 風を受けてたなびく薄い衣 動きが感じられ 情熱的でダイナミックな感じがします 同時に優雅さも備えています 均整のとれた身体と大きな翼のバランスは 見る人の心を強く惹き付けます  ギリシャ彫刻の最高傑作と言われる作品です





ウジェーヌ・ドラクロワ/Liberty Guiding the People




 場所<ドゥノン翼1階(日本式2階)19世紀大型フランス絵画が並ぶ 77展示室
時の国王の圧政に反発してパリ市民が戦った「七月革命」 「栄光の三日間」として今なお語り継がれている歴史的な戦いです この戦いの様子を克明に描いた一枚の絵があります フランス人のみならず 世界中の誰もが知る不朽の名作 ウジェーヌ・ドラクロワ作『民衆を導く自由の女神』です 
縦2.6m、横は3mを超える大作 描かれているのは 戦いに倒れ息絶えた兵士と その屍を乗り越えてなお手に剣や銃を取って突き進む市民たちの姿です 中央にはフランス国旗を掲げて民衆を果敢に鼓舞する「自由の女神」 胸を大きくはだけた大胆な姿で描かれています






レオナルド・ダ・ヴィンチ/La Joconde


「フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リーザ・ゲラルディーニの肖像 」 1483-1485年頃
( Portrait de Lisa Gherardini, épouse de Francesco del Giocondo) 
場所 <ドゥノン翼・2階>

世界で最も有名な肖像画です モデルについては数々の説がありますが フィレンツェの富豪の妻ということで 一応決着しています  しかし 今も多くの謎が残ったままの作品です  描かれた時期とモデルの年齢が一致しないのでは? 注文主の手に渡らなかったのはなぜ? 背景に自然の風景が描かれているのはなぜ? などなど 
そもそも モデルが誰がはっきりしなかったという時点で 「肖像画」としての概念から外れています ある人物の姿を残すために描くのが「肖像画」だからです レオナルドが残した他の肖像画には 人物を暗示させるような事物が作品の中にあしらわれ 誰を描いたものかが分かるようになっています 
「モナリザ」だけが あえて誰を描いたか 分からなくしているような気配があるのです




この日本でも 特に有名なモナリザは 世界でも超有名です

上のお写真では モナリザを中心に 娘とツーショットを撮りましたが 私達の周りには50人ほど 人が モナリザを見ています

一番奥に ちょこんと見えているのが モナリザです!


人垣を掻き分けて 大陸の方も 書き分けて ジドリ棒をかわして やっと撮影した モナリザとの写真です

ほんと 大変でした!これなら ナイトツアーの方が イイのかも!

こればかりは 仕方ないですね


3年前 ダビンチの壁画【最後の晩餐】も 観たのですが このダビンチの絵は 別格です!


1時間でも 観ていられます






Portrait présumé de Gabrielle d'Estrées et de sa soeur la duchesse de Villars
ガブリエルデストレとその姉妹ビヤール公爵夫人とみなされる肖像


















こちらの絵 知らない人も居るかもしれませんが 有名な絵画です


ちょっと ミステリアスな絵として有名です




この作品は 第二次フォンテーヌブロー派の特徴を顕著に示しているものの その作者は未だ不詳のままである 

2人の若い婦人の体の官能的な肉付きには イタリア・ルネサンスの影響が認められるが 一方で背景に描かれた場面の親密さには フランドル絵画への依拠も見てとれる

画家はトロンプ=ルイユ(だまし絵)の技法を巧みに用いながら 浴槽の中に敷かれた布と画面を縁取っている2つの幕を写実的に模倣して描いている 背景の別の部屋で展開している場面によって作り出された奥行きが トロンプ=ルイユの効果をさらに高めている 浴槽の2人の貴婦人という場面設定による風変わりで色彩豊かなこの作品は 同時に謎めいた象徴(ガブリエル・デストレが手にする指輪)も備えており その官能的な描写で華々しい成功を収めた 官能的できわめて繊細な2人の貴婦人の裸体のモデリングは 画面の左側から2人を照らし出している光によって際立てられ 逆に絵の背景は薄暗がりに沈んでいる


描かれているモデルは、アンリ4世(1553-1610年)の寵妃ガブリエル・デストレ(1571-1599年)と おそらく彼女の姉妹の一人であるヴィヤール公爵夫人 もしくはバラニー元帥夫人と考えられている ガブリエル・デストレの右の乳房をつまむ 若い女性の愛情のこもった一風変わったしぐさは、ガブリエルがアンリ4世の私生児を懐妊したことを象徴しているという解釈が度々なされている その背景では、一人の若い女性がおそらく生まれてくる子供の産着を縫っているようで 王の寵妃が身ごもっていることの象徴という説を裏付けている この絵はルーヴル美術館によって1937年に取得された 






Vénus de Milo




「ミロのヴィーナス / Aphrodite / Vénus de Milo」紀元前130年頃 
 場所 <シュリー翼・2階/展示室12>

リシア神話におけるアフロディーテ(愛と美の女神)の像です 「モナリザ」と並んで ルーヴル美術館所蔵の代表作として知られています 
教科書などでも見知っているせいか 多くの日本人にとっても馴染みのある作品です 
近年展示室の改修があり よりゆったりとしたスペースで鑑賞できるようになったという「ミロのヴィーナス」ですが この作品の周りにも常に大勢の人が群がっていますので 「ゆったり鑑賞」とまでは いかないかもしれません 
ミロのヴィーナスは 1820年 エーゲ海のミロス島で発見されました 
発見当初は 分断された状態だったそうです 「ミロ」は発見地ミロス島のラテン系名称で 「ヴィーナス」はアプロディーテのラテン語名 ウェヌス(Venus)の英語読みです 「ミロのヴィーナス」は発見場所にちなんだ通称であり 正式名称は「アフロディーテ」です 
高さは203cm。材質は大理石 発見された時に一緒に出て来た台座に記述があったことから アンティオキアのアレクサンドロス(Alexandros of Antioch) によって作成されたと考えられています 
発見者の農夫ヨルゴスは 最初ヴィーナス像を隠していましたが トルコ人の官吏に発見され没収されました その後 フランス海軍提督ジュール・デュモン・デュルヴィルが紆余曲折の末 トルコ政府から買い上げます そして修復された後に ルイ18世に献上されました 





17:30


2時間30分で ルーブルの鑑賞を終了しました


10時間居たって 完全に見終ることはありません どこかで けじめをつけないと 出られません


出る頃には もう 脚が パンパン!



ルーブルの中だけで どんだけ歩いた事か






最後に ここへ

























逆さピラミット



ここは ルーブル美術館では ありません

先ほど お話した Le Carrousel du Louvreカルーゼル・デュ・ルーブルの ショップ広場にあります


この逆さピラミットは 採光窓なんですね


ちょうど ルーブルピラミットを 小さくして 逆さにしてあるものです

ある意味 ルーブルの定番スポットですね



これが 世界的に有名になったのが ある映画のワンシーンです


それが・・・・・

The Da Vinci Code 



ダビンチコードのエンディングのシーンです

2006年のアメリカ映画 ジャンルはミステリー映画 サスペンス映画 ダン・ブラウンの小説ダ・ヴィンチ・コードを原作とする 監督はロン・ハワード 主演はトム・ハンクス 他に オドレイ・トトゥやジャン・レノなどフランス人有名俳優も出演




この映画を観たとき このシーンの映像だけで ルーブル美術館に幻想を抱いて行きました 

こんなにすごい所が パリにはあるんだ!って 

3年前に 期待を膨らませて 次男と このルーブルにも 来ています



初めて この逆さピラミットを見た時の 拍子抜けした事!

ガッカリって言うよりも こんな所にあるのか!こんなのか!って 



人は 映像によって そのものを 拡大解釈をするんだと 実感していました



それでも ここに来れただけでも 価値があるんですが!




映画 ダビンチコードは フィクションとして観て下さいね








再び まだ明るいエッフェルへ




















18:30


パリの昼間は長い!もう 午後6:30なのに この明るさ




ルーブルで ふと気付く エッフェル塔 行ってなかった!



ただ見ただけだった!って



再びエッフェル塔へ行く




シャイヨー宮から イエナ橋へ




お約束の写真!

























今日は もともと 曇り空なので 綺麗なエッフェル塔とは いきませんが 娘は 目の前に迫るタワーを見て ちょっと嬉しそう










イエナ橋から



橋を渡ると 目の前にタワーが!


遠くから眺めるエッフェル塔もイイのですが 近くに行けば それもまた圧巻!



この時間から 登り始めるのが 一番人気でしょうね


これから 日没にかけて 明るいPARISの街と 夜景のPARISの街を 一度に楽しめるんですからね


この日の予約は 3週間前には 埋っていました

どの時間も ありませんでした




実際に行って見ると 長蛇の列です



やっぱPARISは 世界の観光地だわ!









エッフェル塔真下
これも お約束の写真ですね

下から覗き込んでも 綺麗です


この鉄骨の組み方 計算されつくした模様 これを世界一綺麗なタワーと言わずなんと言う!


ある意味 パワースポットだな!


下に居るだけで ”気”を感じる!








 Champ de Mars




















19:20


シャン・ド マルス公園で 娘と写真を撮って のんびりと歩いた


だいぶ 日もくれて 少しずつ エッフェル塔に灯が点る


深夜とは違う 温かい明かりで ふわっと浮き上がるようだ





ここシャン・マルス公園は 1855年を皮切りに パリ万国博覧会が何度も行われた場所です





そして 写真のこれは 平和の壁


無残なことに 割られて 落書きされて ゴミが捨てられ 中には入れなくなっていました



ここからのエッフェル塔が とっても 綺麗なのに ほんと 残念!








3年前の平和の壁
























3年前は とっても綺麗で この間から エッフェル塔を眺めていました



中も 通り抜けできて その間からエッフェルをバックに ツーショットを 頼んで 撮影してもらった写真です



あんなに綺麗だったのに 今では廃墟みたいになっちゃった


























19:30


平和の壁から モット=ピケ通りを メトロÉcole Militaire駅へ向います



この写真は モット=ピケ通りとデュケンヌ通りの交差点です


信号待ちをしていると この石の道に 車のライトが反射して あまりにも綺麗で 写してしまった一枚です


車には不向きな石の道路ですが 道一つとっても PARISの魅力に染まります


こういうのだろうな 合理的ではなく 不便で経済的ではない所に 美しさがあるんだろうな









ここから向った先は!


メトロÉcole Militaire駅から 8号線  Madeleine駅で乗り換え 12号線  Abbesses 駅下車







ケーブル鉄道




















20:00


昨日来ました サクレ・クール寺院の夜景を見に!


確かに 広間とは全然違って 綺麗です

























夜景 綺麗でした


エッフェル塔に登れませんでしたからね


ここからで PARISの夜景を 楽しみます











ライトアップされたサクレ・クール



殆ど 若者ばかり!

この階段で ギター片手に 熱唱している方が居て それを聞いているギャラリーもいます

少ないですが 小さなコンサート会場みたい!


静かに 夜景を眺めるって感じじゃなくて 夜に酔いしれるって感じです


うるさくて 嫌な感じではありませんよ



昼間と違って やっぱり夜は幻想的です















ちょっと 気になっていたファーストフード店が!



















20:40


サン・ピエール広場から ステンケルク通りへ 正面にメトロAnvers駅に 進むと お写真のファーストフード店があります


ちょっと気になっていて 軽く食べる事に そういえば 今日は ノートルダムの近くで ケバブを2人で1個 食べただけだったな~



旅中は 次へ 次へと 目的地の事ばかり考えてしまうので 自分が空腹である事を忘れてしまいます



ちょっと 小腹を満たして・・・っと





ダブルバーガー

頼んだものが こちら!

チーズバーガー・ダブルセット!5€


ちょうど よかった 2人で分けられる


う~ん セコさが 出てる!


今日は この後 パリで気になるスープやへ行きたいので これで十分!


で お味は・・・・・・・


失礼を承知で マックの1€ハンバーガーより 美味しいです!


ホントすみません 私は日本では マクドナルドの商品は 食べないので あくまで 今回の旅での感想です


どっちにしろ ファーストフードですから 味は気にしない!





HOTELへ
21:00

HOTELに戻ります



もう この段階で くたくた!


風邪の症状も 地味に出て来るし



今日は 弾丸の様に PARISの街を 廻ったな




ちょっと 30分程 休んで 最後の目的地へ



先ほどお話した スープ屋さんへ






フランスと言ったら やっぱり スープでしょ!



フランスでは 子供に大きくなる為には 【スープを食べなさい】と言うぐらい スープが生活の一部のようです


私達 日本人が 味噌汁飲みなさい!っていうのと同じですかね・・・・・・・



ちょっと 違いますかね!



21:30 スープ屋へ 向います


ここは 遅くまでやっているようで この時間でも大丈夫です




メトロHavre - Caumartin 駅から 9号線直通  Voltaire 駅下車



ルドリュ・ロラン通りを南へ 700m程 シャロンヌ通りの交差点を 右に曲がって40m程です





シャロンヌ通り










































大きくリオン駅の周辺なのですが これが 意外と人通りがない!



時間も時間だし お写真のシャロンヌ通りに入って チラホラと人が居はじめたのですが  ルドリュ・ロラン通りは 一人も居ない!



強盗に会っても不思議じゃないぐらいの夜道でした



娘を連れてですので 警戒心はピークで 向います



 







Le bar à soupes ←HP

21:50

無事にお店に着きました




その前に お店の紹介MOVIEを・・・・







5種類のスープ




















お店に入ると 5種類のスープが目の前に ここから選ぶらしい


カボチャ 人参 トマト ブロッコリー ボルシチのスープ



パンとスープで6.2€です




優しそうな店主






















こちらのお店は ご夫婦で経営されていて 夜は ご主人が店番をしていました




他にお客が居なかった事もあって 店主が 丁寧に教えてくれて とっても親切




私達には 野菜スープの味とか分かりませんし 飲む習慣がないので ちょっと聞いてみた





日本語訳


『ね~っ オヤジさん この5つのスープで お薦めある!』



「そうだね お薦めは・・・・トマトだね!」



『じゃっ 娘に そのトマトを一つと!』



「はい!」



『後は 何がお薦め!』




「そうだね キャロットか ブロッコリーチーズだね!」



『じゃ おれ 人参苦手だから ブロッコリーにするよ!』



「OK! 後 パン ここから選んで!」



『じゃ これと!これ!』




そんな会話で メニューを選びました





Brocolis Vache qui rit






















これは ブロッコリーチーズスープ!


このチーズはVache qui ritと言う 子供抜けのチーズが入っています


Vacheは牛  qui  ritは笑う を意味するそうです


パッケージのまんま!







このチーズね!










スープの味は チーズは ほのかに香り ブロッコリーの味は しっかり付いています



ブロッコリーを潰して 長時間煮込んだポタージュスープは 美味しい



ただ 私たちの様に スープを飲みなれていないと 本来の美味しさまでは 分からないですね



インパクトのある味ではなく 体に優しい スープって感じです





Tomates bouletles de viande





















トマトスープは娘が食べます


娘が食べると なにやら 険しい顔に!



ちょっと 頂いてみると 酸味が強い!



日本のトマトは 甘さを重視して フルーツトマトなるものが 出荷されていますが



ヨーロッパでは 加工用のトマトが主流だと思いますので 酸味の利いた硬いトマトになるので 酸っぱくて 普通かと!



娘は 酸味が苦手のようで 険しい顔をして 苦手をアピールしていたみたい




すぐさま 私の物と 取り替えて トマトスープを飲む



私は トマトが好きなほうなので 美味しく頂きました



味は 酸味が強いので まろやかさはありません







それと ここのスープ 量が多い!


これだけで お腹が一杯になります




ここは 美味しいとかの問題ではなく フランスのスープ文化を見たくて 来たようなものです



私の勝手なイメージですが 子供頃に カルピスアニメ劇場や 世界名作劇場など見ていて  いつも食事のシーンは スープとパンでした



そのスープとパンで ヨーロッパのイメージが 付いていましたので 実際にこの店に入って 実感したしだいです









店主と一緒に












22:10


もう 店には 誰もいません


色々 スープについて 教えて貰った親父さんに 美味しかった事を伝え 御礼を言って 一緒に写真を撮っていただきました



とっても 優しい方でしたよ



ご馳走様でした









夜のメトロ



























22:30



暗い夜道を歩いて Voltaire 駅から 9号線に乗って HOTELへ 戻ります



この時間帯では まだまだ 人は 沢山 乗っていました


雰囲気も 安全でした








HOTELへ到着

















22:40


無事に HOTELに到着しました



ちょっと 寂しい街を歩いてきてしまいましたが 何とかトラブルに 巻き込まれる事なく娘を無事に 到着させました



ちょっと警戒しすぎ!って 思われるかもしれませんが 海外では これぐらいして当然です



何度でも言わせていただきますが トラブルも無く 被害にあわないのは 安全だからではなく 運が良いだけです!






これで 本日のミッションは終了致しました




今日も 沢山 回りました 足がパンパンで 風邪の症状も ちょっと やばそう!




直ぐに 持参した 風邪の症状を抑える薬と アリナミンEXを飲んで 体力回復を願う






深夜01:00 明日の準備をして 就寝しました







本日の歩数 37199歩   歩行距離 30km



撮影した枚数 823枚   娘 501枚

















ベットの中に入って ゆっくり目を閉じて 朝のテロ現場を 思い浮かべていた



パリ行を決めた 最大の目的だった 娘とパリのテロ現場に行くこと!



そこで テロというものを ほんの少し 感じたかった



現場に行ったからと言って 何かが 良くなる訳でもないし 自分に何か できる訳でもない



簡単に言うと 善人気取りの 偽善者です



” 偽善者とは 外面的には善い行為に見えても それが本心や良心からではなく 虚栄心や利己心などから行われる事を指している  ”







私は ほんの少し パリへ出発する前に この同時多発テロについて 調べて行きました



そして その 裏側にあるものを 知ったような気がします



調べた情報が 正しいのか 間違っているのかは 今の私には判断できませんが 人とは 想像以上に 自我が強い事だけは分かりました


その自我を 正当化することで 正義という武器を使い 人を苦しめている事も 理解できました


このテロの背景には イラク・シリアへの空爆 そしてイスラム教への偏見があります

もともとイラクとシリアの内戦の発端は ”アラブの春”から 始まりました

それが いつの間にか宗教戦争になり

その後 複雑に 他国の援助や参加で 国際的な紛争へ発展していきました

国内政治では 反体制諸派とアサド政権 

国際的には 欧米(反体制諸派)と 露中(アサド政権)

中東政治では サウジアラビア(反体制諸派)と イラン(アサド政権)

このように シリア以外の国も 参加して 泥沼化

ここで ちょっと おかしなことが 欧米が援助する反体制諸派の中には 問題になっているISIS(イスラム国)が 入っています

そして アメリカのテロ事件の首謀者アルカイダもいます

ここら辺は 理解に苦しみます

もともと 空爆の最大の目的 その正義は イスラム国への制裁だからです 

そのイスラム国への制裁として アメリカと有志連合 ロシアが それぞれ爆撃をしているのですが 

その爆撃こそが 両者のシリアでの 代理戦争になっています

アメリカ有志連合と ロシアが これまでにした空爆は 9000回以上と 言われています

しかし アメリカの空爆の90%が誤爆 ロシアの空爆の98%が民間人と されています

単純に シリアの内戦とイスラム国への空爆によって 軍需産業が潤っていると言う事になります

ちなみに テロを受けたフランスも 戦闘機の受注で5年間は安泰だそうです



日本も同じ 安倍政権が 武器輸出三原則を撤廃させたことで 私たちの国の軍需産業も潤っているのです






この事を知って 私は 祈りたい 幼稚なオヤジと言われても 祈りたい!





【せめて 私の納めた税金が シリアやイラクへの ミサイルの一部に なりませんように!】と




私たちは この後 難民の流れたルート ミュンヘン・ザルツブルグへ 向かいます

(あくまでも 観光での移動ですから)

そこで また 別の 人の歪んだ正義を 感じに行きます

















娘へ贈る パリテロ現場 【祈り編】










娘へ

このパリで テロ現場へ行ったね

そして この街で 何組かのシリアの人達を 見た

路肩にダンボールと布団を敷いて ダウンジャケットを着て ただ座っていた

中には 乳飲み子や 1歳に満たない子供を抱いている 若い夫婦もいた

その人達と たくさん 目があった

今でも その目が 忘れられない

パパは その都度 彼らに謝っていた

あなたも 同じだっただろう


だけどね その一方で 私たちは パリの観光をした

優雅な街を 颯爽と歩いた

その事で 私は 大きな矛盾を感じながら あなたと街を 歩いていた


おかしな話だが ”それが人なんだと!” 言い聞かせながら  


彼らに 気持ちを渡したところで 何も変わらないって 分かってても 人の心の痛みだけは 感じていたかった



それに 人って 思ったほど 立派じゃなくてさ!



あなたは これから 人に認められたくて 誉められたくて 沢山の善行をしていくだろう

だけどね パパは思うんだ 人に認められたって 誉められたって 何にも意味がないんじゃないかなって!

些細な事でも 人に分からない様に 気付かれないように 善意を積んでいって ほしいな


ゆっくりでいいから 自分自身で 自分を認め 自分を褒めてあげれば それでいいと思う

もっと言うと そんな事すら 求めない人に なってくれたらなぁ


自分が 良い事を しているって思うと 傲慢になっちゃうから



パパも 9年前まで 善人気取りで 正義に酔って あなた達 家族を傷付けたから・・・・・







正義に酔いしれた偽善者の 愚かな父より