残すところ 洗面台と下駄箱になりました
今回のクロス貼りは 予算の大幅減少のため 毛受設備さんの紹介で インテリア川井さんに工事をして頂きました
クロス工事の1週間前に決まったインテリア川井さん どうなる事かと思いましたが 明けてみれば何とか納得の範囲以内です
ま!再貼りですから 問題も多少はあります
これは仕方の無いことですからね!
クロス貼り工事への 道のりを辿りましょう
クロスサンプルを貰いに サンゲツショールームへ
今回 若いセンスを知るために 長男にも同行をしてもらって 20代の好むような色合いを探してもらいました
サンゲツのショウルームで受付をすると 欲しいクロス柄の番号を記入する用紙を頂けます
それを 帰りに渡すと A4ほどの サンプルクロスを頂く事が出来ます
とにかく 膨大な柄に 正直 決める自信なんてありません
そこで 実際にモデルルームで使用されている柄を 中心に選ぶことにしました
これ!1枚1枚がサンプルです
このフロアーには 写真に写っているパネルの10倍ほどあります
それでも1枚1枚 丹念に柄を全部確認してきました
モデルルームには このように部屋で使っているクロスの品番が しっかりと書かれているので 安心
同じような柄も 沢山ありますからね
記載してある番号を 用紙に書いていきます
こちらは モデルルーム内の トイレに使用されていたクロスです
私達は この柄に引かれて トイレに使用させていただく事にしました
間違いなく これは冒険です!

こちらが SP柄! 一般的に 量産の格安クロスになります
安いから 物が悪いのではなくて 選べる種類が少ないシリーズになります
私は予算を削減するために SPをメインに使うことにしました
どうせ 白なら 安いほうが良いと考えたからです
帰りに頂いてきた サンプルのクロスです
頂いても ピンときませんね
そりゃ 壁一面となると 全然イメージが変わってしまいますからね
クロス貼り工事 インテリア川井 下地チェック!
9月24日から クロス工事 開始!
今回の クロス貼りは 新規の部分と 既存の部分とあります
まずは 新規のボードの貼りあわせをチェック!
1mmほどの段がある場所は カッターで面を取り除いていきます
こんな感じで溝を掘ります
こうすることで パテを埋め込んで 削って 段差を無くして行きます
こちら既存のクロスを剥がした跡ですが お分かり頂けますでしょうか?
25年間の ボードの重さで 下がり 微妙に設置面の石膏が 浮き上がっています
ここもパテで埋めて削り 平らにしていきます
リフォームならではの工程ですね!
既存クロスの剥がし パテ下地処理
室内を全部チェックした後 壁紙を1日がかりで 剥がしていきます
剥がしの最中 川井さんと お話!
そりゃ!どんな人が 貼るのか知りたいですからね
30分ぐらい クロス業界の話をさせて頂きました
初めて聞く クロス業界の裏側
確かに 職人さんにも ご苦労があるようだ
平米単価の相場や 厳しい状況 たまにあるウハウハな仕事なんかも
ちょっと聞いてみた!『川井さん ここの現場は 安すぎましたか?』
すると驚いた言葉が返ってきた・・・・
「そんな事ないですよ 決して安す過ぎる事はないです かといって 儲かることも無いですけど!」
ちょぅと以外だった!
『じゃ 安いって どのくらいですか?』
「平米○○○円です こんな金額だったら 寝てたほうが良いですね でも 受ける人がいるんですよ!」
『そんな単価 有るんですか?』
「その代わり 作業時間を短縮するために 手を抜いて分からないようにやるんですよ」
『そうですよね』
「私は やりませんけどね」
そう言って黙々とクロスを剥がしていた
私は 30分程の話で 彼の仕事に対する考え方と 豊富な知識を知って どこか安心していた
彼は職人になって30年になるそうだ
こんなベテランさんを 初めてだったとは言え 疑ったことを 少し恥じていた・・・
剥がしたクロスが 部屋中に散乱していく
しかし ちゃんと計算されてまとめられていた!
これが 現場から出たクロスの剥がした量だ!
小さなサンドバックのように綺麗に片付けられていた

剥がし終えた後を見ると 前のクロスの裏紙が残っているところや 石膏ボードの表紙まではがれてしまっているところなど 下地がバラバラだ!
これをパテで修正していく

パテで石膏ボードの設置面を平らにしていく
同じように 剥がして段差になった部分も同じようにパテで修正

ここはコーナーです
特に石膏ボードの壁コーナーは もろいのでクロス屋さんが このようにコーナーシートを貼って補強します
クロス屋さんの仕事ぶりは 下地処理でも 上手い下手の違いが出ますね

剥がしと 下地パテが終わった状態です
これからクロスを貼っていきます
クロス貼り

こちらが 選んだクロスです
今回 挑戦として ワンポイントクロスを2箇所 することにしました
壁1面だけのクロスは小さい巻きの物です
こんな ちょっとのクロスだけでも販売してくれるんですね

はじめに 洗面所から貼られていきました
こちらも AAクロスで柄が気になるところですが かなり高級な感じに仕上がりました
初クロスで テンションが上がってしまいましたが 選んだ柄が 想像以上に良いと 嬉しいですね
次はトイレになります
サンゲツのショールームで見た 挑戦したクロスです
そう!ディズニー柄です
それも黒!
トイレは 基本 普段から見えないので ちょっとした冒険が出来るところです
思いっきりましょう!
ちょっとした 豆知識!
クロスの幅は90cmです
必ずジョイント部分が発生します
そこで 継ぎ目が分かりにくくするために 真っ直ぐ張り合わせなければなりません
ところが 糊とか乾き具合とかで微妙な収縮が生まれます
そこで 貼り合わせ部分のカットで 下地まで切り込みが入ってしまうと 傷が付き その傷から糊が染み込んで 下地を浮かせてしまいます
すると ジョイント部分が浮いてしまって 剥がれの原因になってしまうそうです
その為に 保護シートをクロスに貼って 下地を傷つけないようにしています
切り込み保護テープです
些細なことですが 神経を使って作業をして下さっていました
洗面 トイレを終えると 次は天井を貼っていきます
この機械で クロスに 糊を塗って行きます
こちらも 昔は手動で塗られていたそうです
幅も コンピューターで思いのままにカットできるそうで 楽になりました~と言っていました
確かに 瞬間に糊付け出来ていました
一人で淡々と貼っている様に見えますが このクロス張り やはり腕(能力)が必要です
簡単そうに見えるのですが 角度を合わせたり 流れを合わせたりと まね出来そうにありません
ちなみに 天井はSP(お値打ち)クロスです
定規を当ててカット!先ほどの保護シートが中に入っています
こちらは和室
これも サンゲツのショールームで使っていたAAクロスの新作です
木目のクロスも有ったのですが 若いお施様なので カジュアル和室にしてみました
和室の天井が終わると 後は 真っ白な壁 SPクロスを前面に張っていきます
10月2日
9月24日から始まった クロス貼りも最終日
4日間の予定が7日間 かかってしまいました
ま!それだけ丁寧に気を使って貼って頂いているんですがね
こちらが ワンポイントクロス
横貼りで貼って頂いています
ここは寝室になりますので ちょっと高級感に浸ってみようかなと!
この壁には絵を飾って さらに高級感を演出します
最終日は奥様も 来て下さいました
ご主人様に 厳しいチェックを入れています
最後は和室の壁で終了になります
インテリア川井
工事終了で御座います
部屋の化粧をする 最後の工程 クロス貼り
同じ作業をしても 職人さんで 出来上がりが 変わるそうです
今回 お安い単価で300平米を貼りなおして頂きました
上手いか 下手かは 私には分かりません
どうしてかって? 初めてクロス貼りを見たからです
それにクロス貼りの家に 住んだことが無いから・・・・
完成状態も 新築とリフォームとで かなり仕上がりが違うみたいです
だから 私は 判断することが出来ません
細かいところは 指摘させて頂いたり 直して頂いたりはしましたが 目だって気になるところはありませんでした
川井さんとの会話の中で 失礼は承知で聞いてみました
『川井さんは職人として 腕の良い 上手な職人さんの方なんですか?』
すると こう答えて下さいました
「30年やってきても 私なんか まだまだです 上手な方は沢山いますよ」
謙遜されていたのだろうか?それとも 事実なのだろうか?
その後 こう続けて お話された
「でも 私なりに丁寧に貼らせて頂きました」 その顔は嬉しそうだった
私が見ていても それは 分かった!
奥様も 最後に言われていた 「ここは いつもより 丁寧にやっていたから」
多分 直接工事を請けたことと 紹介されて受けたことで 信頼を大切にされたのだろうと思った
さっさと 片付けてしまえば 少しはお金に成ったであろうこの現場
それでも 時間をかけて丁寧に貼って頂いた
彼にも やはり感謝せずにはいられない
川井さんには 沢山のお話を聞かせて頂いた 沢山のクロス貼りの知識も学ばせて頂いた
良いご縁を頂きました
彼も プロジェクトRの チームの一員です
ありがとう御座いました
来週には完成しそうです
次は 照明器具と 照明スイッチを 悩んで悩んで選んで選んで 取り付け・・・・・
お~っ 今はLEDが 主流なんだ~~