私の子供たちも 今年を締めくくる最後の試合になりました
夏に行われました七夕杯と同様に安城市の剣道連盟による個人戦二大大会になります
剣道を知らない 私たちにとって 毎回 子供の試合と言うものが苦痛になります
それは私達に欲があるからです
本来は子供が頑張っている試合なのに 子供が勝つことで 何故か自分たちの親としての評価を受けているようで 錯覚してしまうのです
それでも やはり 子供が勝つと嬉しくなるものですが なるべく勝っても負けても感情は出さないように応援はします
さ!今日は3人の子供たちは どうだったでしょうか?
一番最初に試合をしたのは次女でした
真ん中で泣いています
今日は1回戦敗退でした
面で1本先取したものの後半 面で取られ 延長で相面で2本負けを喫しました
全試合が終了後 2階観覧席から降りた妻に慰められ 号泣してしまいました
間違いなく練習不足! 学校の部活で思うように練習が出来ていないようだ!
反省文を書かされたり 練習を1週間以上もさせてくれなかったり
指導とは何なのかを疑うような内容ではあるが仕方が無い
しかしながら 次女の気の小ささや 気持ちにムラがあるのかも知れない?
負けることは恥ずかしくない
自分を成長させるために剣道をしているんだから・・・・
振風会の中村君と

ちょうど次女が泣いている所へ 彼が現れた
照れながら写真を一緒に撮らせて頂いたのは振風会の中村君です
今回 高校生男子の部で優勝を果たしました
長女と同級生で剣道の強い大学へ進学します
彼は 子供のころは強い選手ではなかったようで 才能ではなく 厳しい練習を積み重ねて強くなった努力家の選手です
私の子供たちのお手本でもあります
そして 彼のご両親も 人徳あふれる方で 多くの子供たちの育成に ご尽力されています
そして長女 次男は・・・・
そろって3位入賞を果たしました

長女は引退選手ですが準決勝で 1本先取したのですが終了まじかで取られ 延長戦での敗退
次男は95名の参加選手の中で準決勝で延長戦での負けでした
正武館の選手たちです

みんな本当によく頑張りました
ちょうどこの大会の前日に 正武館の選手たちでのみ行う正武館杯があり 前哨戦で技を磨きあっていました
常に上を目指す仲間がいてこその剣道
彼らの繋がりは決して他人からでは理解できない 共に汗を流し涙を流した者だけが分かり合える繋がり
なんとなく思う みんなで強くなろうね!じゃなくて 俺も強くなるから お前も強くなって来いよ!
本当に成長できた人間は 他人とつるむのではなく 自ら強くなろうとした者同士がお互いに引き
合うものだと思う
入賞したかどうかではなく 志を持つかどうかであるような気がする
この志は指導者から要求されたものではなく 自らが湧いて出たものでなくては意味がない!
みんな!おめでとう御座います
次男の同門の友人と

彼は今日見違えるような強さを見せた
小学校時 これ程までに強い選手ではなかった
彼もまた努力家である 真面目にコツコツと練習を重ねた
次男とは通う学校が違い彼の学校には剣道部が無いので 正武館でのみの練習になってしまう
そんな中でのBEST8 敢闘賞である
二人とも中学に入学して初めての個人戦 入賞です
たかが”賞状”と書かれた紙切れに どれほどの重みが詰まっているのだろう?
簡単に口にする ”あの子は強いよ!” ”あいつ強いから!”
強くなるのに どれだけの練習を重ねているのか?どれだけの時間を犠牲にしているのだろうか?
見えない所で 知られない様に 何倍もの練習をしている
良き友で!良きライバルであれ!
ライバルとは何か?
今回 中学男子の部で優勝しました 次男の先輩です
彼は 1学年上の先輩で小さな時からの次男の目標である選手です
今まで1度も勝ったことがない選手
体格も同じ 剣道の仕方も同じ そして苗字まで同じ!
じゃぁ何が違うのか?
彼の練習量と剣道に対する想いが違う!
しかし 彼は最高のライバル!

次男が小学校6年生時 彼に追いつこうと彼の所属する東刈谷剣道クラブへ1年間だけ入門させて頂きました
1年後 約束通り中学に入ると勉強を中心にさせるため こちらのクラブを退会し 正武館へ通うようになりました
塾の関係で 週3回の正武館も週1回しか行けなくなりました
そんな状態で臨んだ今年8月の七夕杯 2回戦目で彼と対戦 当然 敗退しました
10月 安城市新人体育大会で またしても2回戦目で彼と対戦 今回は見るも無残にあっさり2本負け 対照的に 目の前で次女が女子の部優勝
帰宅後 次男が言った言葉が
【○○君が居なかったら もっと上に行けるのに!俺 運が悪いんだよ】
次男の叫びにもにた声でした
次男の気持ちは痛いほどよくわかる でも 言わずには居られなかった
『お前 みんなに自慢したくて剣道が強くなりたいのか?』 そう聞くと
「違うけど・・・・・でも・・・・」 と答えた
私は 息子に言いました
『お前 何か勘違いをしているよ!考え方が逆だよ!』
次男は何を言っているんだろう?みたいな顔で私の顔を見ました
私はこう続けました
『彼が居るから 勝ち上がれないんじゃないよ!彼が居るから お前は強くなったんだよ』
『彼に勝ちたいと思う気持ちが お前を強くするんだ』
『彼がお前を強くしてくれたんだよ』
『お前が諦めない限り もっと お前の力を引き出してくれるよ』
『な~ぁ それがライバルじゃないのか?』
そして次男は5厘に頭を丸めて 彼が通う東刈谷剣道クラブへ 恥も外聞も捨てて 頭を下げて再入門しました
本日 次男 第5試合 準決勝にて 彼と対戦 延長まで追い込み 出小手で敗退
最高の試合を見せて頂きました
息子に話した言葉は 本当は自分への言葉なのかも?
消えゆく小さな八百屋 それでも今 頑張れるのは周りのスーパーや同様に頑張っている小売店の御蔭!
私も息子たちに負けづ 知恵を絞りだそう!
次男の試合準決勝
負けはしましたが 次男の成長した試合をUPしました
剣道にご興味のある方はご観覧ください