「ベルさん！メロン！静岡か～ いいね～！」
と声をかけて頂きました
当店の籠盛に入れる メロンです
このメロンの事で 会話が始まりました
私が1年半前に父から八百屋の仕事の一つとして果物の籠盛を渡されました
その籠盛を 私が作るようになり 旬の果物を3カ所の市場で仕入れる事になりました
その仕入れで 一年を通し 一つの拘りをもっていました
それは 必ず静岡メロンを入れることでした （一時期を除いて）
何！静岡メロンって？
それは 等級や生産者の違いは有るものの 日本では最高級のメロンになっている果物の王様です
その静岡メロンをトラックへ運んでいるときに セリ人の方から声をかけられたのです・・・・・
写真 新しくする造花
葬儀の籠盛は 果物の他 籠の回りに造花で装飾するのですが その造花が 今2種類あります
一つは塩ビと和紙でできた造花 もう一つはアートフラワーなどで使われるシルクフラワー
私達は 父が造った塩ビと和紙の造花で籠盛を造っていたのですが これを変更することにしました
そこで名古屋の業者様と本日打ち合わせをさせて頂き 沢山のお話を聞かせて頂いたのです
名古屋の籠盛の状況 近県の籠盛の状況もです
そのお話の中で ある葬儀社と果物屋の関係で 興味を持った話がありました
名古屋を中心に40軒ほどの会館を持つ大手葬儀会社と 専属の果物屋さんのお話です
大した話ではないのですが 私は感銘を受けてしまったのです
造花の話をしている途中 時折 世間話や過去の業界の話がでていました
果物の話になった時 包装資材の営業マンの方が 仕入れたメロンを見て「静岡（メロン）ですか～」と切り出した
私は すかさず 『はい！ちょっと拘りがあって』
「いや～良いです！」
『採算は度外視ですけどね！』 ハハハッと・・・・
「私のお客様の果物屋さんなんですけど そこは毎月800個作るんですよ」
『800ですか？』
「○○○○（葬儀社）さんとお取引があって ○○○○さんから絶大な信頼を受けて 全部受けているんですよ 」
『信頼？』
「そこの果物屋さん 本当に真面目な方で 籠盛には絶対に静岡のメロンを入れるんです」
『やっぱ 採算 度外視ですよね～』
「多分 そうでしょうね 兎に角 真面目なんですよ」
『真面目か？』
「だからこそ ○○○○さんが安心して頼んでるんですね」
『その果物屋さん お人柄が良いんですね！』
「えぇ私も30年営業してますので 果物屋さんに行くと大体 良し悪しが分かるんですよ」
そんな 他愛も無い会話に 私は感銘を受けた
営業マンの方とは初対面ではありましたが 沢山の情報を教えてくださいました
３時間程 打ち合わせをして 最後に「良い花造りましょ～」と・・・・・言葉を残して
人とは本当に面白い！ こんな縁があるんだな～
2年近く ハイセンスなシルクフラワーを 全国中で 沢山の業者に電話をして探していたのに まさか名古屋にあるとは それも何十年も前にお取引が在った会社だとは・・・・・OTL
本日サンプルを頂きましたので 何時もご相談に乗って頂いています 株式会社梅本様の幸治君に写真をLINEで送らせて頂き 貴重な意見を頂きました
一流の葬儀をされる梅本様に恥じないよう 彼と共に 最高の造花を造りたいと考えています
ベル商店のオリジナル造花を！
名古屋の果物屋さんではないですが 私達も 株式会社梅本様に信頼されるような籠盛を造り続けたいと考えています
こちらは年忌の籠盛りで御座います
ご葬儀の籠盛りと違って造花はありません
何時でも お電話でご注文ください（基本 安城市内への配達可）
ベル商店 （0566-76-2438）
株式会社梅本様（0566-74-2235）からも ご注文が出来ます
冒頭のお話の続き
競り人の方から 「ベルさん 静岡か～」と言われ 先ほどの こだわりのお話を致しました
「やっぱ なんて言っても 静岡は良いからな～」って
その方の担当の一つに 蒲郡の温室みかんがありました
お値段は聞くまでもありません
私なんかでは 到底食べれる果物ではありません
ちなみに ネットショップでは 秀M 5ｋｇ箱 15428円（税込） 秀は最上級
でも 『おいくらですか？』
「・・・・・円だよ！」
『やっぱり』・・・・・・・OTL
「イイよ 安くあげるよ！」
と お値打ちにして頂けました
市場の方の協力があってこそ よりよい籠盛りに繋がっていくんだな～
やはり 商売とは人なんだな～
仕入れしました
さすが最高級の秀品
一つ一つエンブレムを張り付けて まるでマンダリンガーネットの輝きです
皆様も 機会が御座いましたら 春に食べる 究極の蒲郡温室みかんをお試しあれ！
