とうとう入荷が終了してしまいました
幸水が終わっても 豊水が終わっても あきづきがあった!
それぐらい美味しい梨を10月の初旬まで食べられた
そして新高が大量に出回る中 愛梨(観月)が姿を現した
新高梨は安城でもあるのですが やはり美味しさを追求すると豊田になります
それと光センサーで糖度を計測して出荷するため必ず甘い梨が出荷されます
豊田梨 左 新高梨 右 愛梨(観月)
一目で その違いが分かります
愛梨(観月)
新高と新星を交配し 愛知県で育成された「観月」という名前の新しいなしですが 皆様に愛される梨になるように 「愛梨(あいり)」と名付けました
ジャンボな「新高」系の品種なのでひとつ 500g前後の大玉の梨ですが シャリっとしているのに 柔らかく きめ細かい果肉は他の梨にはない 新しい食感です
糖度は13度を越え 口に入れるとその甘さがジワ~っと広がります
適度の酸味とともに、果汁も多く、夏の「豊水」に迫る味覚です
見た感じは緑がかった果皮 ちゃんと粒がまだらに散らばっています
果肉を確認 新高に似ていますね 果汁も湧き出るように出ています
さぁ!どんな味かな~食感はどうかな~?
齧る 歯ごたえが凄いな~ 確かに新高との掛けあわせだと分かる
幸水や豊水の様な 極め細やかな繊維ではない
甘みは かなりありました!これは間違いなく光で測定してあるだけのことはあります
味そのものも 幸水 豊水の比較で言うと 深みが若干少ないかな~
しかし 幸水 豊水 あきづきの無い今 最高峰の梨であることは間違いないでしょうね!
さすが豊田梨です

こちらは新高梨です
昔から有る梨なので 試食するほどではないと ご紹介だけ

新高梨の豆知識
新高梨の誕生について
高知県の梨と 高知県の梨を 交配させて誕生したのが新高梨です
新高梨(にいたかなし)の 名前の由来は、新潟県の梨と高知県の梨を かけあわせて栽培されていることで 2県の頭文字から 新高梨と呼ばれています
と言うのが 一般的なのですが しかし もう少し歴史をたどって見ると とある先生の記述の資料を確認すると 新潟県の天ノ川と 高知県の今村秋を交配させて 育成したものである と記述されていました
ところが 驚くべき内容として次の記述があったのです
「高知県には 今村秋系統の品種が多く 新潟県の天ノ川は 高知県から移入されたものであるが 今は 高知県に之に類するものが無く 新潟県を原産地とした」
つまり 新高梨は 高知県の梨と もと高知県の梨を交配させたことになります
ちょっとめんどくさい話になりましたが あくまでも豆知識です
調べれば 品名にすら 歴史があるんですね~