大掛かりな リフォームはスケルトンと言って 内装材から設備器具まで 全部取り外します
スケルトンリフォーム施工代金は約600～1000万以上 80平米
今回の私のするリフォームは 小規模な 壁・建具（ドア）・和室は 残し 水周りを中心としたリフォームになります
それでも出来上がりは大きく変わりますけどね
工事ですが 最初に手がけていくのは水周りの配管工事からです
今日は朝から毛受設備さんが配管工事に来て下さいました
お忙しい中の特別工事です
水廻りの配管加工
自宅駐車場で 金属製の水道管の”ねじ山”を 刻んでいるところです
初めて 配管の仕事を見て 驚いていました
現場・現場で 管の長さも形状も 違うのですが 管と管の接続部は 既製品のジョイントで繋ぐのだと思っていましたが こうして 機械でオイルを流して”ねじ山”を刻み 自由な長さの管にして 接続部分を 作っているなんて 想像もつきませんでした
毛受さんの作業中 雑談をさせて頂きながら 見入っていました
キッチン給排水 配管工事 食洗器もね！！
現場に戻って工事開始
ここはキッチンの配管中
作業は 食器洗浄器の給水管用 サドル付分水栓を 取り付けているところです
豆知識
今回 毛受設備さんの配慮で 食洗器の給水は 給湯でして頂ける事に なりました
何だそれ？って 思われるかもしれませんが 食洗器を使うには 電気と水が必要になります
電気は1種類しか有りませんが 水は お湯と冷水があります
で！どちらに繋ぐとお徳か？となるわけですが 給湯器でお湯を直接流すのか！冷水を本体電気で お湯にするのかで ランニングコストが変わってきます （食洗器の構造 洗いは配管から出る水又はお湯 すすぎはお湯）
当然 給湯がお薦め！洗いはお湯の方が綺麗に落ちて すすぎは少しの電気代で高温水になるからです
しかし 条件が 給湯器と食洗器が近くなくては意味がありません お湯が通る配管が短いことが条件！
この現場では3ｍですので 給湯管に繋ぎました
これも 毛受さんに言われるまで 理解していませんでした OTL
LIXIL（INAX）システムバス 配管工事
次はシステムバスの配管です
今回 LIXILのシステムバスをチョイスしました
当然 各メーカーのショールームへ足を運び 定価と掛け率と 睨めっこ！
ちなみに メーカーは
LIXIL（INAX） YAMAHA タカラ TOTO 日立化成 パナソニック クリナップ
LIXIL（INAX） YAMAHA タカラ TOTO 日立化成 パナソニック クリナップ
SB（システムバス）も 各メーカー それぞれに特色があって面白い！・・・内容はまた！
で！リフォーム計画を立てる時に 導き出したのが 集合住宅用の激安ユニットバス
施工費込みで20万を予定していました
実際 ベル商店のお店のUBは17万です1616サイズ（日立化成製）
ところが マンション用となると なかなか見つからない！
それは 古いマンションのUBのサイズが1216（縦1200ｃｍ×横1600ｃｍ）と小さい事！
そのため 探す商品が限定され見つからないのである 1616サイズはあるのですか！
ここで 予算の大幅な増額が余儀なくされてしまったのです
当然 各メーカーの最低ランクを探すのですが これが また 不思議なことに各メーカーの価格が横並び！・・・・この話もまた！
こちらのSBの配管も毛受設備さんが丁寧に工事をして頂きました
前日に LIXILさんの工事担当者が来て 墨付けをされていったのですが やはり この物件 只者では有りません
窓枠がステンレスで躯体に繋がれて 取り外しが不可！そのため組み立て工事が難航しそうとのこと・・・・・う～ん マンションリフォーム 恐るべし！
ちなみに 毛受設備さんに 相談したところ まず 躯体は壊せないよ！それに 間違いなく既存のステンレス枠の方が 高価で質が良いとの事！
毛受さんは そのまま使った方が良いに決まってるだろ！っと 助言を頂きました
そりゃ SBの規格窓枠は プラスチックのヤワヤワですから ごもっとも！
結局 組み立て工事屋（SBを組み立てる業者）は手間をかけずに 簡単に組み上げたいだけだから・・・・とか！
施工時の逃げ方を 聞きましたので 施工後 窓枠を確認予定 BLOGへも記載しますね！
トイレ便器 TOTO ネット購入
トイレ便器をネットで購入しました・・・搬入時期が早いのですが！
世の中では インターネットで 何でも買える時代
こちらも 購入価格を相談していたのですが やはりネットが安い！
但し ネット購入してイイものと 購入しない方がイイものと有ります・・・安心感！
まずは 施工していただける業者さんがいるか？
私は毛受設備さんがいるので こちらをネット購入して 取り付けて頂ける事が出来ます
設備屋さんの多くは 材料込で工事を請けますので 必ず確認を忘れずにしてください
購入前 毛受さんに相談をして 現場寸法を測って頂いての発注です
TOTO CS220BM+SH221BAS#NW1 現行モデル
価格は107568円（税込） こちらを36700円（税込）送料込みで購入！
ネットの販売会社に 直接電話を掛けて確認する これ鉄則ね！
あと どのメーカのトイレを選ぶかですが？ 経験から TOTO INAXが お薦めのような気がします やはり 専門の水廻りメーカーなので 細かいところの耐久性が 安心かと！ （あくまでも個人的な意見）
ちなみに これ！便器だけで便座はありません 後ほど ウォシュレット便座もネットで購入予定！
現場掃除と絨毯の残りゴミ！
明日から大工さんの床貼りが始まります
コンクリートに 直貼りですので 少しでも大工さんの負担を減らすべく 夜 長男の仕事帰りを待って お掃除に行きました
長男も 疲れている中 私に協力をしてくれています
直貼りフローリングとは コンクリートにボンドを塗り そこへ スポンジが付いた床材を張ります
このスポンジが 防音の役割と 歩行時 足に直接伝わる衝撃を 和らげる役割と 2つあるのです
これが無いと 下の階の方が騒音で 静かな生活空間を脅かされてしまうのです それと コンクリートの硬さが 足に大きな負担をかけてしまいます
こういった点は お金を掛けてでも 環境や体を守らなければなりません！
私と長男は 直貼りフローリングを少しでも綺麗に張って頂くため 絨毯の接着ボンドで出来た凸凹を取り除き ボンドの接着を良くするべく 埃を取りに お掃除に来ました
まずは 箒で解体時に出た石膏ボードの塵を取ります
さらに モップ掛けをします
モルタルは水を含み 濡らしすぎると フローリングを張る時 ボンドが乾かなくなってしまいますので 程ほどに拭き取ります
こちらが 絨毯のカスです
床ボンドと くっ付いて 取れない
カッターでそぎ落とします こんなのが何百箇所もあって ただただ地道に取って行きます
ここはキッチンですが ここにはクッションフロアーといってビニールの床が敷いてありました
これが剥がすと紙が残っていて 剥がそうとしても ちょっとずつしか剥がせない！
長男も頑張って取っていますが いっこうに終わる気配がないので 妻と娘を呼んで手伝ってもらいました
4人で2時間！畳1畳分程の紙を剥がす 爪はささくれ 指の指紋は削れ さすがに妻に怒られました
それでも 楽しい時間を地味に味わいました OTL
明日から 大工のノブ君の出番です
ito-pro 大工の伸（のぶ）君
朝の話ですが 彼が現場の様子を見に来てくれて 段取りを取りに来ました
彼の人柄をもっと知りたくて 色々 お話をさせて頂きました
世間話のなかで どうして大工さんをやろうとしたの？と聞いてみました
『伸君のお父さんは 大工さんだったとか？』
「父親は大工じゃないです！全然関係のない仕事です」
『じゃ どうして 大工さんに なろうとしたの？』
「子供の頃から物を作るのが好きで 何か作る仕事に就きたいと思っていて・・・」
『手先が器用だったとか？』
「そんな事ないんですけど でも 自分は大工しかないな！って 決めたんです」
『そうか～そうなんだ～』
その後 itp-pro に 入るまでの経緯を話してくれました
彼は志を持って 自分の仕事に誇りを持っているのが分かった
その後 私が昔 建材の営業をしていた頃の話をしました
自分ね 建築に携わっていて 感じたことがあるんだよね
全てのお施様がそうではないんだけど 家ってね たいていの人は 一生に一度しか 建てられないでしょう
いわば人生最大の買い物になるわけだけど その大きな買い物の中で人が育って 小さな小さな出来事が繰り広げられる土台になっているんだよね
そのなかで それぞれの人の 思い出と言う歴史が 刻まれていくんだよね・・・・
それでも 住み良い家を建てられる人と 住みにくい家を建ててしまう人といるんだけど それが どんな家であっても その人にとっては 一生に一度の家なんだよね
造る側は 一生に何件も 何十件も 何百件も 造ることが出来るから その重みを感じられないんだけど 本当は 家を造るって 凄い事なんだよね
だから 家を造る信君って凄い人なんだよ！
自分も 当時 建材の販売をしていて お施様の 人生最大の買い物のお手伝いをさせてもらっているんだって！ 色んなこと考えては メーカーの営業マンと周ったり 良い建材を探し出しては薦めてたんだ
ito-proの伊藤君のお父さんにも だいぶ助けられたんだけどね・・・
家って 軽く考えちゃう人いるけど 本当は 家って ”人” そのものなんだよね！ （どんな家を造るかで 人が分かる）
ito-pro お薦めの直貼りフローリング
住友林業クレスト（東洋プライウッド）FVSA14KH-551A
リフォームをするにあたって どんな（内容）リフォームをするか？最初に決めなければならない！
それは新築と違って 住んで古くなった住宅を綺麗に復元する事がリフォーム そのため どれだけするのか？どんな内容にするのか 自由に変えたいところだけ出来るのです
当然 ピンからキリまであるわけですが！ 壁紙の貼り替えだけ 床と壁紙の貼り替えだけ バスだけ キッチンだけ 水周り一式全部交換！ スケルトンの総入れ替え！・・・と いくらでも内容が 変わるのです
当然 ここで 予算の差が大きくかかわるのですが 私がお願いした部屋は 水周り交換 壁紙貼り替え フローリング貼り替え 一部壁撤去 開閉ドアの取り付けです
その中で一番 部屋の雰囲気が変わる 床の張替えには 種類があります
既存の床を残して重ねて張るのか 剥がして張るのかでも変わって来ます
当然 剥がして 貼り直す方のが高いですけど！で 床の材料ですが クッションフロアー タイルカーペット フロアータイル カーペット 畳 フローリングと お値打ちな順番に並べました
フローリングが 一番高額なのですが なぜ高いのか？ まず 材料が高い！大体1坪（
3.3平米）定価40000位
次に大工さんの貼る手間が3～4倍はかかります
その床材に付いて お話をしますと マンションのフロアーは特別な構造になっています
それは防音構造になっているのです
やはりマンションの構造上 上部階の方の話し声や足音 排水の音など どうしても聞こえてしまうからです
実際に聞こえてきました
そのため こちらの部屋の下の階の方へ 最大限の配慮をしなければなりません
マンション用のフローリングには 必ず 床衝撃音レベル低減量が記載されています
一般的には ΔLL（Ⅰ）-4 （デルタ エルエル ワン 4等級と読みます）が使われています
等級が大きいほど衝撃音低減値が高くなります
ま！どうでもいいのですが！知識までに！
そして なぜ？こちらの 住友林業クレスト（東洋プライウッド）のフロアーを選んだのかと言いますと フローリングの元になっている材料を検証してみましょう 写真
直貼りフローリングで一番有名な ノダ スーパーNクラレス45との比較
東プラの基材は9ｍｍの合板になります ノダの基材は9ｍｍMDF（木の繊維を固めたもの）になります
こちらも 一長一短ありまして MDFはとにかく丈夫！それでいて狂いがない！近年注目を集める素材です しかし これが水に弱い！パンクと言って 水が染み込むと 膨らみ横に亀裂が入り割れてしまうのです
次に 表面の丈夫さですが こちらは 全てサンプルを取り寄せて 単純に爪で欠く ひたすら欠いて 傷の出来具合を検証します
実際には 各メーカーの特色でカタログに説明書きがしてあるのですが これは実物で確認しなければ！と 自分の目で確かめます
ノダ 東プラ 永大 こちらの3種類で確認しました
実際には パナソニック 大建工業も ショールームへ行って 確認をしてきましたが こちらの2社はネームバリューが強すぎて 価格が高額 大建工業にお値打ちなのが 1種類あるぐらい！
それでも 強化シートは 一気に上がってしまうので除外！
で！東プラのシストプラスは爪で欠いても 一切キズ 凹みが出ません
単純に 椅子を引きずるぐらいでは 傷が付かない事になります
そして さらに このシストプラスが優れているところは ペット対策で造られていますので 涎や尿（アンモニア）に強い！
これは 何を意味するかと言うと トイレでも使える！って ことになります
涎にも強いと言うことは 水汚れにも強い！ これは洗面室 キッチンに使える！
そして 表面が強化フイルム（オレフィン）の為 表面に ひび割れが起きない事にもなります
そう！ある意味 万能フローリングになります！
この条件で 一番お値打ちなフローリングと言われている ノダのクラレスとの単価の差が 数千円違いで収まります
ネットの最低価格より 遥かに激安で 飯田商店様から購入させて頂きました
こちらのフローリング ito-proさんのご紹介で見つけたのですが 価格もito-proさんの口ぞえがあっての値段でした
ここでも お二人に助けられました
質の良い材料を提案して頂き それを極限まで安くして頂く・・・・・
ほんと この二人 凄いわ！建築業界 捨てたモンじゃない！
フローリング貼り 開始
今日から 信君が現場入り！
お昼ごろ現場へ行ってみると まだ一列しか 貼れていない！
確か2日で終わらせるって言っていたので このペースでは どう見ても無理！
よく見ると フローリングのパーツが小さいこともありますが 驚くほど丁寧に張られていました
まずは部屋の真から フローリングのピッチを割り振っていたのです
それと 説明が分かりにくいとは思いますが 和室の敷居との接点は そのまま見えるので ぴったりと隙間なくトン付けするため 胴縁で仮止めしてあるのです
石膏ボードの壁と床材の接点は 幅木で隠すようになりますので 多少の隙間は大丈夫！
こちらの直貼りフローリングは釘を一切使いません
伸君が持っている根太ボンドで1枚1枚貼り合わせていきます
手間の掛かる作業をして下さっています
しかし こんなの序の口で 隠れたところで さらに 細かい作業をして下さっています
こちらの 直貼りフローリングの 大きな手間は この下地！
こちらは4ｍｍのベニヤになります これを部屋の壁沿いに全て施します
何の為に このような事をするのか それは 床鳴り防止！
直貼りフローリングの特徴は 歩くと弾みます それは防音用のクッション材にあります
と言う事は 上下に床全体が動くのですが ここで 床材と壁との接点で 擦れた音がしてしまいます
それを防ぐ為に 壁との設置面にベニアを入れて上下に動かないようにするのです
そして フローリングの裏側 クッション材もベニヤとの設置面分だけ カットします
クッションで床が動くのですから 4ｍｍ厚のクッション材を剥がし 4ｍｍのベニアで高さをあわせて 四方を固定するのです
この手間が 分かりますでしょうか！ そりゃ 普通のフロアーの何倍もの手間がかかるわけですが・・・・
普通なら 楽をしようと 適当に誤摩化してしまうのですが 伸君は 手を抜かずに ホント ビックリするほど丁寧な作業をしてくれていました
私は このフローリング施工の工程を知っていて 彼がどこまでやってくれるのか見極めるつもりでしたが まさか ここまで完璧にしてくださるとは 思ってもいませんでしたので 感動ものでした
伸君が帰ったあと 見に行ったのですが 彼の丁寧さと 建築に対する想いに 脱帽です
多分 お金にならない現場でしょう それなのに ここまでして頂けて この部屋のお施様は幸せ者ですね
ちなみに 床の色は ホワイトにしました 今 流行と言う事もありますが 既設のドアとの愛称を考えて選びました
実際 お施様は 若い方なので ホワイトを好まれていましたから でも 欠点もあるんですよ～ それは 汚れ！
特に 髪の毛は大敵です 目立つ目立つ！
ま！ そのために ルンバがあるんですけどね！
それと この シストワン・プラスは ワックスレスでワックスをかける必要がありません
要するに 表面への汚れが付きにくいので 生活ゴミだけ 気をつければ白さは保たれます
今日は床材をご説明しましたが 私が紹介したのは 極わずかの種類です
実際 各メーカーのカタログを読んでいたら 気が狂いそうな程 沢山の種類があります
それぞれが 予算に応じて 妥協できるところと 妥協できないところを見極めて 納得の行く床材を探してみて下さい
どうでもいいよ！そんなのと思われる方には 関係ない話ですが 床一つとっても メーカーサイドの大変な開発努力が伺えることだけは知って頂けたらと思います
普通に使っている何気ない物も 本当は色んな方の知恵や研究で 私達は普通に豊かな生活をさせて頂いていることが分かります
9月3日にはシステムバスや開閉ドアが入ります
また レポートしますね
