2018年9月2日日曜日

ハイスクールマンザイ2018〜H-1〜甲子園〜」決勝大会  本番!

9月2日 14:30




次男は 全国から なんばグランド花月に集まる 8組の高校生漫才コンビの 1組として グランド花月の楽屋へ 入って行きました



私服の8組は まだ 幼い 高校生の姿でした






前回 優勝者 それを追う 昨年の準優勝者 昨年関西の準決勝で敗れたコンビ 初出場のコンビ 1年生でのコンビと それぞれが それぞれの想いを持って この なんばグランド花月の舞台に立ちます













楽屋入りした後の 状況は 全て 次男から教えていただいた事です











楽屋で抽選!



















楽屋に通されて まずは 8組の漫才の順番を決めます



当然の如く みんな トップバッターだけは 避けたいと考えていたのでしょう




この 1番最初にする漫才は 基本 お客さんが お笑いに対して 温まっていないので 会場の雰囲気が悪く 避けたい所なんだそうです



そう考えるのは 出場者の御家族も 同じなんですが!





ただ 1人を除いて・・・・・・ 






そうです  私は 次男に 1番を引かせたいのです







まっ そんなに 上手い事 行くはずもなく 次男たちは 抽選のBOXに手を入れました











おっ!まじか!



















奇跡が 起きました!



なんと 次男のシセン 1番くじを引いて トップバッターです




これで ほかのコンビは 一安心の所だったでしょう




ちなみに 3番のフライドポテトは 雨上がり決死隊宮迫博之さんの 息子さんです





本当に トップバッターは 鬼門らしいです





直ぐに 次男から LINEで【トップバッターになっちゃった!







私は もちろん 喜びました


そりゃ 次男には申し訳ないのですが どう見ても 他のコンビの漫才と比較しても 実力が 違いすぎてしまうから




他のコンビの 会場での爆笑を聞いたりしたら 萎縮してしまって 普通に漫才なんか出来ないですから




何も知らない状態で ただただ 間違えずに 自分の力を出し尽くすには 間違いなく トップバッターが 正解です







次男からのLINE

ちょうど Hotelに チェックインする頃に こんなLINEが 来ました




これはもう ラッキーとしか いいようがありません




これで 他のコンビを気にせずに 自分達の漫才が出来ます



次男は不安そうでしたけど・・・







H-1出場者の楽屋風景




 楽屋での 様子は 次男の想像を はるかに 超えていたそうです





関西代表の 2つのコンビは もう セミプロとのことでした






電話が掛かってくると 「お疲れ様です~ ハイ! 明日の〇〇時ですね 了解しました」とか 楽屋にいる 吉本の漫才師の人たちと 普通に 挨拶したりと 地元 関西代表の方達との違いに 愕然としてしまったそうです






こうなると もう 子供と大人との違いがあるほど 勝敗は見えているようでした












シセンの楽屋でのネタ合わせ!
楽屋で 途轍もない緊張と 練習不足からの不安から 他のコンビとの違いで テンパってしまっているようでした


そりゃ 3回目の漫才の舞台が グランド花月ですからね



数ヶ月前まで解散しようかって言っていたコンビで ネタも 2・3個しかない中で よくやっていると思います



緊張のあまり 何度も トイレに行って・・・・


最初 トイレで小用を足していると 隣に ドリルすな!の吉田裕君がきたり 2度目のトイレでは 滑舌の悪い 諸見里大介君が 居たりと 漫才をする緊張の中でも TVの世界の人と会って 自分なりに緊張を 和らげていたそうです






そして こんなLINEが・・・






















この頃の 次男のLINEで 相当 相方も テンパッて いるのが よく分かりました



後で 話を聞くと 本当に ヤバイと思ったらしく 南高の友達や 同じ剣道部の漫才仲間の テンパーズ君たちにも 状況を 電話で 話していたそうです



電話で 友達に 励まされ 気持ちを 作っていたみたいです





 LINEで私も励ます!
次男の状況はよく分かっていました

とにかく 漫才が上手くできる前に 次男は 自分の体質と 戦わなければなりません!








リハーサルが ボロボロの状態で 次男は 思う様に行かない自分に 腹が立って 自分達の楽屋を出て 気を紛らわす為に 花月の中をフラフラしていたようです



すると ちょっとした広間があって そこにTVが 置いてあって そのTVを見ている人が 西川きよし師匠だったそうです 

次男は 何を思ったのか きよし師匠に 挨拶に行きました


そこで これから行われる 高校生の漫才大会の決勝に出ることを伝え リハーサルで 上手くいかなかったことを 相談にのってもらったとのことでした


その最中に 新喜劇の出番が終わった人たちが 1人ずつ 目の前で きよし師匠に 挨拶をしていくので その時 きよし師匠が 凄い人だと気づいたみたいです


最後に きよし師匠から 「とにかく 緊張したら あかんからな!がんばりや!」って 言われて ふっきれたようです




ほんと きよし師匠 次男に助言して頂き どうも ありがとうございました















間もなく 決勝戦が始まりますが その前に・・・・・









「パンケーキ」が前々説

2015年ハイスクールマンザイ優勝の パンケーキ君たちが 前々説をしてくださいました


ツッコミの矢島君が 異常に黒いので どうして?って 疑問を抱いてしまったのですが 分からず・・・



後に 次男が その答えと 漫才の厳しさを 教えていただいていました



楽屋での次男とパンケーキ君
パンケーキ君 ありがとう御座いました

次男にプロの厳しさを教えていただいて 相当 次男は 衝撃的だったようです


甘くないお笑いの世界を実感したみたいです




赤の他人なのに 漫才をしているだけで ご縁が出来るなんて ほんと 不思議な世界です


















「いなかのくるま」が前説
次に・・・

2014年ハイスクールマンザイ優勝の いなかくるまさんたちが 前説をします


この二組を見て ハイスクール漫才から プロになっている組が ある事を知りました



しかし 私達は 全然 彼らを知りません


知らない所で たくさんの芸人さんたちが 産声を上げて 頑張っていらっしゃるんですね

















19:30ハイスクール漫才 決勝戦が 始まりました!

画面に オープニングが流れ それぞれの代表者が紹介され 順番に舞台の上に登場しました



私達の席から 次男の緊張する顔が よく分かりました 


小刻みに 震える膝は 次男が 自分と戦っているのがよく分かります



私は ただただ 次男の緊張が和らぐ事を 祈ってばかりでした






審査員が紹介されて!












プロとは凄い物です



司会のタカアンドトシが 審査員を1人ずつ紹介していく間に 会場に 笑いが生まれてきます




これは これから行なう 高校生達が やりやすいように 会場を 温めてくれていることが よく分かりました




その前に 2組の新人漫才師による 前説が有ったのですが 全然違いました



これが 売れているお笑い芸人の人達なんですね










ちなみに 私達は この 審査員の前に 座っています













いよいよスタートです
司会のタカアンドトシから これから 行なう 漫才コンビの順位が 発表されました



次男のコンビが トップバッターなので 最初に紹介されるのですが ここで 小さな ハプニングが!




トシ「ネタ順を事前に決めてますから タカさん 発表をお願いします」


タカ「ハイ!発表します! 一番 中華人民の星 シセン!




呼ばれた 次男が 腕を上げようとして 途中で止め タカの方を 覗き込みました


そりゃ ”愛知の星 シセン”ですから・・・・






トシ「お~っ!シセンが トップばった~!」


タカ「お~っじゃなくて!ボケた!」


トシ「ボケた?」


タカ「中華人民の星って ボケたんです」


はにかみながら
トシ「中華人民の星って・・・・はっはっ わかんないですよ!」


説明するように
タカ「中華人民の星 シセンって 中国の! 中国出身じゃねよって」



トシ「そういうこと・・・ わからない!」

タカ「ワハハじゃない!」

トシ「急に言われても ここでボケられると 思ってないから こっちわ!」

タカ「それ 油断しないで下さい 舞台の上では 僕はボケますから・・・」

トシ「止めて下さい ここでボケるのは」

タカ「そんな 高校生の前で 赤っ恥ですよ!25年もやっていて ボケを空かされると言う」

トシ「空かされるって まったく うけてなかったじゃないですか あなた!」

タカ「あなたが突っ込まないと うけないんですよ!」





と プロが 舞台で 本気の滑る瞬間を 見させてもらいました


これを見ていると アドリブなんですね 


最後は笑いに変えて シセンの紹介されました



 

タカ「一番シセン!」







後ほど 動画がありますので ご確認下さい






これで 次男は 緊張が 解けたようでした





トップバッターでシセンの漫才!



動画はこのページの最後に・・・・それとYoutube




シセンの漫才 本当に 長い 3分でした




それでも ほどほどに 笑い声が会場から 出ていました




コロッケの歯が4本の所は 小さな子供の 甲高い笑い声が聞こえ 大人の喜ぶ漫才と言うより 小さな子供にも分かる漫才をしていたようです




私は とにかく 次男が 頭が真っ白になって ネタが飛んで 黙ってしまう事を恐れていたのですが 2回ほど詰まってしまいましたが 無事に やり終えました




凄く面白いわけでは有りませんが 程よく 笑えた漫才です




厳しく見たり プロの漫才師の方と比較すれば 痛々しい漫才だったかもしれません




しかし 親の目からしたら 充分すぎるほど 次男が頑張った漫才でした





漫才の最中に 送られてくるLINEが・・・・








長女からのLINE!












































長女は ちゃんと 自宅から 次男の漫才をリアルタイムで 見ていました





ハイスクール漫才の決勝は スマホ パソコンで LINELIVEから 生配信されていたんです






私達は それを見ることなく 現場に居るので どのように映っているのか 全然 分かりません





生配信が終了した後は アーカイブされているので 何度でも 見ることが出来るようです




長女からの写真を見て 私達家族も こんな風に 撮影されていたんですね





長女のおかげで 分かりました




帰宅後 長女は 「私も行けばよかった!インタービューしてたアキナ 私 ファンだから・・・会いたかった~」って 帰宅後 何度も 言っていました











私から見える次男!



私からは こんな感じに 次男は見えていました



心成しか 緊張は 伝わってきますが それでも 楽しそうに 漫才をしています





この子達にしか見えていない景色を 二人は 見ているんでしょう








自分達に 突き刺さる視線(シセン)!・・・・かけちゃった


どんな 笑いを生み出してくれるのかという お客さんの期待!

煌々と眩しく光る 自分達をてらす スポットライト!

トップクラスの プロの芸人による 審査の眼差し!

そして 何より 自分達への 漫才に対する笑い声!




彼らは 最高の舞台で 漫才をさせて頂いておりました














他人から 自分達の漫才を 馬鹿にされて 見下されて 非難を受けて
 

心無い人から 心臓を抉らるほどの 罵られた醜い言葉を ネットに書かれて 傷ついたとしても




この舞台に 立っているだけで 全てが 打ち消される



どんな理由であれ しっかり そこに 立っているんだから・・・・



そして こんな大舞台 誰もが立てるわけじゃないから・・・・・





他人は 悩み苦しみ努力した人にも 簡単に 非難したり 見下したり 馬鹿にするよ


人の表面だけを見て 妬んだり 僻んだり 嫉んだりもするよ


でも あなた達は もう そこに 立っているだけで 何を言われていても 平気だろ!


だって そこは なんばグランド花月の 舞台なんだぜ!”



ほんと すごいと 思うよ・・・ 








無事に終わって!

















3分間 漫才を やり終えて 審査員長の巨人師匠と 板尾創路さんに 総評を受けているところです




トップバッターで 比較されるコンビが無い中での 最初の総評ですが かなり 突っ込んだ所まで 指摘をされていました




それは もう 私達から見ても 一目瞭然です 漫才の基本から 少し外れていて 我武者羅にやった感は 否めませんでしたから




そんなシセンに 真剣に総評して下さった 巨人師匠と板尾創路さんには 心から 感謝申し上げます











この後 動画で 彼らの漫才を見ても 非難しないでやってください 


宜しく お願い致します










次男が終わって 舞台裏へ引き返すと 他のコンビの方達が 「会場 温めてくれて ありがとな!」って 言われたそうです



みんな・・・ 同じ・・・ 
極限の緊張を感じたコンビだけに分かる 心温まる言葉です









代表コンビ 7組の漫才

















































次男の 漫才の他 7組を見させていただきました



これは もう 別格です





上手な高校生コンビと 普通の高校生コンビでは 大人と小学生ほどの 違いがありました



よくよく話を聞くと 既に プロになっているコンビや 有名な漫才師の舎弟の子や インディーズライブに月10回参加しているコンビが 出場していると・・・



そりゃ 甲子園野球でたとえると 無名の公立高校と 特待生で固めた私立高校の違いが有りますね










次男の漫才を含め 8組の漫才を見終わる頃には ずーっと笑いっぱなしな自分に気が付きました



『こんな 高校生がする大会なんて!』って 思っていましたが 終わってみれば これは もう エンターテーメントですわ!







8組全ての ネタ見せが終わると 直ぐに 審査が始まりました







審査員の皆さんは 別会場へ向います









審査の最中に モリヤスバンバンビガロ君の芸

















審査の時間 モリヤスバンバンビガロ君の芸です



お金も払わず会場入りしたのに プロの芸人さんの芸が見れて 申し訳ないです





でも 面白かったです



会場も 笑いがいっぱい





本気のプロの方の芸は やっぱ 凄いですね










審査発表

























再び 8組の高校生漫才師が 舞台に立ちました




この頃の次男には もう 不安や緊張の姿は ありませんでした





自分の漫才をやり遂げて 凄い仲間達と 同じ舞台に立っているのですからね





右から4番目に次男が居ます










結果発表!




優勝は 近畿エリヤ代表のアグレッシブでした


このコンビの漫才は 多分 会場の全員が ほぼほぼ 満場一致だったのではないでしょうか



私達も 見ていて ほぼ プロの方がしている漫才と 遜色ありませんでしたから


彼らの漫才では3分間 笑いっぱなしだった事を憶えています


月に10回ほどのインディーズライブで 力を つけていったんでしょうね


このコンビは 圧巻です いずれ TVに出演するコンビになるかも・・・




そしたら次男は 彼らと 同じ舞台で漫才をした事になります


一生の自慢話ですね












最後に 全員で 記念撮影


























21:15



これで 次男の ハイスクール漫才2018H-1決勝は 終わりました




次男が これから どんな生き方をするのか 親である私達にも 分かりません



しかし この日の出来事は 間違いなく 次男にとって 生涯忘れることの無い 最高の時間だったことでしょう





この 大きな経験
思い出を胸に 今後の次男の人生の糧になってくれればと 願うばかりです






次男へ

あなたが どんな状態で舞台へ向ったのか 私は よく分かっています




本当に よく 自分と向き合い 戦ったな! 




私は 今まで以上に あなたに対して 尊敬の念が深まりました





素晴らしい 時間を 私達に ありがとう 





最高の親孝行です











中部地区大会でお友達になった 漫才師コンビの女の子に描いてもらいました

シセンの似顔絵










ハイスクールマンザイ2018〜H-1〜甲子園
決勝大会 オープニング





ハイスクールマンザイ2018〜H-1〜甲子園
決勝大会 1番シセン





ハイスクールマンザイ2018〜H-1〜甲子園
決勝大会 結果発表











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