今年も もうわずかとなりました
もう~いくつ寝ると~♪
なんて昔の歌を思い浮かべていると ふと 妻との旅行って 今年は行ったかな~と 振り返る
PCのマイピクチャで確認すると どこにも行っていなかった事が分かった!
で! 妻と最後の旅行は・・・・? 2013年6月の京都の旅だった
1年半 どこにも行っていないことに 気づいてしまった・・・OTL
そこで 急遽 予定を立てる
しかし ここが八百屋の性なのか 行ける日が限定されて 行く場所も当然 近場!
ほぼ 年中無休の状態で まともな連休なんか 取れない!
二人で 話合った結果 土曜の当日に宿泊先を予約して 午後から出発しようと 計画だけは立てる
しかし 世の中 そう簡単には行かない
行ける場所は 静岡・京都・大阪・滋賀・岐阜・長野と・・ ここら辺か!
ネットで 当日土曜日を調べると どの県も 殆ど空いていない!有っても4・5万 行けるわけが無い!
どうして こんなにも日本のホテルは高いのか!どうして 土曜日は満室が多いのか!
いやいや これが日本社会のサイクルなのだと 改めて 再認識!
そこで 以前 ジェットスターでの家族旅行を計画していたことを思い出して 飛行機で何処か行けないだろうか?と 調べてみる事に!
するとジェットスター鹿児島行き 12月6日 土曜日の夜便が 6000円で 翌日 名古屋行き 12月7日 日曜日 午後便が8000円で空いていた!
次に ホテルは ビジネスホテルだが 一人朝食付5000円が空いていた!
行ける!これなら行ける!と 早々に PCに向って予約を入れる 出発日10日前での予約だった
航空機と宿泊施設の予約を取ってから 鹿児島の事を調べ始めた
何せ 20時間の鹿児島 実質 睡眠時間を含めて17時間の自由時間しかない 強行弾丸の旅だ!
やれる事なんか 殆どない!
さ〜っ どんな旅に なったのか・・・
それでは 旅行記を ご覧下さい
週末のプリンセス 日本!弾丸トラベラー in 鹿児島
16:20 自宅から セントレアへ 向う
1時間も走ると 目の前に 浮かぶ空港 セントレアが見えてくる
17:20 あっという間に日が沈み 綺麗なイルミネーションの中を 駐車場へ向って走る
車を降りて 出発ロビーに入ると 人は まばらだった
夜のせいでもあるが 相次ぐ LCCの撤退で セントレアが 寂しく写っていた
チェックインは ネットから WEBチェックインで48時間前に 往復とも すでにしてある
本当に 楽な時代になった
とりあえず確認の為に 掲示板だけは見ておいて 18:35 GK695便があるのをチェックした
ジェットスター 鹿児島行き GK695 18:35発 20:05着
6600円 税込み
30分前には 機内へ 搭乗できるので 18:00 一番はずれのゲート2で待っていた
なにやら アナウンスが 【 鹿児島からの出発が30分遅れで離陸致しました セントレア到着が30分ほど 遅れるため 到着しだい 機体整備 機内清掃をしてから お客様をご案内いたします・・・・】
延着だ!
これが LCCの宿命だ!
安い代わりに 小さなリスクを負わなければならない
ただでさえ 夜便で 鹿児島滞在時間が無くなってしまうのに・・・・
あ~ぁ 夜の予定が・・・・ 30分ずれると 駄目かも! 不安が過ぎる
18:35 鹿児島から 機体が到着した
本来の出発する時間に 機体が着いたのだ
これから整備と清掃か!
予定とは 狂うために有るのだろうか?
直ぐに 鹿児島空港からのバス時刻表を 調べた・・・・
19:05 35分遅れで 機内へ 搭乗
思った以上に 綺麗で 座席幅も ちょっと狭いかな?ぐらいだった
横からの座席を 撮影したのだが やはり国内のエコノミーシートに比べると 若干狭さを感じます
しかし 国内線の1時間ちょっとのフライトなら 全然問題のない狭さです
LCCですから TVとか新聞とか 音楽なんてものは ありません
機内販売用にパンフレットが ありました
だいたい300円ほどで 軽食が購入できます
買う人なんて いないと思いますがね
20:40 35分遅れで 鹿児島空港へ 到着しました
後方より 機内を撮影
横6列シート ほんと 合理的な配列で ローコストを実現させています
これより 機体から降りて バス停に向う バスの出発まで15分!
時間との勝負です
これ逃したら 鹿児島中央駅直行が無くなりますから ドキドキもんで 到着ロビーを駆け抜けます
鞄なんか 預けていたら アウトだったわ!
何とか 5分前の 20:50 鹿児島中央駅経由 天文館行きに 間に合いました
料金
1250円 所要時間
50分
小さな 空港なので 移動も楽だし バス乗り場も分かりやすい!
兎に角 日本語が通じるのが 安心感の倍増になる
20:55 定刻通りに 空港を出発
空港を出ると 数分で 高速道路に入った
一番前の座席を陣取り 心地よくバスに揺られて 天文館を目指す
40分ほどで 鹿児島中央駅に到着 殆どの人が ここで降りた
この駅の観覧車が イルミネーションで 綺麗な町を演出している
九州って 観光の人気が高いとは 聞いていたが 駅から それが伺えた
特に 鉄道の旅が 有名なのが 良く分かった
中央駅から 5分程で 天文館に着く!
ここから 徒歩3分ほどの所に 今回宿泊するHOTELが有ります
21:45 無事に HOTEL 到着
天然温泉 霧桜の湯 ドーミーイン鹿児島
1泊1人
5000円 朝食付き 夜食付き
計画予定時間より 30分遅れで チェックイン
やはり この30分の遅れは大きかったな~
しかし HOTELが もっと チープなイメージだったので 綺麗さや 規模が 想像以上に良く見えた
チェックインを済ますと 部屋に行かず そのまま ロビー階にある レストランへ直行
21:30から 始まる 夜鳴きそばを 先に食べることにした
1年ぶりのラーメンを 食べることに!
味は 至って普通!
なのに 美味しい! 凄く 美味しい!
多分 食べる時間なんだろうな!
それと 只だから・・・・
私達が 夜鳴きそばを食べていると 隣で 見たことのある顔が・・・・・
都議会議員の 塩村議員が お一人で お座りになっていました
熊本から鹿児島 明日 福岡へ向うとの事でした 衆院選が始まりましたので 要請がある見たいですね
ネットや週刊誌などで 叩かれていましたので どうかな?と思ったのですが 私達が宿泊するようなHOTELに泊まって 無料の夜鳴きそばを啜っているんですから 庶民的な方なんでしょうね
ま!芸能人では有りませんが 旅って 意外な出会いもあるもんです
10分ほどで 夜鳴きそばを食べ終えて 御部屋へ 向いました
1008号室 15㎡と狭く バスルームはシャワーのみ しかし 想像以上に綺麗で 十分満足できる御部屋です
6畳ほどのスペースに ダブルベット 壁紙が薄い茶色のツートンで 気持ちが落ち着ける感じです
てっ! そんなこと味わっている場合ではない!
30分遅れの計画で 着替えることも無く 荷物を置いて 直ぐにHOTELを出ました
向うは・・・・・・
天文館のバス停前にある [ひだまり]と言う マッサージ屋さん
私達の 最高の贅沢です
普段は 質素に生活していますから 旅行のときぐらいはと 必ず 予約をしていきます
22時の予約だったのですが 22:30より 施術をして頂きました
60分
2980円で 御座います
腕の方ですが なかなかの物で御座いました
各国のマッサージを体験している私でも 上手な方だと思いました!
ちなみに 家内の指しているサインは テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有選手の物です
日ハムの時に来られた サインです
23:30 1時間のマッサージを終えて 食事をしに 深夜の天文館へ向う
こんな時間なのに まだまだ 人はうじゃうじゃと出てきます
雰囲気は ほろ酔い気分の方ばっかりです
私達は お酒を飲みませんので こういう雰囲気は慣れないのですが 九州の人たちの気質なのか 意外と気さくで 人が良い!
ま!海外でも深夜に 子供を連れて歩き回っていますので 日本の安心感は 比ではありませんね
お目やての お店を目指して 天文館の人ごみを歩きます
0:00がラストオーダーと聞いていたので 23:40 目的のお店(
炭火焼肉 鶴一堂 鹿児島ホルモン天文館店)に入ると 本日は終了との事で 断られてしまいました
その後 周辺のお店へ3軒ほど入るも やはり 本日終了ですと 断られてしまいました
このとき 気づくのです ジェットスターの30分延着のズレが 計画を壊していくことを・・・・
夜鳴きそばを食べているので 空腹では無いのですが やはり その場の格安有名店で食べたかったな~
諦めてHOTELへ 戻ろうとしたとき 肉まきで有名な
[お結び本舗]を発見
テイクアウトして HOTELで食べることに
出来上がるまで 店内で待っていると 店内では 〆のうどんを食べているお客さんたちが 深夜にも関わらず結構な人数で ここが 大きな繁華街である事が よく分かった
席を譲ってくれたり 声をかけてくれたりと 九州って やっぱり 人が良いですね
さらに もう一軒
マヨたこを見つけて こちらもテイクアウト
深夜0:30 いやはや 熟年夫婦 はるばる愛知県から 天文館で何をやっているのやら!
完全に準備 知識不足!
それでも フラフラと 天文館の色んな雰囲気や 人と触れ合えて 面白かった!
HOTELに戻って テイクアウトした ファストフードを食す
まずは マヨたこ
一口で 口に投げ込む まだ 温かさは残っている たこ焼きを口の中でつぶす 中から とろ~っとマヨネーズの味が練り小麦粉と混ざり 皮にまとわりついたソースが さらに口の中で 溶け合う!
今まで 食べた たこ焼きの中で 一番美味いと思った!
九州の味覚ってどうだったんだっけ?
濃いのか?薄いのか?
大阪の たこ焼きより 美味しいぞ!
次は肉巻き
作り立てでは有るが これも美味い!
大きさも こぶし大で 食べ応えあり 肉はしっかり巻かれて辛めかな?
お米が 硬めに炊かれていて 一粒一粒がはっきりしていました
鹿児島で 宮崎の肉巻きってのも 何ですが 一くくりに九州名物と言う事で・・・
深夜1:40
ここ ドーミーインは温泉が 最上階にあって 24時間 自由に入れます
遅い鹿児島入りの私達には 本当に便利で施設の整ったHOTELです
流石に この時間 誰も居ないので 写真を撮らせていただきました
ビジネスホテルにしては 中々の設備ではありませんか!
こちらは 露天風呂です
最上階からの 展望と 夜空は 最高の演出です
綺麗な月が眺められて 最高のくつろぎ空間を楽しみました
この後 2:30に就寝して
6:00に起床!
朝風呂を浴びに 再び 温泉につかりました
6:30 朝食会場へ
こちらがドーミーインの 朝食になります
私達は キャンペーンプランで 無料の朝食を頂きました
通常1000円で 朝食を頂く事が出来ますが これは1000円以上の価値があります
和食が中心ですが どれも ちょっとした料亭風の 一品料理が並んでいました
バイキング形式で 御膳に食べたい料理を入れて 座席に着くのですが 自由に席が選べます
私は 体のことを考えて 少なめにしましたが 真ん中のご飯 鶏飯
けいはんと言います
これ
鹿児島県奄美群島の 郷土料理
鶏のスープの御茶漬けなんです
初めて食べたのですが 美味いです
お代わりをしてしまうほど 美味い!
いや~ ドーミーインHOTEL どれをとっても 満足度が高すぎです
8:00 チェックアウト
本当に 良いHOTELでした
高級感は ありません 観光で贅沢気分を 味わいたいのであれば お勧めはしませんが 質素にお徳感満載の気分を味わうのであれば 最高のHOTELだと 思います
私達は 滞在時間が短かったので 十分満足できました
ちょっとリッチで 利便性が高いのが お好みの方は
ソラリア西鉄ホテル 鹿児島が お薦めかな!真下が空港バス乗り場ですし!
私達は 特急列車に乗るために 鹿児島中央駅を目指します
HOTELは天文館にあり 鹿児島中央駅から 少しはなれたところにあるので 路面電車かバスで 行こうとしたのですが 昨日と打って変わって 晴天!
これは歩かなければと
1.3Kmの道のりを 散策しながら 歩くことにしました
鹿児島市では
観光客が まち歩きを楽しめる都市型観光を 推進することを目的に 市内7カ所に 鹿児島にゆかりの偉人たちの像と その解説板を設置しています
こちらのオブジェは 時標2「樺山、黒田、大いに語る」(樺山資紀、黒田清隆)です
大したことなさそうな 像ですが 意外と鹿児島の歴史に触れた感じで 楽しめました

明治の風にフロックコートをひるがえす 大久保利通のモニュメントです
西郷隆盛 木戸孝允と並び明治維新の3傑と言われた人物で、明治政府の中心的役割を果たしました
銅像は 没後100年を記念して昭和54年(1979年)9月26日に中村晋也氏によって制作されました
本体4.3メートル
甲突川の高見橋に 大久保利通の銅像がありました
鹿児島と言うと 西郷隆盛像の方が有名かもしれませんが 西郷さんは25年前に見ているので スルーします
弾丸ですから!
橋をわたると かごっまふるさと屋台村 が見えてきました
夜 こちらで 夜食を取りたかったのですが 24時閉店で 諦めざるおえなかった 場所です
夜便の影響は 大きいですね
ゆっくり 楽しみながら歩いて25分 鹿児島中央駅に到着
名駅ほどでは有りませんが 大きい駅です
私達が乗る 特急列車
指宿のたまて箱 通称
いぶたまです
こちら人気列車で 予約が中々取れません
私が 2週間前 航空チケットと HOTEL予約をする前に 取ったチケットです
残り2座席を ギリギリ取ったのですが ちょっと取り方に癖が・・・・・
いぶたまの予約の取り方を調べると 何種類かあるようで 一つは会員になって クレジットカードで購入する方法なのですが HPから 試みると なにやら 金額が違う!
鹿児島中央駅から 指宿の通常運賃は1000円 たまて箱の特別料金が930円
往復で3860円になるのですが
指宿レール&バスきっぷ なる物が 3060円で購入できると書いてありました
HPでは このチケットが買えない!
めんどくさいので 鹿児島中央駅へ 直接電話して聞いてみると この
指宿レール&バスきっぷは 電話で買えるとの事 詳しく聞いてみると!
電話で チケットの予約を取って それから座席を指定します このとき乗る列車の日にちと時間を指定すると 係員が空き席を調べてくれます
空いていれば そのまま予約です
私達の乗る列車は 往路はバラバラの席ですが 残り ちょうど2席空いていて そのまま予約を入れました
支払いは チケットを受け取るときにします
チケット有効期間は 出発30分前まで それ以降は 自動でキャンセルになります
そう ここが最大の問題点です!
9:00 チケット購入へ JR窓口へ行きます
9:58発 指宿行きの特急
いぶたま
座席指定チケットを購入する前に・・・・
電話で 取った私達の予約席はバラバラの 3両編成の 1号車と3号車だったのです
一緒に座れないどころか 車両さえ別々なのです
なぜ その状態で 予約を入れたかと言うと 先ほど書いた問題点です
予約の仕方なのですが 簡単に言うと 口約束のリスクの無い予約方法なのです
単純に
キャンセル料の発生しないチケットなのです
その為に ”
とりあえず予約”が 沢山あると考えたのです
そう!キャンセルが出るのではないか!とね・・・
座席指定を出す前に 係員に 確認をしました
『私達の予約は 1号車と3号車なんですが どちらかで空きは有りませんか?』と聞く
すると列車の配列シートの図を出して下さり 2号車で海側カウンター席と 通路を挟んで隣席が空いている事がわかり 直ぐに変更して 発券して頂きました
ビンゴ!です
そちらに 変更して頂いて 私達は 隣同士で1席は海側カウンターをGETしました
9:45 4番線ホームに
いぶたまは 既に入っていました
いぶたまには 色んなサービスがあり こちらは フォトサービスです
女性乗務員の方が プレートを持たせてくれて 制帽をかぶせてくれます
この年でも 意外と楽しい!
ネットで調べていった通り なんと斬新な車内なのか!
子供をターゲットにしているのか? たまて箱ならぬ おもちゃ箱だ!
JR東海では 考えられない発想ですね
子供専用シートもあります
座席指定では有りません
見ていて ほのぼのするのと 自分達の子供が 小さい頃の事を思い出してしまいました
私達が乗った2号車です
なんと贅沢な 特急列車なんでしょう
指定席は29座席
これじゃ 直ぐに予約が埋まってしまう訳ですね
杉の香りはしませんが 木目が美しく 落ち着ける雰囲気です
こちらが 乗務員の方が お見えになるサービスカウンターと 奥がトイレになっています
これが 列車だということを 忘れてしまいそうな設備です
9:58 定刻どおりに 鹿児島中央駅を出発しました
車内を見回すと 空席がチラホラと それも海側カウンターですら空いている
やっぱり 予約のシステム おかしいよな~!
こちら 特急たまて箱の 玉手箱です
これは何かといいますと 乗客がメッセージを書き 乗務員が車内放送で 読み上げて コメントを言って下さるサービスです
写真は 列車の揺れで ピンボケ状態なのですが 私が妻へ送ったメッセージが入っています
小さな 紙に 3行ほどのスペース
私は ここへ 小さな字で 50文字のメッセージを書いて 入れておきました
言うまでもなく 読み上げられたのは 私一人でした
機会があれば 皆さんも書いてみてください
走行音が かなり響きますが 耳を澄ますと ちゃんと聞こえます
終着駅に まもなく到着するタイミングで 読まれます
私のメッセージが 読み上げられたとき 一生忘れられない経験をしました
最後に 動画を ご準備します・・・・・最初だけ車内の様子が撮影されています
良かったらご覧下さい その後は 自分に酔った映像です
鹿児島の町を抜けると 鹿児島湾が見えてきます
湾に沿って 走行をしますので 桜島を眺めながら 列車の旅を楽しみます
25年前に行った桜島です
妻と 新婚旅行の頃の話をしていました
22歳と19歳 まだ子供のような私達 世間も知らず 幼稚な二人だった
時代は バブル期 世間が浮かれ 更なる豊かさを求めた時代だった
50分程の 楽しい 心に残る思い出を 頂いて 指宿駅に到着しました
太陽光で分かりにくいですが ドア上部より たまて箱を空けると 白い煙が出てきます
まっ! ミストなんですけどね!
指宿駅に着いたはイイのだが 何せ弾丸 帰りの列車の時間は 12:56分
この時点で 10:55
約2時間しかありません
砂むし会館 砂楽 まで バス移動をしようとしたら 食事の場所を探しているうちに出発してしまった
直ぐに 次のバスを調べると 30分以上待つはめに だったら 指宿の町を散策しがてら 歩いて行くことにしました
1.5Kmほど 20分ぐらいですか!
妻も 何も言わずに 了承してくれて 出発です
商店街を抜けて 鹿児島湾のほうへ進みます
どこも 同じなんでしょう
アーケード商店街も 閑散とした有様
日曜日だからなのか? それにしても誰も居ない商店街
指宿と言えば 私達からすると 砂風呂の観光地のイメージだが そんな様子がまったく無い
県道を横切って 細道を抜けると そこは鹿児島湾だった!
昨日の寒波が嘘のように ポカポカとした 最高の小春日和になった
妻も とっても嬉しそう
そりゃ 1年半ぶりの旅行だからな
妻が喜ぶと なんだか こっちまで 嬉しくなってくる
こんな 無謀で ケチ臭い 弾丸の旅なのに 文句一つ言わずに 私を頼って ただ ついてくる
どうでもいい 冗談を言うと 直ぐに笑って・・・・
なんとなく 考えてしまった
家で ふんぞり返って 偉そうにしていられるのは 妻のお陰なんだな
頼られて 守って 知らず知らず 強くなっていた
しかし 本当に強いのは 信じてくれた妻なのかもしれない
やっぱり 妻に感謝しなければ・・・・・・
海沿いを歩いていると 砂楽の砂風呂会場が現れた
夏場は 海岸で砂むしを体験できますが 冬場は屋根のある場所で入ります
20分ほどで 着きました
妻と懐かしみながら
ただ 当時とは 雰囲気が変わって 綺麗な施設になっていました
二階が入り口になります
カウンターで 入浴料を支払います
砂風呂と温泉で
900円 浴衣のレンタルで
100円
計
1000円です
タオルは持参しました
必ず 必要になりますので タオルは忘れずに!買えますけどね
土日は 大勢の入浴客が訪れ 30分待ちだよ!みたいな情報が有りましたが 空いています
浴衣を持って 下に降りると更衣室が男女別であります
浴衣をに着替えて 外に出ます
私は厚着をして パッチまで履いていましたので 思いのほか着替えに時間が掛かってしまいました
外に出ると 妻はもう着替え終わって 私を待っていてくれました
普通 逆だろ!っと 突っ込まれそうですが・・・・
奥に見える コの字の階段を渡って砂風呂へ向います
懐かしい 25年前と 変わっていませんでした
指宿の天然砂風呂は ここ 砂楽 と
山川砂むし保養施設だったかな?
後は 人工で作られているとか?????
まずは 妻が埋められるところを 撮影してっと!
二人で埋まりました
時間にして10分を目安と書かれていますが そんなの勿体無くて 出られません
10:35から 10:55まで 20分間 埋まっていました
妻との時差がありますので 妻は22分といったところでしょうか
埋もれた感想は かなり 背中が 厚いです
我慢できないほどでは有りませんが 砂の重さが重なって 体感温度が倍増!
寝ながら 入るので 睡眠不足の体には 心地よさもあります
ウトウトしながらの 20分でした
砂から出ると 体中の汗が吹き出ていました
顔からも 大量の汗が・・・・・・
なにか 温泉に浸かって かく汗ではなく 別物の汗?って感じ!
手を触ると スベスベで ツルツル!色も綺麗な美白に変色!
そして 妻の顔が10歳は 若返ったのではないかと思うほど 顔がスベスベになっていました
25年前は お互い若かったので 効能とか肌なんて 気にもしていませんでしたが 年を取って 指宿の砂風呂の力に 慄きました
その後 シャワーで砂を落とし 10分ほど 温泉に浸かって出ました
12:15 復路列車の発車まで 約40分
砂楽のスタッフに 駅までのバスの時刻表を確認してもらうと 12:30に指宿駅行きが有るとのこと
15分も 待つんだったら また 駅まで 歩こう!と 帰りも散策しながらの徒歩になりました
この 県道の 椰子の木 並木とでも言いましょうか!
25年前を思い出しながら 歩きました
当時は車で 九州を回っていたのですが 日本で椰子の木?って 二人で 驚いて話していたことを 懐かしみました
途中 ハイビスカスも咲いていて 鹿児島県が 本土の最南端に位置する県だと 実感しました
何気ない 町でも 二人で歩くのは楽しい
あっという間に 駅に到着
駅前で 予定をしていた 昼食
黒豚と郷土料理 青葉 で 温たまらん丼 と 温たまらん豚 を食べるはずだったんですが 駅に着いたのが12:35
残り21分で 注文から 食べ終えるまでの時間を計算すると 無理!と結論が出ました
なんと 弾丸鹿児島の旅 グルメ 2射連続不発に なりました
すると妻が 「いいよ!コンビニの弁当買って 電車で食べよう!」って ・・・・
ここ指宿駅には 駅弁も売っていませんでした・・・OTL
しかし 本当に お金の掛からない妻だ!
彼女を喜ばせるために 計画した旅も ここまで思いどうりにならなくて!
それでも 文句を言わずに 慕ってくれる
どこまで 欲の無い 妻なのだろう
ホームに入って 発車時刻表を確認
赤い時刻が 特急たまて箱です
1日 3往復ですね
お約束の 駅名標です
撮り鉄では有りませんが なんか撮ってしまうんですよね~
12:56 5分前に本日2便目の たまて箱が 鹿児島中央駅から 到着しました
さっき これに乗って指宿に来たのに もう とんぼ返りです
早々に 車内へ入ると 車掌さんが座席をひっくり返していました
帰りは 電話予約でした 二人並びの海側ツーシートです
3号車なのですが この車両は臨時車両で 1・2号車とは また雰囲気が違います
この3号車には 真ん中にベンチシートが4席あります
座席指定は無いようで 空いていたら座れます
私が妻に 『座ろうか?」って 聞くと
「ここで いいよ!」って 指定通り二人席で 会話を楽しむことにしました
定刻通り 12:56発 鹿児島中央駅行きの たまて箱は出発しました
走り出して 直ぐに 妻と コンビニで買った そっけない弁当を食べました
私 鶏南蛮弁当
398円 妻 から揚げ弁当
298円
鹿児島まで来て コンビに弁当とは 本当に申し訳ないな~
それでも妻は 「ねっ!やっぱり美味しいでしょ!電車に乗って食べれば 何だって美味しいんだよ!」と 笑いながら 話してくれた
実際 美味しかった!
コンビニの弁当が美味しいのか?雰囲気で美味しくなったのかは 分かりません
何せ コンビニの弁当を食べたこと無いから!
ちょうど食べ終わる頃に 車内販売が通りかかり
黒ごまぷりんなる物を 購入
リサーチ不足ですが・・・・・
『すみません ぷりん一つ下さい・・・・』
「はい!ありがとう御座います!
400円です・・・」
『ありがとう御座います』と
心の中で え~っ
400円もすんのか!高くても 300円ぐらいかと思った そんなに美味いのか?このプリン!
と まぁ チッチャイ男が思うようなことを 真顔で考えていた
それより 2つ買うところを 1つしか買わない時点で 私の男としての器の小ささと ケチさが 分かってしまう
しかし 私がチンケナ男でも 妻は その理由を分かってくれてる
だから 1つしか買わなくても 何も言わない・・・・・
さ~
400円のプリンを食します
まずは 妻から・・・・・・・・
「うん~」
次に私が・・・・・・・・・・・・・
『あ~っ』
二人で顔を合わせた
『貧乏人には この高級な味が 分からないな~』って 言うと
「本とだね!わかんないね」って
二人で 笑った!
本当に 分からなかった 甘くも無く 卵の味がするわけでもなく!
かといって キャラメル部分が 黒ゴマなのだが 味が 分からない
そこで妻が「これは 観光用の思い出プリンじゃない」って 言った
「いぶたまに乗って プリン食べたよ!」って言うためのプリンじゃないのか?という意味ね!
上手い表現だ 私も そう思うことにした
短い40分の列車の旅を楽しんで 鹿児島中央駅に到着した
意外と この3号車の雰囲気 良かったな~
落ち着いた クラッシックな 感じで!
弁当で ちょっと お腹も満たされた状態だったが 鹿児島といえば 白熊と言う事で 駅と隣接する アミュプラザ鹿児島内にある
むじゃきを 訪れる
メニューを見ると色んな種類があるようだ
定番メニューを頼む!
定員さんに 『えっと・・・この白くまくんを1つと・・・・』
すると 定員さんが え!って顔をした
『あっ!間違えた!白熊 と ストロベリー白熊を 1つづつ下さい!さっき言った”白くまくん”って 日立のエアコンでしたね!すみません』って注文しなおした
妻も 店員さんも 笑って その場が 和んだ
こちらは 普通サイズの白熊です
ちなみに この白熊の由来は 上から見ると 氷の上のフルーツトッピングが 白熊に見えるからだそうです
確かに 言われれば 見えなくも無い!
味は 美味しいでしゅ~う
台湾で食べた 氷を思い出すぐらい 美味ちい!
2つを食べ比べましたが ストロベリーの方が 美味しかったな~
14:40 たった17時間(睡眠時間5時間)の短い鹿児島の滞在を終えて 空港行きのバスに乗ります
鹿児島中央駅前 ソラリア西鉄ホテル鹿児島の1階に バス乗り場があります
1250円
空港まで40分
さっき 来たばっかりの鹿児島空港へ 到着
ここで お土産を探しながら 出発時間まで 時間を潰す
空港の雰囲気も味わいたいしね
規模的には 昔の名古屋空港の小さい判かな
お土産やさんは けっこう並んでいます
レストランも それなりにありました
風邪気味で体調を崩した私は 気分が悪くなって食事を取りませんでしたが 2階に鶏飯定食が580円であったので これは食べる価値あるかも!
ジェットスター 名古屋行き GK694 16:40発 19:55着
8800円 税込み
今回も 10分遅れで到着した
結果 10分遅れで 出発になります
帰りは どれだけ遅れようが関係ありませんからね
機内へ 搭乗します
帰りも チケットは A4紙に コピーした ボーディングパスを見せてゲートを潜ります
16:50 10分遅れで 機体は離陸しました
まだ 日が差していて 空からの景色が楽しめました
機体が 水平飛行に入ると 雲の上を飛びます 当たり前ですが・・・
それを見て 妻が「ねぇねぇ 雲の上を飛んでるよ」って 私に言ってきました
『そりゃ 10000m上空を飛んでるからね 雲は下に見えるよ!』と返すと
「あの上 歩けるんじゃない?」って 子供みたいな 事を言って 喜んでいました
やっぱり 列車や車の旅行とは 全然違うんだなと 考えさせられた・・・・・
1時間30分で 機体はセントレアに到着した
私には 只の移動手段でしかないが 妻にとっては 最高の空の旅だったようだ
離陸時の加速するGや 着陸時の大きな衝撃 雲の中で大きく揺れる振動 窓から眺める上空からの町並み 全てが 興奮する体験に違いない
八百屋という 仕事 殆ど 二人同時に 休みが取れない状態で 夫婦二人旅は 沢山の妻への反省と 沢山の妻からの思いやりを受けた旅になった
私にとって 初のセントレア国内線利用
この
ジェットスター 想像以上に使えた!
鹿児島の旅 航空運賃と宿泊費 1人 約
20000円 土日で! これに+α(バス・列車・食事)
十分楽しめた 旅になった
そして 25年ぶりの鹿児島は 私達に多くの記憶を蘇らせてくれた
玉手箱を空けた 浦島太郎のように 自分達が年を取っていることを教えてくれた
ただ 生きてきたわけではない
私達は しっかりと 足跡を残して 生きていることを 学ばせてもらえた旅になった
週末のプリンセス 日本 弾丸トラベラー in 鹿児島
妻と 25年ぶりに 鹿児島へ 行った
新婚旅行で 行った鹿児島!
今では飛行機も 安くなって 簡単に行くことが出来る様になった
そして 鹿児島から 指宿へ行くことにした
私は 25年前に体験した砂風呂に 行ってみようとおもった
調べると 鹿児島中央駅から 指宿まで 特急 指宿のたまて箱という列車があることが分かった
色々調べてみると 誰かに メッセージを送ることが出来る 玉手箱なるものがあるらしい
私は 妻へ その玉手箱を使って メッセージを伝えることにした
100人近く乗る列車の 車内アナウンスから メッセージが読まれるようだ
私は この列車の 予約を取ってから 送るメッセージを何にしようか 考えていた
多分 文字数にして50文字が限界
どう伝わるのか? 何度も書き直しては メッセージを考えた
そして 当日 列車に乗ると 直ぐに その玉手箱と メッセージの用紙を見つけた
大きさは クレジットカードほど やはり 書ける文字は小さく書いて50文字ぐらい
書こうとした瞬間 躊躇してしまった
やっぱり イイ年をした親父が 妻にメッセージなんか 恥ずかしい・・・・・
でも 勇気を持って書くことにした
恥ずかしさより 妻への感謝の気持ちの方が 大きかったから
大きく揺れる列車で 妻へのメッセージを書き終えた
その後 列車は 鹿児島中央駅から 指宿駅に近づく 40分ほどの列車の旅だが 一向に読まれないので 知らない間に もう読まれていて 気づかないうちに到着してしまうんだと思っていた時 列車のスピードが ゆっくり減速していった
車内も 少し振動が納まり 煩かった走行音が 静かになった
すると 「メッセージをお預かりしています」と 私のメッセージが 読み上げられる
メッセージは 私 一人だけ
私は そのアナウンスの言葉を聞いて 直ぐに カメラの動画で 妻の反応を撮影した
それは 妻が 笑って 私に「何やってんの!」って 冗談交じりのエピソードを 納めたかったからだった
でも 実際は 全然違った
私のメッセージが読み上げられると 妻の目に 涙が 溜まっているのが見えた
私は びっくりした
思っていた 反応と 逆だったから
直ぐに 自分の書いたメッセージが 25年の時間を甦らせた事に 気づいた
そして 私の目にも 涙が溜まっていた
直ぐに カメラを止めて 涙がこぼれない様に 窓の向こうに見える 桜島を眺める
数分の間 私達は 静かに 時間が流れるのを待った・・・・・
一生忘れられない 鹿児島の旅になった
そして あの時の事を忘れない様に この動画を作りました
25年前の新婚旅行の写真を 探しだして・・・・
妻へ
今回の25年前を思い出す鹿児島の旅はどうだっただろうか?
私は あなたに 謝らなければならない
今まで 結婚して25年 付き合い始めて 28年間 一度も 浮気をすることもなく 他の女性に気を取られることもなく ただ あなただけを 見つめていた
しかし 今回の旅で 私は 探し出した 25年前の 新婚旅行の写真の あなたに 恋をしてしまった!
これは 浮気になるのだろうか?
もしそうだったら ごめんなさい!
当時 あなたが こんなに可愛らしい女性だったなんて 少しも感じた事が無かった
本当の事を言うと 25年前 あなたと結婚することを凄く悩んでいた
自分が若かったこともあるが この子で 本当に良いんだろうか?って
結婚した後も 本当は 悩んでいた
でも 25年経って あなたを選んだ事が 間違っていなかったと 分かった
そして あなたが 私を選んでくれた事に 感謝しなければ ならないと 強く思った
もし 人生を何度も 戻って 繰り返えす事になっても やっぱり 私は 何度でも あなたに恋をするね!
よーく 分かった!
これが 運命ってやつなのかも・・・・・
出逢えた人が あなたで よかった
25年前に 選択を誤らなかった夫より