2014年12月30日火曜日

2014年 ベル商店の1年を振り返って・・・・・ Change much over the years!

無事に 今年も 終わろうとしています

長いようで 短い1年!

私も 年々 老けて行きます


変わった 年の考え方なのですが 1年の時間の感覚は 人それぞれ

人によっては 長く感じたり 短く感じたりするものです

年を重ねて思うことは 毎年 1年とゆう時間が 短く感じてしまっている事!

子供の頃は 1年が すご~~く 長く感じていたのに 今では とっても短い!

これは 年齢を分母として 考えるとよく分かります

5歳の時 1/5 5年間 生きた1年! 10歳の時 1/10 10年間 生きた1年!

20歳の時 1/20 20年間 生きた1年! 40歳の時 1/40 40年間 生きた1年!

と まぁ こんな感じで 1年の感覚が短く感じて行く訳ですね

子供の頃は 何でも 新鮮な気持ちで 言葉を増やし 知識を増やし 大人に成ることを夢見た

大人に成ると さらに 生きていくための方法を学び 難しい言葉を覚え 他人との関わりの中で 新鮮さを忘れ 同じ時間を 繰り返し 繰り返し 重ねる事になる!

春夏秋冬の小さな変化で 時間の移り変わりを察しながら



私は 再来年には 4回目の年男 時間の過ぎるのが早い早い・・・・・


そんな 短い1年の中でも 色んなことが ありました





今年 2014年の ベル商店 BEST NEWSは・・・・・・・!




























安城市総合斎苑 和式場 梅本葬祭の幸治君と!


父親の代から続く 籠盛の造花を Change! しました

ベル商店の 今年 一番 大きな ニュースです

それは・・・・・・・



ここまで来るのに 2年以上の歳月が かかったから!


20年近く 父親が選んだ 塩ビの造花で 製作をしていたのですが 時代の流れなのか? 流行というものなのか?

今は シルクフラワーが 主流のようで ベル商店は その時代の流れに 乗り遅れていました

その流れに 乗るべく 2012年9月より シルクフラワーに 変更することを決めたのですが これが 想像以上に難航!


どうして そんなに かかってしまったのか?


ベル商店には 果物の包装材をお願いしている業者さんが 2軒有ります

最初 そちら2軒に相談をして サンプルと カタログをお借りして 造花の確認をするのですが どうしても 気に入るものが無い!

30セット近くのサンプルが あったのですが 色 花の種類 組み合わせ 大きさ(長さ)と どうも しっくりこない!

生産国も 中国製との事で 踏み切れない!

中国製が悪いというわけでは有りませんが 自分の こだわりかな


その後 シルクフラワーの情報収集を含めて 全国の葬儀のお供え物を調査

そこで 国内生産で オリジナルを考えることに・・・・・

しかしながら 安城市での 葬儀の有り方 方向性までは 深く理解できない

そこで 梅本葬祭の 幸治君に 現状の葬儀と 若い感性での これからの葬儀のイメージを相談させていただくようになりました

こうして 彼と共に ベル商店のシルクフラワーの製作を始めたのです


彼は 配色 配置の目利きである

彼の 葬儀の会場作りが 素晴らしい

予算に応じて 祭壇や生花 果物のお供えと 毎回 異なる条件の中で 最善を尽くされている

サラリーマン的な対応ではなく 家族の様な対応を常にしてくれる

ここなんですよね 地元ならではの 配慮を心がけた 葬儀をされているのって

だからこそ 彼に頼って シルクフラワーを製作することに決めたのです

それも 3種類のシルクフラワーを作らなければならないから

彼の感性無しには 到底 できないと考えた!

強い見方を得て 業者探しが 始まりました



葬儀用の籠盛で盛んな 九州の大分の業者から・・・・ 日本の中心地 東京の業者・・・・と 

沢山の方と 情報のお話をさせていただき サンプルを取り寄せたりしました

その都度 梅本葬祭の幸治君に 相談をして 検討しましたが 踏み切れず 一度 自分のこだわりが 付いてしまうと 中々 妥協ができません

何度も 落ち込み 嫌になるほどPCに 齧りついては情報を収集したり 何十軒と電話をかけても 思い通りの 描くシルクフラワーが 見つからなかった!
 

苦節2年 今年の7月に 静岡の工場で ベル商店のオリジナル シルクフラワーを製作してくれるところを探し出しました

ホント 諦めなくてよかった・・・・・

サンプルを頂き 直ぐに 梅本葬祭の幸治君に見せて 色の組み合わせ 花の種類の配置を 相談しながら決めていきました


本年9月より 無事 国内生産のシルクフラワーを使用した ベル商店 オリジナルの籠盛がスタート出来ました!
























こちらが 梅本葬祭の幸治君と 一緒に製作した シルクフラワーです

3種類のフラワーセットを製作したのですが それぞれに経験が反映されています

愛知県の冠婚葬祭は 他県に比べて 派手に演出されます

”名古屋の嫁入り”のような ドラマができるほどですから! さらに三河は それを上回ります



葬儀では メインになるものが 生花になります

そのため 果物の お供えは 盛大でありながら 清楚でなければなりません

生花を 引き立たせながら 果物のお供えを さりげなく演出する

ここなんですね 私が大きくこだわり 梅本葬祭の幸治君の 意見や慣性を知りたかったのは!

彼無しには 出来なかった フラワーです

籠盛の金額で フラワーの大きさ(80cm・100cm・120cm)が 変わってくるのですが 相違を表すために 幸治君の アイデアを使わせていただいて 中間(100cm)に 貴賓のある紫を 使用しました

愛知県は 白が主流ですので 私も白に拘り それでいて 造花の種類と 紫カラーで変化をつけました


後は 制作費ですが こちらは 何度も何度も業者さんと打ち合わせを重ね ベル商店の籠盛に対する趣旨をお話して 私の希望とする金額で 全て受けていただきました

100cmと120cmのシルクフラワーは  業者さんの利益が そうとう削減されているとは思いますが ベル商店の想いを汲み取って頂けました

それでも 従来の塩ビフラワーの3倍は しますけど・・・・・

あ! 飾りのフラワーが高額になっても 中身の果物の質は 落としていませんから 大丈夫ですよ!

梅本葬祭の社長様との お約束ですから ちゃんと守っています

静岡のクラウンメロンを入れるように 心がけていますからね!

季節に応じては 高知のハウス西瓜や 辺田野のメロンも使用します


無事に シルクフラワーの籠盛りが 完成いたしました!



ベル商店より 勝手なお願いでは御座いますが・・・・・

鮮度の良い果物を入れさせて頂いて下りますが こちらは絶対と言う事が言えません 暖房であったり 密封の状態が長く続いたり 傷みや果肉変色などの果物が出ることも御座います 

籠盛を分割後 確認 袋分けをして 最後にお渡しさせて頂きますが ご自宅で 傷みなど不都合が出るようなことが御座いましたら 必ず お取替えをさせて頂きます お電話下さい


その際には 不愉快な思いをさせてしまいますが 何卒 宜しくお願い致します 

















こちらは 安城市総合斎苑 洋室の飾り付け

梅本葬祭の幸治君が指示をして 果物籠を配置した様子です

如何でしょうか?実際には 真ん中に花祭壇がある状態になります


この日 妻が 籠の台を並べていたのですが 籠盛りの数が多く 設置位置に困っていました

担当だった 幸次君が この配置を 指示されたのですが これが 少し いつもとは 違っていたのです・・・・・!

数十分後 すべての飾り付けが終わって 全体を見ると とても素晴らしい配置で すべてが纏っていました

あまりの綺麗さに お写真を撮らせて頂きました 


その時の撮影した写真が 上の写真で御座います




帰りの 車の中で 妻が私に 話しかけてきました

「ねぇ~幸次君って 本当に センスあるんだね!」

『何で?』

「だって 今日の籠盛りの配置 今まで やったことないじゃん!」

『あっ あれ 幸次君が 指示したの?』

「そうだよ あんな綺麗な配置の発想 私には無いわ!」

「今まで 私 あなたが 幸次君がセンスある!センスあるって 言ってたけど お世辞で言っていると思ってた」

『あ~っ 俺 人の悪口も言わないけど お世辞も言わないよ!』

「へぇ~ 幸次君って 凄いんだね」

そんな会話をしながら お店へ 帰っていた


私は 必ず 人の良い所を見る様にしています・・・と言うより 良い所を探します

それは 良い所は 真似が出来るからです 

真似て そこから さらに 自分なりに 工夫をして 良いものを考えたり 生み出していけるのです

逆に 人の悪い所を見ると 自分の方が 上だと勘違いして 妥協をして 何かを学ぶことが出来なくなるから

だから 人の悪口を言ったって 良い事なんて 何もないんですよね

まぁ~っ ガス抜きが 出来るぐらいは あるか!


この お写真を撮らせて頂いた時 本当に 諦めず妥協しないで シルクフラワーに変えて 良かったなって 実感できた

そして 彼に 何度も 何度も 相談をして 良かったなって 思えた瞬間でもあった

ほんと 幸次君 有難う御座いました























先日の準備の時に 取らせて頂いた 幸次君です

丁度 お供えを 設置しているところの お写真ですが お供えの設置ですら 丁寧に位置決めしながら飾っています


2か月ほど前だったか 彼が担当した葬儀の時の話なのですが 私が 籠盛りの設置を終えて 設置終了のご挨拶をしに 斎場の入口へ行った時の事です

ご当家の ご家族の方が 会場入りをされて 彼が 丁度 私の前で エスコートしていました

「ご苦労様です こちらへどうぞ 」と・・・・・・

私達は 会場を作るお手伝いはしますが 当家の方々と接する事は 中々ありませんので 彼の言葉を聞いて 驚いてしまった

それは 口調です 

彼とも 良く話すのですが 今までとは 全然違う口調だったから・・・・ 

柔らかいトーンで 人に安心感を与える口調で ご当家の方とお話をされていたのです



あまりにも その口調が 気になって・・・・ 

後日 どうしても 知りたくて 聞いてしまいました


『先日 接客の時 柔らかいトーンで ご当家の方と お話されていたけど あの しゃべり方って 講習とかで 教えてもらったの?』

「違いますよ」

『何か 凄く柔らかく 安心するような口調で話されていましたよね』

「あ~っ 心がけているんですよ」

『誰かに教えて貰ったの?』

「いえいえ 誰も教えてくれないですよ~ ご先輩の接客を見て 自分なりに考えてするようにしてます」

納得してしまった そりゃそうだよな それぞれ違うのに 教えてくれる訳ないよな!

その後 彼は こう続けた・・・・

「もともと 人と話すのが苦手だから ご当家の方と 何度も お話をして 気心を許せるようになって 接するようにしているんです」

「それと 早口に成らないように ゆっくり話すように気を付けてます」


その話を聞いて 私は 絶句してしまった



状況は違うにしろ 私も 八百屋という商売 接客に そこまで意識をしたことが無かったから・・・・


そして 彼から 学ぶことが出来た



人とは 本来 弱いものなのかもしれない しかし その弱さが 知恵を絞りだし 人を大きく成長させる様な 気がする

自分の弱さを知る事が 自らを 成長させることを知ってる人って 意外と 少ないと思う

「自分は こういうのが 駄目なんだよな!」って 実感を持ってこそ その弱さを克服する知恵も 湧いてくる

弱さの自覚が 自分を強くするんだな!


本当に 彼は 素晴らしい人だ! 私も 良い縁が 頂けていました







ベル商店は こうして 今年も お客様に助けられて 沢山のご恩を頂いて 商いをさせて頂きました

この場を借りて 心より 感謝 申し上げます




そして 皆様が 良い一年を過ごされ 来年も ご多幸あらんことを お祈り致します





よい お年を お迎えください



あ~っ なんか 今年のBLOG 八百屋ネタが 殆ど無かったような~~OTL