本日 日曜日 旅を終えた次男が帰宅しました
博多から愛知まで 距離にして800Km
飛行機なら1時間30分 新幹線なら4時間 車なら10時間
それを 18切符で ほぼ各駅停車に近い状態で 6日間かけて帰ってきました
博多⇒広島 4回の乗り換え
停車駅 80駅
広島⇒大阪 4回の乗り換え
停車駅 59駅
大阪⇒京都
停車駅 3駅
京都⇒安城 2回の乗り換え
停車駅 26駅
168駅を停車して 帰って来ました
時間を考えたら 馬鹿みたいな移動です
便利な時代に あえて 不便な移動をする
お金の問題だけではなく その時間に その瞬間に どんな風景を感じ どんな臭いを感じ 車窓から見える街を見て 何を感じ取ったかだ!
馬鹿みたいに思えることを 真顔でやってみて 経験をする
誰でも 簡単に出来る事を 次男は 不安の中で やり遂げた
親馬鹿だと言うのは 充分承知の上で 帰宅する 高校生になった次男の 帰りを待ちわびていた
10:10 LINEで
もう少しで 安城駅に着く!と 連絡が入った
10:20
次男が 区画整理で 壊れた街を抜けて こちらへ 向ってくるのが見えた
妻が すかさず携帯を取り出し 近づいてくる次男を撮影した
私も妻も 次男の元気な姿を見て ホッとした
そりゃ 国内といえども 絶対の安心は ありませんからね
ましてや 気の小さい者どうしの 馬鹿夫婦ですから
私が よく頑張ったな!の意味をこめて 手を振ると 次男も ニコッと笑って 手を振り替えしてくれた
心なしか 大人に成ったような 自信が付いたような 大きくなったような
そんな 気がした
たった8年前のことだ 私と始めた ” 子供達と世界旅 ” では 次男は まだ 身長も1mをちょっと超えた小さな子供だった
小さな手を繋いで まだ 家も建ち並んでいた この 花ノ木通りを 2人で鞄を背負って 何度も歩いて 帰宅した
次男とは 1ヶ月以上も 旅をした事もあった
その都度 家族に会える喜びで 胸躍らせ 帰宅した事を思い出していました
小さかった次男が 今 一人で旅をして 同じ道を歩いて 我が家へ向っている
どんな旅だったんだろう?
送られてきた 写真だけでは分からない 沢山の体験を してきたのだろう
気の小さい次男は ほんの少し 勇気を出して 一歩を踏み出した
1969年 ニール・アームストロング船長が言ってたな
That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.・・・って
他愛も無いことだが 次男にとっては
That’s one small step for man, one giant leap for son
一人の人間にとっては 小さな一歩だが 息子にとっては 偉大な飛躍である
だなぁ〜っ
『お帰り!』と 私たちが次男に 声をかけた
私と妻で ちゃんと 次男の帰りを 迎えいれました
次男にとっては 本当に 大変な旅だっただろうな
顔をゆがめて 「つかれた~っ!」
この ”疲れたーっ!” には ”やり遂げた~っ!” と言う 意味がこめられているんだろう
他人から見たら 大した事では無くても 次男に取って特別な事
気が小さいことから 沢山の我慢をしてきたんだろう 周りの人にも 必要以上に気を使ってきたんだろうな
気の小さい人間にとっては 家って 安心できる所なんだよな~ぁ
次男 無事に 帰宅しました
不安だった一人旅 project達成です!
無事に自宅へ到着して 嬉しそうでした
次男が どんな旅をしてきたかは 分かりませんが 少なくとも 自分の中では やり切った感が あったんでしょう
怪我無く 事故無く 無事に帰ってきてくれて ありがとう
お疲れ様でした
次男が一人旅を始めた時に 私は次男へ ある歌を1曲 iphoneへ 贈っておきました
その歌詞の一部
あなたの心の瞳に滑り込めば
Don't you know you might find
見つかるって知ってるだろう
A better place to play
もっといい遊び場が
Step outside the summertime's in bloom
夏真っ盛りの外に出るんだ
Stand up beside the fireplace
暖炉の横から立ち上がって
Take that look from off your face
そんな顔してないで
この曲に 大きな意味は無いのですが 旅への気持ちを高揚させるために贈りました
何か 気持ちを昂らせるメロディーが 旅を盛り上げてくれると思って
もともと この歌の歌詞に意味(メッセージ)は 無いのですが ほんのちょっと 次男の旅と 題名を こじつけておきました
私から次男への お金の掛からない プレゼント!
次男の初一人旅の思い出!
この曲は OASISの名曲 Don't Look Back in Anger です
直訳すると ” 怒りの中で振り返るな!” に なるのですが
日本語の歌詞では ”怒りに転嫁しちゃいけない!” とか ”過去のことを怒らないで!” とか 訳されたりしています
私は単純に ”そんなに うじうじ怒るなよ!”みたいな感じで 次男へのメッセージにしました
馬鹿親の作った動画ですが この先 この曲を聞いて 初めての一人旅を思い出してくれたら それでイイかな!
旅を終えた次男へ
旅は大変だったかい?
旅を決めて その日が 近づいてくると よく かぁか(母親)に 八つ当たりをして 些細な事で 怒っていたな
出発する博多駅でも 「早く家に帰りたい!」って 言ってたらしいじゃないか!
その気持ち 理解できるぜ
俺ら 親子で 気の小さい臆病な性格で 生まれて来ちゃったからな
誰でもできる事なのに 何かに挑戦しようとすると 大きな恐怖を感じ 不安になって なかなか 一歩が出ないんだよな
でもな やってみると 案外 出来ちゃったりもするんだぜ
初めて やった 今回の 一人旅のようにな!
これからだって 臆病な性格のまま 不安の中で 何かに挑戦したって イイんだぜ!
万が一 失敗したって それは 恥ずかしい事じゃないしな
どうせ 気の小さい 俺らがやることなんて 大した事じゃないんだからさ
やりたいことを 我慢して 後で やらなかった事を 誰かに当たって 怒るくらいなら やってみようぜ!
そこから 人を学べたりするし それが きっと 後々 お前の力になるからさ!
Don't Look Back in Anger!
(過ぎた事で 怒んなよ!)
一人旅を強要した無責任な 父親より