本日 次女が 無事 高校を卒業しました
これで 私の4人の子供の 3人は 親の責任を果たせました
後は 次男 一人で 27年間の子育ても 終わりを迎えようとしています
とりあえず ダメ親でしたが 大きな怪我もなく 病気もなく ここまで育ててきました
しかし 正直言いますと 私は 長女 次女 次男の子育てを 放棄しております
殆ど 剣道道場 正武館の 御先生方や保護者の方たちに 託しておりまして 私の子供達3人は 正武館道場に 育てて頂いたようなものです
それは 子供達が 私のような大人に成らないためです
子供達には 愛情溢れ 公正で筋の通った大人の方たちから 生き方を 学んだほうが 良いと考えたからです
実際 学業は優秀では有りませんが 剣道をしている3人の子供達は 本当に 真っ直ぐな人間に育ってくれました・・・・私が 曲がりすぎなんですけど!
この場を借りて 私の子供達に 剣道を通じ 接して下さった皆様には 本当に 心より感謝申し上げます
ありがとう御座いました
今年 皆様のお陰で 次女は 何とか 高校を卒業して 新たな道へ 踏み出すことが出来ました
今後 進学先の学校では 剣道部がありませんので 正武館道場へ行った際には また 次女が お世話になります
そして 少しでも 次女が 正武館へ 恩返しができるように していきたいと思います
平成29年度 卒業証書授与式
早朝より 綺麗に着飾った妻を トラックの横に乗せ 数件の配達を終えて 学校へ
妻も 私も 焦りながらの配達でした 式は10時から・・・
学校の前に到着したのは 9:40
直ぐに 妻を降ろして 私は 次の配達先へ
帰る途中に 妻から LINEで・・・
丁度 間に合った・・・
今 子供入場
と 連絡が入りました
商売をしていると 何時も こんなもんです
その後 式も終わり 私に 50枚ほどの写真がLINEで 送られてきました
二十九年度 剣道部
3年前 次女は 剣道の強豪校である この高校へ入学しました
この年の女子入部員は 4人
娘 一人だけが 一般入部
次女は 私との約束を守るため 入学して 直ぐに 剣道部へ所属しました
その年の秋の事です
剣道部のご年配の顧問の先生から 思いもよらない言葉を聞きました
「あの子 あんな小さな体で 夏の練習を乗り越えられるとは 思わなかったですよ・・・」と!
多分 他の3人の女子選手は 特待選手として入部で 私の娘は一般入部だったからでしょう
そんな 次女が 3年間 土日も練習と大会の応援 夏休み・冬休み・春休みも休みなく練習 盆休み 正月休みも練習 1学期 2学期 3学期と毎日 早朝練習 放課後練習と 剣道漬の3年でした
そして 娘は 私との約束を 守り続けました
3年間 一度もレギュラー選手になる事は無かったのですが・・・・
剣道部女子
剣道部女子での記念撮影
入学から1年後 後輩も出来たのですが 頼りない先輩として 後輩と接していたのでしょう
特待選手の後輩から どんどん抜かされて・・・
それでも 地道に練習をして 地元の大会では BチームやCチームで出場し 頑張っていたようです
小さなメダルを貰うたびに 喜んでいました
強豪校で 何十人もいる部活では 殆どの選手が レギュラーを掴む事は出来ません
一度だけ 県大会の会場で 観客席に座って 応援している次女を 遠くから見たことがありました
試合に臨んでいる選手も 凄いと思う
でも 私には 選手に選ばれず 応援している選手も 凄いと思う
同年4人 剣道部の仲間
この3人の仲間が 次女にとって 最高の心友です
3人は上級生になっても レギュラーになれず
最後の大会の試合では 3年生になった全員が 出場できないという結果でした
それでも 4人で励ましあい 助け合い 辛い練習を耐えて 今日 卒業です
それぞれの お家へ お泊り会をして 私の家にも来ましたが みんな 本当に 真っ直ぐな子達です
そんな 彼女達の中で 次女は 3年を過ごしました
ちょっと 次女の間抜けな話なのですが こんな事がありました
進学を決めた 次女が 秋に 受験をしました
受験した学校は とうてい 次女では 合格することの出来ない学校!
その学校とは 4年前 長女が そこそこの県立高校へ通っていたのですが それでも 100% 落ちるので 受験すらさせて貰えなかった学校です
なのに 長女より 成績の悪い次女が そこを 受けるというのです
まっ 駄目元で受ける学校だったんですけど・・・
そんな大事な受験で 次女は 大失敗をおかします
それは 間抜けな次女が 締め切りギリギリまで 受験の願書を提出していなかったのです
受験の申し込み最終日に 慌てて 郵送の願書を出しに行くと 受験料の振込みが 土曜日で 出来なかったようでした
次女は 土曜日に振込みが出来ないことを知らなかったのです・・・・
ここに来て 次女 大パニック!
そんな状況の中 LINEで 剣道部の仲間に連絡をしたようで・・・
すると この子達が 心配して 受験する学校へ 連絡を取って 入金方法を聞き出してくれていたのです
その話を聞いた 剣道部の女子3人の親御さんたちまで 心配をかけさせてしまいました
もちろん 高校の担任の先生も そして 私も 学校へ電話をして 対応策を教えて頂いたんですけど!
多分 受験する学校側は 何人もの人が 娘のために 同じことを 聞いてきて 驚いたことでしょう
願書の提出の段階で てんやわんやでした
その受験も どうしてなのか 切り抜けてしまって 娘は奇跡的に 志望校へ進学が 決まりました
これは もう 友情合格としか 言いようがありません
こんな次女 小学校では 存在感の まったく無い 居るのか居ないのか分からない様な子供 何をやっても 褒められることも無ければ 認められることも無い
周りの大人や 教員から見れば どうでもいい子
体つきも かなり小さかったですし・・・・
でも そんな娘の周りには いつも 誰かが居ました
小・中と 次女の周りには いつも 次女を想って 助けてくれる人が 居たんです
そして 高校でも・・・・
これこそが 私の持っていない 人という最高の財産ですね
そんな次女から 私は 沢山のことを学びました
次女から 学んだ事の 一つに・・・・
”子供は 怒らなくてもいい!”
と いうことでした
”甘やかす”ということではありませんよ
学校の勉強が出来なくても テストの成績が悪くても 運動が出来なくても 他人から見下されていても 親の思い通りにならなくても・・・
今の次女を見ていると ほんと 子供を 怒ったり 怒鳴ったり しかったり 注意をしたりする必要は ありませんでした!
あくまでも 不完全な 私のような親の話ですけど・・・・
子供は 自分の性格や能力を 自ら知り 自分の居場所を見つけ
人との縁で 自然に 自分なりの成長を するんですね
自分勝手な性格なら 人は離れ! 他人を想える性格なら 人は寄る!
人に好かれる事は無くても 嫌われない!
次女は そんな小さな力を 身に着けていたんですね
今 子育てを終えようとしている私が 後悔をしている事・・・それは
子供達を 怒って育てた事!
子供達へ 本当に ごめんなさい
次女が 私に教えてくれた事です・・・・・
こんな写真が出てきました・・・・・
平成17年度 保育園卒業証書写真
次女が高校卒業した日に 解体直前のお店から 出てきた 保育園の卒業証書です
小さな保育園でしたので 手作りの卒業証書に 写真が貼られていました
0歳児(生後9か月)で こちらの保育園に入園しました
私の両親の我が儘に 振り回されていた頃 次女と次男が年子で生まれ 0歳児から 保育園に預けていました
これも 後悔していることかな~っ
寂しい思いをさせて すみませんでした
次女へ贈る
4年前 制作した動画
高校卒業おめでとう
15年間 剣道 お疲れ様でした
15年間で あなたが 一番輝いた動画を 送ります
平成25年度9月28日
新人体育大会(中学生 女子の部)
決勝までの道のり・・・
夢にまで見た決勝進出!
(次女の希望の曲で制作して有ります)
次女へ
辛いことがあったら この動画を観て 自分が頑張っていた あの頃を思い出して 乗り切ってください・・・
剣道を初めて まだ体も小さく お姉ちゃんの お古の胴衣と大きな防具を付けて 試合に出場していましたね
自分より大きな相手 自分より強い相手に 向かう時 きっと 気の小さい臆病な あなたの事だから 怖くて怖くて仕方なかったでしょう
でも あなたは 怯えながらでも 試合へ臨みました
これからも あなたが生きていく道のりには 沢山の恐怖が待っています
怯えて 逃げ出したい時も あるでしょう
怖くて怖くて 何も出来なくなってしまう時も あるでしょう
そんな時 小さい頃 振り絞った勇気を 思い出してください
怖いなら 震えたままでいい! それでも やらなくては ならない事があるから・・・
それから・・・・
あなたは 忘れているかもしれないけど
小さい頃のパパとの約束 ”高校まで剣道を続ける!”
この約束を あなたは 守ってくれました
強い選手ではありませんでしたが 小さな体で諦めずに剣道を続けてくれました
パパは そんな あなただからこそ あなたを 心から 尊敬しているんです
だから 今度は 私が 一生を終えるまで あなたとの約束を守ります
” あなたの娘で良かったと 言われるような父親になる! ”
子育てと言って怒鳴り散らした あなたより臆病な父親より