2014年1月29日水曜日

お金では買えないもの・・・・・・ 生文花堂弁当  生徒さん達に感謝

先日 長女の担任の先生からお電話がありました

長女の通う安城高校の生活文化科の生徒の皆さんが調理するフルコースの試食会へのお誘いだった

さすがに それは腰が引けてしまうので 丁寧にお断りをさせて頂きました

本当は 嬉しかったんですけど・・・・・

変わりに 生徒さんたちが作る生文花堂弁当を夫婦で頂ける事になりました

1年を通して4回しか実施がなく ましてや一般での販売をしていないお弁当

私たちが お金を支払っても食べることが出来ないお弁当なのです

そんな貴重な お弁当を私たち夫婦で頂けるとのことで 今日はテンションMAXです

午前中の仕事を終えて お昼頃からソワソワしはじめます

長女が13時に持って帰ってくるとの事で 妻と二人で楽しみに待っていました

ところが いっこうに帰る気配がない!

頭の中で 不安が過ぎる・・・・・・・

生徒さん達にトラブルでも遭ったのだろうか?心配になってきます

まぁ それだけ大変な作業だと言うことですが・・・・

約束時間の40分遅れで 娘が帰宅した

「パッパ~! お・ま・た・せ~!」

『お~ 待ってたぞ む・す・め~!』

そう言って お弁当を手渡された

これが 生文花堂弁当です (お品書き付き)

























本日 午前中の配達時 こちらの学校へ立ち寄らせていただきました

その際に すでに割烹着を着て 三角巾を着けて 生徒さん達が作業を始めていました

荷物の搬入時 慌しい声が調理場とローカから聞こえてきます

私は その言葉から生徒さん達の大変さを まざまざと知ることになりました

食べる側からすると ただのお弁当!

そりゃそうだ 目の前にあるのは 出来上がった料理

生徒さんと教員の方たちはコイン1枚で買うことが出来る お弁当!

でも どれだけの仕込み時間と 複雑な段取りと 学んだ知識を工夫して調理しているのだろうか? 

それも業務用器具ではなく 一般の調理器具で沢山のお弁当を作る

自分で作って 自分で食べる分には楽しく出来る料理も 自分以外の人に食べてもらう料理は真剣そのものである 
営利が関係なくても販売する以上 それはもう ただのお弁当じゃない!

娘からも この生文花堂弁当の調理に対して 本当に大変だと聞いている

前回の実施の時も お昼過ぎの配達で 調理後の作業場をみて どれだけ大変な事かが分かった

そんな貴重なお弁当をいただけるなんて ”感謝” の言葉以外に何もない!

だからこそ 生徒の皆さんへ 夫婦二人 感謝の想いで合掌 

『いただきます』 

私達も真剣に食べさせて頂きます


















こちらが 本日の弁当の中身です

見た目も 綺麗に配置されています

それでは 頂いておいて恐縮なのですが 味の評価をさせて頂きたいと思います









[お品書き]
ちらし寿司
珍珠丸子
クロケット
なす緒翡翠煮
福包み
蛇腹キュウリ
だし巻き卵


ちらし寿司
酢が強すぎず ほんのりと酸味を感じる程度 これが弁当として成り立っている
多分 酢が強すぎると おかずが合わなくなるような気がするので絶妙な酸味である
その上にかかる桜でんぷん 搬入した材料からして手作りであろう
手間をかけたことが よく分かる
かかっている量も 甘さも丁度良い
色合いも 一瞬 蟹か?と思わせる 味も美味い!

珍珠丸子 : 肉団子のもち米蒸し
本来は点心として食べられています 
御菜として食べるにしては お米&お米で 合わない様に思えますが ご飯ものが ちらし寿司であるが故に違和感を感じない
作りはどうでしょう?
周りの餅米ですが しっかりとパールに光っています 餅米の固さも程よくあって中のお肉の弾力と合わせて食感良し!
お肉の味は塩加減が押さえてあるのか肉の旨味が出て美味しい

クロケット
この中はクリーム そこにコーンが入っていてアクセントになっていた
以前 イタリアのコース料理で食べた事があったが 熱い状態で食した それとの比較として
今回は弁当で冷めた状態になっていたが トロミが固くなる事も無く 味も美味しい
ベシャメルソースが家庭料理ぽいかなと想像していたが本格的な味だった
一押しだ!

なす緒翡翠煮
懐石料理なんでしょう! 
見た目 茄子が綺麗なグリーンに輝いています
あんがけしてありました 
茄子そのものの味も薄味の為よく分かる
薬味ネギが厚切りだったので 苦みを意識していましたが あんと茄子とネギを 同時に口の中に入れて噛み砕くと このネギが絶妙に生きてきた 
薬味は晒したのだろうか?ポイント高いぞ!

福包み
油揚げの中に鶏肉のササミとキャベツが入っていた
味のつきにくいササミをキャベツの甘さで合わせている 
油揚げにしみこむ煮汁が ほんのりと甘く薄味ではあるが浸ると この位の塩加減が丁度いい!
一緒に煮たであろう人参ですが どうやったのか 独特の人参臭さがない!
ちょっと人参が苦手な私ですが これは美味いと思った

蛇腹キュウリ
こちらも技術の見せ所でしょうか 綺麗に蛇腹切りが出来ていました
こちらは浅漬けになっていて ほんのり酢の味がして最後の〆に

だし巻き卵
これはもう言わずとしれた卵料理
寿司屋では この味で店の善し悪しが問われてしまう程 単純で難し
調理は 卵が焦げる事も無く 半熟状態も無く 素晴らしい技術です
味は お寿司屋さんや卵焼き専門店とは違います
商売の場合は甘さを強調して作リますが こちらのだし巻き卵は基本通りのだし巻きに思えます
その分 卵の本来の味がしっかりと分かりました

私も昔 寿司屋のバイトで だし巻き卵を作っていたので 生徒さん達の大変さを共感します


これで お弁当は全部 美味しく完食させて頂きました




今回 私は3ヶ月程かけて10kgのダイエットをしました
そのため お肉は殆ど食べずに野菜と稚海藻を中心で食べてきました

当然 塩分を控え 味付けは薄味の料理ばかりでした 

結果 味覚が驚く程 敏感になっていたのです

食材 其の物の味が特に分かる様になっていました

そんな中での 基本に忠実な生文花堂弁当が どれほど美味しいお弁当なのかが分かりました

もし 3ヶ月前にこちらのお弁当を食していたなら これ程までの感動は無かった様に思います

どれほど 基本が大切なのか! 

もっと言うと 基本の料理がどれほど人の体を守っているのかを実感したお弁当でした







デザート シュークリーム
こちらのシュークリームはお品書きの裏にイラストと供にレシピが載っていました
こちらも本当に基本の作り方になっていました

私の様な おっさんでも何故かシュークリームが大好き
沢山食べる訳ではありませんが ”ケーキで何食べる?” と聞かれると 
”シュークリーム”と必ず答える程 大好き!

だから ちょっと煩い!

食後にシュークリームを頂く

一口食べて 目の前に居た 長女と妻に 

『おい!これ!マジで美味いぞ!』と叫んでしまった

どれほど美味いのか!

年に数回 食通の友人に 名古屋のセレブの行くケーキ屋さんに連れていってもらっています
そこでは1個¥600以上もする高級ケーキが並んでいます

私は いつも決まって シュークリームを頼みます 

まぁ一番安いと言うのもありますが そこのシュークリームが美味しいからです

今回食べたシュークリームがそこのカスタードと比べても 劣らない美味しさだったのです

このシュークリームを食べても いかに基本を忠実に作る事が大切かを知りました

特にケーキ類はレシピのとおりに作ることが美味しいケーキを作るコツだと言われていますから 

これは本当に驚きでした

美味い!





『ご馳走様でした』

全て食べ終えて 生徒さん達の力の凄さに関心してしまいました

もちろん 生徒さんを指導された教職員の先生方の指導の賜物である事に間違いはありません

今回のこちらのお弁当の指揮をとられた先生にも 頭の下がる想いで御座います

また ほんの少しでは有りますが ベル商店としても 生徒さん達のお役にたてている事に 
八百屋としての誇りを感じます




それと 3年前に私の長女がこちらの学校へお世話になり始めた頃 宿題で胡瓜の輪切りが有りました

たまに長女と一緒に料理をしていましたが いざ 輪切りをやらせてみると全然 切る事が出来ないではありませんか!

それどころか 包丁の使い方一つまともに出来なかったのです

切らせてみると透き通る程薄く切らないといけない胡瓜が1mm以上もある 時間もかかる いつ指を切ってもおかしく無い切り方

どれだけ手本を見せた事か!何本の胡瓜を切り続けた事か!

3年経って そんな娘が 今や弟や妹の食事を作って食べさせれる程の上達振りである

3年生になって ファッションコースへ進み 調理からは離れましたが 調理の基本はしっかり出来ています

今 娘をこの生文科に入れて本当に良かったと 改めて実感しました



娘には いつか 愛情あふれる 母親になってほしい・・・ そう願わずにいられない!









個人的な意見ですが 料理は愛情そのものに感じます

子供は料理で親の愛情を感じるような気がする

高級食材や美味しい御菜で無くてもいい

お母さんの手間ひまかけた料理が 子供の心を温かくするような気がする

どうしてか?

出されたご飯で 自分が愛されていると感じるからじゃないかな・・・・・



だから私の妻は どんなに忙しくても 睡眠時間を削ってでも お金がなかった時でも 

毎朝 毎朝 一人一人お盆の上に 小さな小皿を沢山並べて朝食を出している


もう20年以上も・・・・・・・





   妻が作る 今日の私のダイエット朝食





2014年1月18日土曜日

さつま芋の美味しい季節・・・・焼き芋 以外にもありますよ~ 山大さつま芋(宮崎産)

年が明けて 寒さの堪える日々が続き お風邪をひかれている方がチラホラと

私たち家族も 例外ではなく 未だに鼻をグズグズしています

私は健康ダイエットのおかげで 今のところ風邪無しで 来ています

ほぼ野菜しか食べていないからな~


今日は 岡崎市場より仕入れた さつま芋の簡単料理をご紹介

今 各地でさつま芋の品種が発売されて その中でもブランドを立ち上げる地区も出てきました

そんな中でベル商店がお薦めしているのは!

宮崎県の山大甘藷

宮崎県串間市 ブランド「やまだいかんしょ」は 昭和41年に栽培が始まりました
幾多の危機を克服し今では 西日本で有数の一大産地に成長してきました 
多彩な利用が可能な「かんしょ(甘藷)」は 近い将来人類が宇宙に滞在するようになったとき宇宙ステーション内で栽培できる作物として注目されています 
その理由は、葉も茎も食べられ 栄養のバランスがよく 土がなくても栽培(水耕)ができ 調理し易く 飽きがこないことです 
米国のタスキギ大学では米航空宇宙局NASAの委託を受けて 宇宙環境に適した新しい甘藷の品種改良が進められています






















普段は高額のため お惣菜屋さんと保育園の納めだけの販売です

特に こちらの山大は芋天が美味しいとされていますので お惣菜屋さんの芋天の美味さは格別です

保育園でも調理の先生から ベルさんの芋は美味しいね!と お話下さるほどですので間違いないでしょう

そこで岡崎のセリ人の方に とにかく安く頂ける山大はありませんか?とお願いをしたところ 上の写真の山大さつま芋が入荷しました

しかし箱を開けるとデカイ!1本600gはありそうな さつま芋が・・・・・・

こんなにデカイと焼き芋に時間がかかる~って

しかし 安い!安い!安い!























それじゃ 焼き芋以外で何かないかな~と考えると 真っ先に大学芋が浮かんだ

それもフライパン1つで簡単大学芋!


よって 大学芋で山大甘藷の試食をすることにしました



ちょ~簡単 山大甘藷の大学芋レシピ



まずは こちら3Lの特大サイズの 山大さつま芋をご用意します

大きいので端を切り落とし縦に4等分します

皮はつけたままです

綺麗な白い肌が出てきました 一昔前なら美白さつま芋です




その後 乱切りにします

切ったさつま芋を水につけます

時間は10分ほど 
























取り出して キッチンペーパーで水気を取ります

綺麗に拭いてくださいね
























油と砂糖 同量をフライパンに入れます

私の場合は ここでちょっと一工夫!

中火にして パリパリと音がしてきたら 弱火にして 先ほど拭いた さつま芋を投入!




フライパンに蓋をして 10分ほど過熱します

10分経過後のお写真 黄色に変色したのがお判りでしょうか?

これでもOKなのですが 私はちょっと 焦げがあった方が好みなので 強火にして表面を軽く焦がします





























ほんの少し こんがりと色づいたら 黒ゴマを入れて完成です






















さつま芋を取り出すと 油がこんなにも残ります

砂糖は芋に絡まっています

意外とヘルシーな大学芋




こちらが完成した大学芋です























試食をしましたが とにかく甘い 砂糖の甘さではなく芋の甘さ!

スイートポテトを上回ります もっちりとした食感で これは もうデザートですね!

今まで 紅あずま 紅はるかで作っていましたが 山大は最高です

それと ここまで もっちりと甘くなったのは 大きいサイズの 山大だったかもしれません


ベル商店では 試食用として 150g前後で 1パック100円で販売しております

総菜屋さんではありませんので 大量には販売しませんが 売り切れ状態でも

2本 300円で山大甘藷3Lサイズを販売しておりますので ご調理して食べてみてください

市販のタレなどありますが 芋が良ければ 砂糖だけで十分美味しく いえいえ 最高な大学芋が出来ますよ!

















2014年1月11日土曜日

新年を向かえ 市場も本格始動  野菜・果物紹介

ここ1週間ほど 寒さに堪える日々が数日続いています

それでも 私達の住む安城は 雪が振るわけでもなく 氷点下が続くこともなく過ごしています

我が家は 昨年末より 次男から風邪が蔓延しております

今は妻が39.0度でうな垂れています

今日も午前中 解熱剤を飲んでの仕事でした 
『今日は休んでいいよ!』と言ったのですが・・・
「午前中だけ!」と仕事を始めたのは良かったのですが 大事な仕事でミスをして担当の方に不愉快な思いをさせてしまいました

当然 私も見落とした責任がありますので 担当の方には謝っても謝りきれないご迷惑をお掛けしました

深くお詫びいたします 

私の妻は 体も丈夫く 風邪などあまりひいた事がないのですが やはり お互い年を取ったんでしょう 

昨年の10月から元旦以外 無休で働き 妻に至っては毎日4時間ほどしか睡眠をとらないので無理がたたったんだと思いますが 今日のことは 私がしっかりと反省をして気持ちを入れ替えていこうと思います

お互いに健康でいることも 仕事のうちです






ここのところ果物や野菜のお話がないので ご紹介します


こちらのみかん

はれ姫

見た目 なんとなく硬そうなみかん?

昨今 みかんの種類は沢山あります

清見 デコポン ぽんかん などなど・・・・・

こちらのみかんも平成2年の新品種

「清見タンゴール」と「オセオラオレンジ」を交配したものに さらに宮川早生(みやがわわせ)を交配し育成した交雑種です

何?それって感じですが これから 交配種のみかんが沢山出てきますよ

先陣を切って はれ姫が登場!

味はどうでしょう?


恒例の断面です

早生みかんよりキメが細かくオレンジが強い!


2Lサイズの中でも大きいのをカット 

種が出てきましたが小さめの物には種がありませんでした

試食開始!

お口に入れて 一声   『何だこれ オレンジじゃん!』

そう これは みかんというよりオレンジ それも甘い!すっごく甘い!

酸味は殆ど感じられず 甘味がオレンジ味で 簡単に言うとオレンジジュースを食べている

これはもう みかんのマジックですね

今後出てくるみかんが楽しみ

皮が硬そうに見えますが手で剥けます





















店先の箱売り(4Kg入り)の状態です

通常の半額での販売で1300円です 




























冬の静岡クラウンメロン

自分へのご褒美に食べさせていただきます

いえいえ・・・・・・本当のことを言うと 落としてしまいました

私のお小遣いの半分近くする冬場の高級メロン 今月いきなりピィーンーチ!

ちゃんと お店にお支払いをして購入させていただきました

なので しっかり知識を入れさせていただきます























まぁ 落としたと言っても凹みやキズがある訳でも有りませんが これだけは完璧の状態でお客様へお渡ししたいので自分に厳しくです

4等分にカットした状態です

まだ 完全に熟れてはいませんが試食します

で!クラウンメロンの先入観で硬くても甘いと思っていましたが 冬場のメロンは違う模様

美味しいのですがお尻が硬い状態では夏場の様な『あま~いっ!』ってのが無い!

通常20℃ぐらいで追熟させるのですが 冬場は5~8℃ぐらいが常温なので やはり暖房の効いたお部屋で数日間 追熟する方が美味しくなりますね

今回ちょっと先走ってしまった でも この状態でも美味しくはいただきました

冬場のメロンは高額になりますが 高くなった分 美味しくなっているわけではありません

作るためのコストが上がるために高額になります

ちょうど 本日 御年忌の籠盛りをご注文頂きましたお客様の配達の際に 20分程お話をさせて頂きました

その際に 夏にもご注文を下さいまして こちらのクラウンメロンを籠盛りに入れさせて頂いたのですが 「メロン美味しかったですよ」とお褒め頂きました

今回は真冬ですので こちらのメロンの追熟方法などもご説明出来て 自ら試食することでお客様が美味しく召し上がれる様に配慮出来たのは 幸いでした

























年明けの樹熟 紀州路の香り

有田みかん

みかんもこれから青島に変わろうとしていますが 有田みかんも 晩生みかんになります

一番美味しいとされる秀品のSサイズを入荷

籠に盛っての販売です

高級なみかんですから袋詰めせずに 見た目も楽しみます

味の方は 濃いですね 当然甘い!

一盛り780円



























個選の蒲群みかん

これぞ穴場中の穴場みかん

個選とは個人選別のことですが蒲郡には沢山のみかん農園の方がいます

全部がJAに行くのではなく個人で管理し 市場へ セリを待つみかんがあるのです

先日も花徳(Blog)さんのアルバイトの女の子が蒲郡のみかん農園のお嬢様で貴重なお話を聞かせて頂きました

本当に1つ1つ丁寧に収穫される様子を教えて頂き 八百屋として みかんの美味しさを伝えなければと・・・・
私達には只 箱に入ったみかんですが やはり農家の方の労働あっての美味しいみかんです

で!こちらのみかん安いだけではありません

大サイズをあえて競り落としたのですが 大きくても美味い!濃い!

普通大きいと大味で薄く思われるかもしれませんが こちらの農園のみかんは貯蔵が上手いのでしょうか かなり追熟感のあるみかんに仕上がっています




























みかんはお写真の通りです

大きさもまばら M〜2L(小さめ)が混在しています

外皮はそれほど汚くなく綺麗です

こんなにお安く売ってしまって 申し訳ない位 美味しくて綺麗なみかん

ただ 不揃い・・・OTL

1500円でのご奉仕品 農家の方の手間をかけたみかんをご賞味下さい







ベル商店では 共選の蒲郡みかん・個選の蒲郡みかん・有田みかんなど 200円分の袋詰めでの販売をしています

色んな種類のみかんの食べ比べをしてみて下さい

きっと 同じみかんでも 味の違いが分かると思いますよ〜

普段食べている早生みかんも 本当は奥が深い!























JAひまわり 一宮町

パーフェクト トマト
一般的に"フルーツトマト”(果実のようなトマト)と呼ばれる高糖度トマト(極甘トマト)です
スーパーで売られている普通のトマトの糖度は5~7度 "フルーツトマト”の基準は8度以上となっています 
JAひまわりのパーフェクトトマトは 甘みを増すため水をしぼって栽培し 糖度が10度以上にもなります 
トマト品種は 甘みと酸味のバランスのとれたちょっと先のとがった『ファースト』  ファースト特有のまろやかな果肉、そしてコクのある甘さが特徴です 
数量が少なく とても貴重なトマトです 

愛知県の三河湾に面する一宮町の穏やかな気候の中で味と甘さを増すために与える水を絞って栽培し糖度10度以上の「パーフェクトトマト」(品種ファーストトマト)ができます

「パーフェクトトマト」一度食べたら味の濃さと甘さが忘れられません!


価格は1箱2Lサイズの11玉で4500円位はします

本日仕入れさせて頂きました4Lサイズ7玉で2000円での叩き売りです

1玉では300円

シールが輝いています























完熟 メローゴールド【アメリカ産】
簡単にいうとグレープフルーツより甘さが強いグレープフルーツみたいな感じですね
見た目、食味も大変似ています
特に香りが独特な感じで爽やかで さっぱりとした柑橘

ポメロ】×【グレープフルーツ】を掛け合わせて出来た品種です

ですので味が似ているので当たり前ですが・・・ドクドクのあの苦味もあります


ちなみにポメロは日本名で文旦です


























剥き方は縦に切り込みを入れて剥くだけ

外皮が厚いので剥くと果肉部は小さくなりますが それでもクレープフルーツより大きい

土佐文旦よりは 皮が柔らかく簡単に剥けます




























薄皮を剥くと キレイな透き通るレモン色

香りも程よく粒もデカイ!

試食すると 最初に微妙に苦みがします その苦みは直ぐに消えて甘みが広がります

酸味は無く グレープフルーツの大きい版ですかね

ただし 食感は良いです プチプチ感の歯ごたえが美味しさを倍増します






















ご注意として このメローゴールド1週間程 暖房の部屋で寝かせました

酸味が強く感じられましたら時間を置いて食べれば酸味は抜けます



新年早々 ご馳走様でした

今年もおいしい果物を探してご紹介します











2014年1月4日土曜日

JE VOUS REMERCIE NICOLAS! La macaron Ladurée ラデュレのマカロン パリの旅

新年 明けまして おめでとう御座います

まだ市場は始まっていませんが お仕事はさせて頂いている状態です

18時ごろ のんびりしていると コンコン!とドアをノックする音が・・・・

階段を駆け下り玄関のドアを開けると 久しぶりの顔が目の前にあった

「スズキサン!アケマシテオメデトウゴザイマス!」

「ハイ~ドウゾ!」って 薄い緑色の箱を差し出した

『おーNICOLAS MERCIE!BONNE Année』

彼はフランス パリに帰省をしていたのだ

そして 行く前に約束をしていたお土産を届けてくれた

パリから これを私に届けるのは 大変だったと思う 

心なしか嬉しくて涙が出そうだった・・・・・

彼が届けてくれたのはParisの名店 ”Ladurée”のマカロンだった!






















ラデュレ(LADURÉE) とは1862年創業のパリの老舗洋菓子店で カラフルな焼き菓子「マカロン」で有名です 
「マリーアントワネット」で出てくるお菓子は全てラデュレが提供したと言われています

ちなみに日本で買うと18個で11000します (通販購入代行






















箱の中にマカロンが24個も入っていた

表面はカリッとしています とっても割れやすい 

ところどころ割れてはいますが 日本まで綺麗な状態で持って来てくれたことに感謝しなければ

NICOLAS 本当にありがとう MERCIE!
























さっそく 家族で頂きました






このマカロンを また食べることが出来るとは思いませんでした

なぜ?NICOLASに マカロンのお土産を頼んだか?

それは・・・・ 私達二人の旅 フランス編を少し書きます




【From London to Paris】

2013年1月31日11:00(現地時間)

ロンドンのパンクラス駅 
ハリーポッターで有名なキングスクロス駅に隣接するユーロスターの発着駅にいた

NET予約で とにかく安くパリに行くために 曜日や時間帯で一番安い9024に決めた

日本円で4000弱だっただろうか? 

まだ円高もあって 国際列車の価格では考えられないほど格安だった

時間帯も 不慣れな街で 子供を連れてでの暗闇移動は不安なので 時差があっても 12時台の出発は最高に良い条件になった




国際列車のため当然イミグレーションは通過する

厳しくみられるのか?と思ったらすんなり! 東南アジアより簡単だった

と言うより ヨーロッパは 今 EU圏で かなり国境で手間を取らないみたいだった

入国カードも 出国カードもなかった

パスポートにはちゃんと印は打ってもらいましたが・・・

しかし 列車は想像以上に 長かったな~ ホームも長い!これが国際列車なんだろう!






















ロンドンからパリは2時間15分ほど 時差は1時間

地上は300Km/hで走り抜けていく

のどかな農村を横目に綺麗な景色が続くと思ったら いきなりの暗闇

そうドーバー海峡を渡る海底トンネルへ進入していった

トンネル内は160Km/hまで減速して走る







あっという間にフランスに入った

ドーバー海峡を抜けると 農村風景も全然違うものになっていた

その時点で 気づくべきだった 英国と仏国は 全然違うんだと・・・・

頭の中は まだロンドンの延長!


Paris-Nord Gare du Nordパリ北駅)に到着した 

雰囲気を感じ思ったのは 近代的だったロンドンの駅とは対照的に パリは古さと伝統を感じさせた

なるほど PARISという街を予測させるホームだった






















しっかり次男の手を繋ぎホームを歩く

先頭車両にきて ここまで乗ってきたユーロスターの顔を拝む




これからパリを体で感じ 空気を感じ 人を知りに行く

まだ 空が明るいことが 私達の不安を少し緩めてくれた
























あんまり良い話を聞かないパリ北駅の中へ

直ぐに突破してメトロ(パリの地下鉄)駅に行かなければと思いつつ

目の前に色んな車両を目にしてしまうと撮らずにはいられなかった























BB15000型電気機関車




























フランス国鉄 初代TGVである  TGV Sud-Est




























Thalys
タリスとは、フランスベルギーオランダドイツの4カ国を結ぶ高速列車
リール、ダンケルク、アラス、カレーなどフランス北部方面へ行く列車です








15分ほどで撮影会を済ませ メトロ(地下鉄)に向かう

ちなみに 私は撮り鉄ではありませんよ!



そして 早足で国際駅から地下鉄駅に移動























もう 雰囲気が全然違う 周りにいる人たちが みんなスリに見えたり詐欺師に見えたり 一瞬で心構えが変わった


日本人がよく言う 憧れのパリ!そんなもん どこにもない 身を守るすでのない私たちには危険な街そのものに見えた

まぁ ロンドンがあまりにも お気楽で過ごせたので ここで頭が完全に切り替わった


そしてMetor Gare du Nord駅に着くと メトロ線のチケットを購入するも ここでいきなりの洗礼を受ける


パリの地下鉄にはRERとMetroの二つがある


私たちが宿泊する予定のHOTELはMetor14号線のCour St-Émilion駅になる


乗り換えを入れて11駅目 1号線はスリ多発線の為 避けることにした RER線も同じく危険多し!


なにせ デカいバッグ背負っての移動なので安全策を取る


問題がこのチケットの自動発券機だった



























まずは現金で購入予定 ポケットには50€だけ入れておく 

ちなみに通貨は £から€に変わっていた

とにかく私達は 貧しく見える演出を出来る限りしていった


そして この発券機の何が問題なのか?

ここでで買うチケット 10枚のカルネを購入予定だった

Carnet (カルネ) 13,30€  10枚組の回数券 子供半額

大きい駅の為 何台も発券機がある 

私が探していたのは子供用のチケットだった  

半額で買える為 息子用に購入する予定だったが 端末に子供用が無い!

4台ほど試すも 1台もない 当然インフォメーションカウンターで買うことも考えたが 誰も居ない

日本では考えられないことが目の前で起きている

10分も粘って子供用のある発券機を探している 

もたもたしてると 変な人が近づいてきて 一緒に切符を買って 後でお金を要求する親切詐欺もあるので 周りに細心の注意をして発券を繰り返す

少しすると 駅の職員らしき人が目に入った すかさず 声をかける

『Excuse me!I want a ticket of children!

すると◎△$♪×¥●&%#?!」って返ってきた

あ!ここフランスだった! 

全然分からない!何を言っているのか分からない!

この時ばかりは英語の凄さを実感していた 

日本の英語教育の無意識な知識をフランスのパリで感謝していた

考えたがフランス語で ”子供”って単語が わかんない!

必死でChildren! children! 』と言い続けた 息子を指さして・・・

すると係員は そんなチケット無いよ!とフランス語で言っているようだった?

直ぐに頭を切り替えた フランス語圏であることを自覚して 言葉ではなく 絵やジェスチャーや雰囲気で伝える事を!

そして 子供用のチケットは諦めて とりあえずCour St-Émilion駅へは大人のチケットを使うことにした!・・・・・・OTL

後日談として ちゃんと子供用の10枚カルネはありました ただし 買える発券機のある駅と無い駅があることが分かった

あとパリのMetorとRERはカルネ1枚でどこでも行けます
























無事に明るいうちにHOTELに到着しました

Kyriad Hotel Paris Bercy Village (8000/泊 2人朝食付き)

1人朝食付きで4000 これでもパリの中では だいぶ格安の方です 

私たちのHOTELは12地区で新興住宅ぽい感じの町でした

目の前に公園もありますし 何よりLyon駅が近い事で ここに決めたようなものです

治安も良かったですしね!

HOTELにチェックインした後 当然のように街を散策しました

ところが 真っ暗な中 息子と迷子になってしまったのです

フランス語も分からないし 地図も持ち出していないし 何せLyon駅の路線で地形が複雑

真っ暗で方向感覚がまったくつかめない 最悪TAXってのがありますが お金を使いたくない

頭の中のLyon駅周辺の地図を思い浮かべながら 2時間近く 足が棒になるほど12地区を徘徊しました 

それで パリの街には観光用の地図が無いことが判明 ここでもロンドンとは全然違う事を認識!



最高の洗礼を受けてパリの旅をスタートさせました





【Laduréeの思い出】


パリの町にも慣れ メトロも バスも 網羅して パリ最終日を迎えた

2013年2月5日(現地時間)

お金を使えない貧乏旅 どうしても息子が食べたいと言ったマカロンを買いに行った

マドレーヌ寺院前の有名店 ” Ladurée”である






















お店に入ると綺麗にマカロンがディスプレイされていた

もう上品なんてもんじゃない!

ここで1個だけ 息子に買わせてみた

店員さんが どんな対応をするかを見たかった!

裕福な人達が買うであろうマカロンをたった1個だけ買う みすぼらしい格好をした私達をどう見るのだろう?

息子が食べたい種類を指さす そして「Un!」 一つと人差し指を立てる

店員がニコって笑い 私の顔を見て笑顔で 「MERCIE」と言った

そして 1つのマカロンを丁寧に袋に入れて 息子に笑顔で手渡した 「MERCIE」と言って・・・・・

私は感動してしまった

人の温かさに触れた瞬間でもあった

松下幸之助先生の立派な老舗のお菓子屋の店主と乞食の話を思い出していた

私は商売の心得商売冥利をパリで得ることになった

そして誓った 今度 妻と来るときがあったら 箱一杯に買おうと・・・・

それと ベル商店も 少額のお買い物のお客様であっても  たった1つの商品のお買い物のお客様であっても  何も買われないお客様であっても 心より笑顔でお礼を言えるお店になろうと 私は実際にパリの老舗で商売の心得を学び誓った





















息子が購入した マカロン

気品のある袋に1個だけ入っている
























マドレーヌ寺院を背景に1個のマカロンを二人で分け合いながら食べた

息子の第一声は「パパ!美味しいよ!」だった

息子よ 忘れないでほしい あの時食べたマカロンの味を 笑顔で渡してくれた店員の思いやりを・・・・























バカみたいな話だ!

わざわざパリに来て マカロン買うのに1個って 本気でそう思う

でも これで良いと思う

息子が大人になって 自分のお金で世界中を回って 馬鹿な親との旅を思い出してくれたならそれでいい!

私達の旅は 学ぶ為にある 旅そのものに価値がある

豊かな旅をするときは お金を使ってすればいい でも 今は少しでも多くの国へ 少しでも多くの人と触れ合う為に質素な旅をする

沢山の人を見ようよ 沢山の優しさを知ろうよ 沢山の醜さを感じようよ


パリも色んな事があった 

失敗や危ないことや やばかった事も それでも 人の親切心を沢山感じられた


それは またの機会に・・・・・・・・・




NICOLASがくれた マカロン 美味しかった


息子と二人で食べた 優しさの詰まった1個のマカロンの味を思い出してしまった


今日 もらったマカロンも NICOLASの優しさが詰まったマカロンだった


感謝

2013西ヨーロッパの旅 仕合せ編 を追加

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