2014年9月19日金曜日

プロジェクトR 大工工事終了!伸君のファインプレー

解体から 1ヶ月が経ちました

まだ暑い8月の19日から始まった プロジェクトR 1ヶ月経っても 終わってません

フロアーの欠品が出てしまい2週間ほど 納期待ちで 大工工事がストップしたりと 想定外の段取り違いで ずれにずれまくりです

それでも 本日 大工工事が終了しましたが・・・・・

先日の可動間仕切り開閉ドアの難関を突破した翌日 ちょっとした事件が!






可動間仕切り開閉ドア枠 幕板の異変

その日は 可動間仕切りの外側に枠を付ける事になっていました

この枠は 本来 必要無いのですが 収まりを考えて伸君に付けていただくことにしました

それが午前中の段取り!

私も午前中の仕事を片付けて現場へ行くと 真っ先に 伸君の取り付けた枠をチェックする

外部屋から 枠を見ると 綺麗に留が出来ていて 完璧!

そして内部屋から見ると なにやら 違和感を感じる

オカシイ!何かがオカシイ!よく見ると・・・・・












































お写真で お分かりいただけるだろうか?

レールの下に見えるパーツは 幕板です

この幕板の裏側が 化粧シートされていない!

まさか!メーカーのミスか?いやいや そんな事ない!それじゃ何だ!

ここで また トラブルを抱えることになった

どうしても ありえないのだ
























コーナーのレール下も カッポリ裏地が丸見えで どう見ても 完成体には見えない

確かに ドアを閉めた状態では見えなくなってしまう幕板の裏側 しかし 開放状態で これだけ露骨に茶色が目立ってしまうと 違和感を覚えずにはいられない

作業をしていた伸君に 聞いてみた 

『伸君 何か これオカシクない!』

「うん〜 ちょっとオカシイんだけど 表からの流れで こうしたんですよね」

そう言った

『そうか?絶対に変だよ 違和感が残るし・・・』

「でも メーカー(既製品)のは こんな感じだと思います」

『いや違うよ 絶対違う!伸君 間違ってないか?』

「施工図では 間違っていないです」

そして 私は 現場に置いてあった施工図を丹念に読み返した

『伸君 これ もう外せないよな!』

「ちょっと 無理ですね~」 と ちょっと困惑気味だった

そりゃそうだよ ここまで気を使って枠を付けて やり直しって!それは ないよな~

『伸君 俺 今からメーカーに確認してくるよ! これがメーカーの正規の施工だったら LIXILに文句言ってくるわ!』

そう言って 現場を後にした

この段階では 気づいていないが 伸君の施工で 私は 救われることになります





















外部屋からは 完ぺきな納まり



直ぐにLIXILへ電話をかける

しかし 担当者が席を外していたので 事務職の女性に 大まかな内容を説明して 今の現場状況を把握してもらう

後ほど携帯に電話をして頂く約束を交わし 一旦電話を切る

その後 私も打開策を検討 

施工のやり直しか?現状での補修か?

とりあえず ito-proの伊藤君に 補修の検討を頼んでみた 

MDFの下地部分をペンキで塗ってもらえないかと・・・・

頭の中は やり直したときの 枠材の手配と 幕板の代替材料の詮索だ!

16:00ごろLIXILから 電話がかかる

商品担当者だった 現場での施工状況を口頭で話すと 彼は すぐさま理解をしてくれた

その後 簡単に答えた 正規の施工では MDFの下地は出ませんよ!との事だった

そう!この時点では 伸君の施工が間違っていたことになる

そして メーカーから 正規の図面と 間違った施工個所を丸印で囲った図面の2枚を送ってきた





























これが メーカーの送ってきた図面だった

正規の施工方法を踏まえて 前日に撮影しておいた間仕切りドアの下地写真を確認 

な・な・な・なんと! その下地が 正規の施工方法では無い事が判明

その上で 18:30 現場へ向かった

現場に着くと もう 伸君は帰っていた

改めて 可動間仕切りの幕板と枠の関係性を確認した

あれ!何で!出来ないじゃん!正規の施工方法じゃ駄目じゃん!

理屈が通って 施工状況を見ると 大きな選択があったのが分かった

簡単に言うと この間仕切りは 元々 レベル(水平)が出ていないので枠を 12mm下げている

すると 幕板も同じように 斜めに下げなければ ならないのである

しかし 外に付けた枠は 間仕切りレールに関係なく 真っ直ぐ水平だ

伸君は 斜めになったレールに 合わせたのではなく 水平の外枠に合わせたことになる

すると 中のレールからは 幕板の裏が斜めになって 外の枠からは真っ直ぐ平行になっているという事だ

幕板が斜めになる事で 裏側の下地も同じように 斜めに見え見えてしまう事になる

伸君は 外の枠から見て 綺麗になるように 施工したことになる

そうなると 伸君は正しい施工をしたことになるのだ

ここでも 思った リフォームとは 理屈では上手くいかない!

大工の経験と 感が もっとも左右する

これこそ 伸君のファインプレーだ!


ここまでの記事 何を言っているのか分からない!と思われるかもしれません

何のこっちゃ!って 感じですよね

でも こんな小さの事が とっても大事!





化粧シートで補修






















ito-proの伊藤君の知恵によって 完成した 可動間仕切りの枠です

MDFの茶色い下地が綺麗に消えています




 コーナーレールの下も ちゃんと消えています

これは アイカ メラミン用のカラーシールです

伊藤君の倉庫に有った物を利用して下さいました

こんな 小さな些細な違和感でさえも ito-proの伊藤君は ちゃんと面倒見てくれます

ここが大事ね!

小さいことも 気にして施工してくれるという事は 大きな事なら なおさら気を配って施工してくれると言う事になります






















伸君の采配と 伊藤君の知恵で 定価60万の可動間仕切りは 機能を失う事も無く 美的要素も失う事無く 完成した





クロゼット内のフロアー貼り























前日 石膏ボードの壁貼りも終わって めんどくさいクローゼットの中のフロアーを貼っているところです

ここは 誰からも見られない場所

だって いつも閉まっている荷物入れの場所

それなのに 丁寧ぴったりと 貼ってくれています

最後の最後まで 本当にありがとうね

伸君は 明日で この現場と お別れです





幅木下地 クロス剥がし





















その夜 私達は・・・・・

大工工事の最後の工程で 幅木という物を 伸君が貼り付けていきます

その為に 既存で貼ってあるクロス(壁紙)を剥がして 幅木を接着しやすいようにします

八百屋の仕事を終えて 妻と長女と長男に 手伝ってもらって クロス剥がしをしました
























手に持っているのが 幅木です

これは床と壁の隙間を埋めるとともに 掃除機などで壁が 傷付かないようにする為の材料です

幅木の高さ以上に 既存のクロスを剥がして行きます

























ちまちま ちまちま 少しずつ剥がします

想像以上に大変

全部で 60mぐらいあるのかな?

この工程をしておくと 翌日 伸君が楽になりますからね!

2時間ぐらいで 剥がしを 終了しました




最終工程 幅木取り付け





















本日 伸君 最終日

飛び飛びでしたが とうとう最後の工程 幅木貼りです

伊藤君も 午前中 来てくれて 雑談をしながら 最後の追い込みと 今後の段取りと 小さな手直しを話していました







タカラシステムキッチン 水栓交換(保障内)





















ちょうど 大工工事最終日のタイミングで 前回お話した 水栓の交換をして下さいました

タカラさんの保障がきいて 無料での取り替えです

今度は しっかり水が出て ゴミのない綺麗な水になりました

タカラさん ありがとう

手配をしてくれた 飯田商店の田中君 ありがとう

完璧なキッチンになりました

タカラスタンダード 最高!





大工工事 最後の確認 厳しい私の検査























18:00 最後のお礼を兼ねて 現場へ行くと すでに 伸君達は 片付けをしていた

そこには 助っ人の間瀬君も居た! 追い込みのお手伝いに来てくれていたのだ

細かいところまで 確認していると クローゼットの中なのに 幅木を貼ってくれていた

ここは 本来しなくても良い所! きっと 伸君が気を利かせてくれたのだろう

彼の気持ちをしっかり受け止めようと思った



























間仕切り部屋の中から撮影 

暗くて分かり辛いのですが全体に幅木を廻すと 部屋が締まって見えるな

























大工道具と 石膏ボードの台が 片付けられたリビング

床を貼り始めて3週間か ここのフローリング貼りから始まったんだよな

伸君の腕を見たくて 細かい所まで 貼り方をチェックしていた























こちらは狭いダイニング

垂木で 両サイドの幅木を押さえつけています

基本のりで付けるので 乾くまでしっかりと押さえつけます


























水平になった 幕板も幅木も クロスの張替えがまだですが 良い感じになりました

分かりにくいですが 吐き出し口の下 微妙に床が波打っています

当然 幅木も微妙に 波打っています

これが 25年前の モルタル直張り絨毯下地の 宿命です

それでも 幅木はスカート付きの物に変更して少しでも隙間が分からないようにしてあります























間仕切壁のドア収納部 袖壁にも幅木を取り付けました

隙間も無く大きな歪みも無く 綺麗に施工されていました

厳しい私の目から見ても 納得のいく 仕上がりです

伸君 無事に 大工工事終了です





大工の伸君 間瀬君 最高の大工!






















最後にマンション下で 記念撮影

細かい個所まで 私にチェックをされて 細かいフローリングを貼らされて 必要以上に時間がかかって 仕事量が増えて おまけに 一般では 殆ど施工されることの無い可動間仕切りを 試行錯誤で施工させられて 本当に お金に成らない現場だったと思う

リフォームで 一番中心の大工工事を 一番予算を削ってしまった

それなのに 一番見栄えのする内装になった!

本当に 彼らのお陰だ!


綺麗なお家 綺麗なお部屋  常に 彼らが土台を作ってる

誰からも評価されるわけでもなく 誰からも誉められることも無く 誰からも感謝される訳でもない

しかし 紛れも無く 彼らの力によって 住宅は出来ている

今 家の建て方も 昔と変った 当然 住み方も 生活も 変った

それでも 家って いつも 家族を守ってくれる 人を守ってくれる

時には 心まで癒してくれる

間取り ドアの向き 照明のスイッチの位置 どれを取っても 生活する動作の一つ一つに関連してくる 

不自由な家 不自由な間取り 不自由な配置 不自由な動線 快適な家 快適な間取り 心地よい配置 便利な動線

大げさに言うと それを一生 し続けなければならない

それから 何より これらにかかる費用 返済のために 稼ぎ出すお金も 生活を左右する

だからこそ 少しでも お金をかけずに 住みやすく 心地よい空間を手に入れられたら こんな幸せなことは無いだろう

家が 全てだとは言いませんが 一生のウエイトは かなり掛かっているように思います

それらを含めた上で 私は お施主様に 快適な空間を作るお手伝いが出来たのではないだろうか!

・・・・まだまだ安心は出来ませんが!

とりあえず 大工工事は無事に終わりました

伸君 間瀬君 お疲れ様でした

後は 洗面トイレの設備と 化粧を残すだけになりました・・・・・・・





リンナイ後方排気型 ガス給湯器 取り付け 


今回の予算オーバー設備器具

ガス給湯器です

流石に 25年前の給湯器では怖いので取替えをしました

実際 前の機材は 殆ど使われた形跡が無いのですが 年数による錆から 安全を考慮して 交換を決定

ところが このマンションの給湯器の排気が古い構造

なんと 今は 殆ど使われていない後方排気という物

予定していた給湯器は 2万 リモコンは 1万!

さ~どうなることか 

まずは カタログから メーカーは大きく リンナイとパロマとノーリツ どれでもイイのですが 毛受さんの 取り付けしやすい方で 決めました

リンナイ PS後方排気延長型給湯器 通常価格:299,808円(税込)

浴室リモコン(BC-120VC)+台所リモコン(MC-120VC)のセット 
メーカー希望価格42,012円(税込)

商品合計341820円 (税込)

標準取替工事費 67,300円(税込)


価格調査を始めると 出るは出るは 色んなショップが 中には安すぎて 詐欺だと分かるショップも! とにかく 最安値で なおかつ 安全なショップを探し出す!

そして・・・ 全国 探し出せばあるものです

こちらを 私は 本体 80757円(税込 送料込) リモコン15930円(税込 送料込)で購入

心配の初期不良も リンナイのメーカー保障があるので 安心

取り付け工事は 毛受設備さんで 格安で 取り付けして頂いています

こんなに安くして頂いていても 初期の予算から 7万オーバーです



ここは マンションのパイプスペース(PS)

このように排気パイプが外の吹き抜け部に繋がっていて こちらから排気するようになっています

今のマンションだと前方排気が主流なのでしょうか?

購入した給湯器が前方排気だと さらに2万は安くなったのに~~~!






後方排気のため パイプ接続に手間を取られて取り付け中

丁寧に取り付けてくださっています 

この給湯器 人間の体で言えば心臓みたいなものですからね

ここから お風呂 キッチン 洗面と暖かいお湯を送り込むんですから 豊かな生活の源です

半日がかりで 取付けを終了して下さいました




キッチン部のリモコンです

こちらのリモコンは 2種類あって 機能の違いは呼び出し機能

1つは キッチンのリモコンから 浴室のリモコンへチャイムで合図をする機能

もう一つは インターフォン機能である

交互ではありますが 会話が出来る機能です

当然 インターフォン機能のほうが 高額なのですが 実質3000円違いのため こちらにしました

プチ贅沢!

しかし ここはマンション テストで判明

なんと スピーカーで聞こえている声も 肉声も 同じように聞こえることが判明

そりゃ 3mの距離だもん!

無駄な機能になってしまった

ま!遊び心という物で・・・・・説明しておこう!

これで給湯器は終了!

後は ガス会社に連絡をして ガスを流してもらうだけです




和室の畳決め!



悲しいかな まだまだ選択するものがありますよ!

この物件 初期予算を大きく削った和室6畳

この和室を洋室にするのか そのまま残すのかで 大きく予算が変り 最終的には 和室を現状維持することにしました

これにより 万能畳部屋を 存続することが出来ました

25年 殆ど人が住んでいなかった和室部屋ですから 綺麗な状態でした 

それでも 流石に 畳下地の悪さと ダニを考えて 取り替えることにしました


そこで 近所の畳屋さんで取替えをしようとしたのですが ito-proの伊藤君に 相談してみる

すると 「鈴木さん 予算無いんですよね」と言われた

『予算ないね~ 少しでも安くしたいんだよね~』

「良かったら 僕 紹介しますから 直接 取引して下さい」

『畳って どこも同じじゃないの?』

「何でですか?建築価格ってあるんですよ!」

そりゃそうだ!毎年何百枚も発注する建築屋と 一回の個人が同じわけがない!

目の前で 伊藤君が 畳屋さんへ電話をしてくれた

「マンション畳なんですけど 予算が無くて 安くしてもらえません! 出来たら国産の表で!」

そう電話で値段を交渉してくれた

伊藤君には一切の儲けはありません なのに何故!

聞くと 「僕は良いんです 僕の業者さんに仕事を紹介出来ただけでも!

でも 鈴木さんだけですからね 何でも知ってるから 僕も安心して渡せるんです」

そう笑いながら答えてくれた

どこまで 親切なんだろう ito-pro

彼が 今 何故 忙しいのか 分かるような気がした

1枚数千円のことだけど 少しでも安くなって 予算オーバーを取り替えそう!



畳屋さんが 寸法を測りに来たとき 畳表の材料 イグサの種類を聞かれた

当然 私は熊本の国産を希望していた

自分でも調べたのだが 伊藤君からも 畳の情報を得ていた

ここで 大きな選択

国産のイグサと 中国産のイグサだ

当たり前のように値段が違う

畳屋の説明はこうだ!

国産の最低の畳と 中国産の最高の畳の値段が一緒です

実物を見ると 中国産のほうがしっかりしていて 見た目も良いよ!と

今の中国産のイグサは良くなっているから 中国産のほうが良く出てるよ!と

この話を受けて 調べてみた

単純に イグサを編む下地糸の違いで イグサの量が変るのだ

糸だけ 麻糸だけ 糸と麻糸 大体この3種類 だんだん太くなって イグサの料が増えて畳表が厚くなり 目が詰まった良い畳になるらしい

実際に 見比べに畳屋さんへ行ってきた

確かに そうだった間違いなく 中国産の上級畳のほうが 国産の一般より綺麗で丈夫に見えた






















ちょうど お得意様の配達場所の お隣が 畳屋さんなので 妻にも見てもらいました

妻は 即答だった

「国産!」

おまけに 「何 迷ってんの!」

私は とことん見極めるタイプ! 妻は直感タイプ!

時として 直感のほうが 間違いない!時もある

私も じっくり見させて頂きましたが 確かに中国産はイグサの本数も多く 分厚くて見た目が良い!

しかし イグサの1本1本を確認していくと やはり 弾力があって綺麗な円形の断面をしているのは国産だった

それと 中国産は着色材と接着剤の質が悪く 健康に害を及ぼす危険性がゼロでは無いので これは間違いなく国産に決定だ!

やっぱり 女の感は 伊達じゃない!

それと itp-proの伊藤君も 同じようなことを言っていた 

「絶対に国産の方が良いですよ!中国産は危ないですから!」

やはり こんな時でも 彼の助言から 建築に対する熱意を感じずにはいられなかった




そして もう一つの選択 畳縁だ!

上の写真は 妻が 畳縁の色柄を選んでいる所だ




候補に選んだ三色

基本は緑にした 

今はシンプルな物から カジュアルな物まで ありとあらゆる柄がある

この畳縁も ちょっと調べてみた

色からだが 壁紙の色に合わせる人 隣の部屋の床の色で合わせる人 襖の色に合わせる人
自分のイメージで選ぶ人 直感で選ぶ人 中にはアミダくじで選ぶ人など 様々だ

という事は 何でもいい事になる ようは 自分が気に入れば良いという事だ!

ちなみに 畳職人の方は 広くて明るい部屋には濃い色を 狭くて暗い部屋には薄い色が合うらしい

この現場は 狭くて明るい!じゃ どれ?ってな事になる

壁紙の色は薄い黄土色だが・・・・・

ちょっと 視点を変えてみた 壁は壁 畳は畳 部屋のバランスではなくて 畳本来の色が引き立つのは何か?

畳は年数が経つと 日に焼けて 緑から黄土色へ変色していきます

特に 国産のイグサの場合は その変色具合が 良い味を出していきます

そう考えると 緑!そして 薄めの緑 !

数年後の変色した色を考えると 黄色かかった柄があるもの!

私が選んだ畳縁は 真ん中の柄 昔からある様な 普通の畳縁にしました

妻も 納得の色

現場が完成をしたとき 選択した結果が出ます・・・・壁紙に合うかな~


それと 畳床は 今 稲わらを使うことは無く ポリスチレンフォームと インシュレーションボードの 2層式畳床になっています

これも時代ですね





壁紙 クロス貼り工事の見積もり インテリア川井





今回のリフォームの予算で 一番頭を悩ませた 工程 クロス貼り

私の自宅には クロスが1枚も貼られていません

20年前の 建材営業時代 徹底的に建材の研究をして 自分の家を建てた

当時は クロスと言うものが 普及したての頃で その下地に使う石膏ボードへの耐久性が疑われていた

確かに万能建材である石膏ボードでも 強度面で 疑問を持っていたのだ 

そりゃ 鋸でカットするんじゃなくて カッターで切って折り曲げてカットするんですから 疑いますよね

それに 釘 ビス 画鋲なんかは 止まらないですしね

その点 突板は ベニヤですから それなりに止まりますし 何かが当たっても 割れや 穴あきの心配がないですから

でも 今では ほとんどの家が 石膏ボードで建てられるようになりました

こちらの現場も 例外ではなく 石膏ボードです

当然 クロスを貼って 化粧をします

で!そのクロスの知識が 殆どありません

見積もりを頂いた瞬間 単価に驚き!予算が ここで 大幅に取られてしまっていたのです

色々調べると クロスには 大きくメーカが2社あって そのメーカーの中で いくつのも種類があることが分かったのです

ここ愛知県は クロスメーカの本社があって 基本的に材料の仕入れが安いことが分かったのです

私が選んだのは 最大手のサンゲツと言うメーカー!

サンゲツの種類では 高級な ・プレミアムウォール エクセレクト ・リアテック 

一般的な柄の多い ・リザーブ1000 ・ファイン1000  

それと お値打ちな SP と言う アパート用の柄の少ない 大量生産用のクロスがあったのです


ところが このクロスの種類の多い事!こんなの選べるわけが無い!

単純に これこそ 人のセンスが問われてくる 

ま!この柄の選択は 工事が始まりましたら UPしますね




クロス貼り工事の費用の適正価格を調べるために 市場調査に入りました

県内のクロス屋に電話で おおよその単価を聞いてみました

丁寧に対応するところ 適当に単価を言う人 職人が直接対応する会社 女性事務員が対応するような大きな会社と やはり 1件1件 規模や形態が違いました

当然 単価も 会社によって バラバラ

それでも 最安値と最高値と 調べることが出来ました

そして ある程度の単価以下は 危なそうだなと思える最低ラインが分かるようになりました

そこで ito-proの伊藤君にも相談 やはり 安い所は危ないよ!って 

危ないとは 適当に貼られて 荒が見えると言う事です

しかし 予算オーバーの この現場で クロス単価を落とさなければ さらに苦しくなるので 安いクロス屋を探すしかなかった・・・・





現場寸法を測って下さっているところです


そこで 顔の広い設備屋の毛受さんに 相談したところ

「探してやるよ!」って 連れてきてくれたのが お写真の インテリア川井さんです

西幡豆の方で ご夫婦でクロス貼りをされています

工事も始まった それも後半 ギリギリで 見つけてきてくれた職人さんです

この日は クロスの貼る面積を測りに来てくださいました

実際に測った面積 全体で約300㎡ ・SPクロスが 230㎡ ・リザーブ1000が 70㎡

(クロスの種類は後日・・・UP)


しかし 安くして下さるのはイイが 綺麗に貼って頂けるのかが心配 

そう クロス屋さんの 腕と意識です



初めて 毛受さんから 職人を紹介された時 失礼を承知で 職人さんに お話ししました

『あの~ 初対面で すみませんが 私 性格が細かいので 小さなことでも 納得がいかないと 苦情を言いますけど 良いですか?』

よく言えたもんだった! 私の様な代行であるが 施主を モンスタークレーマーと言うらしい

そんなの どうでもいい! 一生住む家に問題があって 言わない方がおかしいだろう!お金持ちで ふんだんにお金をかけて建てるんじゃないんだから 少ない所得で 切り詰めて 建ててるんだからさ~・・・・・・・心の声

職人さんは答えてくれた「ハイ!分かりました」と! そういって駐車場から現場へ向かった





奥様が ご主人様の図った寸法をメモしているところです






現場へ着くと 私は クロス貼りの細かな内容を話した

建具回りや 窓枠回りの 接着面の話をした









リフォームが始まる前に 気が付いてた点で 窓枠周りのクロスが剥がれているのが気になった

調べてみると ペンキ跡に糊付けされていた 当然 こんなの付くわけがない!

そこで 自ら ペンキ跡を削って荒したのだ

こうすることで 格段に付が良くなる 本当はこんなこと 私がする必要はないのですが!

これを 職人さんに 見せることに・・・

要は 私の細か過ぎる性格と この現場に対する想いを表したようなものだ

職人さんは これを見て 「こういうのは 最後にコーキングで接着して 剥がれない様にしておきますね」って!

その後も 私は スイッチ周り 石膏ボードの段差 報知器の周りなど 細かい注意を支持すると 「大丈夫ですよ やっておきます」って!


後日

現場確認から4日後 FAXで 見積もりが届いた 初期の予算の半額だ!

本当に こんな金額で やって頂けるのだろうか?

その日 クロス屋さんから お電話があった 「(見積もり)どうですか?」って・・・

正直 心が揺れていた

どうしても 不安が取れないのだ ここまで 大変な思いで リフォームをしてきた

最後の最後 仕上げでコケたら 今までの工事が 水の泡だ!

しかし 内心 引き下がれなかった 予算で もう 無理は出来ないのだ


私は ちょっと 上擦った声で 『はい!よろしくお願いします』 そう自然に 言葉が出ていた

すると職人さんは 「有難う御座います!出来る限り 丁寧にやらさせて頂きます」と そう言って 電話を切った


はたして どうなるのか クロス貼り工事

9月24日から 工事が始まります



ここまで来たら 職人さんの言葉を信じずには いられなかった・・・・・





















2014年9月11日木曜日

プロジェクトR また 2つのトラブル 最悪の日が・・・・・・

世の中とは つねに こんなもんなんだろうか?

それとも 建築の世界が こんなもんなのだろうか?

その日は 最大のピンチと ショックを受けて まともに寝られなかった!

運が無いのか? それとも人力が無いのか? はたまた 知識不足なのか?

よくもまぁ 次から次へと 問題ばかり!

今回 大きな2つのトラブルを 同時に抱える事になる・・・・どうなることやら!


タカラシステムキッチン 水栓


キッチンも 無事に施工が終わり 翌日には 設備屋さんが 接続に来て下さいました

半日仕事で御座います

現場に少し 顔を出して 今後の打ち合わせを兼ねて 10分ほど雑談をした

お昼を周って お店に 毛受さんが 「終わったぞ!」っと しかし 何か 表情が思わしくない

『有難う御座いました 後で確認してきますね!』っと・・・・

すると

「出来たんだけど 水の出がわるいんだわ!」

『どうしたんですか?』

「色々 試したり フィルターの掃除もしたんだけど 出が悪いんだよ!」

そう言って 2人で現場へ 確認に行く






















水の出を見ると なんと チョロチョロ!

どう見ても おかしい!

しかし この時点で 原因が分からない

毛受さんは まず 蛇口の中の 細かい網状の濾過具を取っては 掃除して 私に見せた

次に 逆支弁と言われる所も 掃除をする

しかし 変わりは無い

何が原因なのか 少しずつ確かめていくことにした

まずは 止水栓までを 確かめてみよう!
























そこで 止水栓から 直接出してみることに・・・・

管を直接繋いで出してみると 驚くような勢いで水が出てきた

止水栓までは 間違いなく水は来ている事が分かった

となると 水栓に原因があることが判明する

しかし どう考えても 初期不良なんて考えられないのである

構造そのものが 単純な水栓で 初期不良なんて起こりようが無いからだ

あるとするならば 人為的なミスになるだろう

直ぐに 飯田商店の 田中君へ連絡をする

こういう時の対応は 凄く早かった!

もう一つの 飯田商店の魅力が ここにもあった

私が昔 学んだこと 営業は 誰でもする様な事は 違いが分かりにくいが トラブルが起きた時に 営業マンの差が出ると言うこと

私は トラブルに 精一杯対処することで 沢山のお客様から 可愛がられていた

なぜなら 急いで 対応しなければ しないですむ事だし したからと言って 売り上げが直接上がるわけでも無い そう 会社側から 評価がされない仕事なのです

しかし ここが大切 トラブルとは困っていると言う事 その問題に対して 出来る限りの事をする!

だからこそ ここに 人としての気質が表れるのです

今回 飯田商店の田中君 津田産業の新崎君 そしてタカラの営業マンの連携によって すぐさま 修理が行われることになりました

散々 施工打ち合わせの件で 貶してしまった タカラの営業マン トラブル時には とてつもなく早い対応を取ってくれた

有難う御座いました タカラさん!























タカラスタンダードからの連絡を受けて 営業マンに 経緯を説明する

直ぐに理解をされて 修理業者へ 連絡を取ってくれた これが13時のことだ!

すると15時に修理業者から連絡が来る 

「修理はいつが宜しいですか?」

私は 『出来たら早い方が!』と 問いかけると

「じゃ 今日でも良いですか?」と

え!そうなん!いいの!

『すみません それでは 本日お願いします』

「それでは 後 1時間ほどで現場につきます!」と 電話を切った

16時 現場へ 来て頂きました 修理業者さんです

ところが 現場に着くと 思いもよらない言葉が 大工工事をしていた伸君からかかる

とりあえず 水道修理の方に状況を話し 実物の点検をして頂いた


その横で 私は伸君から 信じられない言葉を聞いた

「鈴木さん 可動間仕切り レベルが合わなくて 普通に付けられないです!」

えっ!何?それ!一瞬 水栓の問題なんか吹っ飛んだ!

直ぐに我に帰って 伸君!ちょっと待ってて!

もう パニック!



とりあえず 水栓から 『どうですか?』

「やはりゴミですね!」

そういって 水栓をばらし 混水のカートリッチを取り出した

よく見ると 小さな8mm程のフィルターに耳垢ほどの小さなゴミが付着していました

カートリッチを交換して頂いて 再度 蛇口を回し 水を出してみる

先ほどよりは 水の出が良い様だ!

しかし 止水栓から出ていた 水の勢いとは違い まだ弱々しい

修理業者と私とで 結論が出た

間違いなく 水栓の管にゴミが まだ詰まっている

その結果から 導き出されるものは そう! 水栓の交換だ!

この水栓の定価 36180 自分で負担になるのか? 

もう ボロボロだ! 自分は何もしていないのに どうしてこうなるんだ?

ちょっとまて! このゴミを誰が混入したのか!

施工業者なのか?設備屋なのか?ここで責任と言う言葉が出てくるのですが 

しかし ゴミの形跡だけでは どちらが?と判断できない と言うのが修理業者の判断だった!

やっぱ 自腹か?

そこで 藁をも縋る思いで 飯田商店の田中君に タカラさんの保障で何とかなりませんか?とメールを送った・・・・・・








LIXIL 可動間仕切り 上吊り方式開閉壁


現場では 水栓の原因を突き止め 修理業者の方に この状況をタカラに伝えて頂くように言ってお別れをした

瞬間に 頭が切り替わる 大工工事のメンイベント!今回最大のアイテム 間仕切りドアだ!

今回のリフォームで 一番頭を悩ました建材! 最後の最後まで悩み抜いて 予算まで 飯田商店さんと津田産業さんに ご協力して頂いた商品だ!

ここに来て 施工でトラブルって 晴天の霹靂だった



伸君の説明はこうだ!






















現場状況

コンクリートの下地のレベルが出ていない状態で フローリングを直貼りすれば 当然 床が波打つ!

建具はもとより 今回のL型は さらに精密さが必要になってくる

ま!水平が出ていないことが 致命傷なのですが 鴨居(横枠)は必ず水平でなければ 建具が傾きます
 
簡単に言うと 鴨居が水平でないと 引き戸が傾いて 扉同士が 閉めたときに 縦の隙間が出来てしまうのです

で! 床が水平ではないと 当然 引き戸と床に 横の隙間が出来てしまうことになります

今回は 1面は何とか 床の水平が保たれたのですが もう1面がなんと 12mmも下がってしまっていたのです

たかが12mmって!

確かに隙間は 出来てしまっても仕方が無い!

しかし このLIXILの可動間仕切りは 上吊り方式!

鴨居にレールがあって 下はガイドピン!

LIXILの上吊り戸 このガイドピンが最大の特徴になります 


 




















このガイドピンがLIXILの特許なのか よく出来ている

引き戸が上を通過する瞬間 カチッと鳴って 下からピンが出てくる構造

そのために水平の床に対して 引き戸との隙間が8mmと決められている

その 8mmの見込みに対して さらに12mmプラスとなると 床と建具に20mmの隙間が出来て マグネットの力では ピンを引き上げる事が出来ない

どうしようも無い状況が 起こってしまったのだ!

定価 583200の可動間仕切りが まともに機能しない事になるのだ!

そこで 伸君が提案をする

片面はそのままで もう一方の面を12mm下げようと言うのだ

上の手書きの図が簡単に書いたものだが 要するに 手前のドアと奥のドアがコーナーで当たるときに 上下に12mmずれる事になる

枠もレールも 同じように12mmズレル事になる

その場で どうしたら この状況を打開するか考え始めた

どう考えても L型可動間仕切りの建具の接点が ずれている事が想像できなかったからだ

とにかく 考える!

伸君に さらに詳しく現場の状況を聞く!























この写真は ちょうどL型の接点をずらさない様に施工する方法の糸口が掴めた所だ!

話しながら 伸君も 少しずつ見えてきたようだ!

とりあえず 色んな方法を お互いに話した

ここが彼の凄いところだ!

本来 大工さんと言う物は 自分にプライドを持っている

もし 仕上がりが その状況下の中で BESTでは無くても 自分の考えを 変え無い方も多くみえる

ところが 彼は 私の提案を 直ぐに受け入れてくれたのだ

私が立場的に上になるからではなく 彼自身も 学び成長しようとしているからだろうと 察した

若いから経験が少ない!のでは無く 若いからこそ 沢山学び 素直に経験を積む事を 彼は理解していた 

この事は 彼の更なる技術向上に繋がる事を 彼自身が一番良く知っているようだった

本当に彼は素晴らしい大工だ!

彼の為にも 今晩は徹夜で 図面と睨めっこすることに決めた


























今日は 伸君のお友達の大工さんが来てくれていた

彼は間瀬君 私と同じ年だ!

仕事ぶりを見ていて 彼は 何か楽しそうに床を貼っていた

優しい人柄が 瞬間に伺えた

仕事具合を見てみると これがまた 仕事が綺麗

床と建具のアンダーがピッタリ!

伸君 ほんと 良い仕事仲間が居るんだな~












深夜 0時 パソコンの画面で LIXILの施工図面と寸法図面 注意書きを読みあさる

いやはや 細かい細かい!

建築とは いかに緻密に 計算されて出来ているのか 改めて感じた

2時間程 読みふけっていると 何となくだが 少しずつ見えてくる






































簡単なスケッチだが 頭の中では 半分 運に任せていた

正直言うと 本当は 徹夜をしようとしたんではなく 眠れ無かったのだ

それは 諦めていたから 最悪の状況を考えてしまっていたからだ

床の低い方の片面の建具を固定するとか!下のレール部品を12mm下げるとか!

はたまた マグネットのガイドピンを床2mmではなく10mmまで上げてしまうとか!

どの方法を取っても ダメダメな選択だった

不安と 絶望と 少しの期待と この可動間仕切りを選んだ事への後悔とか グルグル回っていた

時間は一瞬で過ぎ去り 不安な朝を そのまま迎えた

朝6:00 市場へ行っても どことなく 落ち着かないのが分かった!

市場から帰ると 妻に話しかけた

『もし 今回 間仕切りドアが付ける事が出来て キッチンの水栓を保障内で取り替えてくれたら 奇跡だよな!』

妻も 「ほんと 奇跡だね!」と・・・

それ程までに 今回は追い詰められていた

8:25 伸君と間瀬君が現場の駐車場に現れた

私は 伸君に 一晩中考えた知恵を話し 簡単に書いたメモを渡した

伸君はそれを持って「マグネットが20mmで付いてくれればイイんですけどね!」と言って 余裕だった

私は 直ぐに八百屋の仕事へ戻り 心配しながらも 普段の仕事をこなした

今日の仕事は とても忙しく 八百屋さんの方に 意識が集中したのか 時間があっという間に過ぎていった

忙しさのあまり 昼食の時間が15:30の 少し遅い時間になっていたのに気づく!

お店から 自宅へ戻ろうとすると ちょうど 伸君と間瀬君が 3時の休憩から戻ってくるところだった

すぐさま 確認をする 『伸君!開閉壁 どうだった?』

「今からです ガイドピンの穴は開けたんで これから確認します!」

私の不安は 一向に取れることは無かった!

食事を終えて4:30頃 現場へ行って確認しようか 悩んでいた

すると 町にカーン カーンと何やら金属音! その音を聞いて 私は嫌な想像をしてしまった

もしかして 取り付けに失敗をして アルミのガイドレールを叩いて 外しているんじゃないか?

見るのが怖くて 現場へ足が進まない!

5:00 終了時間だ このタイミングで行かないと 伸君と話せないので 重い腰を上げて現場へ急行した 

やっぱり 足は重い エレベーターの中で 色んな悪いイメージが走馬灯のように過った 






























現場に着くと 想像していた状況ではなかった!

え!何で!何で出来てるの?

私は自分の目を疑った!

あれ? 確か枠を12mm上げて・・・・そこにコンパネを敷いて・・・・え!

直ぐに 伸君に話しかけた 『伸君 どうしたの?コンパネ入れてないじゃん!何でできたの?』

すると 彼は答えた

「伊藤さんが今日来てくれて 横枠を傾けろって言われたんで! ただ 縦枠も少し傾きますけど!」そう言って 説明をしてくれた
  
感動ものだった!レベルの違いが12mmでは 本来 致命傷になるはずが・・・・・ 

2mの長さでの 微妙な下げなら 12mmは許容範囲だった

よく見なければ 垂れているのが分からない そして縦枠も微妙なズレで終わっていた

簡単に写真で説明しますと






















コーナーの付け根が標準の高さだとすると 奥へ行くと 床の下げ分だけ 横枠を下げる

水平の下地との比較で 垂れているのが分かるが 言われなければ気づかない変化だ!

実際に この傾きは 滑りの良い上吊りの金具だと 縦枠に近づけて行くと 手を放した状態で ゆっくりだが建具は 縦枠の方へ 自然に滑って行ってしまいます

しかし ここが凄いのだが このレール ストッパーが付いていて 中間で止めたい所には しっかり止まり 縦枠方向に滑って行っても ゆっくり建枠に当たるようになっている

100点では無いが 80点の合格ラインだ!

いや この最悪のマンションの構造からしたら 100点だ! さらに 安い予算の事を考えたら 120点あげてもいいレベルだ!


そして この横枠に対して傾いた縦枠だが・・・・

こちらも 数ミリ 傾きが でてきてしまう

下の方へ行くほど 外側に出るのだが ドアを収納した状態で見ると 傾いて出来るはずの隙間が ほとんど見えない様になっていた

本当に 凄い!

狸に化かされた感じだった! 不可能だと思われた 施工をやってしまったのだ

ま!本当は ちゃんと大工工事を始める前に コンクリート床下地のレベルを直しておけば こんな問題も 起こらなかったんですがね 

下地を行えば 行ったで 工事予算が付いてきて 金額を聞いたら やらなかったと思う 

そう考えると 一か八かの賭けに負たと言うことになります

負けた博打を 大工の伸君と ito‐proの伊藤君が 逆転 勝ちをさせてくれたことになります

ここでも彼らに助けられた  経験と直感 こういう時に 発揮する!




























で!伸君は何をしているのかと言いますと・・・・・

アンダーレールを外しています

私が出した最終手段ですが 話を聞くと

「建枠を下げたんですが 磁石が微妙に拾わないんです!」

やはり 床が波を打っているので 数ミリ届かない距離があるみたいだ

結局 メーカの指定した8mmの見込みしか マグネットの力が届かないことが分かった

そこで 一旦レールを外して 4mmのべニアをかませて マグネットレールを下げることにしました

レールを外し 4mmべニアを測っているところ

真剣そのものです

大工の底力ですね

素人では分からないことを 経験と勘で形にしてしまう

ここが 私の頭の固い所でしょうかね 決められた範囲でしか 発想が出来ない!
























この可動間仕切りの施工は 現場状況が最悪の中での 妥協による施工だった

それでも 納得できる妥協で 施工が出来たのは やはり 知恵と経験から来る伸君の力だった

プロはプロ センスがなきゃ こんなの出来ない

ふと過った 若いころ建材営業マンの時 現場で問題が起こった時こそ どのような対応をするかで 営業マンの真価が問われていたことを!

職人も 同じなんだな 素人が不可能と思った施工時に ギリギリの満足で 建築を完成させてこそ 職人の進化が問われているんだと!

伸君の仕事姿をみて ほんと 良い大工さんと 巡り会えたと思う






















こちらが 伸君の加工をしたアンダーレール 4mm分 下がっています

この4mm下げた事で マグネットの力が生きてきます































こちらは 間瀬君のお仕事 床貼り

いや~ 彼の仕事は 本当に丁寧だ!

玄関の床貼を見させて頂いて やはり綺麗にしあがっていた

垂木でかっているのは 框部分で 面を合わせてくれています

玄関は家の顔ですから ここがピシッと!決まっていれば その家が締まる!





















今回 選んだ 白のフローリングは 小さな隙間や 傾きだけでも 目立ってしまいます

慎重に貼って行かなければ 荒が見えてしまいます

簡単に言うと 素人でも 大工の腕 技量が分かってしまうと言うことですね

こんな小さなフローリングを 1枚1枚 糊を付けては貼って行きます

お金にならない 仕事だな~

こういう所も 伸君や間瀬君に感謝しなければな~






















無事に アンダーレールを4mm下げたことで 磁石でしっかり ガイドピンを持ち上げました

こちらは穴にボンドを塗って ガイドピンをはめ込んでいるところです
























本来ですと ガイドピンの径より 若干小さくして 打ち込むのですが 今回 直貼りフローリングの為 木の部分が9mmしかありません 4mmベニヤの下地を入れて 13mmです

ガイドピンが13mmなので 力をかけて押し込むと 薄いフローリングが割れてしまう危険性があるので あえて 伸君は 1mmほど大きめに開けて そこへ床ボンド流し 止める様にしました

しかし この方法 ボンドを多くすると ガイドピンを押し込んだ時に ボンドが流れて 金属のピンを 固定してしまう危険があるので 慎重に ボンドの量を調節しながら 細かく塗っています

ここまで 気を使ってくれているのか! 伸君 本当にありがとね!























仮に完成をしました 内側からの写真です

写真では小さく見えますが 実物はそこそこデカいです

高さ2300mmありますからね























外側から見たところです

今まで壁だったのですが 同じ壁でも スリガラスの壁は解放感があります





















こちらはキッチン側から見たところです

リフォーム前の コーナー同士の壁の間が狭くて 圧迫感がありましたが 間仕切りの位置を 伸君の判断で 今までの壁の内側に施工したことで ドアを閉めた状態でも 広く感じるようになりました






























内側から解放した状態ですが袖壁も 思ったほど出ていなくて 解放感は保たれました

購入する前の イメージより 断然効果的だった可動間仕切り開閉ドア

何とか無事に取り付けが完了しました

私も 勉強になりました

自分の思い描いていた完成形に さらに近づいた!

今日は ゆっくり眠れそうだな

今 あらためて思う 安心て 最高の贅沢だ!




あ!そうそう この後 自宅に戻って メールを確認したら タカラさんの保証で水栓を交換して下さることになった

タカラの営業マン 飯田商店の田中君 津田産業の新崎君 有難う御座いました

彼らも また 最高の営業マンです



あ~~っ!(´〇`) 書きながら眠くなってきた・・・・



今日 私の中で 奇跡 zzz は zzz  起き zzz (_ _ )zzzZZZ た~~ そして寝た zzzZZZ