本日 無事に最終工事 最終配達が行われました
リフォームを依頼されて 4ヶ月間 気の狂う日々が続きました
本日
Project”R” Code Name”TUGUNAI” が終了しました
こんなに 必死に 何かをしたのは 何年ぶりだろう
人って 思った以上に 他人のために 必死になることが出来るんだな と感じた
でも 自分の成長だった様な気がする
お金と言う 道具を使って 沢山の人の優しさに触れ合うことが出来た
家族の助けも 深く感じることが出来た
そして リフォームを助けてくれた
ito-pro 飯田商店 毛受設備 インテリア川井 山崎畳店 津田産業 各種メーカー(LIXIL Panasonic Koizumi TOTO Takara Standard )
皆様には ただ 頭の下がる想いだけで御座います
松下幸之助さんが言っていました
【みんな一人一人、得意なことはちがうんや。 みんな私より知ってることや得意なことがあるわな。 だから、私は自分が一番アタマが悪いと思うて生きとんや。 そうやから、みんなの力や知恵を素直に借りれるんやで。】
私は この言葉を まざまざと 体験しました
この言葉の 見方を 少し変えると 人に助けて頂いたのなら その恩を 何処かで返さなければなりません
だから 私は 八百屋という形で 出来る範囲内で 少しずつ 社会に返していこうと思います
誰にも 分からないように・・・・・ 人の為にって 胡散臭いですからね!
それでは 最後の仕上げ工事をご紹介!
後日 完成後の総評をします
ito-pro 仕上げ工事 雑工事
最後の仕上げは 建具の調整と ピクチャーレールの取り付け そして養生の片付けです
ピクチャーレール取り付け工事
雑工事で お願いしたのは ピクチャーレールの取り付けです
なぜ? 自分で出きるじゃん!って 簡単に思われている方! 違いますよ~
マンションには 躯体に直接クロスが貼ってある個所があります
今回が その躯体(モルタル)への 取り付けです
注意!基本は躯体加工は駄目なのですが 2cmほどの穴は 大丈夫と言う事で 取り付けをしました
しかし モルタルの穴開けなんて 普通出来ませんからね
この振動コンクリートドリルで 穴を開けて そこへコンクリートビスで レールを固定します
伸君が来てくれました
丁寧な仕事ぶりで ガイド穴に 印を付けて ドリルで穴あけ
若干 ドリルが曲がっているのが 分かりますか?
これは 私が無理を言って 壁ギリギリまでのレール設置を お願いしたから
安全な工程としては 壁から5cmほど離して 穴開けをするそうなのですが それでは 絵を飾るときに斜めになってしまうので ご無理を言って施工して頂きました
しかし こういうのを 難なく やり遂げてしまうのが ito-proの仕事!
ここは玄関
3mのレールを 2.4m切断 0.6mを捨ててしまうなら 再利用で 玄関に使いました
ここは 天井に 軽鉄の下地が入っていたので ビス揉みだけで固定
ここは 寝室
元々 絵の飾り付けを考えたのは このクロスが派手すぎて これを緩和するための 苦肉の策だったのですが 棚から牡丹餅的な アイテムになりました
伊藤君も 手伝って 2.4mのレールを 取り付けています
本来は この仕事 ito-proさんの仕事には入っていないんです
でも 伊藤君は 「こういうのが 僕の仕事なんですよ」と 本来はお金を取る仕事を 無償でしてくれます
これは 彼のポリシー
細かいところで 部屋は大きく変わります
人が アクセサリーや時計 スカーフや帽子 ブランドバックなど ちょっとした装飾で 見た目が変わるように 家も 同じなんです
スイッチ 照明 カーテンや家具 それだけで 部屋の雰囲気が変わります
このピクチャーレールによって 飾られる絵も 同じなんです
だから 伊藤君は 要望やアイデアがあれば 何でも取り入れて 最後に良い家が出来上がる お手伝いを 嫌な顔をせずに 引き受けてくれるのです
この親切 建築では 凄いことなんですよ~ 普通はしませんからね お金出さないと!
洗面・キッチン 引き戸取り付け
解体の時に 悩んだ引き戸 建具
これ 元々 Vレールが 1本埋め込んであるだけだった!
洗面床の下地はコンパネ キッチンの下地はコンクリート 二つの下地段差は4mm
その間の段差を隠すように Vレールが取り付けられていた
しかし このマンションの部屋の歪んだ構造で 奇跡的に キッチンと洗面が 面一の状態で仕上げられる事が出来た
確か 解体時 一番最初に 伸君と考えた仕上げだったが まさか 最後の工程になるなんて・・・・・・
面一になった床に取り付けるのは これまたVレール
伊藤君が購入して来てくれたレールだが これは後付けVレール 幅が34mmあって 綺麗に収まる様になっていた
こういう所も 伊藤君の経験が生きてるんだな~ もっとチープなレールを想像していて 内心不安だったのが一瞬で取れた
伸君が レールの長さを測って カットします
幅木の廃材を挟んで 切断面が 真っ直ぐになるようにしています
アルミのVレールを 丸ノコでカット
伸君に 『イイの?アルミなのに 丸ノコ使って?』と聞くと
「イイです!大丈夫です」って・・・・
そりゃ 綺麗に断面が出来るのですが 伸君の仕事道具が心配!
カットしたVレールを取り付け
引き戸の方立てに あたる部分を細かくカット
こんな見えないとこまで 丁寧にしてくれていました
次は建具をカット
こちらは 床を9m上げ多分だけ ミミ(ドアの鴨居部分)をカットします
マンションの建具は メーカー建具では無く 建具屋が作ったドアです
その為 大工さんが 自由に加工できるんです
化粧面に養生テープを張って バリが出ないよう慎重に丸ノコを当てていきます
しかし ここで大苦戦
なんと ドアの枠が 弓なりに曲がっていて 収まりの見た目が悪い
そこで 伊藤君と二人で 微調節
ノコで微調節って どこまで収まりに拘るんだろう
私より 拘ってるじゃん!
本物のプロだわ!
無事に 納得のいく 引き戸の取り付けになりました
先日 取り付けをしました 洗面台のコーキングをしています
既存の物は コーキングしていなかったのですが 新規の物は 位置を左に寄せて付けたので 右側に1cmほどの隙間が出来てしまい 隙間を隠します
隙間が1cmですと コーキングが 固まる前に 落ちてしまうので お店にあった林檎のパッキンを加工して 隙間に埋めて土台を造ります
奥では 伊藤君がコーキング取り付け!
手前で 伸君がレールの取り付け!
2人で 時折 楽しげな話をしながらの作業
こういうのが チームワークとでも言いましょうか 仕事を楽しんでいるとでも言いましょうか
何か 見ていて 暖かくなります
先ほどの下地の上から コーキングを載せていきます
山になった コーキングを箆で平らにしていきます
伊藤君が 「鈴木さん 僕はコーキングが下手なんですよ~ 意外と大工は みんな下手な人が多いんですよ」
そういって 真剣に埋めていた
いやいや 伊藤君 そんな事ないですよ
十分 上手です
このコーキングも 伊藤君の 仕事ではありませんが 私がお願いをして 埋めていただきました
これで 伊藤君の仕事も終了しました
ito-pro 伊藤君
今回のリフォーム工事 無事終了しました
伊藤君にとって この現場は 嫌な現場で あっただろう
そりゃ 各業者を 私自身が直接手配を させて頂いたからね
お金に成らない仕事でありながら トラブルの為だけに 引き受けてくれた様なものだから
多分 この現場の 伊藤君の予算を聞いたら みんなビックリすると思う
安いのにも 程がある そう怒りたくなるような金額だった
しかし彼は 引き受けてくれた・・・・
いや違う! 彼が 私のために 安く出来るように配慮してくれたと言ってもいい
若い頃 私は 彼の父親に 建材屋の営業マンになるべく 大工の知識を沢山教えて頂いた
大工同士の繋がりや 元請建築との繋がりもだ
何より 知識を付けて 物を売る喜びを教えて頂いた
その息子さんに 今度はリフォームで お父さんに教えていただいた知恵を使うことが出来た
どんな因果なのだろうか?
ito-pro 無く この現場の 成功はありえなかったであろう
現場での打ち合わせ メールでのやり取りと どれほど彼に 助けられたか計り知れない
彼の様な 建築家が一人でも居る事が 建築の宝になっている
もし リフォームで お悩みに成られている方が居るのならば 一度ご相談してみて下さい
必ず 良いアドバイスを頂けるはず
予算で困っていれば 予算に対応した工程を提案して下さいます
私も 1度諦めた この現場のリフォーム 彼のお陰で再稼動が出来た!
伊藤君 お施主様が このマンションを購入するきっかけは
ito-proの リフォーム工事があってのことでした
4ヶ月間 ありがとう御座いました
お施主様も 最大限に気に入って頂けました
私にとって 最高の プロジェクトRのパートナーです
仕上げの 畳取り付け 国産畳 山崎畳店
最後の工程 畳入れ
17:00
山崎畳店の大将が 畳を入れに来てくれました
入った瞬間 イグサの良い匂いがプ~ンと漂います
国産畳 良い匂いだな~
安全なんで 嗅ぐ嗅ぐ!
畳を搬入するときに 大将に言われました
「この畳 麻糸入れておいたよ!」って ????
え!なんだ!
『国産の糸だけですよね~確か!家のって!』
「ちょうど麻入りの畳表の注文が大量にあったから やっといてあげたよ!」
『ありがとう御座います マンションなのに 国産の高級品なんて すみません』って
何度もお礼を言ってしまった
本当に ありがたかった
もちろん 最初にお話をした お安い予算のままでのランクアップで御座います
畳 一つとっても 職人さんの こだわりがあります
そして何より 知識や腕があります
畳を敷いて頂いて 直ぐに和室に寝転びました
なんとも言えない 高級感に包まれて 昔ながらの日本の建築を味わいました
山崎さん 本当に ご配慮 ありがとう御座いました
今 畳離れが進んでいる現代住宅
紙で出来た畳もある
和室って やっぱり良いよ! 畳って ほんとうに良いよ!
見た目も大切 合理性も大切 だけど もっと大切なのは そこに生活をする人の体
湿気が多いときもあるさ 雨だもの
埃が舞う時だってあるさ 風だもの
空気が汚れるときもあるさ 生きているんだもの
畳は コンクリートの中でも 呼吸をして湿気を吸収して 埃まで吸ってくれるよ!
だって畳だもの・・・・・・
三択クイズの解答 リビングペンダントライト
発注していた ペンダントライトが到着しました
ちょっと長めの ダクトレール1.45m
パナソニック照明器具 配線ダクトレール LK04083WK 8.9K
ついでにスポットライトも付けちゃいます
コイズミ照明器具 配線ダクトスポットライト AS39981L 4.9K
ダウンライトより高めのスポットライト
どちらかと言うと 周りを明るくしてくれます
そして 答えの ペンダントライトですが!
【メーカー在庫限り品】コイズミC照明器具 配線ダクトペンダント AP36018L
最後のメーカー在庫 3台でした
危な! こちらは 廃盤品で 電話で確認をすると 最後の3台と言う事で ラッキー!
なぜ こちらを選んだかといいますと それは価格!
このペンダントの定価設定が 税込み24150円で御座います
それが・・・・6.955Kで御座います
そう!71%OFFです
取り付け完了!
如何でしょうか?
安さだけで 決めてしまったペンダントライト こんなに綺麗に輝きました
照明もこれで終わりです
飯田商店 最後の搬入 LIXILドアストッパー
飯田商店の田中君が ほぼ完成状態の現場に配達してくれました
4個だけなのに・・・・・・ありがとう御座います
で!こちらは なぁに?
これは ドアの開放時に取っ手が 壁に当たるのを防ぐもので ロックをすることで ドアが開放状態になります
こういうのを ドアストッパーと言います
色んな会社の物を探したのですが どれも高い!
安いのは玩具みたいだし!
悩んでいたら 建具の専門LIXILにないかなっ! と言う事で 探しまくる
見つけたのが こいつ!
色も床に合わせたホワイトがありました
黒いプラスチックが 受け側と本体部の隙間になっていて 取り付けは簡単!
ただ 床に穴をあけられるか?が 心の問題!
2本分のビスの穴だけですけどね
取り付け後 確認をすると 中々の優れものでした
定価1600円です
2000以上出せばプッシュ式ロックが 他社の物で購入できます
私は これで充分です
飯田商店 田中君
最後の配達を終えた田中君
ちょうど数日前に 飯田商店へ お邪魔しました時の事です
なにか 懐かしさを感じて 建材倉庫の中を フラフラと 歩き出してしまいました
建材の匂いとでも言いましょうか?
建築って やっぱ 面白いな~
イヤイヤ 八百屋は もっと面白いですけど・・・・・・
彼には 大変お世話になりました
最初は ito-proの伊藤君からの紹介だったが 彼の誠実さと 商売に対する想いに共感をしました
飯田商店を継いで まだ 数年だというが いやいや 貫禄もんの社長様です
ほんと!私が お願いした低価格を 実現してしまうし クレーム対応も 素早く的確だった!
そうそう あのタカラスタンダードの施工指示による 配管工事のやり直し費用も ちゃんと田中君のお陰で 負担して下さり 設備屋さんへ お渡しできました
この場を借りて タカラさん 津田産業さん 飯田商店さん ありがとう御座いました
引き合わせてくれた伊藤君にも感謝だけど 彼の様な誠実な営業マンは中々居ないと思う
私自身も 彼と ご縁を頂ける様な人に成れたのかな~なんて思ったりもする
私も 正直に商売をやって来て良かった
素晴らしい人と出会えることこそ 成長の証である 同類項の元に!
今回の初期のリフォームは とにかく安くを基本に 計画を始めた
しかし 彼との出会いによって 質の良い物を安くに変わって行った
予算の中で 一番ウエイトを占めた材料! その中でも水周りが大半を占めた
そこに 田中君の ご尽力によって 安くて グレードの高い水周りを納めることが出来たのだ
最低の材料を予定していたので 彼との出会いは 本当に大きいものになった
一般的に 建材屋さんで 建築屋さんとの絡みが有った場合 お施主様が 直接購入することは出来ません
でも 建材の事は 大工さんを通して 選ぶことが出来ます
飯田商店の田中君は 常に 建材や水周りの設備を学ばれています
もし あなたも 飯田商店の建材で お家を建てられるのであれば きっと お客様のご質問に 必ず答えてくれますよ
彼は 最高の建材屋さん!
元バリバリの建材の営業マンの私が言うんだから間違いありません
田中君 ありがとう御座いました
彼も 私にとって 最高のプロジェクトRの 仲間です
プロジェクトR 終了!
ドアストッパーを 妻と 最後に取り付け終わり 外に出る
<リフォーム終了! 重い玄関ドアの 閉まる音が 鳴る>
私 「燃えたよ、燃え尽きた、真っ白にな・・・。」
「かぁか、かぁかよ。」
妻 「えっ、どうした まぁくん?」
私 「鍵 外してくれ。」
妻 「えぇ、わかった。」
私 「お施主、お施主様はいるか?」
お施主 「ここです、ここに いますよ。」
<鍵を差し出す>
私 「こいつ、こいつをよ、もらってくれ。
あなたに、もらってほしいんだ。」
家族 「あぁ!? あの お施主様の顔! それに目が赤い!」
妻 「大変だったね まぁくん、しかし よくやったね。
わたしは もう何も言うことはない。ホントによくやった。
まぁくん・・・!?」
家族 「パッ パパ・・・」
私 「燃えたよ、燃え尽きた、真っ白にな・・・。」
【完】
リフォームが終わった 私の心境でした・・・・・・・・・
後日 総評を書いて BLOG記事は終了します
もうしばらく お付き合いください m(_ _)m