やっとの思いで リフォーム依頼を終えて 本日より 八百屋ネタを 再開します
夏から始まったリフォームは 秋 真只中で終了しました
野菜も 果物も 冬ヘ向って 刻々と変わっています
何より 果物が 美味い!季節
私も 食欲を散々抑えてきましたが どうにもこうにも 果物だけは我慢できず つまみ食いをしてしまっています
今日は 刈谷市場の リンゴの競り日!
え~八百屋さんって 毎日競りじゃないの~?
はい!今では 殆ど競りなんてものはありませんよ
私が八百屋さんの仕入れを始めた頃は 地の野菜が沢山あって 競って仕入れたものですが 今では 値決めされているものを少しでも 安く交渉して 買うんですよ
競りは あっても少しだけです
もう 八百屋さんが無くなりつつありますから
八百屋さんって 野菜屋さん 果物屋さんでは無くて 色んなものを売っているのを八百屋さんって言うんですよ
調味料から お菓子 缶詰 乾物 漬物など
八百屋さんの大規模なお店を スパーと呼びます
今は コンビニが昔の八百屋さんのようなものですね
雑学
八百屋の語源というのは その名の通り野菜を扱うことが多いからです スーパーなどの野菜コーナーや求人を見てみると青果物コーナーと表されていることがありますよね 野菜のことを「青物」と呼ぶことから、「青物屋」から「青屋」となり「八百屋」となったと言われています
でも漢字ではなぜ「青屋」と書かずに「八百屋」と書くのか?それは、もっと昔私たちの祖先が利用していた時代にさかのぼります。今で言う八百屋は江戸時代だと野菜以外にも いろいろなものを販売していました
野菜はもちろんですが 乾物など野菜以外のものも 販売していた時代があります
たくさんのものを売っていたということもあって、たくさんという意味を持っている「八百」という字を使い始めたのがきっかけで「八百屋」となったのではないかという説が有力です
また、「八」という字は末広がりで縁起も良いと言われていますよね。そのため商売が繁盛するように「八」という字を使ってつけた名前であるとも言われています
また、「八」という字は末広がりで縁起も良いと言われていますよね。そのため商売が繁盛するように「八」という字を使ってつけた名前であるとも言われています
そんな中 刈谷の市場では リンゴを競りにかけて仕入れをします
そのリンゴが 昨年もBLOGに書きました 長野県松川のリンゴです
ここ三河地区では リンゴは 農協を通って名古屋の市場に入り 名古屋市場から地方市場に そこから 各スパーに入り 店頭販売されて 食卓に並びます
ここ刈谷市場では 松川地区から直接 リンゴを競りにかけます
全国探せば さらに美味しいリンゴの産地はあるのですが 私には十分すぎるほど美味しいリンゴです
昨年までは 父が仕入れをしていたのですが 今年からは 私がするようになりました
では その様子を・・・・
ずらりと並ぶ林檎達
”つがる”が終了して ”千秋”が終了して ”紅玉”も終了して
”秋映”が辛うじて残り ”シナノスイート”が終盤です
”シナノゴールド”が出始めて ”早生サンフジ”も終盤かな
品種も目まぐるしく変わっていきます
こちらは”秋映”です
本日 数箱入荷がありました
こちらも 終了状態なのですが 農家さんによっては まだあるんですね
こちら 市場で 試食させて頂きましたが いやはや 『美味い』と 言葉が自然と出てきます
甘味といい 果汁といい 別格ですね
こちらの”秋映”は競り落としましたが 贈答用では無いので 店頭で盛り売りして販売しています
こちらは ”シナノスィート”ですが この林檎を出荷されている農家さんの”最終シナノスィート”になります
この赤さと 形で 等級が下ですから 松川の選別の高さが伺えます
私は 今年 初めて競りに参加していますので まだまだ 未熟者!
そのため 刈谷市場のスーパーの社長様や 八百屋の御先輩達に 教えて頂きながら 林檎の質を見極めています
殆どの方が 「この松川を売ってれば また 買いに来てくれるからな~」
「他の林檎を売ると 買っていかないんだよな~」 なんて 口々にお話をされていました
それほどまでに 刈谷のスーパーや八百屋の方々が自信を持って仕入れをしているということですね
実際 私も この林檎を食べると 御先輩方の会話が 頷けました

こちらは”シナノスィート”の贈答用です
1段箱の5KGサイズ
私のところでは 籠盛に入れさせて頂いています
これがまた 色が綺麗で 形にむらが無く THE APPLE!って感じの まさしく 高級林檎です
お値段も 高いですけどね

手前の白箱が 5Kgの贈答用 籠盛用 おくの 茶箱が10Kgの小売用です
各 農家さんによって 山が分かれています
それぞれに 生産者Noが箱に書かれていて その生産者の中で 形や色によって 等級分けがされています
これらを 競りが始まるまで 品定めをして 見極めておきます
7:40から アナウンスが流れ 競りが開始されました
競り人と 買い手側の 値段の攻防と 買い手同士も 値決めの思案中
等級を見極めるのが 中々大変!
高値を言えば 落ちるのですが 私も 新人ながら 少しでも安く買いたいと 様子を伺いながらの値決め!

競りは 長丁場 30分やっても まだ終わりません
中盤ごろですが 今だ 軽い緊張状態が続いています
この時点で 私も 狙っていたものが 落とせていて ちょっと 余裕で撮影しています
こちらは ”シナノゴールド” 今日が初めてなのか
試食して!と 競り人がカットしてくれています
こちらも 頂きましたが これも美味い!
”シナノゴールド”は 大変持ちが良く 中々傷むことはありません
そのためなのか 若干の酸味があって この甘酸っぱさが さらに美味しさを強めています
味が濃い!
白いので 意外と敬遠されたり 美味しくないと思われがちですが 私は この”シナノゴールド”が一番好きなんですよ
白くても 王林や金星などとは 違いますよ~
本日 松川林檎 質 価格と 思い通りの林檎が 仕入れできました

そして みかんも 始まっています
数週間前まで 味の薄いみかんが出回っていましたが 私は買いません
和歌山だろうと 蒲郡だろうと 美味しくなかったら 意味無いですもんね
写真は 蒲郡の個選のみかん
これが 安くて美味い
仕入れが1箱 5000なんて みかんも ありますけど 私の買うみかんは安いですよ~
店頭で 袋200円で販売しています
今回 4ヶ月間のリフォーム工事をさせて頂きました
そこで 少し気づいた事があります
格安でしたリフォーム ここまで 安いリフォームをしたのに 満足度と完成度が 思った以上に高かった
徹底的に 安さに こだわっても 良いものが出来るんだと分かった
八百屋も同じ 安いから悪いんだ 安いから不味いんだ!じゃ無くて
安くても美味しい物は有るはず
これを 探していこうかな
だって 八百屋さんだからね
それと同時に 籠盛も 高価で美味しい果物を 少しでも多く入れられるように探求しよう!
BLOGを書いていて
やっぱ 職業 八百屋なんだな・・・・・・おれ!