本日 安城西中学校で 中学生による剣道大会が開催されました
団体戦 個人戦と 今まで練習をしてきた成果を出す場所です
団体戦 個人戦と 今まで練習をしてきた成果を出す場所です
昨年も 同じことを 書きましたね
今年は 中3の次男が 出場させて頂きました
人とは・・・・・・
この大会の 1週間前より どうも 次男の様子が おかしい!
何か 思い詰めているような 元気のない様子
そのさらに 1週間前に 他の大会があって 団体戦 次男が中堅で 1本負けをした事で 気を落としているようだった
不調なのか! 伸び悩んでいるのか! それとも 怯えているのか!
それを察した 妻も 同様だった
当然 私も 同じなのだが あえて 知らん顔をしていた
やはり この支所予選大会は 次男にとって 大きなハードルに成っているようだった
私も 分かっている そんなに簡単には 心は強くならない
ましてや 父親の私から 小心者の遺伝子を受け継いだ 次男は 怯えて 当然だろう
他人からは 決して理解されない 小心さは 決して 治ることは無い!
どんなに 体験して経験しても 克服することは出来ないのだ!
だから 次男には 小心さと どう付き合っていくかを これから 学んでいって欲しいと思っている
人とは・・・・ 本質は そんな 簡単に 変われない!
大会前の 出来事!
大会前の1週間から 思い悩み 怯えている次男に 話してみた
親としては 最低な事を 話しました
何 怯えてんだよ!
もう 戦う前から 勝負は付いてるじゃないか!
なっ 半年前 お前に教えた 練習方法 1か月で 辞めたよな
目先の勝負に 拘って 自分で決めたことを 継続できなかったじゃないか
その時点で 俺な お前の剣道に対する 想いが 強くないんだなって 思ってたんだ
なにも言わなかったけど・・・・・
今日まで ずーっと やれること 全てを やりつくさないで ここにきて 何を怯えているんだよ!
大切なのは 試合じゃなくて 試合の寸前まで どれだけ やったか!じゃないの?
そうすれば 試合で 怖いなんて 思わないんじゃないの!
誰かに 期待されることで 自分の為の剣道に なってないじゃないか!
そんな奴が どうして勝てるんだよ!
だから 勉強もして 剣道だけに 頼るなよ!
こんな 内容を 試合の1週間前に 話しました
なんと 最低な親なんでしょうね
ここまで 保育園の頃から ずーっと 頑張っている息子に こんな残酷な事を話したのです
息子は それを聞いて 何で そんなこと言われなきゃいけないんだよっ!と さらに 不安になってしまいました
しかし これは 幼稚で未熟な私が出来る 最善の言葉でした
次の日の 妻の助言!
次男へ 残酷な言葉を 投げた 次の日の朝 市場から帰ると 妻から話しかけてきた
妻も 私が 次男に言った残酷な言葉を 一緒に聞いていたから・・・
「ねっ 朝 言っておいたからね」
『どうした! 何を!』
「次男に・・・・」
「何で パパが あんなこと言ったか分かるか?って」
『なんて 言ったんだよ!』
次男は 私から 嫌味を言われていたと 思っていたらしい
そして 妻は 次男に 言った
「あんたね パパの想いが 分からないの? パパはね あんたの 逃げ道を作ってくれたんだよ! って」
私も 少し びっくりした
妻も 私の言った言葉が 次男への 嫌味に取っていたと思ったから
「もし 負けて 西三大会に出場できなかった時に あんたが どんなに苦しむだろうって思って・・・ だから 西三大会へ行けなかった時の言い訳を 作ってくれたんじゃない!って 言っといた!」
私は 妻の取った言動に 感謝した
本当は 私 一人が悪者でも良かったのに・・・・・・
やっぱ 母親の愛は 凄いです
大会当日
と 言うものの・・・・ 大会当日の妻は 朝から 震えっぱなし
今年は ビデオ撮影を 長女に頼んで 私も 妻も 会場へは行きませんでした
前日 不吉にも 一年程 使っていた 妻の携帯ストラップが 切れてしまいました
そのストラップは 七福神の小さな人形で 作られていて 妻は 縁起が悪いと 少し ふさぎ気味
本日 妻を見ていると 何やら 両手で何度も握りしめている
覗き込むと その千切れて バラバラになった 七福神を ビニール袋に入れて 祈っていたのである
一瞬 これが 母親なんだなって 感じながら ちょっと 笑ってしまった
本当は 私も 何時もの朝の ご先祖様へのお礼に ”どうか 次男が 勝敗より 試合で 緊張しませんように”って 合掌していたわ!
これが 親なんでしょうね お恥ずかしいです・・・・・OTL
そんな 私達の 支所予選大会の様子です
で! 大会の方は・・・・・
午前中の団体戦
次男 率いる チームは 10カ月前の新人戦で優勝をしているのですが なんと決勝リーグへも行けない 予選落ちでした
この10カ月で 他チームは 力を伸ばしたことに成りますね
これは 誰が悪いのでもなく 人の剣道に対する温度差です
顧問の指導の熱さが 子供に現れてしまいます
そして 選手の剣道に対する熱さも 同じです
幼稚な次男なりに 部長として やったようですが やはり 選手の温度差を 変えることは出来ません
2年前 中学1年生の時 クラス担任の女性の先生に 次男が大きく注意を受けました
多分 次男が部活で横暴に映ったのでしょう
保護者の私達も 保護者面談で 注意を受けました その時に言われた言葉が・・・・
「中学の部活は 勝つ事よりも みんなで仲良くする事が一番大切なんですよ 小さい時から やっていて 強いのは分かりますが 仲良くやらなければ 意味が無いんです」って
学校の事は やはり 学校です 親の私達が 勝負に対して 常識論を言うことは間違っているので 次男に 強引な練習強要を 部員にするなよって 注意をしました
負けず嫌いの次男ですので 守ったか守らなかったかは 分かりませんが いつも 悩んでいたことは事実です
団体の敗北は 負けるべくして 負けたのです
それでも 息子は 男子顧問の先生に 感謝していました
試合日に近づいて 防具を付けて 練習に参加してくれたからだそうです
私も 顧問の先生に 感謝します
我が儘な次男と 3年 お付き合いをして下さいまして 有難う御座いました
午後の個人戦へ
この写真は いじけている写真では ありません
腰痛の腰を伸ばしている写真です
次男に取っての 最大の不安は この 個人戦
上位2名 優勝者と 準優勝者の 2枠しかありません
昨年は 3位で 西三大会の出場が出来なかったので 中学時代最後の このチャンスが どうしても欲しかったようだ
その為 昨晩から 緊張して 体調を壊し 帰宅後 食事もとらず 道場の練習を休んで 寝ていた
それでも 次男曰く 横になっていただけで 睡眠は出来なかったらしい
本日 会場入りしても 硬さは取れず 団体戦の初戦は 体が 思うように 動かなかった様だ
そして 面白い事に 同学年のライバルの選手 昨年の新人戦の優勝者も 長女が声をかけると がちがちで 顔が青ざめていたよって 言っていた
長女が 「何 緊張してんの?」って 聞くと その選手は「決勝まで行けるかな?」って 弱音を・・・
お昼 一旦 帰宅した長女に その事を聞いて 息子だけじゃないんだ!って 思った
そりゃ 剣道は どんなことが起こるか分からない 小さなミスで 1本を取られるか分からないし 昨年の 次女のように 誤審も 考えられる
いかに この大会が 子供たちに取って 大きいのか 改めて感じさせてもらった
結果は・・・・・・・
次男 無事に 準優勝しました
昨年の新人戦と 同じ結果に 終わりました
今回は 西三大会への切符を 手にできました
話を聞くと 決勝で 3回延長の末に 面を取られてしまったようです
帰宅後 次男から こんな言葉を聞きました
「俺さ~っ 少しは成長したよ!あいつと ここまで 戦えるようになったから!」
ま!自分の口から言うのも 変な話ですが 息子にとって この試合 決勝で負けたのですが
きっと ” 自分に勝った ”のでしょう
負ける事への恐怖に・・・・・
良きライバルと!
お写真は 許可が取ってありませんので縮小で!
次男と 小学校から ずーっと 安城市の大会で 対戦してきた選手です
午後からの個人戦の 直前まで 他校でありながら 二人で 決勝まで登れるように 稽古をしていたそうです
普通 無いでしょう 試合直前で 他校と練習なんて!
しかし 二人の この笑顔 最高です
二人とも 力はあるのに 負ける事への恐怖と 戦ってきた
そんな二人だから 延長戦を 何度も 繰り返したのだろう それだけ 接戦だったとゆう事です
ほんと お互い 解放された笑顔だ!
二人で 西三大会への出場切符を 手に入れました
おめでとう!
彼は 岡崎の東レ居敬堂 次男は 安城の正武館 で 日々 練習を重ねています
あまり 詳しくはありませんが 居敬堂は 試合の剣道を中心として 全国大会へも出場する道場
正武館は 基本を中心に稽古する道場 方向性は違うようです
ですから 次男は やっと 彼に 追いついて来たって 感じだったんでしょう
だから 自分なりに 負けた試合でも ”成長した”って 言えたんですね
本当に お疲れ様でした
息子へ
これで 1つの区切りが出来ました
保育園 年中の5歳から 中三の15歳まで 10年間 本当に よく頑張りました
これは やってきた者にしか 分からない 苦痛や葛藤や恐怖と 戦ってきたのでしょう
何時も 負けると 悔しくて泣いていました
その為 沢山 無理をして 体を痛めつけてきました
これから 受験勉強と言う 休息を取って 丈夫な体になるよう 肉体を成長させよう
沢山食べて 沢山寝て 期待と言う恐怖から解放されて
心 技 体 を 改めて 作り直そう
まだまだ 人生は 続きます・・・・・・
欲張りで間抜けな 父親より