11月に入り 益々 寒くなってまいりました
服装も 秋から 冬へと 変わりかけています
1ヶ月が早い早い！
果物も 柿から蜜柑へ 変わろうとしています
今年の柿は 安すぎでしたね
毎日 柿の誘惑と 戦っております
こんな柿が 刈谷市場に入荷！
柿のコーナーへ行くと 奈良の種無し柿の中に 見たことないような 柿の箱が！
競り人に聞くと 山梨から 送られてきたとの事
早々に 調べてみると・・・・・・
百目柿と言う品種の柿でした
百目柿とは
甲州百目は古くから日本各地でみられる大型の不完全渋柿で その大きさと釣鐘状の形に特徴があります
その大きさが百匁（ひゃくもんめ）＝約375ｇもあると言うことからひゃくもんめ柿と呼ばれるようになり それが訛ってひゃくめ柿になったと言われています
名前の由来になっている甲州地方では主に干し柿にして食べられていますが 渋抜き処理をして生で食べても美味しい柿です
甲州百目の特徴
甲州百目の大きさは３００ｇから４００ｇが一般的で 大きいものになると５００ｇ以上にもなります
果皮は赤みが強いオレンジ色で 果皮に黒い点が出来やすい
渋柿なので干し柿にされる地方が多いのですが その干し柿も地方によって作り方はいくつもあります
渋抜きをした生食向けの物は ネットリとした粘質で果汁が多く甘みも強く感じます
熟したものは透明感のある茜色の果肉で一般的な柿とはまったく別物のゼリーを思わせるようなジューシーさが感じられます
待ち揚げてみると ちゃんと 蔕がくっ付いて出荷されています
これは 干し柿用に 紐で吊るせる為に有ります
この柿の蔕に紐を通して 柿の皮を剥く
剥いた柿を湯銭で消毒して 軒下に干す
たまにブランデーを霧吹きで吹いて 乾燥していくと あんぽ柿になります
江戸柿
こちらは 別物で 江戸柿といわれているものです
処理がされていて 渋が抜けて 甘い状態のものです
江戸柿とは
江戸柿とは奈良や京都など近畿での名称で 奈良県西吉野の特産です
干し柿にされるほか おき熟し柿（ずくしがき）にして食べたりしますが ガスを使って渋抜きされたものは代白柿と呼ばれ そのほとんどが京都中央卸売市場で取引されています
京都の料亭でも旬の時期には食後のデザートに提供されていたりします
仕入れた百目柿を渋抜き 樽柿へ
お店に帰って 早速 渋抜き作業へ
色んな方法があるのですが 私はこれで！
焼酎をパックに入れて そこに 柿の蔕を漬けるだけ！
ちょこっと漬けただけの百目柿を ビニール袋に入れて ガッチャでとめます
ほんと これだけなんですよ
何もする必要はないし たっぷり漬ける必要もないんです
調味料も要りませんよ
袋詰めしたら 箱に戻して 1週間から3週間ほど 冷暗室で じっくり寝かせます
これで 透き通るような樽柿が 完成します
糖度は20度を超えますよ
そのまま デザートです
予想が当たって・・・・・次郎柿が！
次郎柿が 出荷の真っ盛り
市場では 柿が だぶつき 値崩れを起こしました
もちろん 共選の柿は そこそこの値段がしますが 地物の柿は驚くほどの安さになります
もちろん供給量が 上回ってしまったからなのですが それでも 農家の方には 申し訳ない想いです
4個から5個 1袋に入って 1袋100円税込み 1個20～25円税込み
２袋買うと １５０円税込み １個 15～19円税込み
味は と言うと・・・・・・・・・
ちょうど 熟れごろをカットしました
種無しで ジューシー
試食は あま～い！
安いのに 次郎柿のコクがあります
ほんと 駄菓子より 安い柿に なってしまっています
もうそろそろ 柿も 終わりになります
安いうちに 沢山食べておいてくださいね
黒い悪魔が 安城に飛来！・・・？
ツマアカスズメバチ？
作業場で 妻の悲鳴が！
「キャ！」って
年甲斐もなく 「キャ！」って なんだよ！って 妻を見ると 指で ある方向を示す
良く見ると 黄色と黒の虫！
そう 蜂！それも スズメバチ！
ベル商店は 建物が古いので よく 軒下に蜂の巣を作られるのですが その蜂は 同じ黄色と黒でも 足長蜂です
小さい蜂ね！
それが ２周りほどデカイ！本格的なスズメバチだった！
妻は ５年ほど前に 外用のスリッパの中に 足長蜂が 入っているのに気が付かず 履いてしまい 刺されました
その後２年ほど 痒みがとれず 蜂に対してトラウマが出来ました
ここは 夫として 良い所を見せねばと 小さなダンボール箱で スマッシュ！
スズメバチを撃退！
ちょっと珍しいので 写真を撮っておいたのです
後日 TVで なにやら スズメバチの外来種が 日本に上陸したと放送されていたので 確認すると・・・・・
写真で 特徴を調べてみると コガタスズメバチみたいだった！
4ｃｍもあって コガタって！
ツマアカスズメバチではありませんでした OTL~
どちらにせよ スズメバチを見つけたら 近づかないことですね
勘違いをした ツマアカスズメバチですが 相当凶暴で 繁殖力も強いとの事
今は対馬に渡ってきたとのことです
何とか 食い止めて頂きたいですね
