2013年11月29日金曜日

あたご柿 さとうえんどう そして辺田野メロン

市場へ行くと 立派な柿がお目見え

遠目から ” 樽柿 ”か?とおもい近づく

セリ人の方に 何?と聞くと 「渋だよ!」

『え!渋抜き?』・・・・・・「渋抜いてないよ!」

よく見るとヘタが綺麗にTの字にカットされている それに赤みも薄く黄色な感じ!

確かに 加工されている気配がない?

普通ドライアイスとか焼酎とかで渋抜きして甘くなった柿はあるが こちらは渋のままだ

先輩の八百屋さんに聞くと 皮を剥いて軒につるして干し柿にするんだと教えていただきました

なるほど あのヘタのTの字は紐を縛るためだった!

愛宕柿

愛宕柿(あたごがき)は愛媛県が原産の渋柿で 現在も愛媛県を中心に岡山など周辺地域で作られています

名前の由来は諸説あり 京都の愛宕山に奉納されて名前を賜ったという説や 京都愛宕産の柿の種からの実生からという説などがあります 

いずれにしても京都の「愛宕」が絡んでいるようです 

「完全渋柿」

愛宕柿(あたごがき)は渋柿の分類には入り 脱渋が難しかったこともあり これまで主に干し柿に加工されることが多かったようです 

渋柿の中でも 渋抜き処理をしても渋が抜けにくく 炭酸ガスを使う方法では熟度によって異なりますが だいたい10日から14日くらいかかるそうです 






























次は 野菜で こちらは さとうえんどう

市場でセリ人の宮本君がどうですか? 

『うん~』一度は断る

数分後 八百屋の先輩が 「これ安いし 美味しいよ~」と

「2Kgでこの値段なら ベルさんも買っていきな」っと・・・・仕入れ決定!

で!先輩より調理方法を伝授していただきました



























【さとうえんどう】

「砂糖さや」や「さとうざや」などともいわれ 絹さやを品種改良したものです 
絹さやに比べてさやが厚めでふくらみがあり 豆も少し大きめ 
さやはやわらかくて甘味があり シャキッとした食感でさやごと食べられます 
糖度が高いことが名前の由来だそうですよ






















それでは教えていただいたとおりに さとうえんどうを調理

その料理とは さとうえんどうの卵とじです

まずはヘタの部分をちぎります






















下茹で これはしておかないと卵が黒ずむそうです

しっかりと茹でます

茹で上った状態で生姜醤油で食べたり マヨネーズで食べたりしても美味しいですよ




















だし醤油を4倍に薄めて 沸騰させ さとうえんどうを入れる

後は溶き卵を流し込んで 海苔を散らして出来上がり

単純で一番美味しい食べ方かな

パリパリの食感と 口の中の豆のつぶれ感

えんどうの香り そこに絡むとじた卵 相性バッグン!






















熊本 辺田野メロン

11月14日にご紹介をしました辺田野メロンですが 19日に仕入れた こちらのメロンが10日経って ようやく食べごろを迎えました

これでも少しお尻が柔らかい位ですが まだ透明感は御座いません

でも果肉は黄色く色づきました

試食をして ビックリ?と言うより納得

冬のメロンは綺麗に追熟されます

一口食べて 糖度の高さと瑞々しさに感動

辺田野メロン 名前だけじゃなく 美味しさもかなり良い

これならお客様にもお勧めが出来ます




















あまり 知名度が無いメロンですが 間違いなく美味しいメロンです