2016年3月23日水曜日

2016 パリ・ミュンヘン・ザルツブルグの旅 3日目 

本日は 娘の行きたがっていたベルサイユへ


短い日程のパリなので 大まかな観光地だけは 押さえるべく計画をたてていた


その為の日程として 朝8:00の列車を予定


5:30 目覚ましのiphoneが 鳴る!


3時間半の睡眠だったが 旅では睡眠時間も 無駄に出来ない


娘を起こさないように バスルームへ向う


さっき 深夜1:00に入浴したばかりなのに・・・・・・・










娘が 起きる前に しっかり目覚めた 3日目のスタートだった!










30分ほど ゆっくりバスタブに浸かると


これが幸せなんだな・・・って しみじみ思う


私も年をとった


どんな ボロHOTELでも 高級なHOTELでも このバスタブが有るか無いかで 大きく変わる


ゆっくり浸かって ゆっくり目覚めて行く過程  至福の時!





風呂からあがり 水を抜き 再度バスタブに お湯を溜めて 娘を起こす


娘は 直ぐに起きた

なかなか目覚めがイイじゃないか!



娘の支度中に 本日の撮影用のデジカメ ビデオカメラ タブレットなどを準備しておく!


一応 メールのチェックと フェイスブックの更新と・・・・





30分程で 娘も ひととおり 支度が出来たので 次は 朝食へ行く準備






























6:50

窓を開けると もう 空が明けていた


この旅 始めての朝だ



こんな 屋根だけの景色だが その向こうにある パリの街を想像するだけで 別世界に思えてワクワクする

































最上階から 2階の食堂へ エレベーターで行くのだが そのエレベーターがボロくて 狭い 

そんな 古びた旧式エレベータに セキュリティが掛かっているのが 面白くて 撮影してしまった


ほんと パリの人たちの感性はすごい!


古いものでも大切に使う それが 美的センスというものだろうか?






























朝食会場へ着くと 小ささに驚く!



『ビビッタ!まじかっ!少なっ! 』と 声に出てしまった


ちいさなHOTELですから 当然といえば当然なのですが それにしても 種類が少ない!



日本のHOTEL朝食(バッフェ)を イメージしてはいけなかった~OTL





それが このHOTELの朝食の 最初の印象だった!







実際には それだけで充分だったんですけどね!

日本が充実しすぎ!












娘 ドジる!

私が 小皿に ハムやチーズパンを取っていると  ガシャン!って 大きな音が 食堂に鳴り響く!


音の鳴った方を見ると 娘が佇んでいた



[ こいつ!やらかしたな! ]  娘のポカンとした顔を見て 一瞬で分かった!



パンの置いてある台と 床に シリアルが ブチ撒かれていた



私は 直ぐに 奥の調理場へ行き ウエーターを呼び 散乱したシリアルを指差して 誤った


フランス語は分からないので 『 I am sorry!I am sorry!I am sorry!』って!


ウエーターは ニコッとして 静かに片付けてくれた




この時 娘が どんな気持ちだったかは 分かりませんが 落ち込んでいると思い 言葉をかけた


『あんまり気にするなよ! こんなの誰でも やるから!』・・・・・・ いやいや めったに無いよな こんなこと!小さな子供じゃあるまいし


まっ! 早朝だった事もあって 人が少なかったし 小さな会場で ほんと良かったと胸をなでおろした




その後 娘を見ると それほど落胆した様子は無く朝食をとっていたので 安心した



やっぱり 親子だ!


私に一番 性格・考え方が 似ている子供だからな・・・・OTL











取り分けたメニュー






















これが朝食メニューです

ほんと 種類が少ないですね~っ

パンと クレープ ハム・チーズ オレンジジュース ヨーグルト ポンチ ゆで卵




ただ このパンが むちゃくちゃ美味い!


どの種類を食べても 美味いのだ!



フランス人の友達 Nicolas が 良く言っていた ” パリはパンが美味いから 食べてきて! ” って


本当だった 


これなら お店で わざわざ買わなくても HOTELのパンで充分だわ!


節約節約!








朝食会場からの景色






















私達が座ったテーブルの窓からは HOTEL ”Hilton Paris Opera”が 見えていた

ちなみに 1泊30000円~で 御座います


窓から 歴史ある高級HOTELを見ているだけでも パリの中心に居るんだな~と思わせてくれる









ホテルロビー(朝食会場を出て直ぐ)























7:30


食事を終えて 部屋へ戻り

直ぐに ベルサイユ行きへの 準備を始めた

8:30の列車に乗って 9:10には 着く予定だった

このベルサイユ宮殿 兎に角 パリ観光の目玉!

平日でも 人が多く 入場で並ば無ければならない!

3年前の無料 日曜日なんて 確か 1時間ぐらい並んだ記憶が!








早朝のベル商店 惨事!


8:10

HOTELの部屋を出る前に これから6時間は連絡が取れなくなるので 一応 問題が無いかの確認を SKYPでとった



日本時間15:10


お店のパソコンにコールすると 直ぐに 妻が出た!



すると 妻が慌しく話してくる


「もう~っ 大変だったんだよ!」


『どうした?なんかあった!』


「プリンターのインクが無くなって 名前の印刷が出来なくなっちゃった!」


名前の印刷とは 果物の籠盛りに使う名代の事


『大丈夫だった?』


「もう一台のほうから インクを抜いて使った!」


私は 用心のため カラーレーザープリンターを 2台使い分けている

その使わない方のインクを取り出し 空のインクと交換したようだった




『ごめんね! 確認しないで旅に出ちゃって・・・・・』


「エイデンまで 買いに行ったけど 無かった!どこに売っているか カズ(次男)がNECまで 電話して聞いてくれたんだよ!」って



もう 謝るしかなかった


この段階で 8:30 予定の列車はもう出発してしまった!



パリまで来て・・・・・うぅん 大失態 確かに インクの量まで 確認してなかった OTL





こういう時 いつも助けてくれる とも君(従兄弟)の力が絶大だった!

ほんとうに 身に沁みた 瞬間だった


妻も 困ると とも君に 直ぐSKYPして 助けてもらっていたからな~








朝の貴重な時間より やっぱり仕事が 優先です


パリのHOTELから PCで Amazonのページを開き インクを探して その場から 発注をかけました


翌日には届くように!






ベルサイユへ出発!





















HOTELを出たのが 9:02過ぎだった



40分の遅れだ!  私は焦っていた!


娘にも その様子が伝わっていたと思う




時間が どうにもならない事は分かっていても ”止まっていて欲しい” ”戻って欲しい” そう願ってしまう 




























早足で 目の前の サン・ラザール駅へ向う



ベルサイユ宮殿へ行くには いくつかの方法があります


(1)パリ「St-Lazare(サン・ラザール)駅」からフランス国鉄(SNCF)利用 Versailles Rive Droite (ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ)駅下車 宮殿まで約1.2km

(2) パリ「Montparnasse(モンパルナス)駅」からフランス国鉄(SNCF)利用 Versailles Chantiers(ヴェルサイユ・シャンティエ)駅下車 宮殿まで約1km

(3) RER(高速郊外鉄道) C5線 《分岐に注意》 RERのC線は、途中でC5とC7に分岐します ヴェルサイユへ行くのは「C5」です。 Versailles - Château - Rive-Gauche(ヴェルサイユ − シャトー リヴ・ゴーシュ)駅下車

(4) バス メトロ9号線の終点駅 Pont de Sèvres(ポンドセーヴル)駅前のバス停から 171番のバスで 20〜40分 宮殿前下車







3年前 次男と行った時は (4)の行き方で 出発地も 12区(東側)のベルサイユから一番遠い地区だったので パリを横断するようにメトロでPont de Sevres駅まで行き そこからバスでベルサイユ宮殿に行きました


距離が 遠かったのか 次男が乗り物酔いをして 大変でした


その時 フランス人の ご夫人に 親切にして頂いた事を思い出しました






今回は 同じ行き方では 面白くないので (1)の 国鉄で行くことに!


始発駅のサン・ラザール駅も HOTELの真前なので 選択の余地無く これで行きます




ただ 到着駅から宮殿まで距離があるみたいで この行き方で 行く人は少ないようです



しかし ここは賭けで Versailles Rive Droite駅から 宮殿まで バスがあることを信じて トライします!



無くても 歩けばイイですからね








モビリス 一日フリーパス乗車券「Mobilis」




















チケット購入と 同じ要領でタッチ!






まず ベルサイユの最寄り駅 Versailles Rive Droite駅へのチケットを購入します

買うといっても 1日券ですけど!




初めて買う モビリス(1日券)


3年前は カルネ10枚券を購入し ベルサイユに行くには チケットを4枚使用しました



今回は1日券の モビリスで 乗ります


パリの鉄道には区間ゾーンがあり 目的地により チケットが違います

ベルサイユ宮殿は ” 4 ZONE ” のチケット!ちなみにディズニーランドパリは ” 5 ZONE ” ね!



買い方は簡単 昨晩の切符と同じように 画面の文字の” Mobilis ” を押して 進んでいくだけ!











ZONE 1-4 11,5€

無事 ゲットしました!



通常の切符だと ベルサイユまで メトロとバスで行って帰って 7.2€です  ということは 後 3回乗ったら 元取りですね!









サン・ラザール駅内のお店

昨夜は 深夜で真っ暗 人も居ない状態で来たのですが 朝は 日が差し込み 大勢の人が歩いています 

活気があって イイ雰囲気!モールみたい!



今日は 素通り!  時間が無いのでホームへ向います



しかし でかい駅だな~~










間違えて 違う列車に乗る・・・・・
9:10

HOTELを出て 8分でチケット買って ホームまで来れた! さすが駅前HOTEL 最高の立地!



ホームに着くと そこには 27線ほどの線路が・・・・・


どれに乗っていいやら? 

とりあえず 掲示板を見ると 11番線にVersailles Rive Droiteと書いてある それも 9:15発



” 後5分か!”って 確認もせづに 掲示板を信じて お写真に写っている列車に 飛び乗る


余裕をかまして その写真を撮っていたところだ!




列車の行き先も確認せずに飛び乗ると 車内は 予想していた以上に 乗客が多い!


そこに なんとなく違和感を感じる


確か ヴェルサイユ行きは それほど乗車する人は居なかったような・・・・



列車内に掲示してある路線図を見上げ 各駅を調べているとVersailles Rive Droiteの駅が どうも無いみたい!



そうこうしているうちに ドアが閉まった!





やっベーぞ!これ絶対違うな!って 理解しても  なぜか 諦めがつかない・・・・


だって  駅の電工掲示板には ちゃんと終着駅の駅名” Versailles Rive Droite と ホームが掲示されていたから! 






駄目元で 周りの乗客に聞いてみた!



列車内の雰囲気は 今までに乗った パリの列車内とは 全然違っていた



どこと無く New Yorkの地下鉄に似た感じで フランス人というより 黒人の方やアラブ系の方ばかりが乗っていた




もう これ 絶対違うやん!





そして 目の前に居た お写真の彼に英語で 『 Versailles?』聞いた!


すると彼は 「Ver%$&*%*/?」って 聞き返してきた


直ぐに察知した! 


彼はフランス語しか喋れない!

そして 私の発音が 聞き取れない・・・だって 和声英語の『ベルサイユ』って言ってんだから


電車の路線図を指差して 彼に説明する

ベルサイユ オッケ?』 そう聞くと ここで降りろと 駅を指差す・・・・・


間違いなく 彼は私の言葉を理解していない 


指差した駅には Versailles Rive Droiteって 書いてないから



私は ポケットのiphoneを 取り出した


今は Google map が 現在地を 青い点で地図に出してくれますからね


上の お写真は ちょうど iphoneを見せて ベルサイユの駅を 指差しているところです


知らずに 娘が撮影していました





ようやく彼が理解してくれて 列車内の乗客に聞いてくれていました


いかつい大柄の黒人の方やら アラブ系の方やら 


みんな この電車違うぞ!みたいな事を喋っているのが分かった



次の駅で 【戻ればいいね!】って 指で 伝えると 

彼は うなずいて そうだな!って・・・・・・




で!この列車が 快速列車らしく 次々と駅を越していく



結果的に Gare du Stade駅まで 着てしまった









助けてもらった彼と
彼も この駅で降りて 私達を サン・ラザール駅へ戻る 列車のホームまで 案内してくれた


本当に 人って 優しいんだよな~


ここでも 精一杯 Merci beaucoup!と 伝えた


そして 彼もまた 私達にエールを送ってくれた・・・・・





ホームで次の電車を待つ

娘に 何度も何度も 謝って また パリのサン・ラザール駅へ 戻ることにした


このミスは 確かに 大きな時間のロスになった




しかし 気の小さい 頭の悪い父親との旅は 失敗から学ぶ体験ができる


見ず知らずの 言葉のわからない 数人のフランス人と コミニュケーションが取れたしね






8年前も 私は 中学生の娘と アメリカで大失敗をしている


VEGASの高速道路を 反対方向へ走ってしまった時 2人で 本気でビビッてしまい 恐怖で体が震える体験をしている 

今では これぐらいの失敗なんか 大したこと無い!


大人に成った娘も 何も怖がる様子は無かった!





お互い気の小さい者どうし 少しは成長してんだな~~









逆戻りの列車の中






2階建ての列車は こんな感じで 階段があります

日本では珍しいですからね




パリ中心地へ 向う列車は 込んでいなかった!












サン・ラザール駅の係員と!
30分程のロスタイム!


サン・ラザール駅の ホームへ戻ると Versailles Rive Droite駅 行きの列車を探した


とりあえず 1番ホームから行くか!って 一番端っこのホームへ向う



そこに 数人の駅の係員が 居たので 声をかける


『 Excusez-moi!Versailles? 』・・・・これで多分通じるだろうと!


「 Ko no de n sya ne!(コ ノ デ ン シャ ネ)


『・・・・・・・・・・・・・・?』 何? 


「 Ko no de n sya ga Berusaiyu ne! 


『 シテニホンゴ? 』・・・あっ なまっちゃった!


 Wa ta si tokyo ni su n de i ma si ta! 


『 スゴイジャン!ニホンゴ ウマイネ! 

 So n na ko to na i de su! 



『 イッショニ シャシントッテヨ? 



「 A ri ga to u go za i ma su! 



『 オレイハ コッチノ  ホウダヨ!アリガトウ・・・ 



そして 娘と いっしょに撮らしてもらった


娘の背が低いので 娘の身長に合わせて 腰を曲げてくれてます



ここに来て ようやく分かった


フランス人は 日本が 日本人が 好きなんだって!


特に 若い人たちは・・・・・





私達は 遠く9000Km離れた フランス パリに 憧れ! 逆に フランス人は アジアの日本に 憧れているようだった


多分 この遠い距離で お互いの国への憧れが 生まれているような気がするな






写真を撮りながら 仲間どうして すごく喜んでいたので 間違いないと思うな






3年前の旅では 全然 気がつかなかった! フランス人はプライドが高いと思っていたからな







サン・ラザール駅 1番ホーム

9:46 

太陽の光が差し込む このサン・ラザール駅の 1番ホーム


メトロやRERでは 味わえない 駅の雰囲気と 人の優しさに 酔いしれた



ベルサイユ行きの列車に乗車するのが 1時間20分も 予定より遅れたが 人の優しさで イライラの気持ちは 緩和していた









ベルサイユへ 出発!


列車が走り出すと セーヌ川を抜け 南西の方角へと 進んでいく


メトロでは味わえない ローカルな雰囲気


パリの街とは 違って のどかな感じが伝わってくる


車窓から差し込む 日の光で 車内はポカポカ!










ちょうど この写真は トンネル通過中での撮影


車内はガラガラ 殆ど乗っていない


この列車で ベルサイユ宮殿へ行く人は やっぱり少なそうですね



























車窓から エッフェル塔も見れて 最高に綺麗!


列車はボロイですけど!


娘も カメラを取り出し 車窓から見えるパリの街を 写していました















Versailles Rive Droite駅 到着
今度は無事に 30分程で 到着できました


ホームが すっごく長い!


この路線での 最終駅です



勘違いしそうですが Versailles Rive Droite が 駅名ですので この街の名前が ベルサイユってことですね!


ですから ベルサイユ宮殿は Château de Versailles と 言わなければなりません


こんがらがるな!












ホームの待合














































最終駅ですので こういう 車両止めダンパーと いっしょの列車写真を どうしても撮影してしまう


なんか カッコいいんだよね~~ほんと 意味無いけど!


テツオタでも なんでもないんですけど 旅してる感が 味わえるんですよね~



































何にも無いホームから 駅へ入れば 近代的な改札があります


ここを潜り抜けてVersailles Rive Droite駅の構内へ・・・















Versailles Rive Droite駅
こちらが Versailles Rive Droite駅です

それなりの観光地ですし 85000人の都市なので それなりに立派です





駅を出ると 大きな通り(マレシャル・フォッシュ通り)があります

バスでの行きかたは 無いと聞いていたのですが 一応 探してみます


バスが無いと ベルサイユ宮殿まで 1.2Km歩かなければなりませんから!


そう 今日は1日券のモビリスですから バスが乗れれば 使えるものは使いたい!




通りまで出るとバスが停まってる

直ぐに運転手に 『シャトゥー?(Château)』って 聞いてみた!

すると 指差して 「向こう側だよ!」って 教えてくれた


慣れ始めた言葉で 『Merci beaucoup!


LUCKY!ありました ちゃんとバス あんじゃん!


反対側の車線に渡って バスを待ちます



ちなみに ここで 【Versailles?】って 聞いたのでは 通じません  だって ここが Versaillesだから! ちゃんと 【シャトゥー?(Château)宮殿って 聞いて下さい!











駅前の店
駅の前には 少ないですが 店があります

日本にも ありそうな店ですが なんせ ここは ベルサイユ!もう 見ているだけで楽しい

























お花屋さんも有ります

なんだろな これも やっぱり日本に ありそうな お花屋さんです

それも 小さなお店なのに なんか違うんだね

お花の文化が 違うとでも言いましょうか!












































娘の撮影した写真です

こういうのなんでしょうね


フランス人の センスとでも言いましょうか やっぱ お洒落だな~












バスに乗車





















10:36 

ちゃんと『シャトゥー?(Château)』って 確認して バスに乗りました


観光客はゼロ!殆ど 地元の人!


観光客は 私達だけね 当たり前だけど






バスに乗って外を見ていると 数百メートル進んだところに 雑貨市が開かれていました


歩けば それなりに楽しめそうな1.2Kmの道のりです 




バス越しですが 売っている物を見ると バッタ物みたいな 衣類や雑貨しか なさそう 帰りは どうしようか? って思いましたが これは無しだわ!



話のネタに 楽しむ分は イイけど・・・・


































宮殿に近づくと どこで降りたらイイのか 分からない!


停車場も 掲示板も無いし 

そこで 運転手の隣に行って 停車するたびに 連呼しましたよ!


シャトゥー?(Château)シャトゥー?(Château)』って 


だって この言葉しか 分かんないからね

すると運転手が 「まだ!まだ!」って 


通り越したら 大変ですからね!


宮殿が見えてから 3つ目の停車場で 「ここだぞ!」って


私も『シャトゥー?(Château) OK?』って


運転手は 大きく頷いた






バスを降りて 私は いつもの如く 運転手に 親指を立てる


運転手も 同じように 親指を立てる


娘は フロントガラス越しに 手を振り 運転手も 手を振り替えしてくれていた


何とか 無事に 到着しました!





バスの移動距離は900m 歩いて歩けない距離では有りませんが この後の 宮殿の歩く距離が この距離をはるかに越えますので 少しでも 楽をしちゃいます


ケース・バイ・ケースです










バス停から 宮殿入り口へ






















バスを降りて右側へ曲がると 宮殿の入り口までの道に出ます


この道も 懐かしいな~























11:00 ベルサイユ宮殿到着!

予定時刻の2時間遅れ


3年前は冬季の3月第一日曜日だった

そうです その日は ベルサイユ宮殿見学 只の日だったんです 

入場料 0円




という事は ベルサイユ宮殿のチケットを買ったことが無い!





この列 ビビリまくりです やっぱ フランスの最大の観光地だけはあります




どこでチケットを買ってイイのか 分からないので それなりの列の先頭へ行って 係員らしき人に 「チケットここでイイ?』って 聞くと 「あっちだよ!」って 指を指す

そこは団体チケット売り場だった



次に 写真の列の係員に聞くと 「あっち!」って 指を指す


写真の列が 入場列ね





ベルサイユ宮殿 航空写真










































〇で囲ったところの建物が チケットのカウンターがあるところです
































ここがチケット売り場の入り口ね

正面に向って 左側の建物です


この入り口から 中に入って行くと カウンターが有ります

























チケット ゲットしました


チケットは 2種類あります 

宮殿のみの入場料が 15€ 

敷地内全施設入場料 18€


何も言わないと 18€ のチケットをくれるので 宮殿のみの方は 金額確認してね!





宮殿以外の施設にはドメドメーヌ・ドゥ・マリー・アントワネット マリー・アントワネットの離宮 などが あります


全施設 見ていると 1日かかります さらに 丁寧に見ていくと 2日コースです





私達には 宮殿と 近くの庭園だけで充分です







一応 日本を発つ前に ベルサイユ宮殿と マリー・アントワネットの事は 予習しておきました







一番簡単な 映画鑑賞ですけどね


別作品で 2本有ります





マリー・アントワネット】 キルスティン・ダンスト主演(スパイダーマンの女優さん)



王妃マリー・アントワネット ナレーターが解説する映画 ドキメンタリー風







私は2本とも見て行きましたが 歴史的事実を捕らえているのは王妃マリー・アントワネットですが 映画としての娯楽や煌びやかさは マリー・アントワネットの方が 楽しいかと



どちらにしても ドラマ的な面白さはありません









Château de Versailles























11:30


ベルサイユ宮殿へ 入場します


簡単な説明

30年前から世界文化遺産に登録されているヴェルサイユ宮殿は 17世紀フランス芸術を代表するものです ルイ13世がこの地に狩猟の館を建造して以来 その息子のルイ14世が改装と増築を施し 1682年に政府と宮廷を移しました フランス革命の勃発まで この宮殿には代々のフランス国王が住み 自分の好みでこの宮殿を美しく飾りました 



ベルサイユ宮殿といえば マリー・アントワネットです



簡単に説明


マリーアントワネットは オーストリア人でウィーン出身者
父親は神聖ローマ帝国皇帝 ハプスブルクのお姫様
当時はまだ粗野だったフランスに優雅なオーストリアの美味しいお菓子や文化を持ち込んだ人です ルイ16世の王妃で宮中で贅沢三昧をして フランス革命後に ギロチンで処刑されました



名言で 農民に対して「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない!」


こんなのがあります




意味は・・・・・・・・・考えてみてください!








実際には アントワネットは こんな言葉 言っていませんが この台詞だけで マリー・アントワネットの性格が表現されていませんか?











Galerie des Glaces 鏡の回廊


多分 ベルサイユ宮殿で 一番有名な部屋かな?


平日だと思って 侮っていました 


宮殿内も 沢山の方が 見学をされています





Fountain of Apollo
























アポロンの泉水

1636年 ルイ13世の治世下 この場所には白鳥の泉と呼ばれた泉水がありました ルイ14世は この泉水を、有名な車にのったアポロンを表した金メッキ鉛製の巨大な彫刻で飾ったのでした ル・ブランの設計をもとにしたテュビの作品で 王の象徴である太陽神アポロンの伝説を表しています テュビはこの彫刻群の全体を1668 年と1670年の間にゴブラン工場で製作し ヴェルサイユに運ばれた後 翌年に金箔を塗ったのでした 




宮殿を出て 庭園へ   もう 広すぎて 広すぎて! 






距離がありましたが 有名なアポロンの泉水までは 行ってきました





ここも 3年前 次男と 戯れていた所です  どうでもいいポーズで写真をとりまくっていました




どうしても 次男の時と かぶってしまい 少しセンチメンタルな 気持ちになって 長女と庭園を歩きます



お金も無いのに 無理してヨーロッパを旅して 次男に ひもじい思いをさせながら 旅した事を 思い出してしまった





どちらにせよ パリに居る間は 3年前を ずーっと 思い出しているんですけどね!








ベルサイユ宮殿 有名すぎるぐらい有名ですので 説明や写真は 割愛します!










警備は軍隊




















13:45


ベルサイユ宮殿の見学も終わり 帰ります



ここでも テロの影響が でていますね


軍隊の方達が警備 巡回していました



物本のライフル銃を抱えての巡回です


間違いなく 正面から撮影すると 写真を没収されてしまうので 後姿を遠くから!







Versailles Rive Droite駅へ 























帰りは どうしようか? と 悩む!


行きと同じだと 面白くないしな~っ



一番簡単な バス・メトロの帰り方は 次男の時のことを どうしても 思い出してしまうから! 





なかなか決断できないでいた








3年前ベルサイユ宮殿へ 行く時 ちょっとしたトラブルが!


次男が手に持っている携帯のティッシュ


これは メトロ駅から バスが走り出し まだ 10分も経たないうちに 私が持っていた買い物袋に ゲーゲー言いながら 次男が嘔吐していたところ 近くに寄ってきて 無言で ニコッって 渡してくれた ティッシュです



フランスの人の 優しさを感じた瞬間の 写真です






その日の ベルサイユは無料の日だった 


次男は18歳以下なので もともと 只なんですけど 私のチケット代 15€が 払いたくなくて この日に どうしても 行かせたかった


そして 次男は メトロで 乗り物酔いをしてしまい 乗り換えの駅のホームで 嘔吐し! 乗り換えのバス乗り場で 嘔吐し! 行きのバスの中で 嘔吐した!



私は それでも 次男を 強行にベルサイユに連れてきてしまった OTL






今でも 罪深い思い出が 残っている ”ベルサイユ ルート!”












だから やっぱり バス・メトロでは 帰れない・・・・乗れない!





結局 行きと 同じ方法で帰る事にした






バス停で バスを待つ




















行きに 到着したバス停の反対側のバス停で待つ



お写真のバスがそうなのですが   



な!なんと 2台続けてきてしまった!



どっちに乗っていいか分からない!





バスの扉が開いて 直ぐに 1台目の運転手に聞いてみた




『 Aer you going to the station?


運転手は 難しい顔をして 「ステション????」(カタカナで表現)




あっ!この人 英語通じない!



確実に答えがほしい私は 単語で



Train?』 って  ” 列車 ”って言えば わかんだろうって



そしたら



OH! Train ! OK!」って 通じた!




ま!最悪 直進ですので 何処かで 曲がったら 次で降りればイイだけなんですけどね! 




























一応 バスに乗るには モビリスのチケットを見せて乗りました


切符の場合は 運転手から購入できると思うのですが こちらの機械に 通して乗るみたいです




14:00 



バスに乗れました












駅に到着

















14:09

改札を通って ホームへ


モビリスの切符も 1回切符も 写真の様に入れると 上から出てきます


ここは 日本と同じなんですが 出るときには 何もしないで出れるところが ヨーロッパの不思議?
























帰りの時刻 出発時間を確認

殆どが Gare Saint-Lazare (サン・ラザール駅)行きなので 間違えることはありません






























出発するであろう列車の中に入ると 路線図が・・・・



しっかり 停車駅を点灯させています








運転手を覗き込む























まだ 時間があったので 先頭車両まで行って 運転席を覗き込むと



ビックリ! タブレットで受信して 運行を管理していました



列車は古いのに 運転はハイテクです




14:18 列車は定刻通りに出発しました


























帰りの列車では 景色を楽しみ 行では写せなかった景色を 写真におさめます



エッフェル塔って どこから見ても絵になるな~



























セーヌ川の鉄橋を渡り 間もなく パリの街へ



約25kmの距離なのですが あっという間に 中心部へ着いてしまいます



短い時間ですが フランスを旅しているようで 列車に乗るだけでも楽しかったな~









サン・ラザール駅の列車






















14:55 サン・ラザール駅に到着しました

ちょっと ここで ローカル列車を鑑賞

色んな種類の列車が走っていました


それに このホーム 絶対に日本では味わえない 構造!



駅で ヨーロッパ感を 充分味わう!













駅中のスーパー







昨晩 深夜 一人で探した サン・ラザール駅  構内の スーパーです



パリの食品物価を確認しつつ お水と ジュースを購入


水 2L 40¢(30円)


スプライト 2L 80¢(100円)




やすっ!



ジュースと水だけは 安いんですよね~っ


後は高いです



但し 水は 美味しくありません 慣れも あるんでしょうが 日本の水道水の方が まだ美味しいです


水は うがいや 歯磨き それと レストランの時に飲むぐらいですが 無ければ困るものです!







ホテルに戻ります 駅の目の前なんで!










































Timhotel Opéra Madeleine Hotel


通りからの写真です



1階は 海鮮レストラン お隣の1階も カフェ風レストラン!





















HOTEL入り口です



慣れれば 簡単に分かるのですが 初めてだと これが ホテルなのか!と 疑ってしまうほどの 小さな入り口


それだけ パリの地代が 高いって 証拠なんですが


特に ここは 駅前ですし




MAP サン・ラザール駅とHOTEL















Abbesses駅へ
15:45

ここは メトロ サン・ラザール駅です

国鉄のサン・ラザール駅とは違います


ここへは HOTELを出て 5mほどのところに 地下へ繋がる階段があるので そこから降りてホームへ行きます


この メトロSaint-Lazare駅からは メトロ線 3・12・13・14号線と 4つの路線が有ります

3号線のホームへ行くには 少し距離があります

後 HOTEL近くに RBR線の駅も ありますから ホント 便利な立地です


Saint-Lazare駅の路線の合流は 数箇所の改札から入って それぞれのホームへ行くのですが その距離が 遠い!遠い!


幸い 私達の目的の駅 Abbesses駅へは 12号線で ホームが近くて安心でした











Abbesses駅永遠に続く螺旋階段!































駅に着いて 地下から登ると永遠に終わらないであろうと 錯覚するほど長い螺旋階段を登る


Abbesses駅


モンマルトルは緩やかな坂道を登った界隈であり その中心にあるこの駅は ホームから出口までかなり距離があります  そのため、パリのメトロでは珍しくエレベーターが設置されていて、楽々地上階まで登ることは出来ます  


しかし 大変だけど その階段を使って地上へ登ってみ るのも いいのではないでしょうか このアベス駅(Abbesses)は 地上階までは螺旋階段になっていて 階段に沿って6枚の絵が描かれています そのどれもがとってもファンタジックで可愛らしく まるで絵本の挿絵のよう 


芸術が栄えたモンマルトルならではの志向です








ホームに着くと エレベーターが有ったのですが ここは あえて階段を登ることにします




ただ これが 本当に長い!



螺旋というのも有りますが まだっ?まだっ?まだっ? はっはっはっ! まだっ? て 声が出てしまうぐらい 長い階段です





絵を楽しむなんて 途中で どうでも良くなります!





















モンマルトル地区
やっとの思いで 階段を登ると そこに小さな メリーゴーランド!

モンマルトルに 来たなって 思えた瞬間でした


ここで有名なのが 2001年4月に上映された 映画【アメリ】の舞台でも有ります

先ほどの 螺旋階段も 撮影現場として 使われています


私も この映画 【アメリ】を 当時 鑑賞しているのですが 何がイイのか 分からない映画でした

娘と いっしょに観れるような映画でもないですし この旅の準備として 鑑賞しませんでしたので 娘にとっては 何処?って 感じなんでしょう





























モンマルトル地区は また 違ったパリの街を 感じさせてくれます

坂道が多いことも有りますし 丘なので 独特の雰囲気がありますね


日本で言うと 下町?そんな感じですか!

























駅を降りて東側へ進んで行く サンピエール広場の方へ


ここら辺は もう 観光地なので 売店や 露店がチラホラと並びます








Basilique du Sacré-Cœur

サクレクール・ルイ・ミシェル広場(Square Louis Michel)からの撮影


サクレ・クール寺院を ズームで撮影しています

ここからの眺めが 一番イイかと! 引きで撮影しても イイですよ




ちなみに サクレ・クールとは フランス語で キリストの御心に捧げられた 聖なる心と言う意味です





ケーブルカーの乗り場から




















Funiculaire - Gare Basse駅から Funiculaire - Gare Haute駅まで ケーブルカーに乗ります


100mの距離です  短っ!


このケーブルも メトロ共通チケットで 乗車できます

私達は 1日券モビリスを 持っていますので これで乗車です


実際には ケーブルカーに乗っても 乗らなくて どちらでもイイです!


100mですからね


じゃぁ なぜ乗ったのか?




それは 3年前 次男と来たときに これに乗れなかったから!


当時は 質素に旅をしていたので カルネ(10枚券)を 1枚でも 使いたくなかった


次男が 乗りたいといっても 我慢させて 坂を歩いて登りました






今回は フリーですからね 乗っても 乗らなくても 同じ料金なら 乗っちゃえ!って とこです!


ちっちぇ男だな~俺!






























サクレクール寺院からの パリの街です


ここは パリの街が 一望できます

























景色を楽しんで 寺院の入っていきます


モンマルトルのサクレ・クール寺院 (Basilique du Sacré-Cœur de Montmartre) はフランスパリ市内モンマルトルの丘の頂にそびえる教会堂 ロマネスク様式ビザンティン様式バジリカ大聖堂 ギベール・パリ大司教が計画を提唱し ポール・アバディが設計を担当した 1889年にいち早く完成していたエッフェル塔と共にパリ市内を見晴らせる観光名所で 両建造物とも19世紀後半に構想された比較的新しいものであるにも関わらず 今やパリになくてはならない存在になっている 





























教会の中は 沢山の礼拝者の方と 観光の方で埋め尽くされていました

私達は信仰者では有りませんが そこに居ると 気持ちが穏やかになります




昨年のイスラム モスクもそうだったんですが やはり 信仰という物の大切さが良く分かります



日本だと 葬儀 年忌ぐらいしか 仏教を感じませんし 欲を満たすときにしか神社へは行きませんからね
































私達も 少しの時間 礼拝堂で 心を沈め 形ばかりの祈りをささげて来ました

聖書なんか 呼んだことないのに!




それでも この落ち着ける空気は なんなんだろう????








 Place du Tertre


























ここは テルトル広場

サクレクール寺院から西に行った所に こんな広場があります


周りにはレストランや カフェが!


その中心部を囲うように 画家さんが絵を描いて 販売しています

似顔もありました 30~50€


絵も小さいサイズですが 驚くような値段ではなく 安い物だと 20€位で 販売もされています


それぞれのタッチがあって 見ているだけでも 飽きません


私達は 絵が好きなので 沢山の絵を鑑賞させて頂きました


美術館とは 全然違った雰囲気と 実際に絵の具で書かれているのをみると 正直 衝動買いしてしまいそうで 冷静さを保つのに必死でした



絵画を楽しんで モンマルトルの町を散策しながら 写真を沢山撮っていきます





こんな坂道がいっぱい!

この坂が ほんと 絵になるんですよ

疲れは 倍ですが 歩いていると とっても楽しい
























セコイので 下りも 100mのケーブルカーで降りてきました


乗り場は こんな感じです


まともにチケット買ってまで乗りたいとは思いませんが 1日券のモビリスなら 乗る価値はあるかも!

意外と乗る人 多いんですよ!


登りも下りも 満車でした







ルイ・ミッシェル広場から 再度 撮影


ここ 綺麗なんですが ミサンガ売りが 沢山居ますので 気を付けて下さいね


勝手に 手に縛ってきたり 鞄の上に置いてきたり 初めてやられると驚くかもしれませんが そんなの気にせず 振り払ったりして かわして下さい


ある意味 ヨーロッパの風物詩ですから・・・・ちょと意味が違うか!





帰り際 サクレクール寺院の日没後が ライトアップされて 綺麗だと教えて貰いました

後日また行きます






メトロ Anvers駅

ここは メトロAnvers駅 サクレクールは こちらが最寄駅のほうが 分かりやすい!

降りて正面へ 直線で向っていくだけ サクレクール寺院まで 真っ直ぐ行けます



ただ 私達は このAnvers駅の路線が HOTELまで 直行で行かないので Abbeses駅を最寄り駅にしましたけど



帰りは この駅から 次の目的地へ





3年前の 未練を 断ち切るために あるレストランへ 夕食を食べに行きます










思い出話 3年前のパリで ある親切を受けた話!

今から 夢にまで出てきた レストランへ 行くのですが このメトロ駅で ふと 思い出してしまった


3年前の 親切を・・・・・



次男との旅で 何度も書いているように 私達のヨーロッパの旅は 節約のため 食事が質素でした


特に このパリのレストランの物価の高さは 東南アジアの食事に比べたら 異常な値段でしたから


それでも 1€ 103円のレートでの話ですけど!




当時 よろけた黒のダウンジャケットに 指先部分を切った黒い手袋と 貧乏ったらしいニットの帽子をかぶって 夜のパリの街を 徘徊していた時のことです 





メトロのSaint-Paul駅の近くを歩いていると 小さな お肉屋さんがありました


生肉を売っているだけではなく 目の前でローストチキンも 焼いて 販売している お肉屋さんでした


次男は 無類のチキン好き 海外の何処に行っても 食べるものは 鶏肉ばかり選んでいました! 


まぁ~私としては 安上がりでいいのですが・・・・



その肉屋のチキンを見て 「パパ!これ買ってイイ!」って お肉屋の前で突然 言われた! 



ちょうど その売り場には中年のオヤジさんが 接客をしている最中だった




私は 無駄使い したくないが 一個ぐらいイイか!と 鶏肉のドラム(脚の部位)を 1つだけ購入しました 確か 1€位だったか!


焼いた鶏肉を 袋に詰めて オヤジさんが 値段をプリントしたシールを張って 店の奥で 会計するシステム



私は オヤジさんに 肉を指差し 『UN!』って お願いしました


1本のお肉を買う私達に そのオヤジさんは 嫌な顔をせず OK!って 


” 奥で会計して ”って 私達に指示しました


私達は 言われるがまま 注文だけして 店の奥へ 入っていきました




その後 お肉が レジの所に来て 会計を済ませて HOTELへ 戻りました







その時の写真






















鶏肉レーダーで 肉発見!



次男 食い入るように見つめる


パパ コレ買ってイイ!



























買えて 満面の笑み!


ヤッタゼ!買ってもらった!



写真を撮り 後は 息子に任せます


息子は ここで 1€ 支払い

支払い後 肉を1本 受け取ります





























一人で 支払いをして 嬉しそうに お客の間を抜けて 私の方へ

























今日の晩飯ゲット!


このお肉を食べるのを楽しみに HOTELへ戻りました








HOTELに到着して直ぐ 食事の準備!



先ほど購入した お肉の入った袋を開けて 次男に食べさせようとしました



すると 次男が 「パパッ!大変」って



どうした カズ!なんかあった?



うん!



どうしたんだ!



お肉が 2つ入ってる!



あ~っ 2つか!それがどうした!



パパ 買ったの1つでしょ!



そうだよ UNって 1個って 意味だぜ!




私は とっさに ” やられた!っと 思った



まぁっ それでも 1€のことだし・・・・って 



そう 私は あのオヤジが ” 2つ売りつけた!  と 思って しまったのでした






確認のため 直ぐに 袋の値札を見ると しっかり 1€の札が貼ってありました



息子に確認しても 1€コインしか渡してないよ!と・・・・・・





そうです 道に立って肉を売っていた親父さんが 私達の格好を見てか 1本の値段で 2本入れておいてくれたのです







あの時 HOTELで 感動して 目に涙を浮かべ食べた事を 思い出してしまいました




























次男と 優しさの詰まった 鶏肉を食べている写真です


味はともかく 心に沁みた 1€の鶏肉でした





あの時の肉屋の親父さんに 今でも感謝してます





店の名前も見ていない肉屋さんですが 人の優しさは ちゃんと 覚えています















3年越しの夢叶う レストラン
メトロ駅Anversの 改札へ向う!


今回の ”パリ行き” を決めた理由の1つに このレストランがありました


人の記憶とは 恐ろしいもので 本当に 後悔というものは 夢に出るんですね


それも 3年の間に3回ほど 夢に出たんですが・・・・・ 



もう二度と 行けない レストランだと 思っていましたから 本気で嬉しかったな~








メトロ Montparnasse からBienvenüe駅
メトロAnvers駅の2号線から Pigalle駅で 12号線に乗かえ Montparnasse - Bienvenüe駅で下車


駅を出て 直ぐに この光景です


夢にまで出てきた この道!この建物!


当時 このビルが モンパルナスタワーだとは 知りませんでした


パリに高層ビルが無いので ここだけ 何であるんだろうー?って 思いながら 次男と歩いていました

そして この 独特な商店通りです






娘と歩きながら 気持ちが 高ぶります






Tour Montparnasse




モンパルナス・タワー

パリには似つかわしくない高層ビルが立っています
パリ15区にあるモンパルナスタワーは1972年に建設されたオフィスビル メトロ駅モンパルナス=ビヤンヴニュの上に立ち メトロと直結しています 完成当時はヨーロッパで最も高いビルで 現在でもフランスで一番高いビルですが 古き価値を重んじるフランスにおいて その高さにはほとんど魅力はないと言っていいでしょう 当時はパリの景観が乱されると激しい論争を巻き起こし これ以後パリに高層ビルは一つも立っていません パリに唯一ある反面教師としてのビルといえます 
観光としてはモンパルナス墓地の散策のあとに登ってみるのもいいかもしれません モンパルナスタワー自体に魅力はほとんどありませんが このビルの最上階からは素晴らしいパリの景色が一望できます(唯一モンパルナスタワーの見えない場所) ヘリポートのある屋上デッキへも登ることができます














3年前 入れなかった レストラン !

断られて 10分ほど ここで次男と2人で佇んでいた




このレストランの 思い出話



ここは 次男と2人 パリの最終日 楽しみにしていたレストランです



2013年2月5日 

その日 私達は ベネチアへ向う 寝台列車の予約を していた

出発時間は19:00だった


パリでは レストランが高いので 入ることが出来ない!マックや ピザ屋 ケバブ屋 日本食レストラン(安いね!) スーパーのパン 1度だけランチでLION など

大体 1食 一人1€から8€の 食事を 毎日 とっていた



だから 最終日だけは レストランで コースを食べたいと 考えていたのだ それでもランチで!

そこで 探し出したのが このLE・PARADAISだった

ここは コースで 1人11€で 食べられるとの情報を聞いていたから






その日は お昼の時間が過ぎても 昼食を食べずにいた 


19:00の寝台に合わせて 遅い昼食をとって お腹を満たして 乗るつもりだったから


遅い昼食時間に合わせるため 私達は パリの街を ふらついていた




13:00頃には サン・ジェルマン・デ・プレと言う 寺院を見学していた! というより 勝手に入っていた

誰もいない 教会の中に入って 最後のパリを堪能した

次男にとっては どうでもイイ 教会ですけど・・・!


見学を終え そこから 1.8Km離れた レストランへ パリの町並みを楽しみながら歩く



途中 次男がトイレに 行きたくなって 至る所の お店には入って トイレを探した

そのトイレが なかなか見つからない 20分以上探しても 見つからない!


結局 McDonaldsで トイレを借りることにしたのですが

当然 今から食事をするので 何も買わずに 只で借りました・・・・OTL



多分 このトイレ探しが 強烈なインパクトとなって 街の風景が 脳裏から消えなかったんだろう 


それが このLE・PARADAISレストランと 同調して 夢に出ているようだ!







トイレを借りた McDonalds です

パリでは 本当に助かります 


この通りを 1Km以上 歩く


ずーと先のほうに かすかに モンパルナスタワーが見えます


記憶では この道が すごく長く感じたことを 今でも覚えています


そりゃ 右へ 左へ 大型店舗の中へ トイレを探しながらの道のりですからね!






14:55 やっと食べれる!って LE PALIDSに 到着しました

これから食べるメニューを確認しながら


あるある!ちゃんと 11・50€のメニュー! 

お店を覗くと 数名の人が カウンター前の席に座っていた

(今思うと 賄を従業員が食べていたのだろう)


私達は 恐る恐る ドアを開けて入ると 店員らしき人が来て 私に 腕を交差して ×印を出した!


私は なんだろう?と思い



『 I want to eat at this restaurant!』って 声をかける


しかし 店員は ニコって 笑って また 同じように 腕で ×印を出した


雰囲気的に 英語は NG!のようだ


それでも 何度も 食い下がった

どうしても 食べたかったから!息子にも この為に 今まで我慢させていたから・・・!



でも 店員は 駄目だと 言い続けた・・・・・・



身振り手振りで会話をして この店は 15:00から準備中で 18:00から再オープンする事がわかった


〔 18:00の再オープン????? 再来店は え~っ まじで! 列車に間に合わないじゃん!



このショックは 私にとって そうとう大きいものになりました


そりゃ 8日間我慢した事もありますが パリなんか もう 二度と来ることは無いと思っていましたので! 

このレストランで食べられない無念さは 本当に大きかったんです


ほんと どうでもイイ話なんですが・・・・・



でも この無念さがあって 私は もう一度 パリへ 行きたいと思えたのですから・・・・















2016年3月23日 LE PARADIS
やっと 着きました


ここまでの道順も 風景も みんな 覚えていました


こんな 何処でもあるようなレストラン 本来 拘るようなレストランでもないのに!


これが 思い出なんでしょうね 



思い通りにならなかった思い出 失敗した思い出 悔しかった思い出 惨めだった思い出

私の旅は そんな思い出ばかり


だから 一つ一つが 深く刻まれているんだな~っ!




・・・・・・物思いにふける・・・・・・・


子育ても 同じだった! 



苦しかったからこそ 振り返った時 思い出という”足跡”は 深く めり込んで 消える事はない!


だから 重ければ重いほど 足跡は くっきり 残ってんだよな~






18:00

再オープンの時間に合わせて 入店しました

あの頃と 何も変わっていない店の様子 感動していた


また 来れるなんて 本当に夢のよう!



私達が 一番のり!



3年前の あの時の店員さんも まだ居た!






13.90€のメニュー表
メニューを載せておきますね

当時の11.50€メニューも ありましたが 今回は 13.90€のメニューで!

40¢ 少しだけ 値上げをしていた




他にも 15.90€ 16.90€のメニューがありました 


13.90€は メインが肉類 15.90 16.90€は メインが魚類のようです



コースといっても 前菜 メイン デザートだけなんですけど 料理名が理解できても どんな料理なのか分からないので 推測して選ぶ!


ここのメニュー ランチも ディナーも おなじ値段!



Apéritif&Pain


食前酒に サービスの サングリアが付きます


サングリアとは ワインに 一口大またはスライスした果物甘味料を入れ 風味付けとしてブランデーあるいはスパイスシナモンなど)を少量加えて作った飲み物のことです

私は お酒が飲めませんので このワインが美味しいかどうか 分かりません


娘は 飲める年なのですが 私達夫婦が飲まないので 普段から飲みません



2人で 味わったことのない お酒を飲みながら 雰囲気だけは楽しんで 3年前の思い出話を娘にしています





pain
前菜が出る前に パンも サービスで出てきます


普通のフランスパンなのですが パンだけ齧っても 美味い!

フランス やっぱり パンは美味いんですね~








Entrée&Soup






















Bouquet de Crevettes/Shrimps

この海老 めちゃくちゃ美味いです!

柔らかくて 頭と 皮まで 食べちゃいました

今まで こんな美味い海老 食べたこと無い!

それと この マヨネーズ なにか混ぜてあるのか?フランスのマヨネーズが こんな味なのか?

パンに このマヨネーズ付けて食べたら・・・・ もう これだけでいける!

それほど美味い!



Soupe a l'oignon/French Onion Soup

このスープが絶品!

素材が定かではないのですが Onionって 書いてあったので 玉葱か?って 思って食べていると どうも そんな味がしない

お写真の白いのはチーズで これがまた スープに合う!


本気で 美味いと思った!

海老とイイ! スープとイイ! 前菜で もう 心持っていかれた!








このスープの味は・・・・・


娘と検討!






『な~っ これってさ あの味だよな!』

「そうだね!あの味だよね!」

『あの味って フランスにもあるのか?』

「あるんじゃない!日本だけじゃないんだよ!」



『この味は・・・・・・??? せーの!』







『「かに味噌!」』






このスープ どう味わっても かに味噌の味しかしない!



これ もう パンに付けて 食べるしかないでしょ!


美味すぎて パンを お代わりしてしまった・・・・・・



まだ メインが まだなのに!









Plat




















Faux-Filet Grille/Grilled Sirloin Steak

牛肉のひれステーキ


メインの時には もう お腹いっぱいに なってしまいました

前菜が美味すぎて パンをバカバカと 食べ過ぎてしまった


そんな状況の中で感想は 想像以上に普通!


肉がパサパサです


日本だけなんだろうな 油ののった牛肉を食べるのって フランスでは これが普通みたい!























Cuisse de Canard a l’Orange/Duck Leg with Sweet Orange Sauce

鴨肉のオレンジソース


器はアヒルです


これも 普通! 固めの肉に ほんのりとオレンジの香るソースがかかった料理



本当に普通 美味いか不味いかって 聞かれたら・・・・普通!



そう考えると 2€追加して 15.90€の 魚料理がメインの方が お薦めかもしれませんね!





不味いわけでは ありませんので このメニューでも イイかと思いますが・・・



Dessert




















Boules de Glace/Ice Cream(2Flavours)

シャーベットね!


アイスクリームから ソフトクリームを連想してしまった

食べたら フルーツシャーベットだった


味は 酸っぱい! 甘さより酸味が勝ってしまって 酸っぱい!


ただ 食後の口直しにはイイかも!

























Mousse au Chocolat/Chocolate Mousse


チョコレートムース

これも ココアムースをイメージしていたら 只のチョコクリーム!


美味いのか どうなのか? 覚えていないぐらい インパクトの無いデザートだった!


チョコレート味???甘くなかったかな????









いきなり前菜が 大ヒットで 後半 しりつぼんでしまいましたが とっても 堪能できました


時間が 早かったのか 混むこともなく ゆっくり食事が出来ました





























3年前の悔しい思いから 再度 ここに来れて 本当に良かったです


LE PARADISさん 楽しい時間を過ごさせて頂き そして 美味しい料理も堪能できて 本当に ご馳走様でした 


念願 叶いました









2013年の次男よ!

パパは また ここに来ることが出来たぞ!

あの時の 情けなさは 一生忘れない  でも 今日の充実感も 一生忘れない!


お前も また パリに来ることがあったら この店に来いよ





お前にも こんな人生を送ってもらいたいな





誰でも出来る事なのに 自分には 出来ないと思いこんで! 



何も しないんじゃなくて まず やってみようぜ!





旅だけじゃなく 生きる事すべてに・・・ どうせ 人生なんて 屈辱の連続だから!




その失敗から来る屈辱が あなたの大切な経験になり その経験が あなたを創りあげていくのだだから・・・・・・


 





















Gaîté駅からSaint-Lazare駅









19:35

帰りは 大回りルートですが 乗り換え無しの13号線で Hotel 最寄り駅へ


3年前も この駅から 項垂れて 乗ってたな~


場所はLE PARADISから メーヌ通りを南に 行った所です


























20分ほどで サン・ラザール駅に 到着


前回の記事で話した サン・ラザール駅は メトロだけで4路線 そのホームをつなぐ地下通路は長く お写真の様に 売店もあります

これが 綺麗な店舗ではなくて 露店ポイ店ばかりで 歴史を感じる



う~ん どうしても 止まって 見ちゃうんだよな~!






HOTELに到着




















今日は20:30に Hotelに戻って ゆっくりします



流石に 今日は疲れました・・・・・




夜 部屋からの眺め



明日の準備をします




時差ぼけと 睡眠不足で 今日は もう限界だった


それと ちょっと風邪気味の様だ! 地味な咳も 出はじめたし 喉も痛い





明日は パリに来た 最大の目的を果たすべく 早く寝ることにします




その目的地へいく事で 娘が成りたいと言って 頑張っている 夢の実現との 手助けと成れば・・・・
 


そして そこで 私自身も 何かを 学びたかった!









うっ~つ 寒気がする~


時刻は 23:00 就寝  ZZZZZZZZZ・・・・・・・





本日の歩数 20471歩   歩行距離 16.21km


撮影した枚数 697枚   娘 403枚