2016年3月29日火曜日

2016 パリ・ミュンヘン・ザルツブルグの旅 9日目 (動画)

注意!


最後に動画が御座います
この動画は  自分に酔って 娘に作った動画で御座います
ご覧になられる方は 自己責任を持って ご鑑賞下さい
不快な映像しか 御座いません 

あくまで自己満足の動画ですので

観て 不愉快になられました場合は どうぞ お許し下さい





今日は 最後の観光の日



それなりに不安の中で 最終日までやってきました!




最後の最後で 私は 若い頃に行きたかった ある場所へ 




何十年越しの想いを遂げることになります




小さな 想いですけどね!





その切っ掛けは・・・・・







その前に これも 自分に酔った話なので 気持ち悪いと思われた方は 閲覧をご遠慮下さい!







今から 遡る事27年前 私が 小学校6年生の時に 学校の授業で 日本の歴史を学び始めます



頭の悪い私は この歴史の流れが よく理解できない! とにかく 歴史に興味を持つ事が無かったから・・・



もっと言うと 私は 本を読まない!  座って何かをする事が苦痛な子供だったんです



単純に 何かを学ぶ事が 出来ない 子供でした




そんな 私が 6年生の後半 日本の歴史の最後 曖昧にされる 太平洋戦争の事を知る事になりました



なぜだか この第二次世界大戦に 興味を持ってしまい 子供の頭ながら もっと 知りたいと 思ってしまったのです




知りたいと言っても 教科書で 学ぶような勉強方法ではなく 漫画で説明された簡単な歴史の本なんかを 読むようになりました



真珠湾攻撃 広島長崎原爆投下 神風特攻隊 戦艦大和 沖縄本土決戦 三国同盟 徴兵制 捕虜 ナチスドイツ 強制収容所 アンネフランク・・・・




なぜ この第二次世界大戦 太平洋戦争に 惹かれたのか?





たぶん 私の異常なほどの 臆病な性格からだと思います




この戦争 私の祖父も 兵隊として 参戦しています そんな 身近な人が 現実に 数十年前に体験していたこと 


子供ながら 大きな恐怖を感じてしまったのでした



そんな 恐怖心が 当時の体験者の苦悩を 知りたくなったのかもしれません



そして 何より 自分への死の恐怖が 身近な怖さに 変わっていったのかも・・・・・





その後 中学 中卒からの社会人と 数多くの 映画やドキメント 特集番組から 色々と学んでいきました



もちろん 亡くなった 従兄弟のトモ君とも 歴史について 話し合った事もあります



そんな 第二次世界大戦の知識を齧っただけなのですが 今日 私は ドイツ ヒットラーが 起したとされる 大きな人類の過ちの一つに 触れるべく場所へ 行く事に決めていました













27年越しの 恐怖を拭い去るべく 9日目のスタートだった!















今朝は ちょっと 興奮状態の中で 5:00に 目が覚めました




ご飯のおかずで 最後に好きな物を食べるように このヨーロッパの旅で 一番行きたかった この場所を 最後に残しました





気持ちが高ぶり 短い眠りでしたが しっかりと睡眠をとり 準備は万全です









PCでバックアップの確認!

恒例の バスタイムで 完全に体も起して 昨日の写真 映像の バックアップを確認します



その間に 娘を起し 朝食の準備をさせます



最終日なんで 娘も もう なれたように バスルームに 直行して 目を覚まします



まっ! よく 年頃の娘が こんな ケチ親父と10日近くも つるんでくれるもんだと 感心します











本日 Munchen4回目の朝食!



7:00(サマータイム)

今日も 手馴れた手つきで 朝食を物色




4回目ともなると 何を食べるのかも 決まってきて スムーズに メニューをチョイスできます


しかし 今日は 今までと違って 7:00! 



レストラン開始1時間後の会場は それなりに 人が 席に座っていました





朝食メニュー

1便のメニューは やっぱり ホワイトソーセージと はまっている ブレッツエルです



毎回の如く 意地汚く お腹が一杯になるまで 食べ続けます



貧乏臭い ケチの極みで 御座います



このドイツも フランス同様 パンが美味いです!



米が 恋しくなりますが 案外 パンだけでも いけちゃいます!




40分ほどで朝食を終えて 部屋へ戻ります












本日の観光へ!
8:00


本日は Munchen 5日目にして ようやく 市内観光で御座います



北へ 東へ 南へと 移動してきましたが 今日は 真ん中での観光になります



そのため 朝食を終えて 直ぐに Hotelを 出発!




駅で 1日券を購入!



買い方は簡単 こちらも自動販売機の項目を押していくだけで買えます!





ちなみに 種類ですが Tageskarte(一日券)といいます


一日券の値段はRaumで決まっています


Single-Tageskarte(シングル1日券)は一人用


Partner-Targeskarte(パートナー1日券)は 1枚のチケットで5人まで乗車可能です




私達は 2人なので 少しでも安く Partner-Targeskarteを購入しました



5人だったら めっちゃお徳です!





それと 乗車可能エリヤを決めます














Innenraum  内側エリア


Außenraum  外側エリア


München XXL ミュンヘン市内


Gesamtnetz 全エリア




今日の私達 2人分のチケットは 

Partner-Targeskarte München XXL 15.4€(約1950円)



1人 1000円弱です




本当でしたら 市内だけで良かったんですが 私の行きたかった場所が Munchenの外れの方でしたので 2ゾーンのチケットを購入しました



内側エリアInnenraumでしたら 10€位ですかね 2人から5人で!










子供の頃から 行きたかった ドイツの場所へ




まず 市内観光の前に こちらへ 向かう事にします




分かる人には 分かる場所なのですが ここは ドイツ ミュンヘンの観光地として  心浮かれながら 行くような場所ではありません




最後の最後で 私自身が行きたかった場所であり これから進むであろう娘の将来の役に立つであろう場所へ 向います











München Central Station










München Central Stationから SバーンのS2の列車で Dachau Stationへ向います

8:25



ここから 9駅 20分程の距離に Dachauはあります



Munchenから Dachauまでの 列車はSバーンと RBとで 同じ駅の出発 到着です



鉄道が 重なっているので 時間の合うほうで 行くことが出来ます







出発します!




























8:30


Sバーン S2に乗って Dachauを目指します



列車内は 静か! あまり乗客は乗っていません



列車も 静かに Munchen駅から 走り出して行きます



娘には 今から行く場所の事は 少し説明をしておきました



娘にとっては 重みのある場所なのか 分かりませんが あくまで 私が 行きたかった場所なので どう 感じるかは 娘しだいです


それでも ドイツの負の遺産である この場所へ行くことで 何か 人間の持つ 怖さを感じ取ってもらえばなって 思っていました




列車が 走り始めると 私は ある歌 ある曲を iphoneから 流して 聞きながら ガタゴトとゆれる車内から Munchenの街を 見ていました





Dachau Stationに到着!


















Dachauの駅に 20分ほどで 到着しました



ぱっと見 ひっそりとした街で 想像していたのとは 違っていました



実際 この街の人口は4万人程で それ程 大きな街ではありません






Dachau Bahnhof


























8:50



駅を出て バス停を探します



バス停は 出口を出て 直ぐにありました



時刻 路線図のような掲示板を確認すると 726番のバスが 目的地に向かう事が 分かりました



少しの間 バスを待ちます










バスに乗り込む!















                                                                                                                                                                         

8:55 

バスが駅に到着して 乗り込みました


発車時刻は 9:01



ここから 7分ほど 7つのバスステーションを経由して 向います




ちなみに こちらのバスも 1日券で乗れます!



もう間もなく 子供の頃 この歴史を知り 衝撃を受けて それから 少しずつ 知識が入り 実際に 行きたくなった 場所へ もう直ぐです!



バスが 動き出すと 【俺 そこに行って 何を 感じられるのだろう?】と 自分に酔いながら 揺られ始めました














到着しました!

9分後 

9:10

何とか 到着しました


無事に到着して 感無量!

多分 行きたかった場所に来れた事もだが ここまで 自力で来れた事に 感動したかも!

それも 気の小さい人間が 飛行機に乗って 国際列車で乗り継ぎ ローカル列車とバスで 来れたんですから 


10代 20代では 想像も 発想も 出来無かった事を 今してるんですからね




自分一人じゃなくて 大人に成った 自分の子供とですから 感動も します

 










時間をかけて辿り着いた場所とは・・・・ 
子供の頃 疑問に思った場所とは・・・・・ 
若いときに行きたかった場所とは・・・・・・










Dachau Concentration Camp Memorial Site
ダッハウ強制収容所
ダッハウ強制収容所は 第一次世界大戦の際に火薬工場として使われていた ダッハウの町の廃工場を利用して建設されました
この廃工場と その用地は親衛隊(SS)隊員の兵営にする予定で国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)が 政権掌握直後に購入した物でした 
1933年3月20日にバイエルン州警察長官ハインリヒ・ヒムラーは記者会見を行い、ダッハウ強制収容所の設置を発表しました
3月22日に ダッハウの運営は開始されます この収容所は当初からSSによって運営され ヒルマール・ヴェケルレ(de:Hilmar Wäckerle)SS中佐が初代所長に就任し 3月23日に最初の収容者として60人の政治犯が送られてきました


第二次世界大戦が開戦した初期に 再建設のため 一時ダッハウ強制収容所から収容者が追い出されました 
ダッハウの収容者たちは フロッセンビュルク強制収容所やマウトハウゼン強制収容所などへ移送されます 
ダッハウの収容所は 南北に長い長方形の敷地 二重に張り巡らされた鉄条網 その随所に設置された監視塔という他の強制収容所と同じ形状に作り直されます
理論収容数も大きく増やされて9,000人が収容可能となりました(もっとも1944年秋にはそれよりはるかに多い3万5000人が押し込まれる事になるが!)

1940年春にダッハウ強制収容所が再び稼働しました

戦争終結が近付くにつれ ダッハウの状況はだんだんと悪化していきました
連合軍がドイツに迫ると ドイツは囚人の解放を防ぐことを意図し 前線近くの強制収容所の囚人を内地の収容所に移していきました 
移送元の収容所からの移送者が 続々とダッハウに到着します
食事や水が全くない状況で移送が終わると 囚人は消耗して衰弱し 半死半生となる者も珍しくありませんでした
過重収容 貧弱な衛生状態 乏しい食料 そして囚人の衰弱を原因とするチフスの蔓延が深刻な問題となっていました
前線から続く新たな移送で 収容所は すぐに囚人で溢れかえり 衛生状態は人間の尊厳が守られる状況ではなくなっていました

1944年末から解放の日までに 15,000人が死亡しましたが その犠牲者の約半数がダッハウ強制収容所の囚人であったと言われています






ご興味のある方は ダッハウ収容所で 何が行われていたのか 調べてみて下さい!




ホロコースト







Konzentrationslager Dachau



長年の想いが 叶いました


長女と二人 この地に 立つことが出来ました!









受付へ
9:10

バス乗り場から 直ぐの所に 案内所はあります


とっても 静かな感じで 受付の女性の方も 物静かな感じの方でした


直ぐに パンフレットを下さいと!案内図を頂きました


ありがとう御座いますと!英語で言うと その彼女が 何かを話し始めました



よく聞いてみると ” 10時から センターの放映会場で 英語のフイルムが流されるので 鑑賞して下さいって! ”


教えて頂きました



50分ほど 収容所の跡地と復元された建物を見に行きます









鉄門から 悪名高いスローガン


『Arbeit macht frei はたらけばじゆうになる』

この言葉 もともとは ドイツの小説のタイトルらしいのですが この言葉は 当時 労働者によく使われる標語になっいて その後 ナチスにより 収容所の鉄門に 刻まれる事になって 忌まわしい言葉に変わってしまったそうです



働けば自由 見方を変えると 働く事が自由とも取れるような言葉です

ドイツの国民にとって 労働は 他の国とは ちょっと違った意味合いがあったんでしょうか?

そう考えると 日本人も 労働美徳の考え方が ありますからね




私達の訪問から 8ヶ月後 この鉄門 盗難にあいます!





8ヵ月後の記事です

【2016年11月3日 AFP】ドイツ南部ダッハウ(Dachau)にあるナチス・ドイツ(Nazi)の強制収容所跡で 入り口の鉄門から悪名高いスローガン「働けば自由になる(Arbeit macht Frei)」が掲示された鉄製の扉が盗まれる事件があったと 地元警察が2日 発表した 
盗まれた扉の大きさは縦2メートル、横1メートル 夜間に盗まれたとみられる 
現場には監視カメラは設置されていないものの警備員が常駐していることから 警察では警備員が収容所跡を巡回している最中を見計らった犯行とみて 目撃情報を募っている 
ミュンヘン(Munich)から数キロの距離にあるダッハウ強制収容所は1933年 アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)がドイツ首相に就任して2か月もたたないうちに開設された 
当初は政治犯の収容施設として作られたが 第2次世界大戦が始まるとユダヤ人の絶滅収容所となり 1945年4月29日に米軍によって解放されるまでに4万1000人を超えるユダヤ人が殺害された 
現在は年間80万人が同地を訪れる 
ナチスの「働けば自由になる」の表示板をめぐっては2009年 ポーランドのアウシュビッツ・ビルケナウ(Auschwitz-Birkenau)強制収容所跡でも 入り口に掲げられた金属製の看板が盗難に遭っている 犯行の首謀者はスウェーデン人のネオナチの男で 禁錮2年6月の刑が言い渡された 看板は3つに切断された状態で発見・回収され、2011年に修復された 








社会見学

ドイツの学校と思われる 団体がいました

学校の授業の一環なんでしょうか



先生らしき方が 生徒へ 丁寧に説明をされていました



やはり ダッハウは ドイツの負の遺産なのでしょう?



ドイツ語で 言っている内容は 分かりませんでしたが 話す先生の表情 聞き入る生徒の表情は 真剣そのものでした



これは 間違いなく 情に絆されることなく センチメンタルな気持ちもなく 先人の過ちを 学ぶ為の 課外授業あるように 私には 映っていました


私達が知る 今の時代 ナチスドイツのヒットラーは 最悪の独裁者とし ドイツの忘れたい歴史上の人物の様に映っていますが・・・・ 


実際に ドイツでは ヒットラーの独裁政治より あの時代に プロパガンダによる 大衆操作の 恐ろしさを しっかりと学んでいるように見えました






もしかすると 私達も 大衆操作の恐ろしさを まなばなければ いけないのかも!




報道番組や ワイドショーの タレントのコメントに 踊らされて 有名人が・・・ TVが・・・ いつでも 正しいと思ってしまう怖さを 自覚しなければ ならないのかも!













ダッハウ強制収容所の平面図




















住居バラック棟の平面図です



30棟 建てられていました 1棟に250人が収容できるそうです



ただ ここに来て思う



学ぶ事 と 酔う事は 別物です!



自分も この負の歴史の一部に触れながら 酔わないように 娘と 見学します







収容施設へ






















写真は 点呼広場


収容所の中へ入って行くと 季節が冬というのもありますが じわ~っと 感慨深いものがありました



ここは 紛れも無く 実際にあった場所 こうして その場の空気を吸って 風を感じると ここに 来てよかったと 思えました



立っている場所から 復元されたバラックの収容棟の中へ 行きます



1歩1歩 歩み始めると 下にひかれた砂利石が みしみしと音をたてて ほんの少し 私達の緊張感が 増していきます







収容棟の設備









                                                                                                            





復元されたトイレの便器です

ここでは用をたすときの時間も制限されていて 一人10秒ほどの時間で終わらなければなりません


人の尊厳なんて物はありませんね






                                                                                     





















こちらは洗面台のようです

この円形の洗面でも大人数で一気に使っていたんでしょう



































着替えのロッカールームですが 実際の収容人数からは 意味を持たないロッカー数です































こちらはベットルームですが このベットに1人に毛布1枚の支給だそうです



しかし 戦況が大きくなるにつれ 1棟250人の定員は 最大で1600人まで 膨れ上がったそうです






娘がベッドに横たわる!















娘に 『お前 ちょっと 寝てみろよ!』って   木のベットに寝てもらいました




娘は 「寝心地悪いし 痛いわ!」と ぽろっと もらしました 




そして 天上を見上げて 写真を撮影して・・・・


























多分 あの時代 こんな天井が 労働者たちの見えていた 風景だろう


今の時代 私達が この景色を見上げた所で 何かを感じるわけでもなく 


もし 沸き起こったとしても 正義感に酔った 同情ぐらいなものだろう


それでも レプリカの この景色を見れて 良かった!



娘と一緒に 見れて 良かった!




これもまた 世界で起こった 歴史の一分なのだから・・・・ 








1968年建設の国際慰霊碑と展示施設




奥の建物は当時の管理部 今は 博物館になっています

そして こちらは 国際慰霊碑モニュメントです


1997年に造られたモニュメントで 有刺鉄線をモチーフに 製作されました

そこに 絡まって もがき苦しんでいる人々の群像を表現しています

年号は 1933年から1945まで この収容所が 存続した事を明記してます










ここからは ちょっと 不謹慎な言い方になりますが 不愉快に思われましたら お許し下さい









このモニュメントの前に 私は 娘と二人で 少しの間 手を合わせて 追悼の意を込めて合掌していました


戦争の悲惨さを痛感して 哀れみ 心を痛めるわけですが ここで 私は 少し考えてしまいました



人が起す戦争 人殺し モラルハザード 嫌な言い方だが これが 本来の人の姿なのではないだろうか?

子供の頃 小学校6年生ごろから 日本史を学び始め 中学校から さらに詳しく日本史を学び 追随して 簡単な世界史を学びます


その歴史を学びながら 気の小さい私は 子供心に 常に 怯えながら 歴史を学んできました


自分が あの時代に生まれていたら どんな 苦痛を味わったのだろうか? 


どんな痛みを・・ どんな理不尽さを・・ どんな惨めさを・・ どんな恐怖感を・・と!


想像しただけで 怯えがましていきます




私達は 歴史で 人殺しの時間の流れを 学んでいるような気がしてなりません




時には その人殺しが 英雄に映ったり 勇ましくカッコ良くみえたりしています





そして 今尚 人殺しの歴史が 続いています 



この ドイツのダッハウ強制収容所も 私にとって 恐怖の歴史での場所にしか過ぎませんでした






この場所に 来たからと行って 私は 心優しい人間と錯覚しないこと事を 自覚しなければいけないと感じました


劣等感からくる ”良い人に見られたい”という 欲求を 捨てなければならない!と思いました



だから これから観に行く 強制労働者の 悲惨な 歴史的事実を 決して 哀れむことなく だただた 自分の成長のために 学ぼうと思います



そして 娘もまた 哀れむことなく 自分自身の成長のために 学んでほしいと 願いました








博物館の中へ
小学生でしょうか? 子供達が 先生の説明に 耳を傾けていました

説明を受けている図は ドイツ国内にあった強制収容所分布図です 


このダッハウ強制収容所は 第1次世界大戦の時には 火薬工場として使われていました

その後 閉鎖され 廃工場を 親衛隊(SS)隊員の兵営にするつもりで ナチ党が購入して造られました













強制収容所の縮小模型
当時の様子を模型にして 展示しています


その 奥 窓の外には 国際慰霊碑モニュメントが見えています




博物館の中の展示物は 沢山ありますが あえて Blogへの掲載は 止めます


最後の動画に少しだけ入れておきます







Munchenへ 行く機会が有りましたら 見学してみて下さい









試写ルームで当時の収容施設の映像を鑑賞


10:00


最初の受付で ”10時から 博物館の映写室で 当時の記録映像が流れます”って 教えていただいていたので 入ってみました



先ほどの子供達も その前に会った青年達も 座って 待っていました



映像のナレーションは 英語になります



細かいニアンスは 分かりませんが ドイツ語で聞くよりは まだ理解できるので 鑑賞しました




30分程でしたが ドイツの歴史の重みを感じます




1914-1918年 第一次世界大戦の敗戦


1933-1945年 ナチ党による支配


1939-1945年 第二次世界大戦


その後の 東西分裂




日本と同じように 敗戦国家のドイツの重い歴史の一幕が 映像に映し出されていました









カトリック・キリスト礼拝堂へ


博物館では 人の残虐性が まじまじと 写し出されていました



戦争という正義 国を豊かにする大義 その為に 人は 何でも出来てしまう怖さを 感じてきました


大きな 目に見えない 大衆の恐ろしさは 今の この日本にもあります




家庭生活において 10年前の 正義に酔いしれていた 私も その一人でした



博物館で 見た 写真の中の人達 映像で見た苦痛と恐怖の中で亡くなった人達 収容所で苦しんでいた人達を悼み 教会で 合掌します








長女 合掌!








 














長女も 博物館で 人の根底にある残酷さを見て 重く受け止めていました


博物館から 
500mほど 真っ直ぐ 収容棟の並木の間を このカトリック礼拝堂まで 娘と 静かに 歩いてきました


砂利を踏みつける音だけが ダッハウ収容所に 響き渡ります




キリスト教を 私達は知りません



しかし 合掌をして 祈りを捧げました







娘が どんな祈りを捧げたのかは 分かりません


しかし 人とは 醜いものだという事は 理解が出来たのではないでしょうか?






やっぱり 人は いや この世に生を受けた全ての物は 残酷な生き物でしかありません



それを理解したうえで 少しでも 悲惨な歴史を回避する事が必要な気がします





私も 小さな小さな世界で 携わっている人達と 共存共栄できるように 勤めたいと思います











お隣の焼却施設へ




















収容棟の施設に 細い川が流れています そこにある小さな橋を渡ると 遺体を焼く焼却施設があります






ダッハウの焼却炉



















労働が出来なくなって 亡くなった方の遺体を焼く焼却炉です








ガス室



















このガス室 ホロコーストで有名な虐殺の代名詞になっています



このダッハウでは1960年頃まで この毒ガスで虐殺をしていたと思われていましたが 実際には ダッハウでは・・・ ドイツ国内の収容所では 毒ガスによる虐殺は無いとされています


ナチスが大戦中「ガス室」を作ったのはドイツ軍に占領されたポーランドだけで、ドイツ本国に「ガス室」はなかったという趣旨の声明を発表しました



ダッハウでも ベンゲル=ベルンゼンでも ブッフェンヴァルトでも ユダヤ人の収容者が ガスで殺されてはいないと!


ガスによるユダヤ人の大量虐殺が始まったのは 1941年から1942年で 旧ドイツ帝国の領土内ではなく 占領下のポーランドの アウシュヴィッツ=ビルケナウ ソビボル トレブリンカ ヘウムノ ベウツェックにおいてだけだそうです




展示はして有りますが お間違えなく!







 KZ-Gedenkstätte Dachau




















Dachau Concentration Camp Memorial Siteの看板を撮影して Munchenの街へ 戻ります







二人で 物思いに 耽る
















11:00


私達は 2時間ほど ダッハウの収容所に居ました



何ともいえない 想いを背負って バス停で バスを待ちました




長女は 何を 感じたのだろう?  




聞く事は ありませんでしたが これからの生き方のプラスになってくれることを 願いたいです





Dachau駅行きのバス



















11:05


駅から来たバスと同じ便のバスが 5分ほどでやってきました



1時間に 何本も出ているので アクセスは 良好でした





バスに乗って!




















帰りのバスはガラスキです

3kmほどの距離を 10分ほどで 駅に帰ります







Dachau Bf.前の様子


バスを降りて 駅へ向います


行くときより 帰って来た時のほうが 人がいっぱい!



ここからはMunchen市内観光なので 時間との勝負です



行ける所には 行こうと 分刻みで 目的地を目指します



観光といっても 時間に 限界がありますからね








Sバーンに乗ってMarienplatz駅へ




















Dachau駅には Macが隣接していて 駅のホームから お店に 入ることが出来ます



二人で 気持ちを切り替える為に 1杯のMacCoffeeを 1€で購入して 列車の中で 飲んでいました














列車の中でMacCoffee







































ここでも 私は ケチなので 1杯のMacCoffeeを 長女と二人で飲みます



シャビシャビの薄い MacCoffeeが センチメンタルになった気持ちを 和らげてくれていました



ほんと 美味しくないのに なぜか 落ち着く!





20分ほど 列車に揺られて Marienplatz駅を下車




徒歩でマリエン広場へ





Munchen観光の定番中の定番!間もなく12:00




マリエン広場には ネオゴチック様式の新市庁舎が 広場に面して建っていて その建物の中央に仕掛け時計があります

夜にライトアップされた常態では見ていたのですが Munchen 4日目にして 本日 初めて 日中の新市庁舎を拝見できました


この時計は 正午に カラクリ人形が動き出し 仕掛け時計の音に合わせて約10分間ほど 回りながら踊りだします


只今 11:55


後 5分ほどで 中央の人形が踊りだします











  • ビールの樽を作る職人たちのダンス













  • 新市庁舎 基本情報 Neues Rathaus】
  • 1867~1909年に建てられたネオゴシック様式の新市庁舎 ミュンヘンに来たら ここの塔の仕掛け時計グロッケンシュピールGlockenspielは 一度は見たいものです

聖金曜日と諸聖人の日を除く毎日11:00、12:00(3~10月は17:00も)から約10分間 華麗なダンスや演奏で楽しませてくれます 

また 21:00には ミュンヘン小僧Münchner Kindlが おやすみのあいさつに現れます 


このグロッケンシュピールは 1568年に行われたバイエルン大公ヴィルヘルム5世とロートリンゲン(ロレーヌ)公女レナーテとの結婚式を再現したもの 馬上槍試合では バイエルンの青と白の旗を馬に付けた騎士が勝つことになっています 


そのあとビール樽を作る職人たちがくるくると踊りだして なんとも楽しい 動いている32体の人形は 等身大です 


時間になると マリエン広場は人でいっぱい 通り抜けさえ難しい状態になる できれば15分ぐらい早めに行って よい位置を確保したい

 
また 人込みの中では手荷物に常に注意を払うこと!

高さ85mの市庁舎の塔へはエレベーターで上れます 


エレベーターで4階(4.Stock)まで行き チケット売り場でチケット購入後 別のエレベーターで最上階の9階(9.Stock)まで上ります







聖ペーター教会 - St. Peterskircheへ


ミュンヘン最古のローマン・カトリック教会である聖ペーター教会の起源は 8世紀にペータースベルクルという丘の上にかつて立っていた教会にあります

  
12世紀後半にになると 聖ペータース教会は 現在の場所に移築されました
 
建築様式は バーバリアン・ロマネスク様式です 

後に ゴシック様式で増築されますが 大火災の発生で増築部分は全焼してしまいました 


その後の17世になると 現在のミュンヘンの象徴とされる 91mの高さを誇る塔「アルテペーター」が加えられました

 
このアルテペーターは 新市庁舎の塔よりも約10m高く ミュンヘンで最も高い建築物でもあります 

306段の階段を登ればそこにはミュンヘンの美しい旧市街の眺めが待っています
















アルテペーター(Alter Peter)のチケット!


新市庁舎の前に 聖ペーター教会がありますので 行ってみます

新市庁舎にも 展望棟はありますが 市庁舎その物が 見えないので こちらへ!


多分 Munchenで 一番景色が良い所かと・・・・


それと 入場料が 安い!


ケチケチの私としては 安いから 登るような物ですから



ちなみに 一人2€ 250円ほどです!


多分 500円だったら 登らないな!





チケットを購入して 300段 登ってきます!









入り口の階段



















12:15 


入り口に入ると こんな狭い階段から始まります 歴史ある建物の重みを感じる階段です







木製の階段を登る!




















狭い階段を登ると 次は 木製の階段が続きます


規則的な階段ではなく 四方の壁面に沿って登っていきます


所々 明り取りの窓があったりと 登る疲れを感じさせないぐらい 楽しい!







展望に到着!



















12:25 


10分ほどで 到着しました 写真を撮りながら 娘と ゆっくり登ってきたので 時間は掛かりましたが 本気で登れば5分も かからないかもです! 



しかし 狭い! 




人がすれ違えるのが やっとの幅です 




でも  景色は 絶景! 曇りでしたが  最高のロケーションになりました






アルテペーターからの眺め

Heilig-Geist-Kirche ミュンヘン聖霊教会




neues rathaus münchen 新市庁舎と frauenkirche munich 聖母教会







Biergarten Viktualienmarktへ











聖ペーター教会から 直ぐ近くのヴィクトアリエンマルクトへ やってきました



八百屋さんとしては ちょっと 興奮状態で Munchenの野菜や 果物を物色しています


やっぱ 野外市場は 活気が違います!


パリのマルシェに比べれば おとなしいですが・・・・



それでも 沢山のお店があって 試食も出来るので いろんな物も 食べてきました
















 ヴィクトアリエンマルクト( Viktualienmarkt )!

市内最古にして最大の野外市場 ミュンヘンの中心地にある約22,000平方メートルもの敷地には 野菜に果物 肉 乳製品 パン スパイス オーガニック食材等 ありとあらゆる美味しい食品が集まり活気にあふれています


中央にはバイエルンカラーの青×白に塗られたマイバウム(=メイポール:五月柱)が立ち ビアガーデンではビールやバイエルン料理を楽しむ人々で大賑わい 週末やイベント時には民族衣装の人々も集まるヴィクトアリエンマルクトは「陽気で明るいバイエルン」のイメージそのもの ミュンヘンで絶対訪れたい観光スポットのひとつです






Vinzenzmurrのファーストフード!



















13:10

そんなに お腹は 空いていないのですが食べ物だらけの 市場で 何か食べておこうという事で ファーストフード店を 物色!

スープ屋があったり ソーセージ屋があったりと 目移りする中 ちょっとした行列がありました


お客の手に持つ食べ物を見ると ハムとパンだけの ローカルフード


値段も2€渡してるだけ! こりゃ安いわ


お店の中は 肉屋さんのようで 惣菜も販売していました!


ハムパンは 店先のカウンターで 購入できます





ビックハムパン!



ハムが 手のひらサイズ


厚みも 1.5cmほど


客が並んでいた事と 安かっただけで 購入してみたハムパン 期待もしない


そりゃ ハムと パンだけですから 美味しいはずがない!


ケチャップとか!マスタードとか!トマト レタス オニオンとか 入っているわけじゃないしね!









長女が食べる!



















長女が 齧り付く!

何も言わない・・・・


しばらくして 私の顔を見て 頷く・・・・


どうやら 美味いらしい!







私も齧り付く



















これは 美味いわ!

パンも 程よい固さで ハムの味も しっかり付いていて マスタード ケチャップ 何も付けなくても ハムだけの味で 充分です


Mcのハンバーガー食べるより 美味いわ!



あまりの美味さに お代わりしようと 長女に

『これ美味いな!もう一個 買ってくるわ!お前も食べる?』って 聞くと


「駄目だよ!食べすぎ!」って・・・・ 怒られました



一応 私の体を心配して 塩分を考えてくれたみたいです



確かに ハムの味は 塩味ですからね



ほんと もう1個 食べたかったな~!



13:20


時間も無いので 次の観光地へ向います!





BMW本社ビルとBMW博物館






BMW本社は Weltと呼ばれるショールームと 博物館であるBMW Museumに分かれています

Weltは無料でだれでも入場することができ BMWの最新の車などを見学したり 試乗することもできます



行き方は Munchen Central駅から Uバーン2号線でScheidplatz駅へ 乗り換えて Uバーン3号線で Petuelring駅 下車

Petuelring駅を出ると 本社ビルが ひときわ目立って 建っているので 直ぐに分かります



この本社ビルは エンジンの円筒形を 4つ組み合わせたような形で Vier Zylinder(4シリンダー)と呼ばれています

上のお写真では 頭の方が ちょこんと見えているだけですけど かなり インパクトが有ります







後日談ですが・・・・ 
私達が行った 4ヵ月後の 2016.7.22 数百メートル離れた マクドナルドで 18歳の少年による 銃の乱射事件がありました

ISのテロでは無い事が分かりましたが それでも 宗教がらみでの犯行だったとして Muncheの町の人は 恐怖したようです

4ヵ月後の事件でしたが 本当に 旅なんて 紙一重なんですよね!






Welt前には220i クーペ Sportがお出迎え! 
赤と青のBMW220i 2DOORクーペが展示して有ります


ちなみに BMWの数字ですが 最初の数字が シリーズを表します

こちらの220iは 2シーリースと言う事になります

次の数字は 排気量 20とありますので 2000㏄もしくは同等の排気量

最後のiは ガソリン車です dと書いてあるものは ディーゼル車です



展示してある BMW220iのお値段ですが 日本円で 4,780,000円です!



やっぱり BMWは 高級車ですね

これでも 安いほうのBMWですよ!






2シリーズ アクティブ ツアラー i8 MINIクーパー























本社ショールームには 沢山の展示車がありました


乗れる車は 乗ってみました


一押しだったのが 2シリーズ アクティブツアラー218iです

この車 1.5L・3気筒直噴ターボエンジンが搭載されていて MINIと同じエンジンです

それも BMW初の FF駆動で御座います


形も ちょっとしたファミリーカーで かなり イイ感じに仕上がっていました

価格も 3,320,000円と BMWにしてはリーズナブルです




BMW2輪車に跨る!











BMWにも2輪車が有ります


私が乗っているのは F800GS 162万円 

娘が乗っているのは R1200GS 228万6,000円


タカッ!



若い頃 単車で 北海道1週とか 鈴鹿エンディユーロレース で 跨っていたから 単車に跨ると 若い頃の血が騒ぎます



何十年も前の話ですけど!



今 日本は 単車の人気が 下がって 車種も 販売台数も 激減しています



それでも カワサキ ホンダ スズキ ヤマハと 4大メーカーが 世界のTOPを走り続けていますから BMWのような 外車には そうそう お目にかかれませんね 



本社に来て 堪能しています







BMW本社から次の目的地へ!

15:30


1時間ほど BMWの車と単車を楽しんで 観光では有りませんが この旅 初のTタイムへ行きます


今まで 忙しく 観光地を巡って来ましたが 本日 最後の日は Munchenで のんびり観光ですので 街にあった 気になったカフェへ向います!








Café Wienerへ





                                                                                                                                                                                                                                                                         





















16:15

ちょっと遅いティータイムに!


基本 私は コーヒーも ケーキも 食べません


ティータイムなんか したこともなければ 喫茶店に 入ったこともありません


なのに なぜ?


フラフラしていて 気になったお店を見つけたから!


何が気になったか?






それは ケーキが安かったからです!














                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                





場所は セントラルから 16番か18番のトラムに乗って 4つ目の駅 Reichenbachplatz駅で降りたら 20m程です


適当に探せば 直ぐに分かります





カウンターでケーキを注文!









                                                                                                                                                                                                                                   





こちらの ご婦人にショーウィンドウに飾ってあるケーキを指差し 1つ!と


そして カフィ・・・2つ!と 伝えると 準備をしてくれます


しかし 私がコーヒーだけ頼むと ケーキ付けると安いから ケーキを2つにする?って聞いてきます 


それ程 ケーキ 好きじゃないから 1つで イイよ!って コーヒー2つと ケーキ1つを頼みました







中はご年配の方ばっかり!




















                                                                                                                                                                             

ここは 若い子向けのカフェではなく 地元の年配の方達が利用をする ローカルなカフェです


なので 雰囲気は とっても 静かで 自分達もMunchenで 生活しているかのような錯覚に陥ります


後 私は 捻くれているので こういうお店が大好き!


Muncenって言うと 日本人の観光用のお店で 人気店は Café Kreutzkammのバームクーヘンです


ネットで調べると かなりの確率で このお店が出てきます


高級店みたいだし 高そうだし ケチ旅では 行く必要も無いので 格安カフェで お茶します







                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             
コーヒーとケーキ!














コーヒー 2€


コーヒーとケーキ 3.5€



やっす!


こんな でかいケーキが 1.5€です


と言っても セットで安くなっています



こんなケーキ!










                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              



ラズベリーのケーキです


ちょこっと 食べたのですが 味は いたって普通


ドイツのケーキは ちょっと パサついています


シットリではなく パサパサのケーキで 甘さもそれ程ありません



コーヒーも いたって普通の味です




雰囲気を味わうには とっても良い所 そして 何より 安い!







再び ヴィクトゥアーリエンマルクトへ


























                                                                                                                                                                                           
Café Wienerから 街を散歩しながら ヴィクトゥアーリエンマルクトを抜けていきます





ヴィクトゥアーリエンマルクト内には いくつか噴水があり  全部で6個ありました



ミュンヘンの歌手や俳優 コメディアンなどの銅像だそうです




 小さな泉









                                                                                                                                                                                                                                                          



銅像の下には 小さな泉(人口的な)になっていて  この泉を目印に マーケットが 区分されているようです


こういうのが ヨーロッパぽいんですよね



何ともいえない センスですね







アヒルと戯れる娘!















                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               


泉のアヒルつながりで こんな可愛らしいアヒルが娘に・・・・・



よく見ると 木の彫刻でした


広場には 可愛い彫刻作品が沢山ありました


歩いているだけでも 楽しいです


ほんと ガッツかない のんびりとした 時間の使い方です


こんな 観光も楽しいな!






気さくなMunchenのおじさん達!





























                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             

泉の銅像の下で ビールを冷やして飲んでいる おじさんに声をかけられて 楽しく遊んでいる娘


薄いビールで ほろ酔いのおじさんたちは とっても陽気!


私達が 日本から来た事を伝えると 「わしも 日本に居た事あるんや!」って 教えて貰って しばし このおじさんたちと 遊んでいました




ほんと 万国共通で 酔っ払ったオヤジは ほんと 面白い!



記念写真を 何枚かとって 心惜しみながら お別れをしました





ポルチェリーノ が いた!













                                                                                                                                      
2年前東京駅で見た ポルチェリーノが ノイハウザー通りを歩いているとドイツ狩猟漁猟博物館の前に居ました



娘に この猪の像を説明すると 写真をパシャリ!





















                                                                                                                                                                       

この旅の最終日観光ですが 無事に帰れることを願って 二人で お鼻を念入りに なぜてきました


このポルチェリーノ けっこう 世界中に 出没するみたいです


ここ ドイツでも ドイツ人にとってはブタは幸運の象徴であり 神聖な動物だったことに加え 貴重な食料でもありました そのことで お金儲けの手段でもあったことから 富と幸運を意味するようになったようです


この銅像が そのためにあるのか?観光用か?オブジェ?なのかは 分かりません!




   
マリーエンホーフ Marienhof



新市庁舎の北側に 庭園広場があります

この周りには ガイドブックで 載っている様な レストランやショップが有ります


私達も ほんの少し 寛いでいました

ミュンヘンの街の中で 芝生の広場は とっても 長閑です









カウフィシガー通りを通って




















フラフラと フラウエン教会を見学して ミヒャエル教会へ 向います

ここミュンヘンの繁華街 新市庁舎の周りだけでも 充分 楽しめます

ほんと 娘と フラフラ歩いているだけのミュンヘン観光!






ミヒャエル教会





















ルネッサンス様式の建築がたいへん荘厳なミヒャエル教会は ミュウヘン市の中心部にあるイエズス会の教会です アルプスより北の地域における最大規模のルネッサンス教会で 南ドイツの他の教会建築にも大きな影響を与えました 教会の正面は とりわけ印象的です 教会を建てたバイエルン公ヴィルヘルム5世とヴィッテルスバッハ王家の歴代の王の像を 家系図のように見ることができます 2つの入り口の間にある「悪魔と戦う聖ミヒャエル像」は「信心のために悪と戦う聖ミヒャエル」を表しています





17:20
ミヒャエル教会へ


ここ 聖ミヒャエル教会には 地下にドイツのあの有名な お城ノイシュバンシュタイン城を造ったルードビッヒⅡの墓所があります



やっぱ ヨーロッパの教会 何処へ行っても 荘厳な雰囲気に のみこまれます


地味な観光ですが やっぱ 教会に椅子に座っているだけで 気持ちが落ち着きます








街をぶらり!


















19:40

娘 お気に入りの車だそうで 写真を!

BMWmini イエローカラー

本日行ったBMW本社の展示で このminiが 気に入ったらしく ミュンヘン市内でも よく見ました

miniでも この色のカラーが いいようで 路駐の車なのに 撮影を!



余談ですが 私たちの年代では どうしても ローバーminiのほうが インパクトが強くて ピンと来なかったんですが これも 時代なんでしょうね
















ちなみに rover miniって こんなんです!








ミュンヘン人形劇場
(das Muenchner Marionettentheater)

ゆっくりと暗くなっていくミュンヘンの街を レストランへ行く途中 いろんな道で散策


人形劇の劇場を発見 


この 劇場は 人形作家のパパ・シュミット氏と 脚本担当のポッツィー伯爵の 二人が 生みの親です 


公演日では無さそうで 鑑賞する事は出来ませんでしたが 子供用(日中)と 大人用(夜間)の劇が開催されるみたいです








劇場前の人形





















劇場のウインドウには 可愛らしい操り人形が!


私達には それ程 操り人形の文化が無いので こんな所でも ドイツの娯楽が感じられました

夜の部の大人の方は オペラの人形劇みたいで 鑑賞してみたかったな!



















Fischbrunnenの前で!















Munchen最後の夕食のタイミングを待つて マリエン広場の噴水へ

新市庁舎の時計台が有名で この噴水を飛ばされてしまう人が多いようですが ここも 歴史ある噴水です


Muncehの方達の待ち合わせの場所として使われているみたい!


私達も ここで 時間を潰していると 何組かのカップルが 待ち合わせていました


この噴水 14世紀には存在していて 生活用水として使われていたそうで

慣習として 若い肉職人の見習い期間が終わり 独り立ちする時に この噴水に飛び込み 水を掛け合ったそうです

それと 15世紀の話として ここで財布を洗うと 1年間 お金に困らないと言う言い伝えがあります




夜のライトアップされた フィッシュブルネンは 幻想的でノスタルジックに 浸れます








Munchen 最後のディナーは・・・







                                                                








 


Munchenで 初めて行った レストラン Pepeneroへ 再度 訪問


安くて 美味くて ボリュウム満点!



満席状態で 5分ほど 待ちました











Schnitzel Wiener Art / mit Kartoffeln od. Spaghetti Napoli


前回と 同じメニュー!



















 





Spaghetti mit Butter und Parmesan 
バターとパルメザンチーズスパゲッティ


5.45€


娘が注文したものですが これが かなり濃厚で むっちゃ美味い!


そして 量も多い!


ほんと けちけち旅には もってこいの 贅沢レストランです!










見栄を張って 頼んだデザート!
Mascarpone Creme / Erdbeeren oder Erdbeerpüree je nach Saison
マスカルポーネクリーム /季節のイチゴピューレ

4.5€

最後なので 娘に イイ格好を見せようと デザートを頼みました!




楽しく 最後のデザートを食べていると・・・・・・







なんか 喧嘩してる?

私達の席が 厨房の前 忙しく 調理をする コックが2人 見えていました


そこに1人のバイトであろう 若い青年も!



ちょっとした 物音で 覗きこむと なにやら 若い青年と コックが 喧嘩をしている!


食べながら 様子を見ると 若い子が 怒られていて 「もう やってられねーぜ!帰るわ!」って 真っ白のコックコートを 叩きつけて 出て行ってしまうところでした


それを 一人のコックが 止めていたのですが・・・・・




その様子を見ながら 怒った方のコックと 目が合い 「しょうがねな~」って 感じで 私に アイコンタクトを送ってきました


まっ! 私に 送られても 仕方が無いことなのですがね・・・・



何処でも あるんですね 若い子を仕込むって 難しいです 











食事が終わって!


















先ほどの 私に アイコンタクトを送ったコックさん


一応 挨拶をしに 調理場へ!


親指を立てて 『料理 美味しかったよ!』って 伝えに行きました


コックも 親指を立てて ありがとう!って


【俺の料理 美味いだろう!】のポーズを とっていただいたので お写真を 撮らせていただきました



やっぱ 美味しい物は 美味しいって 伝えなきゃね!


それも 安くて美味しいんですから! ケチ旅には 雰囲気が高級で 最高のレストランでした


ご馳走様でした!









帰りはトラムで!



















21:47 トラムで Hotelへ 帰ります


これで 思い残すことなく ドイツ Munchenの旅は 終了です



バイエルン地方 いろんな所へ 安く行くことが出来ました



失敗や 知識不足もありましたが それなりに 楽しみ 学ぶことが出来ました



また いつか 娘との思い出と一緒に 訪れたいな~






明日の帰り支度





















明日は 朝食をとって チェックアウト後 空港へ向います




初めての ミュンヘンの空港 フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港へ







23:58 娘と 本日最後の 写真を撮影して 娘は就寝!







私は PCへ 本日撮影した 写真と 動画をバックアップして 日を跨いだ 1:30に ゆっくりと ベットに入りました








本日の歩数 240611歩   歩行距離 20km


撮影した枚数 685枚   娘 167枚















ここからは 自分に酔った お話!





横になって イヤホンで ある曲を聴き 今日のダッハウの事を 思い出しながら 自分が子供の頃のことを 考えていました・・・・・・






小学6年生で 初めて 歴史を勉強して 中学校で さらに詳しく 日本の歴史を学び それにともない 簡単な世界の歴史も学びました


中学では 成績を上げるため 記憶だけの勉強でしたけど・・・・


初めて日本の歴史を知った小学生の時 私には ただ 怖い 人殺しの歴史が カッコ良く 人ごとの様に 書き連ねられているだけにしか 映りませんでした



そのなかで 特に 恐怖を感じたのが 日本の歴史の最後 曖昧にされる 第二次世界大戦の歴史でした


そりゃ 当時で たった 40年前の出来事なんですから!


その時の 小学校6年生の担任が 【ガラスのうさぎ】と言う 太平洋戦争の小説を 読み聞かせしてくれました

多分 その小説で 私達に 太平洋戦争の怖さを 教えようとしたのかもしれません


担任は 女性の教員 鬼気迫る読み方で クラス全員が その世界観へ 引き込まれていきました



死を表現した場面では クラス中に すすり泣く声が 聞こえ さらに 戦争の悲惨さを強調していました




しかし 私は 悲しい気持ちが湧いたのではなく 恐怖で ただただ 怯えてしまったのです




それは 気の小さい臆病者の私が もし その時代に生きていたらと・・・・ 想像してしまっていたのです


死と言う 恐怖が 戦争と言う響きで さらに増してしまい 怖くなってしまいました




それが トラウマに なったのかもしれません






そんな私が 大人に成って いつからか できる範囲内で 第二次世界大戦 太平洋戦争 大東亜戦争を 学ぶように 現地へ 赴くようになりました






今日 行った 場所も そんな 悲しい戦争を背負った 歴史的な場所です





やっと 子供の頃に 行きたかった場所へ 長女と 行くことができました・・・・







娘へ贈る 強制収容所【夢想家編】




今日 私に連れられて来た この場所は 長女に どのように見えていたのだろうか?


親のエゴで 連れてきてしまった この場所を・・・・・









長女へ


今回のヨーロッパ 3カ国の旅の最後に ここを選んだ事 どう 思っただろうか?


あなたには なにも 関係のない ただの歴史の場所だったのに・・・



そして あなたにとって 今までの私は どんな父親に見えていただろう

何でもできる 強い父親に見えていたのかな


本当は あなたが 思っているより 臆病で 気が小さくて 弱い人間なんだよね


でも それが 良かったと思ってる

気が小さくて 臆病で 消極的な性格の人間で 良かったと思ってる!


それはね いつも 困った人や 苦しんでいる人や 嫌な思いをしている人を見ると もし 自分だったらって 直ぐに 考えちゃうから・・・


可愛そうにとか 同情するんじゃなくて 自分が その立場に 立っちゃうんだよね


空想して 怯えちゃうんだ!



あなたと行った ダッハウも  子供の頃 もし 自分が あの時代の 強制労働者だったらって 空想して 怯えていたんだ



だから 今 パパは この時代の この日本に住んでいることが とっても 幸せだって 感じるんだよね


あなたの生きている この時代の この国は 素晴らしい国だよ




そして これから あなたが 守るもの・・・・ 


それは あなたが 人生をかける 価値が有るものだと 思う



誰からも 感謝をされることは ないだろう それどころか 妬まれたり 見下されたり 悪口を言われるかもしれない


それでも あなたの守るものは 人の幸せに繋がっている・・・・・








娘よ 



もし あなたも 気の小さな人間なら 一緒に 夢想しようか



世界中の 全ての人たちが 毎日 お腹一杯 食べ物が食べられる 世界を・・・・





幼稚な事ばかり想像する 臆病な父より