2013年9月28日土曜日

親ばか と ばか親 二つの自分   次女から 学んだ!  安城市新人体育大会 中学剣道

今日 私は 親として恥じ そして 親ばかになった!

少し自慢話になりますが お許し下さい

9月28日 安城市教育員会が主催する 安城市中学新人体育大会が 開催された

これは 安城市の中学生が部活動の成果を競う大会である

私の次女(2年)、次男(1年)も 剣道部に所属する為 剣道大会に出場しました

その次女が 中学生の剣道個人戦 女子の部で 優勝をしました




何故このような事を書こうとしたのか?自慢?優秀な娘の紹介?

違います!全然違います!

私の次女は 生まれてから 体が大きくならず 病院で虐待を疑われたほど 小さかったのです

成長して行くにつれて 性格まで臆病で 気が小さい事も 分かっていきました

その為 自分の意志もハッキリ言えず 当然 学習能力も 劣っていきました




恥じ話として 小学校へ入学し 初下校の時 道に迷って 家とは反対の方向へ行ってしまい 泣いているところを 学校の先生が見つけ家まで連れて来てくれたことや

四年生の時にバリへ 二人で旅した時も 到着したその日に寂しくて泣いてしまい 旅にならなかった事がありました

そんな次女なのです





長女が剣道を習っていた事もあり 次女にも保育園の年中(5歳)から 習わせていました

次女が習い始めた翌年には 年子の次男も習い始めました


長女はそれなりに強く 何度も入賞をするようになっていました また 弟も1~2年で驚くような速さで強くなっていきました


しかし 気が小さく 体も小さい次女は 一向に強くなる気配が無い それどころか声すら出せない!『や~!』『め~ん!』『こて~!』『ど~お~!』これが言えない 恥ずかしくて声が出ない

3年生になった夏の大会 習い始めて5年が経っていた 試合もそれなりにしている




1回戦 相手選手と対戦 面の二本負け 試合後 相手選手に話に行く

『君 強いね!何年生?』

「はい!私 二年生です!」

『今 戦った子 三年生だよ!』

「え!年下かと思った!」

『何年 剣道 やってるの?』

「始めたばかりです!」

その日 私は次女に 『ね!もう 剣道やめようか?人って向き不向きがあるからな』

『どうする?パパ やめるの許すよ』

次女は 小さな声で 『やる・・・』と答えました

その後 五年生まで一度も勝てませんでした



左次女 真ん中の子 同級生 これほどまでに身長が違うほど 次女は小さい 
 
この頃 ひしひしと感じてた この子に対する大人の目線 

なんだか分かる 教員をはじめ 子供会行事での 運動能力の低い娘への見下している感覚 当然 剣道でも同じだった

そりゃ そうだ!親の私が子供に何も期待せずに接していたのだから

だから 今日 私は心底 自分を恥じました そして あの頃の娘に 謝りたいと思った

次女が優勝したからでは無く いまだに やめずに続けていた娘に敬意を表したい

決して諦めてはいけない 継続し続ける事の大切さ そして人は変われる事を 私は身をもって教えて頂きました

こんな小さな小さな娘に! ありがとう御座います

そして ここまで育てて頂いた 正武館の皆様 

チャンスを下さった南中学の顧問の先生 

 一緒に練習をしてくれる剣道部の仲間の皆さん 

会場で大きな拍手をして下さった市内中学校剣道部の生徒の皆さんへ  

心より感謝申し上げます ありがとう御座いました


動画をご用意いたしました 剣道にご興味のある方はご覧ください

12分間の映像 

前半は3年生 夏の大会の試合 白い道着に白帯 

後半は中学女子の決勝です 黒い道着に赤帯

長女が4年前に優勝をした大会 そして対戦相手も5年前にお姉さんが優勝しています

どちらが勝っても 姉妹制覇になります

対戦相手は同級生で6年生の時(2年前)に安城三大大会の覇者 次女は三回戦って一度も勝った事がありません と言うより 一分もたずに二本負けさせられた選手です