2015年3月16日月曜日

2015 UAE(ドバイ/アブダビ)・オマーンの旅 2日目

ほどほどの うるさいエンジン音と 心地よい揺れの中 意識を失うように 眠りに就いていた

しかし 熟睡とはいかない

それでも よく寝たなって 思えるほど 自然に目が覚めた 

もう 睡魔は無い!

今日は やること いっぱい 

それに どんな所なのか 一瞬で 見極めたい! ドバイと言う街を・・・



2日目がスタートです


アラブ首長国連邦と 日本の時差は 5時間です

5時間 戻ることになります

アラブ時間がAM 4:00 なら 日本時間はAM 9:00 となるわけです

現地時間 3:30 日本時間 8:30 成田空港離陸から 11時間

狭い座席でも 体をくねらせながら かろうじて仮眠を取ることが出来ました

エコノミー症候群なんて 言葉があるように 腿の付け根が 鬱血しているのが分かります

ごまかし ごまかしで 11時間 座って 耐え抜きます

着陸2時間前には 機内の電気が点いて 機内食の 朝食が 配られ始めました

直ぐに 息子を起こし テーブルを開けさせます



次男の時は 起こしても 起きず 確か朝食も 食べなかった記憶があります

しかし 大人に成った長男は 直ぐに起きて 朝食を選び 食べ始めました

まだ 移動段階なのに 息子への 見方が変わっていきます

私の中では まだ 子供のまま 止まっている息子

実際には 何でも 一人で出来る 大人に成っているのに・・・・・・

この旅で 私は もしかすると 想像以上の 大きな物を 手に入れられるかもしれない









息子は 和食 お粥を頼みました

私は お粥が食べられないので こちらを 食べてもらうようにお願いをしました

こんな些細なことでも 私の育ちが分かる

子供か!と思われるかもしれませんが 私は 子供の頃に お粥を食べたことがありませんでした

作って貰った事が 無いのです

なぜか 今でも 柔らかいお米料理が食べられない!

香港で挑戦したのですが 駄目でした

まっ 子供時代 まともな食生活をおくっていないって事ですけどね








私はオムレツを頼みました

朝食は それなりに食べられました 美味しくないですけど・・・

やっぱり こんなもんですね 機内食って 格安運賃で 文句言うな!って ところですか



























無事 定刻通り 現地時間 5:10 アブダビ空港へ 着陸しました

3年前の トランジットも そうでしたが アブダビ空港はタラップを使って 機体から降ります

格安航空LCCの エアアジアと 同じですね

でも イイんですよね 雰囲気があって 写真も 迫力ある写真が撮れるし
 
何より ダイレクトで アブダビの空気に 触れられますから




それと 座席から 離れる時に ちょっと 気になる女性が居ました

私達の前の席に 座られていて なにやら ベテランのツーリストぽい 人が・・・・

ちょと 意識をしながら バスへ














タラップを降りると 専用バスに乗ります

機体から ゲートまで 運んでくれる 移動バスです

ゲートまでは かなり距離があるので バスでの移動になります


ここでも 先ほどの気になる女性が 私達の前に・・・・・

5分ほど バスで走ると 空港ゲートに到着して Arrival Hallへ 歩いて向う

彼女は一人のようだ 私達と 並んで歩くように 向う



直ぐに 入国審査を受ける 

私も 息子も 簡単に通してくれました

アブダビ UAEへ 入国!

何か 質問されるわけでもなく 眼球の写真を撮るわけでもなく 指紋すら 取る気配は無い

何だろう この緩い感じは テロとか意識が薄いのかな

ビザは入国と同時に 無料にて発券してくれます



しかし このアブダビのビザで ちょっと 後ほど出費が・・・・・・



イミグレーションを 通り抜けると 先ほどの彼女と また 一緒になる

ちょっと 声を 掛けて見る事に した

この旅 始めての 他人との触れ合いだ 

息子に 経験させたかった 見ず知らずの人と 出会う瞬間!

私は お決まりの質問を 投げる

『アラブへの 旅行ですか? それとも トランジットですか?』

「あっ私 トランジットです」

『え~っ どこへ 行くんですか?』

「モロッコへ 行くんです」

『でも アブダビ入国しましたよね!』

「ええ トランジットに10時間もあるんで ドバイに行こうかなって 思っているんですよ」

『私達も ドバイに行くんですよ バスで』

「私もなんです でも 8時半のバスで行くんで 空港で時間を潰さないといけないんです!」

『私達は7:30なんですけど それまで お話でもしましょうか?』

「あっ~良かった!暇な時間 どうしようかと思って」

こんな会話から 私達のバスが出るまでの 1時間 おしゃべりする事になりました









お友達が 出来ました



出身地 年齢 名前は ちょっと 伏せさせていただきます 日本人の方なので・・・

空港の到着ロビーで 彼女とお話をする

お写真でも分かるように 完全に旅なれたツーリスト

彼女は 片道だけの航空券を モロッコまで取り モロッコからスペインに渡り 数ヶ月かけて スペインの巡礼に 行くという

英語も堪能で まさしく バックパッカーの要素満載だ

兎に角 色んな話をした


彼女の日本での ライフスタイル等 

当然 悩みもある

私達も 問題や 悩みがあって こうして 旅に出ているのだが・・・ 

話しているうちに 彼女の行動力には 感服していった

沢山の国を 廻っているだろう彼女に お薦めの国を聞くと インドの ある地方を 強く推薦してくれた

インドか~ 私達には ハードルが高いが インドも 計画を立てていたので 興味心身で 聞かせてもらった



時間は 瞬く間に・・・・ 

話の最後に 彼女は ドバイへ 行ったら ドバイモールという 世界最大のショッピングモールを 見学すると言った

アブダビ空港へ 戻る時間18:00までに 廻れる所を廻るとも!




7:10 私たちの バスの出発時間になった

お互いの 旅の安全を 願って お別れをする

旅の1時間は 本当に一瞬!


息子との 旅のスタートで まさか こんな出会いが あるとは 思わなかった

空港到着後とは言え 人と知り合う機会なんて そう めったに無いですからね

ましてや ベテランの Backpackerと お話できるなんて・・・・




 

息子が 旅の本質に いきなり出会えた感じだった!!!










両替 AED (ディルハム)


空港 到着ロビー 前


バスに乗る前に アブダビ空港の両替所へ 行きました




ドバイに 到着後 現金で メトロチケットを買うため

クレジットカードを持参していますが スキミング被害の防止のため 基本 現金で旅を過ごしたいと考えている

ドバイでは 安全だと思いますが 念には念を! の精神で 最小限の現金を 使っていきます

そこで 心配なのが レートになるのですが

この アラブ圏の 日本円の扱いは とにかく悪い!


少し 失態を犯してしまったのですが 空港で 10000YENも 両替をしてしまった

いつもだと 5000YENなのですが 長男との旅で 嬉しくなっていた事と いきなり 日本人との 旅の会話が出来た事で 気が緩んでしまった



為替市場のレートは 1AED = 33YEN

成田空港の両替所は 1AED = 37YEN


一般的に 日本の空港では 両替は不利になります

そのため 現地の空港の方が まだ レートが イイとの事で 両替を試みました



結果

10000YEN = 240AED   1AED = 約41.7YEN

明細

10000YEN = 275AED (36.4YEN/AED)  手数料TAX 35AED



日本の空港より レートは良いのですが 手数料で35AEDも 引かれてしまった!


いきなり 最悪の両替から スタート

しかし このレートは ドバイで 一番 良かった事を 後で気づく! 

一番イイとされる ドバイモールの両替所より レートが良いのだ



と いう事は 10000YENの現金を両替するのに 一番良い両替所は 空港になるわけです


只でさえ 円安で 酷い状況の両替で まさか 日本の現金が 通用しないとは 考えもしませんでした

この後 頭を切り替えて 違う方法で 現金を作っていきます











エティハド・エクスプレス・シャトルバスで ドバイへ































アブダビ空港の 到着ロビーを出て 目の前に バス乗り場があります

ドバイへ行くには この エティハド・エクスプレス・シャトルバス・サービスを 利用します

小さな バスなので 荷物は別の バンに預けて バスの方へ







































こちらが エティハド航空の シャトルバスです

ドバイ と アル・アインの 2箇所に 出ています

私達は ドバイですので 係員に ドバイ行きの 確認をして 成田で頂いたボーディングパスを見せる

このチケットは 航空券の予約の際に ドバイまで行く条件で チケットを取っています

ドバイからの 帰りのバスは アブダビに 2日ほど 滞在する予定なので バス込みのチケットは取ることは出来ません































7:20 バスへ 乗り込むと 思っていたバスとは違っていた

エクスプレスなんて 書かれていたら 速くて豪華なイメージを連想してしまっていて 普通のバスすぎて 拍子抜け!

それでも 日本でのバスの雰囲気とは 別もんだったな

満席の状態で 日本人は 私達だけ!当たりまえのように 日本語は もう 通じない!

でも 1組や2組ぐらいは 日本人って 居るもんなんだけど・・・ 

アラブ・アブダビ 圧倒的に 日本人観光客が 少ないのか? 

それとも お金持ちが行く都市で こんなバスなんか乗らないのか?

どっちにしろ 自ら 動かなければ 何も出来ない状況には なった































アブダビ ⇒ ドバイは 130Km 1時間20分ほど

周りは 砂漠地帯 しかし 走る道路は 綺麗なアスファルト

どう見ても 砂漠を走っている感覚は無い

1時間も走ると ドバイの街が見えてくる

誰が見ても お金持ちが住んでいるのが分かる建物だらけ

これぞ 金融とオイルマネーから 出来た観光都市









DUBAI



簡単に ドバイの街を説明すると 

1800年代は イギリスに統治された 小さな 漁業と真珠の養殖の町

1950年代 中継貿易港として発展 

1966年 海底油田を発見

1971年 アラブ首長国連邦を結成

その後 貿易 商業 観光で 目覚しい発展を遂げて 今に至ります

人口 約220万人 85%が移民 内75%がインド人 家政婦や看護師などにフィリピン人も多く

その他 欧米人やロシア人なども 多くいます 邦人は2600人ほど





































8:50 バスは 定刻通りに ドバイ メトロ ノール イスラミック バンク(Noor Islamic Bank)駅近くの エティハド・トラベルモールに 到着した

ここから 本当のスタートになる


バスを降りると 少し熱いぐらいの気温だった


もっと灼熱をイメージしていたが 流石に3月中旬 オンシーズンだけのことはある


いたって 過ごしやすい気候だった


息子は これから どうなるのか?何をするのか?さっぱりの様子!


それでも 今の 自分の環境が 別世界に変わったことだけは 分かってる



直ぐに バスから荷物を取り出し 背中に背負うと メトロを目指しました


本日 宿泊する予定の ゲストハウスを探します





メトロで ゲストハウスへ























ドバイのメトロ駅は 全部 同じ形をしていて 直ぐに分かる

まずは シーク・ゼイド・ロードを 横断します
































初めての ドバイ メトロ駅 ノール・バンク・メトロ・ステーション へ 

路線は レッドライン! 駅には ナンバーもあり 分かりやすい!

やっぱ 観光地ですね































駅に入ると ヒンヤリ 空調が聞いていて 気持ちいい

綺麗で 豪華で 新しい 

エスカレーターを登り 通路を通って 道路を渡り カウンターへ向います





























こちらで チケットを購入

メトロには 切符が ありません

メトロカードという物を 購入して 運賃をチャージします

旅行客には レッドカードと シルバーカードがお薦めとありました

レットカードは 1回ずつ チャージして乗ります 
1枚 2AED


シルバーカードは まとめて チャージして 無くなったら再度チャージします 

それと アブダビに戻るバス料金は シルバーカードが 必要になります
1枚 6AED



























迷わず シルバーカードを購入

初期購入価格 25AED チャージ料19AED カード代6AED

このカードを 購入したのは良いのですが いまいち よく分からない

オマーンから 戻ってのドバイで 色々試したのですが カードが壊れているのか?  

システムの解釈が 間違っているのか? 

追々説明を挟んでいきます

しかし このメトロの運賃 安いですね

何度も 言いたくなりますが 円高の3年前 1AED = 22YEN の時って 途上国並に 安かったんだな












































問題なく メトロに乗れました

目指すは アル・ゴバイバ・メトロ・ステーション 

途中 グリーンラインに 乗換えをします


時間にして 30分位 5AED
























10:30 本日 お世話になるゲストハウスを見つけました

駅を降りて 目の前! 最高の立地です

しかし ホテルとは違うので 入り口が分からない デェスクも 分からない!

白人の宿泊客が居たので 入り口を聞いて 入って行くと・・・・・

8畳ほどの個室に 机が一つ!

10分ほど待たされて 管理人に 早いけど チェックイン出来るのか 確認する

やはり ダメだった!

荷物を預かって貰って チェックイン時間を聞くと 「13:00なら OKだよ!」って・・・

それまでの間に 私達は やらなければ成らない事があった

それは オマーン行のバスを 探すこと!

これ 最優先ね

実際に 走っているのか? チケットは買えるのか? そして 正確な出発時間は? 何より どこから発車するのか?

まずは オマーンバスの事務所を探します













オマーンのバス会社を探す




オマーンのバス会社は ONTC と言います

HP⇒ The Oman National Transport Company 

オマーン ナショナル トランスポート カンパニー


ホームページで ドバイのONTC事務所を調べます

ただ mail で 問い合わせたのですが 返事がありませんでした

その為に 現在でも運行しているのか?定かではありませんでしたが HPは生きていましたので ある事を信じて 事務所へ 向かいます















ゲストハウス最寄り駅アル・ゴバイバ・メトロ・ステーション から ONTCの最寄り駅 デイラ・シティ・センター・メトロ・ステーションへ 5AED

こちらも  グリーンラインから レッドラインへ 乗り換えて向います

ゲストハウスの周辺とは一転して 大都会

エミュレーツの会社があったり 日産自動車の会社があったり ビジネス街みたい

道幅も 6車線で 横断歩道を渡るのに 大変

ドバイは 地区によって 雰囲気が全然違います

Google mapを 見ながら ONTCの事務所が あるであろう場所へ 進みます

















大通りを 曲がって 目の前に それっぽい看板が見えてきました

それにしても 国際バスの 事務所が こんなにも小さいものなのだろうか?

想像していた事務所とは 全然違いました
















こちらの 看板で 事務所だと 分かりました

ちゃんと Oman National Transport Co.... 書いてあります

中に入っていくと トーブを着た おじいちゃんが 二人

ドバイの人とは 違った服装で この人 オマーンの人だなって 一瞬で見分けられた

場所は 間違いない!



ここからのBLOG 現地での会話は 日本語風に 書いていきます


カウンターの前に立って

『こんにちは 日本から来たんだけど ここで オマーン行きの バスチケット買える?』

「買えるよ 今日の15時のだな!」

何も言わないと 当日のチケットを発券しようとする


『あっ!違うよ・・ 明日の 朝の チケット ちょうだい!』


目の前にあった カレンダーで 3月17日を指した


「オーケー 分かった 二人か?」

『そう!2人ね! これ 俺の息子!』 


チケットを 机の引き出しから出してきた


『ねぇねぇ 往復で頼むね!』

「分かった!往復な!90AEDだ!」

片道 55AED  往復 90AED


一人に 2枚のチケットを出して 明日の日付と時間を書き その2枚を重ねて ホッチキスで留めた


『二人で 180AEDだよな! 俺ら 帰りは 19日でね!』

「いやいや 帰りは いつでも イイんだよ!」


そう言って 帰りの日付を 書いてくれない


『だから・・・ 帰りは19日って 書いてよ! 3日後に戻るから・・・・』

「オーケー オーケー 復路は 自由だから・・・」


要するに オマーンで 帰りの予約をしろ!という意味だった


『俺ら ルイに行きたいんだけど ちゃんと ルイまで行く?』

「おールイか!ルイのバスステーションへ 行くぞ!」

『ありがとう』

「お前 名前は?」

『○○○です・・・・』


そういって チケットに名前を書く


「息子の名前は?」

『○○○です・・・・』

「同じ名前なのか?」

『そうだよ 親子って 言ったじゃん!』

「あああ 家族名か!」

『ごめん!ごめん!ファーストネームね 息子 △△△って 言うんだ』

「オーケー △△△な!」そう言って チケットに 名前を書き込んだ



パスポートの確認も無く 只それだけだった

なんと ユルイ! チケットも 手書きか~~


最後に 時間と 場所を聞いた

「明日 6:30 事務所の前に バスがいるから ここへ来いよ! 7:00には 出発しちゃうぞ!」

そう答えた


これは まずい事に なった・・・・・OTL



















そんな やり取りをして 無事 チケットをゲットしました

まだ 街にも システムにも 慣れていない状況で 何とかできました

このチケットを 買うことが 最初の難関だったので 私も 息子も ほっと一息

しかし 嫌な話を・・・・ 早朝6:30集合か・・・・



これが 思いのほか 圧し掛かる

それは ドバイのメトロ グリーンラインの始発が6:00 レッドラインの始発が6:30

私達の ゲストハウスから ONTCまで 行くのに グリーンラインから レッドラインへ乗り換えなければなりません


単純に 6:30には 間に合わないことになります





とりあえず チケットが手に入った事で 安心すると 

なんだか お腹がすきます さ~この旅 初めての 食事へ



















white Falcon Restaurant



最寄駅から ONTCに行く途中 なにやら 人だかりのできている店がありました

息子と そこへ 行ってみようと いうことになり 入店

先ほどよりは 人が減っていて 楽に入れた!

雰囲気からして インド料理に 見える

それでいて メニュー無し 

初めての ドバイでの食事 あんまり詳しくない インド料理で 何を頼んだら イイのか 分からない 

調べてみると ビリヤニ という 炊き込みご飯なるものが ポピュラーらしい

それと カレーね

聞くと ビリヤニには マトン と チキンが あるようだ








これが チキンビリヤ二 お米の中に 鶏肉が隠されている それと キーマカレー

小柄な オヤジさんが 私達に 優しくしてくれて ちゃんと 注文で言ったものだけを 運んできてくれました

すっごく親切に 対応してくれた





















テーブルに並んだ 私達の昼食

手前のビリヤニが マトンビリヤニです

初のドバイでの食事の感想ですが マトンは 臭いがきつく無く 食べやすい キーマカレーも 普通に美味い

ただ 後から 辛さが来る  それと 量が 多すぎです

1/3程 食べたぐらいから お腹が一杯に なり始めました



生野菜は 辛さを 緩和するために 食べます











店内の様子です

食べていると 殆ど 全ての人が 私達を見ます

日本人が 珍しいみたい

なので みんな 目が合います

殆ど インド人! 

そうですよね ドバイの人口の7割が インド人で そのインド料理のレストランに来ているんですから




奥の方で 帽子をかぶっている店員 時折 私達の席に来ては Good!っと言って 親指を立ててくる

私も お返しに 親指を立てて Very Nice!って 返す

良い店だ!

料理は 緊張も あってか 初めての食事だという事も あってか 残してしまった

しかし 長男は 完食していた

いやはや こんなところでも もう 私を超えてしまっている

やはり 私の頭の中の長男は 中学生で いや! 小学生のままで 止まっていたようだった











ご馳走様でした White Falcon Restaurant

私達が食べた食事 (日本円ですが 為替市場の33円にしておきます) 

マトンビリヤニ  12AED (396円)

チキンビリヤニ 10AED  (330円)

キーマカレー  8AED   (264円)

〆て 30AED (990円)で 御座います















間違えた道を歩く






















こちらは ドバイ国際空港です

私達が 乗れなかった エミュレーツ航空の空港です


先ほどの オマーン行きのバスの集合時間

メトロで行くには レッドラインを使えません

レッドラインのデイラ・シティ・センター・メトロ・ステーション から ONTCまで 800mほど 時間にして10分

これが一番近い 

では グリーンラインの一番近い最寄り駅アビュー・ベイカー・アル・シディク・メトロ・ステーション から ONTCまで 1.5Km程 時間にして20分 

これなら ギリギリというところだ 10kgのバッグを背負ってでは かなりの疲労を覚悟しなければならないですが・・・何とかなりそう!


ということで 息子と 食後 シュミレーションをすることにした


ONTCから グリーンラインの最寄り駅アビュー・ベイカー・アル・シディク・メトロ・ステーションまで 歩いてみることにしたのだ!


ところがだ!記憶の違いなのか 道を間違えてしまった






































Google map 


後で 気づくことになってのですが 間違えて 歩いた道


約3km 時間にして 40分


記憶違いとは 不思議なもので なぜか 空港沿いを歩けば メトロ駅に行けると 思いこんでいました


最初のうちは 1.5km歩けば 直ぐだ!って 思って 浮かれ気分で 写真を撮ったり ビデオ撮影をしたり 両替の方法を考えたりと 色んな事を考えながら 余裕で長男と話してた


今回のアラブ全般ですが Google mapで見る 距離感が どうも 自分の中では 近く感じていたようだ


砂漠地帯は 対象物が少ないため 全体的な地理感が 街の中でも 短く感じてしまっていたのだ




1kmほど 空港沿いを歩いても 景色が 全然変わらない


そりゃ 空港を横断する距離ですから 当たり前なのですが 頭の地図の距離と 目の前の地理の距離が 一致しない


半分ぐらい着たところで ヒュンダイのディーラーに 従業員がいたので 聞いてしまった


『メトロの駅って どこにあるの?』


えっ!と ちょっと 驚き顔


「メトロ駅か! このまま 真っ直ぐ行けば いいよ!」


『近い?』


「うん~ ちょっと距離あるよ」


『時間にして どの位?』


「15分から 20分ぐらいかな?」


そう聞いて 駅への道は 間違っていなかったと 安心しながら 歩いた


しかし そこは 求めた駅では無いことを 知るよしもなく・・・・・




駅に到着して 時計で 確認すると 40分は かかっていた


息子に 『こりゃ 駄目だな! 明日の朝 メトロで行くの諦めるか?』と 切れ切れの息で 話す


息子も 無条件で うなずいた!




頭の中は TAX!


私の旅に TAXという 文字は無いのですが 今回ばかりは 諦めました・・・・ ドバイのTAX 安いし!




しかし この間違いで TAXに 切り替えたのは 正解だったことが 分かります






渡し舟 アブラに乗って GSへ

























13:30 一旦 ゲストハウスに戻って チックインができるか 確認しに行くと 事務所に人がいない

5分ほど待つも 出てくる気配がないので ゴールドスークへ 行くことにした

それと 両替も かねて

ゲストハウスに着いて 直ぐに 両替所の場所を 聞いていたので そこへ 行ってみる



UAE XCHANGE という会社

多分 大きい会社なので レートは 悪くはないと思う

そこで 聞いてみた


『日本円って 換えられる?』

「できますよ!」

『じゃぁ 10000YENって いくらになる?』

すると PCに向って レートをはじき出し レシートにして 渡された

レシートを見て 唖然!

そこには 220AED と書いてあった

『ちょっ ちょっ ちょっ・・・220?』

「そうだよ」

『間違っていない?』

「間違いなく220ですよ」

ここで ようやく理解ができた


このUAEという国 日本円が 必要とされていない 要らない通貨!持っていても意味の無い通貨である事が 分かった

レート 1AED=33円で 10000円を両替するのに 30%以上の手数料がかかることになる



ここで 旅の準備で 万が一用に持参した 米ドルが 役に立った 

それも 70円台の時に 変えておいた 米ドルが・・・・・ 300$だけですけど!


直ぐに 頭を切り替えて 

『$100 換えて!』って

すると 手元にきた金額は 362AED


$100=362AED   1AED=$0.276 1AED=22円($1=80)


 


3年前の 円高の凄さを 今になって ドバイで実感しています

ちなみに 米ドルの手数料は5%ほど レートは変動無し

単純に ドル高が AED高に なると言う事ですね!

そう考えてみると  現金の両替は 日本で米ドルに換えて 現地で 米ドルをAEDに 両替した方が 良い事になりますね

参考までに 街中の両替所では 日本円の両替が できない両替所も ありました




































両替も終えて アブラで デイラ地区へ 向う

アブラ運賃 1AED

船着場は ゲストハウスから徒歩で数分のところに あります

何隻か 泊まっているので 乗り場は直ぐに分かります

搭乗すると 確かに 情緒があって 良い雰囲気に浸れる






































デイラ地区へ 向う途中の景色が イメージしていたドバイとは 別物に見えた 

なんとなく 香港の九龍城のあった時代の 水上生活を連想して しまいました



華やかな 近未来都市 高層ビルに 高級リゾートホテル そんなイメージとは 大きくかけ離れた水辺のドバイがあります

何だろう この安心感

性に合っているのだろうか?落ち着くな~ 貧乏性だし・・・・





































アブラに乗って 10分も しないうちに 対岸デイラ地区に着く

目指すは ゴールドスーク!



























船着場から 250m程の所に ゴールドスークがあります

昼間なのか 人通りが少ない

客引きが盛んだというので 期待していくと そうでもない・・・拍子抜け


































ウインドショッピングを 楽しむ!

金の装飾品ですが どうでしょうか?

イミテーションに 見えてくる・・・・



























ゴールドスークと いうだけあって 金の装飾品が一杯

でも 見てるだけ! 

女性の方には楽しいのかもしれませんが 買えない 興味ないじゃ 私達には 関係ないところでした

観光地なので 足を運んで 行ってきましたって 感じですね



実際に 観光地化していて オールドドバイの雰囲気は ゼロです

夜間とか もう少し雰囲気が良くなるのでしょうが 売り物は バッタもんに見えてきて どうなんだろう?





































1時間ほど オールドドバイを楽しんで アブラに乗って ゲストハウスへ 帰ります

今度こそチェックインをしなければ・・・・・















バラジェール ヘリテージ ゲスト ハウスBarjeel Heritage Guest House













































15:00 ゲストハウスへ チェックインできました


これ ホテルではなくて ゲストハウスですよ・・・・・

このゲストハウスは オールドドバイの 遺産を残すべく 周辺が 人工的に昔の美観をそのまま残すように作られた 建物(ヘリテージ・ビレッジ)の中にあります


オールドドバイには 他 同系列のゲストハウスが2軒あり 雰囲気は同じようなものです

私が ここを選んだのは 目の前が海?で 景色が素晴らしいと思ったからです





ドバイのホテル状況 (私の主観で)


ドバイのホテルを調べると 円安もあってか 日本人には かなり高額な宿泊料のホテルが多いです

ドバイの象徴的なホテル バージュ アル アラブBurj Al Arab Jumeirahは 1泊 360000YENです

これは ちょっと大げさですが!

パームアイランドにある アトランティス ザ パーム Atlantis The Palmは 1泊 60000YENです

ちょっとした ★★★★ホテルでも 20000以下は ほとんどありません


過ごしやすい オンシーズンということもありますが・・・



今の時期のドバイでは ケチケチの旅の私達が 泊まれるようなホテルは 無い!

バックパッカーの方が宿泊する ユースホステルのドミトリーでも 一人5000ほどします


それだけ ドバイの宿泊は お金が掛かる と言う事です


だから バックパッカー泣かせの国って 言われて 旅する人が 少ないんでしょうね










そこで 探し当てたのが このゲストハウス

1泊 朝食付き 8000円 税込み 1人4000円


ドバイでは 宿泊費の他に 2割の税金がかかります

観光収入で成り立たせようとしているのが よく分かるシステムです


私達は 実質 6700円の宿泊費になります



しかし この価格は たまたま 見つけたクーポンを使って10%OFFに して頂いています

まっ! 初日のドバイにしては 安い宿泊先を見つけました


ただ ホテルとは違いますので 微妙な不便さはありますけどね・・・















2階屋上からの長めですが 文化遺産の施設内(ヘリテージビレッジ)だけあって ゲストハウス周辺が 遺跡状態です

海?運河?河口?も 眺めが良くて 最高のロケーション
































こちらが 部屋の鍵になります

今では ホテルの鍵は カード式のオートロックですが まさかの 錠前

ここまで徹底しているとは 感動ものです



































1時間ほど 荷物の整理をして 再度 ドバイの街へ 出発

































ゲストハウスを出ると そこは文化遺産の施設 ラクダがいます

はしごが あるので ラクダに乗れるんだ!と思って 写真を撮っていると・・・・・




































お客さんが 来て 乗り始めていました・・・

やっぱ 乗れるんだ!


息子と相談する


『乗ってみる?』

「いいよ!アブダビで乗るんでしょ?」

『あ~っ~ アブダビで乗る予定だけど 本当にイイの?』

「大丈夫!乗らなくていいよ!」

『でもさ~ これ乗るのって 金かかるよな???』

そう言って 乗るのを止めて・・・・・・・



































ラクダ使いの息子らしい カンドゥーラを着た子供に 聞いてみた

『ヘイ!ボク!このラクダ お前の親父のか?』


「そうだよ!」


『これ乗るの お金掛かるのか?』


「いるよ!1周が10AED 2周で20AEDだよ!」


『そうか!ありがとうな!』




当たり前だけど お金が掛かります



それでも 1周して5分ぐらいだろうか 10AED(330円)なら そんなに高くないよな~









































鷹狩りも 有名らしく 実演をするみたいだったな~

どちらにしても 観光客は 殆どおらず 静かなヘリテージ施設だった














ドバイ・モールへ
























メトロに乗って 目指すは ブルジュハリーファ (burj khalīfah)

ドバイに来たら やっぱり ここでしょ!

グレーンラインから レッドラインに乗り換えて・・・

アル・ゴバイバ・メトロ・ステーション から バージ・カリーファ / ドバイ・モール・メトロ・ステーション



5AED


30分程 かけて 移動します

ブルジュハリーファですが その下に 大きな人口池があって そこで世界最大の噴水ショーが行われます

ついでに ドバイモールの見学も兼ねて!















な!な!なんと!  空港で ご一緒だった彼女と まさかの再会

駅の改札を出ると 「あっ!」って

息子にしては 珍しいほどの大声が 聞こえた


私も ビックリして ついつい 彼女が 女性であることを忘れて 手を握ってしまった


今まで 旅をしてきて 偶然の再会は 一度もありませんでしたから 運命を感じてしまいましたよ


記念に お写真を撮らせていただきました


これが本当の最後になりますので お互いの旅行の安全を祈願しあい お別れをしました



































ブルジュ・ファリーファを 直接見るには まず ドバイモールへ 行きます

駅から モールまで 1.3kmほどの室内通路を 歩かなければなりません


バスも あるのですが ここは 歩きながら 景色を楽しみます


所々で 窓越しですが 見えるので 写真を撮りながら 進んでいきます





























15分ほど 歩くと ドバイモールに着きます

別に 買い物目的ではないので このモールの見所を チョコチョコと見ては写真に 収めていきます
































スケートリンクがあったり






























金のスポーツカーが あったり

ちなみに こちら Lamborghini Aventador LP700-4 Roadste です

価格は 5000万円位でしょうか?

ドバイでは フェラーリ ランボルギニーが 何台も走行  ポルシェが 大衆スポーツカーに! BMW メルセデスが 一般車に! レクサス トヨタが 経済車に 見えてくる




























一応 ケチケチ旅の 味方 フードコートへ 向う

そこそこ 広いエリアに 10軒以上の店があり それぞれの店の価格を 長男と検証する

いやはや 思ったより高いな!

ここでも円安に やられる!

モールのフードコートは バーガーにしても フライドチキンにしても セットメニューが多い

私達の 食事の基準 一人 20AED(660円)が 目安なので  20AED以上の価格で ハンバーガー・ポテト・ペプシのセットじゃ 納得いかないな~

私の持っているAEDは 22円なんですけど・・・・ 

ここに来て ケチの血が騒ぐ!

まぁっ! 正直 これが食べたい!っていうものが 無いんですけど・・


他の人が 食べているものを 覗きこんでも なんか 美味そうじゃ ないんだよな〜
































New York Friesのポテト

これだけは 試食用で 食べておいた それも 1個!


16AED(528円)


すごっく美味しいってわけでもないよ~ 高いし!






ホント ケチ臭いな~


息子は ここまで よく 私のセコさに 嫌気が差さないものだな~



初日だけど 50手前のオヤジが やることじゃないだろ~


ま!低所得者で こんな海外なんて 偉そうに来てるので・・・・仕方が無いですけどね


ケチらないと!




食事の度に 心の中で 息子に謝ってんだよな・・・・OTL



























世界一広いとされる ドバイモールを 駆け足で見て回った後は 外に出て ブルジュ・ファリーファを 直接見る

これは 圧巻だ!

確かに ドバイ観光の超目玉というのも うなずける

しかし 凄いな~

一応 ブルジュ・ファリーファを舞台にした 2011年の ッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルは 鑑賞してきましたので 

ミーハー根性もあって ブルジュ・ファリーファ 感動ものです!

































ブルジュ・ファリーファへ 向かおうとすると 目の前に こんなものが・・・・

ついつい見ちゃうんだよな~ 

フェラーリ458イタリア 3000万円

どうでも 良いですね!

ようは ドバイって 金持ちが 多い国って 言いたいだけです

この年に 成ると 高級車に乗りたい願望は ありませんから・・・・

私には 軽四トラックが 一番 似合っています










































噴水ショーを見るための 人口池へ 着きました

目の前は ブルジュ・ファリーファ 写真では この大きさが 伝わらない

日も だんだん沈んでいく 

少ない太陽の光で ブルジュ・ファリーファの 鏡面が 光り輝いて とても綺麗

私も 息子も 現代の建物ではありますが うっとりしてしまいました

人工的な観光都市 近未来観光都市 何となく この表現がハマる!





































遠目からでも 噴水の出る 装置が見える

規模がでかい!

Vegasの Belllagio Hotel で 類似した噴水ショーは見ましたが 規模が違います



息子と ショーの開催を待つ!


近くにいる人に 開始時間を聞いても 分からないようで そりゃ ほとんどが 観光客ですからね

日本では 知名度の低いドバイですが 欧米 南アジア 中国では 人気が高そう

18:13

歩き方には 30分間隔で ショーが行われると 書いてありましたので 多分 これから日没に向けて 18:30か 19:00だろうと 山を張って 待機!






































18:35 スーパー噴水ドバイファウンテン」が 始まりました

これも また 凄いですね

ブルジュ・ファリーファを バックに 見る 世界最大の噴水ショーは ドバイ観光の最高峰ですね

たしかに これを見るためにドバイに来ますって 言われても 分かるような気がします

只だし!

時間にして 5分足らずのショーですが 必見です























噴水ショーを見終わり ドバイ観光の魅力を見せ付けられて ゲストハウスへ戻ります


ショーが終わっても はっきりと目の前に写る 人工的な光で作り出す 幻想的な世界は 富と豊かさを超越した 人間の楽園にも見えた


TOKYO Disneyland Resort のように 人間の理想郷だ



でも ここに立てる人なんて ほんの少し そして 永遠に居続けられる人は 限られた人だけ・・・・



さぁ~ 現実の世界へ 舞い戻ろう 息子よ・・・・・

こんな世界が あることだけは 知っておこうな!



















バージ・カリーファ / ドバイ・モール・メトロ・ステーションから アル・ゴバイバ・メトロ・ステーション戻る

5AED

ここはアル・ゴバイバ・メトロ・ステーション 近くの バス・ステーションです



ドバイから UAE各都市へ 


バスの始発点で アブダビへも こちらから出ています




私達の アブダビへ向うバスは こちらではなく もう一つの イブン・バトゥタ・メトロ・ステーション から 出発する バスに乗ります



一応 ドバイのローカルバス乗り場だけは チェックしておこうと思い 息子と寄ってみました



私達が泊まる ゲストハウスから 徒歩3分ぐらいの所に ありましたので・・・・・




それと 明日に備えて アル・ゴバイバ・メトロ・ステーション で $を 両替してみました


ここも 街中の両替所と同じ $100=362AED でした


駅内の両替所も 同じだったんですね















メトロ シルバーカードの料金形態の疑問!


ここで 本日のメトロの乗車は終了したのですが 疑問が!



私達が購入した メトロカードのシルバー



購入価格が 25AED 内 運賃チャージが19AED カード代金が6AED



調べたところ 1日券が14AEDだった



シルバーカードにも 1日上限が14AEDと 何処かに書いてあったし



しかし 本日 私達が乗ったメトロの料金は 25AEDの支払い



途中 駅で駅員に10AED チャージをして もらっている



1日上限が撤廃されたのか? カードが壊れているのか???



息子も 同じ状態で 金額の追加チャージをしてるので 2枚とも カードが壊れているなんてあるのか?


ただ 運賃は 14年の歩き方の資料より 値上がりしていました








ゲストハウスに戻る























ゲストハウスに戻ると 昼間とは一変して ライトアップされていた

まるで アラジンと魔法のランプの世界にいる様・・・・・空想で!

周りの施設も 綺麗にライトアップされていて やはり ホテルとは違うことが さらに分かりました






























ゲストハウスの中庭に入ると さらに アラブのオアシス感が 楽しめました

時間が無いので 数分楽しんだだけですが ここに宿泊できたこと ここを選んだこと 自分の決断に 酔いしれていました

そりゃ ここを探すのに どれだけ悩んだか!




この数時間後に 肩を落としますが・・・・・
































こちらの ゲストハウスは レストランも併設しています

お店のメニューを下見して 私達には 食べられない 金額の料理だと分かり ここでの食事を諦めました!


と言っても 一人1500~2000円ぐらいで 食べられます

私達は ケチケチ旅なので 一人 1000円以下が原則




雰囲気だけを 楽しんで 再度 アブラ乗り場へ向います





































アブラに乗って デイラ地区へ


乗り場の人に 何時まで って 聞くと 21:30が最終らしい

今の時間が 20:30なので ” あと 1時間で戻らないといけないのか!”って 帰りの時間を 考えていた

アブラが 駄目でも メトロに乗って 帰れるので 問題は有りませんが なにせ アブラが 安いので 出来るだけ アブラで帰りたい



ちなみに このバール・ドバイ地区から デイラ地区へ 行くアブラは 2通りあります

一つは 私達の宿泊するゲストハウスから 500m程にあるバロタ銀行前のアブラ乗り場から ゴールドスーク近くの乗り場まで

もう一つは グランドモスク寄り オールドスーク前のアブラ乗り場から エミュレーツ郵便局前のアブラ乗り場まで



そこで もう一つの オールドモスクからの アブラ乗り場の人に 終了時間を聞いてみた 

すると オールナイト との事で 急遽 夜の街の 散策が 始まりました













































アブラを降りて ゴールドスークには行かず デイラストリートの Naif Souqへ 向って歩く


いやいや もろ イスラム教の国じゃん と思わせる通りだった


ちょっと 興奮してきた



もちろん インド系の方たちばかりなのですが 地元感 満載



ゴールドスーク周辺は 観光客や 観光客目当ての商人街って感じでしたが ここは 紛れも無く 現地の身近な生活が されている街



人を見ても 危なそうな感じを受けない そりゃ イスラム教の方々の暮らす街ですからね


当たり前の如く 白人 アジア人 日本人率 ゼロに等しい


ちょっと興奮しながら 息子と街を歩く







































観光用ではない生活に密着したモスクを見て その隣に 美味しそうな露店がありました


現地の方が テーブルに座られて 食べています


私達も 座って食べようとしたのですが なにせ少ないテーブルに大勢の人

時間も時間だし テイクアウトして ホテルで食べることに・・・



店員に英語で聞いてみた 『すみません このケバブ いくらですか?』

何も問題なく 英語が通じた 

「おっ~ 1個 5AEDだよ」

安っ!

『じゃ~ ケバブ2つ下さい!』

「OK!飲み物は?」

『要らない ケバブだけでいいよ!』

「ちょっと 待ってな!」

『ここで 食べられないよね~』

「ごめんな!」

『全然 問題ないよ!持ち帰りで お願い!』・・・と

とても感じよく対応してくれました



それにしても 5AEDか 肉が 沢山入って ソースたんまりかけて 野菜も新鮮だし



東南アジアとか 旅先で けっこうケバブ売ってたんだけど だいたい野菜が シンナリ(腐りかけ・・とも言うけど)している事が ほとんど

だから 食あたりを避けるために 食べた事なかったんだけど ここのは 見た感じ大丈夫だった!

不安も無く 購入!

袋に入れてもらって 散策 再開
































また 少し歩くと こんな スークを見つけた ”NAIF MARKET

ここもまた 庶民的な マーケットで ワクワクした

何かを買うわけでは有りませんが 40年前の 日本の ショッピングセンターみたいで ノスタルジックに浸っていた

そして どんな人が買い物しているんだろう? どんな家族が買い物を楽しんでいるんだろう? 

そんな 人間観察が 本当に楽しかった



それと このマーケットの買い物客 女性全員が アバヤを着ていた 

モールや 街では ほとんど 見かけない アバヤを着た女性 

ここは まさしく ローカルなマーケットだ


アバヤは 家族以外の男性に顔を見られなくする服装 イスラム教の女性が着る服装です


本当に 目だけしか出していない 頭も覆った状態で 黒ずくめ


まさか こんなに間近で見れるなんて思ってもみなかった



お写真は 撮影したら駄目なので その宗教の戒律に合わせて 撮りませんでした






























これが アバヤです

普通に売っていました

お値段も 観光地で 確認した金額よりも ずーっと安い


ドバイモールで 観光用にアバヤが 580AED 日本円にして20000円位だったか?な~


ちなみに ここでは60AED(1980円)って 書いてあるけど!

素材も 違うんでしょうが それにしても 違いすぎます




このマーケットで 少し トラベルハイに なっていました






それが 一瞬で 落ちます





















最大の大失敗 有償の優しさは 戒め!

人生の教訓になる写真



この写真 楽しそうに 並んで撮影しています

本日 2度目の失態

しかし 息子は理解をしていた

Al Manal Centre と言う マーケットへ 入ると 正面で 巨大な人が 記念撮影をしていた


何だろう?誰なんだろう?と思い 近づいて行くと 


親切な人が 私に 「一緒に撮りますか?」って




トラベルハイの私は 今まで培ってきた旅の掟  " 疑う!" を 完全に忘れて


満面の笑顔で 『お願いします!』って・・・・・言ってしまった



4枚ほど 写真を撮り終えると 撮影した男性が 私に「TEN!」っと言ってきた



瞬間に 理解できた


しまった!やっちゃた!


”晴天の霹靂”


一瞬で トラベルハイが 解けた


無条件で 10AED(330円)を渡した


息子に直ぐ言われた 「あの人 両手で 10本指出して 見せてたよ」


脱帽だった

息子は ちゃんと 見ていたのだ

直ぐに 息子に言った 

『海外には こういう商売があったんだった 忘れてたよ! でも 良かった10AEDで 100AEDなんて言われたら もっと最悪だったよ!』

でも 本当に 良かったと思った・・・負け惜しみ




私の大失態を 間近で見せることができた それも 300円ほどで 

もしかすると この旅で 一番見せたかったもの 間抜けな父親の姿


こんな 間抜けな父親が あなたの父親なら あなた自身も 完璧な人間じゃなくても良いんだよって 伝えたかった



間抜けで 失敗をして 馬鹿にされて 落ち込んで そこから学んで成長するのが 人ではないだろうか?


私は 他の人達より 少し成長が遅れた 

だから 今 子供を育てることで 自分の幼稚さを知り 学んでいる


それは 恥ずかしいことでもなく 極端に劣っていることでもない

ただ 成長していないだけ 

気づいた時から 学べば良いと思う


この世の中には 気付けない人だって 沢山いる

気付けただけ マシではないだろうか!



だから 私は この写真の330円を 安い買い物と 思うことにする???









・・・・・・・いや~っ! だめ~っ!やっぱり 10AED~ 損した~




歩きながら 考えた 10AEDを取られたことに 後悔があるのではなく・・・ 

疑わず 満面の笑みで 写真を撮った自分自身に 腹を立てている

ちょうど 市場の競りで 決めた値より 高く競り落とした時の気持ちに 似ている







・・・・・・・・・ il||li _| ̄|〇 il||li・・・・・・・・・














肩を落とし 心 砕けて ゲストハウスへ





お金とは怖いもの 人の欲とは怖いもの 人の執着とは怖いもの

私は 先ほどの10AED 330円で 意気消沈

今までの ハイテンションは ブルーな心に染まっていた

息子への 口数は 完全に減っていた

いや! 負け惜しみだけ 飛び出していたであろう




心の声

俺 50近い イイ年をした 大人だぞ!なんで 330円で ここまで落ち込んでんだよ!

なんと 小さい男なんだ・・・・・器がチッチャイな~!




時刻も22:30 

アブラで ゲストハウスへ戻る

多分 最後になるアブラ 夜風と潮風を受けて 気持ちよく揺られて オールドスーク乗り場へ 向います

ディナークルーズ船のライトアップが 綺麗~



































ここ オールド・ドバイも 最後になりますので 


バスタキヤ地区へ 足を運びます

アブラから降りて ゲストハウスと反対方面へ進むと ドバイ博物館があります

深夜の時間帯ですので 博物館は閉園していますが どうしても行きたくて 息子に我がままを言って 歩いてもらいました



バスタキヤ地区とは 歴史的建造物を保護している地区


ドバイの街はここから始まったという説があるほど重要なエリアで 伝統的な建築や装飾の建物が立ち並んでいます



ゲストハウスの ヘリテージ・ビレッジとは また違う町並みで もう少し時間があったらと 悔やむいっぽう



おまけに 雨まで ぱらついて 肌寒くなってきました




流石に まだ ”歩き続けたい” とは 息子に言えず ここまで付き合ってくれたことに お礼を言って ゲストハウスに 戻りました






























23:40

無事に ゲストハウス到着

強盗や 引ったくりに 教われることなく 初日を終えれそうです


息子は どうだっただろうか?


色んな事がありました


BLOGに載せきれない写真や ちょっとした 人との出会い そして 親切に触れてきました

一部 失態がありましたけど・・・・



このタイミング 一番 ほっとする瞬間 

部屋に戻る時 家に帰った安心感と 同じ!































部屋に戻って 一番最初にした事

モスク横の店で買った ケバブを食べる

もう 冷めてしまいましたが これ マジで美味いです!

コメント不要

初日にして この旅で 一番 美味しい食事でした



このケバブ もう一度 食べたい!

あくまでも 5AEDの価格の安さも 味に入っています
















部屋で ちょっと くつろいで 先に 息子にシャワーを浴びてもらう


なんてったって 家を出てから 43時間 体を洗っていませんからね


20分ぐらいして 息子が シャワー室から出てきた 

なんとなく様子が おかしい・・・


息子は 何も言わない



次に 私が シャワーを浴びる

体は 雨のせいで 少し冷えていた 



熱いシャワーで 体を温めて 直ぐに寝て 明日の早朝に備える予定だった



シャワー室で 全裸になって シャワーの水栓をひねると

冷水が出始め 熱湯になるのを待った



あれ!2分ほど 流し続けるも いっこうに熱湯になる気配なし


気づいた・・・・ ここゲストハウスだった!

それも 砂漠地帯の高温地帯!



確か タイも そうだった ゲストハウスは 水しか出ない宿が 多かった!


そうすると 息子は この水シャワーを 我慢して浴びていたのか・・・・・


私は 冷水シャワーが 駄目で タオルを濡らして 体を拭いた



これか・・・・ 若さって やつか!

初日で 理解した 息子は もう 私を超えていた









最後の記念写真













今日 最後の記念写真

下の子供達にも 旅をすると 必ず撮らせている その日の最後の写真


毎回 いろんな ふざけたポーズで撮影する


ある意味 家族のお約束だ


今日まで 長男の旅の写真は 1枚も無い

この日 初めて 4人の兄弟姉妹 全員の その日 ”最後の記念写真” を 撮影できた

大の大人が するようなポーズでは無い

でも 何か これが 家族の証!


息子も 自宅 imacの画面から フォトショットに 幾度となく映し出される 弟や妹の旅の その日 ”最後の写真” を 見ていたであろう事が 分かった

何も抵抗なく 私のポーズを真似して 撮影してくれた



今日が 終わる 

息子に気を使って ドバイの観光を やってきたつもりだが どうだっただろうか?

嫌になっては いないだろうか? 

気にかけながら 45時間ぶりに 心地よいベッドに 身をゆだねた・・・・

・・・・・Zzzzz・・・


今 1:00 !

起床予定時間4:30 寝られる時間 残りわずか ・・・・3時間30分





明日は オマーンへ 向かう・・・・