Project "D" 長男と旅をする計画
やっと この日を 迎えることが出来ました
明日 旅に出ます
旅の準備 旅は もう 始まっている

8年前 旅をするために 購入した時計
SEIKO WIRED 当時 定価30000 購入価格6000
普段 時計なんて はめたことなかったが 旅をするため 世界時間が表示される この時計を格安で購入した
今では スマートフォンが 時計代わりをして必要がなくなりましたが それでも アナログチックで 旅には 似合う
この時計 私の ”子供と世界を旅する” 第一章(五年間)の パスポートの期限が切れると同時に バンドが根元で 切れてしまいました
ゴム製のバンドの為 劣化して割れてしまったのです
二年程 バンドが無い壊れた腕時計を捨てようか 迷いながらも 放置状態で机の上で 埃をかぶっていた
やはり 子供たちと 一緒に 世界中を周った時計 捨てるに捨てれなかった
でも ゴミ!
今年に入って 何気なく 時計を見ると 電池(太陽光電池)切れなのか 画面に時間が表示されていない!
何気なく 窓際に置いて 太陽の光を浴びせていた
一週間後 表示盤を見ると 動き出し 時を刻んでいたのだ!
捨てようとしていた WIRED!
無機質な時計に 命が宿った様な気がして 勇気づけられていた!
そこで 長男に 『一緒に旅をしないか?』 と聞いてみた
八年間 私との旅を 拒み続けてきた長男が 「いいよ!」 そう言ってくれた
私は 直ぐに Project "D"を 練ると同時に WIREDの修理を出す
旅の出発2日前 3月13日に 私の手に戻ることとなった
また こいつと一緒に 旅が出来る
五年間 私を見続けてきた WIRED・・・・
親子で 想いのこもった靴を 購入

旅をするとき 何故か靴を買ってしまう
今まで 靴で 良い思いを したことが無い
基本 歩く旅が多いので いつも 足が痛くなってしまう
私の買う靴は 5000円以下の物
ケチなので これ以上の靴が買えない
今回も 長男との旅が決まって 靴探しが始まった
1か月程 6軒の靴屋で探すも しっくりする靴が無い
諦めかけた時 安城のSEIYUのスポーツ用品店で 変わった靴を見つける
旅の10日前だ!
”Reebok レインウォーカー” この靴には 2つのエアクッションが 靴底に入っている
歩くと ふぁふぁっと 弾むように歩くことが出来る
30分ぐらい サイズを探して 履いたり脱いだりをしていると 靴担当者の方が この靴の説明をしてくれました
定価 13800(税別) 販売価格 4980(税別)
この価格だけでも この靴に釘づけ!
話を聞くと 型落ちらしく でも 履き心地は 変わりませんよ・・・・ との事
悩んだ あげく 購入してみることにしました
今日 購入して 履きならさないと 前回の旅のように 足に水ぶくれが できてしまう
私は 帰宅後 直ぐに履いて 当たりを付け始めました
2・3日履くと 調子が良い良い! 何か 弾むように歩ける感じで!
自分の 履き心地を確認すると 長男にも 聞いてみた
『旅用の靴 持ってる?』
「持ってないけど・・・・」
詳しく聞くと 普段は草履で過ごしているらしい 靴もファッション性の高い靴で 履きなれた感じは無いとの事
『じゃ 良い靴あるけど 履いてみる?』
「うん!」
こうして 再びSEIYUのスポーツ用品店へ 長男と向かう
旅の3日前だ!
やはり 親子なのか この靴を試し履きをさせると 微妙なサイズで 悩んでいる
かれこれ 20分位だろうか?
すると 1週間前に 対応してくれた靴の担当者が 大丈夫ですか?と
長男に 細かく靴のサイズを合わせてくれた
私は直ぐ担当者に お詫びをした
『すみません 特売の大幅値引き商品で こんなに親切にして頂いて・・・』
担当者は答えた
「いえいえ そんなの関係ないですよ お客様にとって 一番いい靴を選んで頂きたいので」
私は さらに 恐縮してしまった
長男も 3つのサイズの靴を何度も履き替えて 靴売り場を歩き回っていた
その際に 私は担当者の方に 『本当にすみません 次の日曜日に 息子と二人で旅に出るんです 沢山歩くので 歩きやすい靴を探していて 先日購入した靴が 凄く調子が良いんで 息子にもと思って買いに来たんです』
「そうだったんですか 有難う御座います」
『さばく地帯も歩くんで 本当に良い靴を お安く見つけれ良かったです』
「じゃ じっくりと 合う靴を探しましょう」と さらに 長男に付き添って 納得するまで”Reebok レインウォーカー”の特徴と 合うサイズの説明を して下さいました
1時間くらいだろうか やっと長男が 靴を決めました
『これ下さい』と 担当者の方に 靴を渡すと
「ちょっと待ってください ナイショですよ!」って 長男の購入したく靴に 更なる 値引き札を貼ってくれました
『え~良いんですか?』と 担当者に確認をすると
「イイんですよ! 良い旅にして下さいね! その旅の応援も込めてです」
私達の旅は もう 始まっていた
人の優しさに触れる旅
私達は 感謝の想いの詰まった この靴で 歩いて行きます
8年間の想い・・・・
長男へ
あなたは 私の恩人です
海を綺麗にするには 川上から・・・・・
親が 変われば 子も 変わる
8年前まで そう 思っていた
今は 子供を 見れば 親は 変われる
子供が 親を成長させてくれる
そう 思っている
一緒に 旅をしてくれて ありがとう