2015年3月17日火曜日

2015 UAE(ドバイ/アブダビ)・オマーンの旅 3日目

もぞもぞと お腹の辺りと 足首と 腿の付け根に かゆみを感じ

4:30の iphone の目覚まし前に 目が覚める

必ず 旅では 3時間以上 眠れない!

枕が違うからなのか 大きな不安から来るストレスなのか 毎回だ!

かゆみで 起きたというより 目が覚めて かゆみを感じたと言った方がイイだろう



やはり ここはゲストハウス ダニに やられてしまいました

前日の雨や 最近のドバイの天気 曇りによる 湿気によるものなのだろうか?

安い宿には それなりのリスクも あります



そんなこんなで 3日目スタート


直ぐに支度を始める

パジャマとして着ている アディダスのジャージを脱いで ビニールポーチに入れる

充電していた カメラ 携帯電話 PCを まとめて バックに押し込む

だいたいの準備が出来るころに 息子を起こす

息子の 目覚めは とても良かった

次男の時は 大変だったからな~ 中々 起きなくて・・・


息子が 準備をしている間に 昨日 行った ONTCの事務所まで どのように行こうか!検討中だった

TAXは 捕まるのか?捕まっても いくらになるのか? 安いとは言え 深夜・早朝料金は どのぐらい割り増しになるのか?

馬鹿みたいに 不安なことばかり 頭に浮かんできてしまう

TAXが 捕まらないことを想定に メトロのグリーンライン始発 6:00に間に合うように ゲストハウスを出ようと 思った


5:20 部屋のドアを あける



この ゲストハウス 朝食付きだったが 7:00からとの事で 食べられない・・・ 

綺麗な景色で 海?を眺めながら 息子と ブレックファーストなるものを味わいたかったな~


無念の思いで 部屋を後にした



























チェックアウトのために 事務所カウンターへ

気の良さそうな従業員が 対応してくれた 嬉しかった

なにせ 昨日の チェックイン時 居なかったんで もしかすると 朝も 居ないんじゃないかと心配していた

チェックアウトは 簡単に終わった というより 鍵を返しただけ!


一応 頼んでみる



『申し訳ないんだけど TAXの手配 してもらえる?』


「いいですよ!」 そう言って コードレスの電話を手に取る

私は その電話で TAX会社に 電話をかけると 思った

しかし 彼は 電話をかけず カウンターの上の書類を 軽く片付け始める


たしかに このゲストハウスは ヘリテージビレッジの施設の中 TAXを呼んでも 直接 横付けできるところは 無い!


あれ???なんだ????


すると・・・「ついてきて!」 と 私達に手招きをする


私達は 彼の後を追った

200mほど 歩いて道路まで 出ることになった





























「ここで 待っていて!」って 通過する車を確認していた

「空港まで 行くの?」って 聞かれて

『違うんだ 俺ら これから オマーンに行くんだけど バスなんだよ!』

「お~っ バスか!」

『ONTCって とこから バスに乗るんだけど TAX 分かるかな?』

「大丈夫!」 そう言って また 通過する車を見る


「あ!」

TAXが 前を通過・・・・ 彼は 手を大きく振り 車を 停車させようとした

しかし 車は 止まらない

そりゃ 5:35で まだ 日は昇っていない時間 ましてや ここ公園みたいな 所だからね

3台ほど 手を挙げるも 停止するTAXはいなかった



私は 気の毒になり 『ありがとう もういいよ』と 囁いた



すると 昨晩 行った 大きなバスステーションを 指差して

「あの向こうに TAX乗り場がある・か・ら・・・・・」そう 言った時

Wait!Wait!って 急に 道路へ 走り出した

目の前に 4台目のTAXが 現れたのだ


朝から 感動していた



TAXを 停めると 運転手に ヒンディ語で 私達の行き先を伝えてくれた

「大丈夫ですよ 運転手 ONTCを知っています」 と!

本当に 親切だった



私達から チップを 要求することも無く TAXから リベートを貰うわけでもなく

本当に 彼の親切心だけだった

TAXを待たせて 息子との 写真を撮らせてもらった




バラジェール ヘリテージ ゲスト ハウス 

シャワーは冷水 ベットにダニ それでも 人の優しさで 吹っ飛んだ!

最高の宿だ!

多分 夏(5月以降) 40度以上の気温のドバイだったら 水のシャワーも 気持ちいい水温だし ダニも発生することは無いと思う
























5:45

6時を前にTAXに 乗れました

ドバイ発のTAX ONTCまで 7Km 時間にして20分



メーターを確認 3AEDからのスタートだった

運転手に 確認のため 『オマーン行きのバス乗り場 知ってる?』

「知ってますよ 大丈夫です」 

しっかり 確認をして 念には念を!の精神で・・・・




メーターの上がり具合を見ていると 短い距離で ぐんぐん上がる

しかし 小額ずつ

自分の中で メトロの 2人分の料金10AEDを 目安にする

途中 10AEDを 越えたところから 緊張が走った 


でも 上がる金額が 2AEDだから 知れてるか!


早朝も あってか 15分ぐらいで オマーン行きのバスの真後ろに 着けてくれた


料金を見ると 17AED (561円) 



しかし ここは 息子の前で カッコつけて 20AEDを渡す



運転手が お釣りを出そうとした瞬間 



『チップで 取っておいて!』・・・・・うっ~~~ カッコイイ 俺!



なんだろう この貧乏臭さ チップの額 3AED(99円)


昨日の 写真代10AED(330円)での 落ち込みと いい




貧乏性って やっぱり 染み付くのかな~~~~




早く到着しましたが 今回は TAXで 正解です








ONTCへ 到着


















6:00 無事に ONTC事務所前の バスに到着

普通に バスが止まっているだけでした

確かに 良いね~ 

大きさが なんとも 国際バスらしい

まだ 集合時間まで 30分 有ります

バスの中で朝食を食べようと 売店を探す






















近くに ローカルっぽい店が・・・・・

中は インド人の方達で いっぱい


奥には テーブルがあって 中で食事が取れるみたい

私達は バスで食べるように テイクアウト!



何が 売っているのかな~って見ると 菓子パン?


袋に入ったものを 小分けに 出してくれるだけ・・・・1個ずつの 袋詰め ではなく バラバラ


なんか カレーが サンドしてあるパンを 見つけた 


それを カレーパンと 思って2つ購入


薦められるがままに 手作りジュースと ボトルのイチゴジュースも・・・ 


〆て 10AED(330円)の 朝食をGET!




















LIFE WAY RESTAURANT 

こんな店です

ここも ドバイなんですよ

レストランって 書いてあるけど 大衆食堂ね




















6:10 

まだ 人は ほとんど 居ない

一人 乗客と 思われる人が 居たので しゃべりかけてみた 


オレンジの人は 切符売り


私達が 日本から来たこと これから ルイに行くことなど


やはり 珍しいのか!


お金のある日本人が どうして わざわざ 時間のかかるバスで オマーンに行くのか?

疑問のようだった



私は 日本人でも お金の無い人も 居るんだよと 説明しておいた


とりあえず これで こまった時に 聞ける人が出来て 安心


ドバイのインド人 良い人が多いな~


10分ほど 身の上話をして 出発まで まだ 大丈夫との事で その辺をうろうろと・・・






















現地時間 6:21

ようやく 当たりが 明るくなってきました












































落ち着きの無い私は バスの周りを 散策



道路側の車 全て 高級車!


その路肩は 土?砂?


アスファルトで 覆われていないところは 全て砂地


こんな所からも ドバイが砂漠の村だったことが 伺えます


しかし 汚い歩道に アウディ ポルシェ メルセデス レクサス と 違和感を 感じづにはいられない!























長男が なにやら写真を・・・・

その先には 猫




























こんな 写真って どうでもイイ 写真なんですけど 面白いんですよ


国ごとに 同じ猫でも 微妙に違ったりします

気候とか 食べ物とか!


日本では 茶トラ猫なんて 呼んでますよね

気のせいかも 知れませんが なんとなく 顔が三角っぽい 中東の猫って感じで






























6:30を 回りましたので 鞄を バスの荷物入れに 預けます


ここ大事ね!

この鞄 後々 私達の命に 関わる 大きな イベントが 待っています







ドバイから オマーンへ 出発
























6:40 バスに搭乗します

いつも そうなんですが 乗るまで 不安

バスは 大型バス

メルセデスの マークがついていますが 私としては 日野自動車とか いすゞ自動車のマークの方が 断然 安心なんですが


ある情報では 途中 故障で 停止する事例も あるとか・・・




































車内は  想像より はるかに高級感が有ります

ただ 掃除をした形跡が ありません

多分 新しい方のバスなのでしょうが 所々 汚い

お国柄なのか?

オマーンと言う国 国民性は どうなんだろうか?








































バスは ほぼ定刻の 7:10に 出発した

まさか 本当に 7時に 出発するとは 思わなかった

意外と ユルイ国って 時間にルーズなはずなのに メトロ使ってたら 乗り遅れるところだった

やはり TAXの選択は 正しかった



LIFE WAY RESTAURANT で 購入した スイカジュースを 飲む! 

奥は イチゴジュースね

飲むまでは 購入した事を 後悔していた 

見るからに 手絞り感が 否めない

お腹 壊したら アウトだからね~


でも 飲んで ビックリ! 美味い! あのタイで飲んだ スイカジュースと変わらない

よく考えたら ここも 高温地帯だったわ

熱いところでは 体の熱を下げるスイカが 重宝しますからね

























バスが 走り出して ドバイの街を 抜けようとするころ 駅弁ならぬ バス弁?

ってか!ただの パン!

お写真で 分かりますか? あんこの黄色いの!

インド人の街で 黄色のあんが詰まってりゃ カレーパンに見えますよね

口に入れて 味わうまで 分からなかった

これ 杏でした

よく考えたら カレーパンって 日本の菓子パンなんですよね


勘違いパンでも これも 美味しかった~

これから 7時間 バスに揺られます






























30分も 経過しないうちに 車窓の景色が一変 砂漠に変わる

これや 凄いわ! 一面が砂

ドバイに来て 初めて 自分達が 砂漠にいることが 認識できた



































このONTCのマスカット行きバスの ルートは 決まっています

まず ドバイと オマーンとの国境へ 

ドバイの街(ONTC)から 第一の国境まで 70Km です 

時間にして 1時間20分ぐらい

いままで 砂漠の真ん中に 道があるだけでしたが 国境近くになると 道路の端に沿って お店がチラホラと 現れてきます

写真は Al Madam Police Stationの ある E44線と E55線の 交差点(ラウンドアバウト)の手前の 店屋さんです













国境越え




























ここが 第一の 国境線

このバスのルートは 一度 UAEから オマーンを通過して 再び UAEへ 戻ります

なんか複雑な感じですが この辺が 砂漠の国なんでしょうね


整備された道路そのものが 砂漠を横断する 唯一の方法のようです 

分かりやすく言うと 海の上に 架かる橋ならぬ 砂漠に 架かる橋!

そんな感じなんでしょうね道路が・・・・



国境で バスが 停められます

オマーンの軍服を着た人が 一人ずつ パスポートのチェックをします































簡単なチェックを済ませて オマーンへ 入国

しかし ここでも 驚かされる

国境に 鉄柵が 延々続いていた

どんだけの距離なんだよ!これが 国ってもんなんだな~

今までも 陸路で国境を越えたが こんなの初めて さらに ここが砂漠地帯だと認識できた



























UAEと オマーンの国境を 越えると 直ぐに景色が 変わる

突然 兀山が現れた!(兀山とは? 樹木の茂っていない山)

これは面白い!地形に合わせて 国境があるようだ



アラビア半島の東が オマーン国


その東側の海 イランとオマーンの間の海を オマーン湾といいます


このオマーン湾に沿って 山岳地帯のようになっている


ドバイやアブダビ カタールは ペルシャ湾に面して 赤土色の砂漠地帯


オマーン北部は 砂漠と言うより 荒野ですね












ここからは 全面 撮影禁止です 
読まれた方は 口外しないで下さい


























再び オマーンから UAEへ戻って 本格的な 国境越えをします

まずは ここ UAEの出国

ゲートは 簡単に通過して行きます

















































ここで 一度バスを降りて UAEの出国スタンプを パスポートに押してもらいます

驚くほど 小さな イミグレーション

数人の係員が ただスタンプを押すだけで いかに出国が簡単が分かる


正直 あっけないものだった

直ぐに バスに戻って 移動 

オマーンの入国審査へ 向う




そう言えば 一人の乗客が 出国できず だいぶ手間取っていた

お金も 日本の金額で 数万円の支払いを 命じられていた



何で止められたか!疑問が残るな~~





オマーン 入国審査

















最大の難関? っていうより この旅 最大の緊張へ


入国審査の前に 荷物検査がある


多分 国境をバスや 車で越える人が 一番緊張するところではないだろうか


写真は 息子が 手荷物をテーブルに 置いている所だが バスの乗客 全員が このテーブルに荷物を置きます


私も 同じです


鞄を開けて 軍服を着た係員に 中身を見せます

ここは 簡単なものでした



では ここで 何を確認しているかと言いますと 麻薬です


で 何を 緊張しているかと言いますと・・・・・・


ここで 麻薬が見つかると 死刑 に なります


そんなの 分かっていて 持っていくわけ無いじゃん と思いますよね


そんなこと するわけが無い!と





安心と言うものには 絶対はありません! 



問題は 誰かが 知らないうちに 鞄の中へ 入れる可能性が あるということ・・・




そう 運び屋に されてしまう!





これが 本気で 怖い!











オマーン入国審査 麻薬検査






















この写真 

人だかりの向こうで 麻薬検査が 行われています

その 麻薬を見つけるのが 麻薬犬! 犬種は ボーダーコリー








← こんな犬




麻薬検査の模様を 私の主観・言葉で 説明します



私達の荷物も含め 乗客全員の荷物 全部が 縦1列に 路面に 置かれます


その荷物の先には 軍服を着た係員と 鎖に繋がれた 麻薬犬の ボーダーコリー


厳つい顔の係員に ボケたような麻薬犬


なんと お粗末な麻薬犬が 毛は汚れ 目を充血させて真っ赤 息も荒く おまけに雄で 大きな睾丸をプラプラさせていた



見た目 この犬 なんだよと 少し安心した

どう見ても どこから見ても 馬鹿犬に見えてくる



係員の GO! という 合図で 麻薬犬は 動き出した


すると 案の定 馬鹿みたいに 荷物を通り過ぎてしまったのだ


瞬間 笑い声が聞こえた 


私と同じように 感じ取った乗客が 何名も居たのだ



私も やっぱ こいつ馬鹿だわ!と思ったと同時に 麻薬犬は バスの荷物室へ 入っていた


そこで バスの荷物室を くまなく嗅いで ちゃんと 麻薬を探していた


係員のGood!の掛け声で 今度は 私達の荷物の方へ 歩き出す



一瞬に 血の気が引いた 厳重な国境 間違いなく 本物の麻薬犬だった



心の中で 【うぅん~ やっべぇぞ!】 そう思っていた 



麻薬犬は ゆっくりと 鞄の周りを1周する 自分のバッグと 息子のバックを 通り過ぎると 安心した


次に 2周目を 回り出す


同じように 自分と息子の鞄の前を 通過するときに なぜだか祈ってしまう

【止まりません様に】 そして 通過すると安心



終わった と思うと また 3周目 また同じ想いが・・・・


もう大丈夫だろうと 思ったら さらに 4周目を 回り出した


麻薬なんて 持参していませんが 犬が止まって 検査することになったら

本気で 目の前に 死が ちらつきますからね



イイ経験が 出来ました























イメージ写真ね 

私達は バスで大人数の 検査ですが 


個人では 抜き打ちなのか 怪しそうな人物なのか 分かりませんが 車から降ろして トランクから ダッシュボードまで くまなく荷物検査をしていました



























これで 胸を張って オマーンのイミグレーションへ 向えます

再び バスに乗って 入国審査をうけます

































こちらが イミグレーション

バスを降りて こちらの建物に向って 入国審査を受けます











オマーンでは ビザの申請が 必要になります


そこで 航空機で ドバイ国際空港に 入国し UAEの無料のビザを取得した人は  オマーンでも 無料のビザを貰えるとのことでした

私達は ドバイ国際空港からではなく アブダビ国際空港からの 入国です

当然 オマーンでは 無料のビザを 貰えません


それでも 私は 無料のオマーンビザに 挑戦してみました

完全に 馬鹿です!


だって ビザ代 50AED(1650円)を払うのが嫌だから!


駄目元なんで 言って見ることにした







写真は 長男のビザ発券中



まず 申請用紙に パスポートの番号など 必要な項目に書き入れて 順番を待ちます



長い列が 出来ています


ここ ドバイのイミグレーションは 入国審査と 出国審査が 分割されておらず 同じ建物の 同じカウンターで 行われている為 時間が掛かってしまいます



数十分待たされ やっと 私の順番が来て こう 係員に告げます・・・・



『こんにちは お願いします』と パスポートと 申請用紙を渡す


「はい」と いい返事が 返ってきた


これ いけんじゃない!

『私 日本から 飛行機で ドバイに 着たんですけど・・・』


「分かりました」

おっ これ 本気で いけんじゃない!


「50AED!」


『何? 飛行機で ドバイに 着たんですけど・・・』


「フィフ・ティ・デ・リ・ハ・ム!OK!」


後ろの方からも 「お金がいるよ!」って 助言された


『わかった・・・・・ハイ  50AEDね!』 と 粘ることも無く ビザ代を 支払った


駄目だった・・・・・・・・OTL



同じく 息子も ビザ代を支払って 無事通過



なんと チョイ悪親父なんだろうか! 

4年前のカンボジア アンコールワットの 入り口で 現地人に成りすまして 次男と 無料で通過しようとした事を 思い出していた それも 2回挑戦して 失敗したのだが・・・・





































無事に 入国審査を通過して バスに戻る



なぜ?ばれたのか?パスポートを検証してみた



アブダビで 押してもらった 入国スタンプと 先ほど出国の際に押してもらった ドバイの 出国スタンプを比べてみる



スタンプの形は 同じ! 国名も UAEで 同じ! UAEと 書かれた文字以外は アラビア語で 読めない



ところが 何か アラビア語で 1か所だけ 違いがあった



ドバイの方   [ دبي‎、] 

アブダビの方 [  أبو ظبي‎; ]



アラビア語で 入国した 国の名前が 書いてあった





やはり ドバイ空港から入国した人だけが オマーンのビザを 無料で貰えます










オマーンの首都 マスカットへ























国境を越えるのに 2時間近く かかりました


一人の乗客が てこずって そこで だいぶ時間が かかってしまった 

最後まで その理由が 分からなかったな


乗客のパスポートを見ると 数カ国の 色の違うパスポートを見かけましたので パスポートで 本当に 入国状態が 変わるんだなと 息子と話していました



私達が 持つ 日本のパスポートの強いこと! 

こんな バスで ドバイからオマーンに 行く奴なんか 少ないと思いますが JAPANの 文字を見たとたんに みんな 安心しているような顔を 何度も見ました




こんなところでも 日本国が 多くの支援をして 世界に貢献していることが伺えます



日本のイメージって 中東では 良いみたいですね



国境から オマーンの首都 マスカットまで 300Kmほど



オマーン湾沿い1号線を 走っていきます


ただし 海は見ることが出来ません



景色も 荒野から 所々に お店が並ぶ 道路に変わります








































時間にして 2・3時間走行しただろうか 大きなモスクが見えてきました



首都マスカットが 近づいていることが分かりました




バスには 運転手と もう一人 助手が搭乗していて 2人で 運行をしています

その助手が なにやら 乗客に聞いている






私のところに来て 「お前 どこまで行くんだ!」と 聞かれた


私は 『ルイだけど!』 そう答える


なんか 難しそうな顔をして


「このバス ルイまで 行かないから 途中で降りて 乗り換えてくれ!」って いきなり 言い出す


おいおい ちょっと待て 地理感も お金も無いのに どうするんだよ!


わたしは ちゃんと このバスで ルイまでと 約束をしたのに 守られない



これが オマーンなんだなと 少し諦めた気持ちで・・・  


イミグレーションで オマーンリアルに 両替しなかったことと もう少しオマーンに付いて 予習をしておけば よかったと 後悔をしていた




その後 「ルイ行きのバスは 2時間ぐらい待てば 来るから」 そう言ってきた


時間は13:30 これから 2時間か~~


それと どこに降ろされるのか 不安でいっぱいになっていた


頭の中は 乗り合いTAX? いや!  両替? いや! ヒッチハイク いや! バス会社にクレーム!


いろんなことが 頭を過ぎっていた


その後 バスの助手は 他の乗客にも 降りる地区を 聴いて回っていた 




























助手から ルイには行かず 途中で 降ろされることを知ってから 私は 必死で 車窓から 今 どこを走っているのか どんな建物があるのかを 探していた



多少は オマーンの地理を 頭に入れていたので 現在地だけでも 理解しようと 勤めていた


当然 息子との会話は 少なくなっていた




車窓から見る オマーンは 都会そのもの


バスの中からなので 視野は狭くなりますが 目に写る街は 都会だった


そりゃ 砂漠の街 荒野の街を イメージして いるんですからね




ただ ドバイとは 全然違う 都市だ




覚悟を決めて 40分程経つと なにやら 写真で見た街が 目の前に移る


どう見ても ルイの街だ!


周りに居た 乗客の何人かに  『ここって ルイだよね~』 と聞く



すると みんなが 嬉しそうに  「そうだよ ここは ルイだよ!」って 笑顔で 私に伝えてきた



みんな 私が ルイに 行かないことで 困っている姿を見て 同情してくれていた


そして ルイに着いて 喜んでいる私に よかったね!って言わんばかりに 笑顔で伝えてくれたのだ




本来 このバスの 終点が マスカットの Al Murtafah St, Seebの バスターミナル!


ルイにも バスターミナルがあるが 向う乗客が少ないと そこで 乗り換えをして ルイに 行くみたい!



今回は 私に確認した後 他の乗客が ルイで 降りる人が 多く居たため ルイのバス・ステーションまで そのまま 行ってくれる事に なった




私は 意味も無く 私の後部に座った 乗客の人たちに 『ありがとう!ありがとう!』と 何度も 連呼していた


乗客たちも みんな 喜んでくれていた


オマーンの人たち なんか みんな 良い人たちだぞ!











無事 オマーン マスカット ルイ 到着





14:10 無事に オマーン マスカット ルイの バスステーションに 到着


どうして こうまで 不安になる バス旅なんだろう


なにか 緩さ と言うのか おおらかと 言うのか 日本が キッチリしすぎなのだろうか?




バスを 降りた瞬間の暑さと 安心感から どっと疲れが圧し掛かった



早朝 7:10から 14:10 ちょうど 7時間で オマーンの大地に踏み入れた
























オマーンの ルイ バスターミナルに着いて 思った

写真や Google Mapで 見る景色とは 全然違っていた

やっぱり 肌で感じて 雑音を聞いて 空気を吸って 360度 見渡して なんとなく 街の様子が見えてくる



私達は 直ぐに 今日 宿泊するホテルを 探した


暑さと 荷物の重さで 早く 見つけたかったから!



探す前に 道歩く 通行人に 聞いてみると

ホテルのある 方角を 指差して 教えてくれた



ホテルが近い事と 英語が通じた事で 少し 安心感が出てきた





ルイ ホテル マスカット Ruwi Hotel




















とりあえず 教えられた方向へ 進むと 高架の向こうに それらしき建物が見えた

いつものことだが 安心すると カメラを取り出し 撮影します

バスステーションから 600mほどの距離

これは 最高の立地だ





























聞きながらのホテル探し 10分ほどで ホテルに到着



チェックインをすると なにやら 受付の女性が 変なことを言い出す

「ツールーム?」 

なに? ツールームって 2部屋?ってことか!

慌てて 『違う違う!ツインルームだって!』

女性は フロントマネージャみたいな人を 連れてきた





再度 『2部屋じゃなくて ベット二つの ツインルームね』と 念を押した


このホテル 基本は クイーン又は キングベット一台の ダブルルームが ほとんど

私達は 親子でも 男 2人なので ツインにしてくれと頼んだ




フロントマネージャは 機転を利かし 私達に ツインルームを あてがってくれた

部屋に入って その意味が 分かった



ついでに その場で UAEのAEDを OMR(オマーンリアル)に両替をした

100 AED = 10 OMR (3300円)

なんと ちょうどAEDの 10分の1でした

1 OMR = 1000 Bz (バイザ)











オマーンのホテルの状況

オマーンのホテルも 物価の割りに 非常に高いです

円安でも 有りますが それ以上に 割高感を感じます




1泊 2人 朝食付き  12906円 税金が2割かかります

宿泊費11840円  TAX 2013円 割引クーポン -1894円



ホテルは ★★★

このホテルの数少ない ツインルームは ファミリールームの コネクティングルーム でした

それでも 男2人 ツインで よかったと 一安心


部屋は まんまの 三ツ星

設備は旧式 清潔感は有りますが なんとも 殺風景

小さい窓から 裏山の岩肌が見えます


ただ 嬉しかったのは 浴槽があることと それに お湯が出ます

これ 一番嬉しかったな~



しかし オマーン 観光の整備が 遅れているのか? お金持ちしか来ないのか?

街中のホテルが 少ない そして 宿泊代 高すぎ!




ちなみに ルイバスステーション 真ん前の Sun City Hotel は もう少し お値打ち(宿泊のみ8500円税込み)で バス移動には 凄く便利だと思いました
































ホテルを出て 直ぐに 向ったのは 遅い昼食 ケンタッキー!

ホテル周りには レストランが無く バス乗り場の目の前が KFCでしたので 物価知らべも あって 入りました

1 OMR (330円)  100 BZ (33円) 




ポテト ペプシ チキン3つ      1.9 OMR (627円)

ポテト コーヒー チキンバーガー 1.9 OMR (627円)


高っ! KFCは 思ったより 高額でした




オマーンリアルOMRへの両替






























問題のOMRへの 両替ですが まず ドバイの失敗を避けるために 現金での両替は 止めました


間違いなく オマーンも 日本円の必要価値は 低いので 駄目!


選んだのが ATM ! いたるところに 設置してありました


私が選んだのは BANK MUSCAT 


イメージですが 街の名前が入っていれば 大丈夫だろうと挑戦



ところが 英語表記で 挑戦するのですが いつものと違う



2.・3度 挑戦するも 金額まで行かない





そこで オマーン人を 信じ 歩いている人を捕まえて 教えてもらう


いとも簡単に 引き出せた 


教えて頂いた方に お礼を言って お別れをする




この行為 分かりますでしょうか?

これ 普通 外国の旅行では 絶対 してはいけませんよ!

間違いなく 強盗に会います!


いかに この国の人たちが 道徳的で良心的なのが 分かる行為でした





こんなことすると 普通 殴られて カードと現金 取られて 逃げられます




息子と2人で 『すげぇ~国だな~』って 感心していました























この写真 1 OMR(330円)札を 持っていますが これは ATMから 出てきたものではなく さらに両替をして頂いています



先ほど 助けて頂いて ATMから引き出した 金額は 20 OMR (6600円)ですが なんと・・・


20 OMR札 なるものが 1枚だけ 出てきました


この 20 OMR札 一般的には 使えません!




高額紙幣過ぎて 私達が行くような店や 乗り物 タクシーなど 嫌がられて 使えないとのことでした


では これを どうしたかといいますと!


この写真のATMの場所 有人の両替所の前



それは 万が一 ATMの故障で カードが  戻ってこなかったり したときに 助けてもらえるからです



この 使えないお札を この両替所に入って 20 OMR札を 20枚の 1  OMR札に 両替をして頂きました

過去の経験から まず ここまで細かく 両替はしてくれません

しかし ここオマーンでは 嫌な顔をせずに 全部 1  OMR札に 交換してくださいました


多分 私達のような 貧乏臭い 東洋人なんか ローカルな両替所なんて 来ませんからね

直ぐに旅人だって 分かったんでしょう


本当に 親切にしてもらいました











こいつに やられた!乗り合いタクシー





16:00


私達は ルイから行ける観光地 マトラを目指しました


行き方は バンで行く方法と TAXで行く方法

迷わず バンの乗り合いタクシーで!


それらしい バンが いたるところにある

一番近いところに居る バンの運転手に聞くと・・・

「マトラ行きは あそこだよ!」って 指差して 教えてくれる





指示された相乗りタクシーに行き まずは 値段を聞く


『これ マトラ行きか?』

「そうだよ 速く乗って」

車内を見ると 後ろに数人乗っていた



『いくらすんの?』

「200BZ・・・」 そう言った様に 聞こえた! いや間違いなく言った!


『分かった 頼む!』 と 息子と助手席に 乗り込んだ


そこで お金を払う

先ほど両替をした 1 OMR札を一枚

手元には KFCの お釣り 100BZ札が 2枚しかないから・・・




当然 運転手に払うのは 2人で 400BZ(132円) お釣りは600BZ(198円)に なるはず!


しかし お釣りが 400BZ(132円)しかもらえない!




心の声

くそ! こいつ 外国人だと思って ちょろまかしやがった!バカや郎 200BZ(66円)も 取りやがって!




本来の私なら 【お前 おつりが違うじゃないか!】って 言うのですが 


なにせ 初めての乗り合いタクシーであること 来たばっかりのオマーンで 先ほどの両替での ダブルの親切で !



ちょっと 気分が 良くなっちゃって・・・ 


まぁイイや!チップにしとけ!みたいな 感情が湧いてきてしまった




それほど オマーンの人には 癒される



しかし その気分のよさは 帰りの 乗り合いタクシーに乗るまでの話です・・・・・・後ほど


下調べでは ルイから マトラまで 200BZ(66円)でした

























ルイから マトラまで 7Km

綺麗に舗装された 道路を 海(オマーン湾)に向って走ります






マトラ

マトラ地区は 観光施設自体は それほど多くないが スークやコルニーシュなどの見所があるほか 港町独特の活気があり 人々の生活臭が最もよく感じられるエリアである 
マトラの海岸通りは 歩道がきれいに整備されており ところどころ屋根付きの休憩所も設けられている 
海風を受けながら散歩するととても気持ちよい
また 夜にはライトアップされたモスクやマトラ・フォートが暗がりの中に浮かんで幻想的な雰囲気を醸し出している 
なお コルニーシュの途中にはマトラ・スークの入り口がある 
















10分程で 到着しました


お釣りの件で 根に持っている私は 車の写真も 撮り収めました


本音は こうゆう ちょろまかしは どこの国でもある

実際に 取られても 数十円!


本当に 日本だけは こんな経験をした事が無い 


いかに 優れた国であるかが やはり旅をして思う




こんなことも 旅先のイイ思い出になったり こうやって BLOGに 面白おかしく書けるわけですからね

これも 旅なんですよ~






マトラの海岸を歩く
マトラに 着くと 一気に 潮風が 香る


それと同時に ここが 観光地である錯覚に 陥るほど 綺麗に整備されていた


海まで出ると 海沿いを歩く遊歩道が オールドマスカットへと 続いている


写真のような 岩山の上には フォートがあったりして 海と 砂漠の町の砦と 妙に アンバランス

それが なんとも 見ていて 和んでくる



私は また トラベルハイに なっていた










マトラの フィッシュランアバウトの交差点に立つと 弥が上にも 行きたくなるオブジェが見えてきます

それは Riyam Monument です

なんだろう? このランプのような 壷のような 大きな建物?

そこへ 向いたくなってしまった

距離にして 2.5km

息子と 向う









1Kmほど 歩くと 先ほどの マトラの街が 海越しに見えてきます



天気もよく 海が綺麗で 街も 情調溢れる町並み

ここが 砂漠にある街だと 思えない! 


ドバイとは また 違う印象をもった



なんだろう 息子と2人 潮風を受けて 私の話が 弾む!



無口な息子に どうでもイイ 質問を投げかけると ちゃんと 返してくれた

それだけでも 嬉しかった





本当は これを 息子が 小学生の頃に やりたかった

次男に したように 小さな子供の手を しっかり握って 初めてみる国の 知らない街を 歩きたかった




あの頃 八百屋を 継ぎ始めたばかり ほぼ休み無し 

年に 1・2回 この子を 連れて行く ディズニーランドが 最高の喜びだった

唯一の 私の楽しみと 言ってもいい!


それですら 帰宅後 両親に嫌味を 言われた


無休で働くのなんか当たり前だ!子供をほかっておいても 働くのが当たり前だ!

そう 親に 言われた


親の言うことは 正しい! 親の言うこと守っていれば 間違いない・・・・・

そう 道徳で 教えられていた



しかし 親の言うことを聞いて 一つも 良い事は なかった


むしろ 自分の家族が 腐って行った!



私は 本当に幼稚だった まともに 信じてしまっていた 


そんなの 親によるだろ!






でも 今 こうして 息子と 2人で 日本以外の国を 歩いている

ただ それだけで 嬉しい























2人で 潮風を受けて 雲一つ無い空と 紺色の海を 眺めて 歩く



男同士 気持ちわる!って 思われるかもしれませんが 私は 幸せだった



本当は 息子と 旅できるなら どこでも良かった



全然 知識も無い 知らない土地なら



人に 自慢できるような 旅でもないし・・・ 


だが 一緒に旅することで  息子が 幼稚で偽善者のバカ親だった私を 許してくれていたか 知りたかった





また いつしか 息子は この海を見に 来るのだろうか? 

それも 自分の作った家族を 連れて 私と歩いた この道を 思い出してくれるのだろうか?



そんな事を 思いながら オマーン湾を 歩いていた











こちらが Riyam Monument です

公園の中央の山の上に建っています

多分 マトラに来た方は これを 見るんでしょうね

他に 目立つものが 無いので・・・・





ちょうど マトラと オールドマスカットとの 中間に 砦がありました

時間的にも これ以上 行くと 日が暮れてしまいますので 折り返し地点です


近づいてみると 階段が・・・・






















登っちゃえ!ってことで!





















中に 入ることが出来ました

景色は 最高!

大した砦では 有りませんが 観光施設みたいに なっているんですね































大砲も 各方角に設置されていて 西側に見えるマトラの街を 眺めていました

いや~ だいぶ歩いたな~
























折り返して マトラの街へ 戻ります

行きには 出ていなかった噴水が 噴きあがっていました

それなりに 観光客を 楽しませる物が あるんですね































さらに戻ると 防波堤の下 テトラポットに降りられる所を 発見

息子に 降りてみろよって オマーン湾の水を 触らせた

向こう側では 陽気な インデアンが 写真撮影をしている



息子は なんとなく 楽しそうに 海水を触っていた

ありきたりだが 私は 息子に聞く

『おーい 水は 冷たいか?』

息子は 首をかしげながら 答えた

「冷たい!」

この海水温は 数日後に 実感することになりますので・・・・



そんな 小さな 会話ですら 私は 嬉しい





ついでに 後ろの写真の インデアン達 テトラから 登ってきたところで 親指を立てて『Good!』ってやってみた



すると 彼らも 私に 親指を立てて 「Good!」って やり返してきた



小さな 小さな コミニケーション




やっぱ オマーンって 人が イイんじゃないか!そう確信できる 一瞬だった










街に戻ると ルイで キャッシングした 同じ銀行のATMがありました

明日 最大のミッションの 予算として 引き出すことに・・・


20 OMR(6600円) 今度は ちゃんと出来ましたよ

それでいて 10 OMR札 と 5 OMR札 × 2枚 でした

この札なら 何とか 使えそうです





乗り合いタクシーで着いた フィッシュ・ランアバウトに 戻った

17:30でも まだ 空は 明るい

マトラスークは 日が沈んでから 行くことにしたので 夕食を食べに レストランを探します



写真の先が 魚市場になっています



私達は レストランを探しに そちらに向かい 歩きました

























魚市場へ向う道を 歩いていると なにやら ゲームみたいなことをしています

少し 見学をさせてもらったのですが 顔が 真剣そのもの 会話をせずに 考え込んで 白い石を 掘った穴に 投げ入れて 良い手が出ると ニコって 笑い  やられると 渋い顔をします


ルールは 全然 分かりませんでした・・・・ でも 単純そうだったが 奥が深そう!













New Restaurant で 夕食


























地球の歩き方に 乗っていたので 入ってみた


なんとも レストランと言うより 食堂って 感じ

入ると 誰も いない

店員も いないじゃんか!





すると 仕事を終えた 店員が 私服姿で 寄ってきた















彼から 私達に 話しかけてきた

「どこから 来た?」

『俺ら 日本から 来たんだけど!』

「日本か!」

『知ってんの?』

「知ってるよ!」

『そうか! それより 食事できる?』

「出来るよ!ちょっと待ってて・・・」

メニューを 取りに行ってくれた


直ぐに メニューを渡され 少し会話をして 彼は 帰っていった

























メニューには 沢山の料理が 書かれていた それも リーズナブル!

ただ メニューが読めても その料理名が どんな料理なのか 分からない!


そんなときは ハズレても イイように 安いメニューを頼む

ダールカレーと キーマカレー チャパティ































チャパティ 100BZ(33円)2杯  ダールカレー400BZ(132円)


キーマカレー600BZ(198円)   ナン  100BZ(33円)2枚



1.8 OMR (462円) の食事になりました


























値段の割りに 美味い!



宿泊代が 高額なので 生活物価も 高いと思っていましたが 物価は 安そうだ



これなら もう少し 高いものを 注文しておけば 良かったかなって 後悔!




初体験の ダールカレー 

見た目 トウモロコシかと 思ったら 豆でした

食感が 小さな芋みたいで パサパサしてる

味は 甘めかな

けっこう お腹に溜まる




キーマカレーは 普通に美味い!


この価格で 食べれるんですから 文句は言えませんね



ナンも 程好い噛みごたえで 美味しかった






私達の食事中に トーブを着た オマーン人らしき人が 入ってくる


私達の後ろに座り  直ぐに料理が運ばれてきた

その オマーン人らしき人は ビリヤニを 手を使って 食べ始めた




























彼の名前は A・hmed ア・ハマッド と言います



食事をしていると 彼と 何度か目が合う


食事中だったが ちょっと 話しかけてみた



『あなたは オマーンの人ですか?』

「ハイ オマーン人だよ!君達は?」

『俺ら 日本人! これ 俺の息子 2人で旅してんだ!』

「どの位?」

『10日の予定 今日 ドバイから バスで オマーンに着いたんだ』

「何日いるの?」

『3日間だけど 明後日には ドバイへ 戻るんだ』


そんな きっかけから色んな話をし始めた

オマーン人は 学校で 英語とアラビア語を勉強していて 彼は 大学でも 英語を勉強したと言っていた

手で 食べていたので 『手で食べるの 上手だね』って 言うと 喜んでいた

私達 日本人も おにぎり(ライスボール) と言う 手で食べる 文化があることを 教えた



そして 日本の事を 聞いてみた

『ア・ハマッド! 君 日本を知ってるかい?』

「あ~知ってるよ」

『そうか!俺達 名古屋から来たんだ!』 愛知県は 通じないので 名古屋で 愛知県を あらわす

「ナ・ゴ・ヤ? 知らないな~」

『豊田市は?知ってる?』

「お~っ トヨタ 知ってる!」

『トヨタ自動車の 会社の ある街ね! そこから 来たんだよ』




「知ってる 知ってる!」


彼は 続けて言った・・・・・・

「トオキョウ ・ ヒロシマ ・ ナガサキ!」

ちょっと ビックリした まさか ここで 広島 長崎の 地名を聞くとは思わなかった


確認してみた

Atomic Bombを 知っているのか?』



彼は しっかりとした口調で こう言った

「私達 オマーン人は 学校で 日本の原爆を勉強しました」



さらに 私は 驚いた



まさか オマーンで 日本の戦争の歴史を 少しでも勉強しているとは 想像もしていなかったからだ


私は さらに オマーンと言う国が 好きになっていた




戦争論を 語るわけでもないが やはり フットマン と リトルボーイ は 実際に投下された 世界で一番 残酷な爆弾だと 思う

無差別爆弾  嘘 偽りも無く 大勢の日本人がお亡くなりに なっています

記述では 広島14万人 長崎7万人 と言われています 


私も 子供を連れて 広島 長崎へ 行きました 

対戦国を 怨むことなく 今なお 世界の平和を祈り続けている 日本の方々に 敬意を表しています



ア・ハマッドと 会話をして 本当に 良かった 本気で そう思った


そして 私達は 食事を 終えていたので お別れをしようと 彼との 握手と 写真をお願いした

すると 彼は ちょっと待ってて 洗面へ 手を洗いに行ってくれた

まだ 食事の途中なのに・・・・・・



そして お別れの際に 彼は 私達に 言葉を残した

それを 息子が しっかり 聞いていた



 「  ア・ハマッドが 別れ際に  ” また いつでも ここに来てね 私は居るから ”  そう 言ってたよ 」 と・・・・

息子が 私に 伝えてくれた





















そして 彼は M・Amtaimz モハンマド・エムテマーズ と言います

彼は お店の店員で 私達の料理を作って 運んでくれた人です

ア・ハマッドと 一緒に会話中 彼も一緒に お話をしていました


彼は パキスタン人で とても 陽気


私達が 日本人と知ると

「日本と パキスタンは 仲が良い!」そういって 私達を歓迎してくれました



本当に オマーンの人たちは 暖かく 大らかです






名前を 覚えるために メモに 書いてもらいました

音は 2・3度 発音をしてもらって 確認しました

私が 英語の名前の横に カタカナで 彼らの名前を書くと

「え~っ これ 俺の 日本語!」 そう言って 喜んでいました









マトラスークへ

















18:40

レストランを出ると 薄暗くなり始めた 港町に 少しずつ 明かりが点り始めます

私達は 買い物も しないのに スークへ 行きます




まだ 人通りが 少ないのですが 綺麗なスークでした

比較をするのは 何ですが ドバイのゴールドスークより 断然 綺麗で清潔で 人が優しい




迷路っぽい スークを 意味も無く 息子を先頭に 歩きます

店を見ながら オマーンの人が かぶっている クンマ と言う帽子が ほしかったな~










奥へ進むと ここが 中央であろう場所に到着


































スークの 外にでると 衣類などの 商店街のような 通りがありました

時間が あったら もっと ゆっくり 見たかったな~

それでも いままで いろんな国の 文化的な マーケットに行ったけど 一番 綺麗だったかも








ホテルのある ルイへ 帰る


















20:00



ここは フィッシュ・ランアバウトの 交差点

この先に 行きでも乗った ルイ行きの 乗り合いタクシーが有ります


ここで 行きに 運賃を ちょろまかされたので 確認するために ドライバーに聞いてみた


『な~っ 運賃 いくらだよ!さっき ルイから 一人 200BZ(66円)で 来たんだけど!』

本当は 300BZ(99円)払ったけど あえて 200BZで 聞いてみた


すると 運転手は 答えようとは しなかった

なにか もじもじして 悪そうな顔をしていた ドライバーは 若い青年だった


運賃の 確信が無いまま バンに 乗り込む

すると 12・3歳ぐらいの子供が 3人座っている

『ボク!このタクシー いくら?』 と 聞いてみた

帰ってきた答えが 「100BZ(33円)だよ」

一瞬 耳を疑った 

『本当にか?』

「そうだよ 100BZ(33円)だよ!」

頭の中で 子供料金って あるのか? そう考えていると 乗り合いタクシーは 走り出した






















相乗りTAXの 車内の様子です








帰りと違って 真っ暗な中 ルイへ 向った!


















ルイで 降りる際 息子が 200BZ(66円)を払い 続けて 私が 200BZ(66円)を 渡そうとすると 運転手が 「いらないよ!」って 言った


やはり 子供が教えてくれたように 1人100BZ(33円)が 正規の運賃だった


息子と やっぱ 運賃 100だったなって 顔を合わせた




ここで 行きの 親父の顔を思い浮かべ 

【あの糞野郎!400BZ(132円)も 余分にちょろまかしやがって・・・・】そう何度も 叫んでいた

汚い言葉で すみません




しかし 見方を変えると 若いドライバーの 悪そうな顔は 同じドライバーが 失礼な事をして 申し訳ありません と 言いたそうな 顔だったと 分かりました

受け取ろうと思えば 私の差し出した200BZ(66円)を 取れたのに・・・・・

そう 思うと オマーン人って イイ奴が 多いんですよね~


この瞬間は 気持ちが良かった





























400BZ(132円)に 腹を立てながら バスステーションのカウンターへ行く




明後日のドバイ行きのバスの 予約をするためと 明日行く 旅のメインイベントの バスの時間を 聞きにだ!



ここでも 係りの おじいちゃんが私達が 日本人だと 知って 丁寧に 対応してくれた


無事に 明後日19日の早朝6:00の ドバイ行き の予約成功


そして 明日のニズワ行きの バスの確認をする 



朝 8:00  4番ターミナル より ニズワ行き 出発
























予約と 明日の情報を得て 息子と 少し ルイの街を 散歩しながら 小さなマーケットで ジュースと水を購入して ホテルへ 帰りました






















今日は 温水で 湯舟に ゆっくり浸かって 3日分の垢を 洗い流します

”チョー 気持ちいい!”

息子も 満足げ

風呂上がりに 2日分の洗濯をして バスルームに 干しておきます

翌日は 窓を開けて 部屋干しです 気温は30度ありますからね










本日 最後の写真

今日は 緊張の連続だった

初日ですが オマーンに来て 良かったと思う

有名な 観光地は無い でも 人が みんな 優しい

大きい意味で 嫌な思いは していない

浅いが友達も出来た 旅してる感が強いな~

贅沢を言えば 1週間ぐらい滞在出来たら もっと 経験できたのにな~




明日は 今回の旅の課題 ニズワフォートに 行って帰ってくる事

行きは バス がありましたが 帰りが 分かりません 

行きの バスも 結構 いい加減ぽいぞ!




距離にして180km 日本で言うと 名古屋から 大阪までの 距離


いかに お金をかけずに 往復するか! 


いざ 砂漠の街へ


私は ここへ 行くことで 大切なものを 知ることが できそうだ・・・