2013年8月25日日曜日

台湾・上海の旅 3日目

台北3日目になりました

本日で最後の観光になります

実質2日間の台北観光 限界はありますが 兎に角 自由!

個人での 旅の楽しさでもあります

もっと言うと 観光地は あくまでも到達点で

そこまでの過程が たまらなく面白い!それが個人旅行になります


さぁ!今日も日差しがまぶしい 昨夜は洗濯機を蘇君の御家庭のをお借りして 文明の力の大きさを感じ就寝しました

いつもは 手で洗って 手で絞って 翌日には乾かず2日越しで乾かしていたのに ボタンひとつで 乾燥まで出来ちゃって おまけにベランダに干して完全除菌まで!

最高の目覚めをしました





















3日目も晴天で8:00起床

昨日もお酒の入った蘇君のお父様と日台友好のお話を深夜2時まで その為 朝はのんびり!



















今日は蘇君のお母様が朝食を買いに行ってくれていました

やはり朝食は作るのではなく 買いに行くようです

朝食メニューは 昨日 蘇君が食べたハム巻き 蒸しパン 油で揚げたパン(香港でも見た)
が出されていました

やはり お国が違うと食べるものも変わるんだなと 美味しい食事を堪能しました


食事後 お茶を蘇君のお父様が入れて下さいました


あまりの美味しさに どんな葉っぱですか?と聞くと お母様が出してきて お土産に下さいました

ちょっと日本のお茶とは違いますが 台湾のお茶も かなり美味しく 出し方も 日本とは少し違いましたので ここでも文化の違いを感じました














朝 遅い目覚めで 時間に余裕がなくなり 蘇君の家から中正紀念堂までタクシー移動

100NT$(350円)4人で 地下鉄より安かった













10時の交替式に間に合わせるため 小走りで会場へ向かう

中正紀念堂には 蒋介石座像と儀仗隊がいました

20分ほどの交替式を見学 2月に見たバッキンガム宮殿の交替式と比較しながら見ていましたが 東洋と西洋 やはり大きく違いました 

英国の規模の大きさに比べ 台湾は こじんまりしていましたが

その分 中正紀念堂は目の前で見学できるので 必見でした











交替式の行われる会場の真下に蒋介石の博物館があり

登ってきた階段を下るときに 美しい景色が眺められます

左右にみえる建物は 国家戯劇院 国家音楽廰 です

お写真ではわかりにくいですが かなり巨大な建造物で

台湾のシンボルとでも言いましょうか 富の象徴にさえ みえてきます

















当然 私たちは 子供の教育の一環としての旅ですから 蒋介石元総統の関係資料が展示されている部屋や国内外の著名芸術家の作品が展示されている1階へ 行きます

ここで 蘇君による 蒋介石のお話や 初めて台湾の国の正式名称を教えてもらいました

台湾とは島の名前で 国の名前ではありません

この国の名前は 中華民国 と言います お札にも書いてありました

この国名を聞いてピン!ときました 確か 中華人民共和国の前の名前です

そう!台湾の方々は中国人だったのです 

1949年国民党が 南京から台湾の台北に政府機能を移転し 実行支配を始めました

蒋介石は台湾で国民党の力を拡大し 中国本土への復活を熱望していたのです

その後 台湾(国民党)は 中国共産党に押され 独立国家にも 中国復帰もままならぬ 複雑な位置に存在する様になりました

事実上は独立国家なのですが 世界がそれを 認められないのです(大国中国によって) 
日本国政府も認めてはいないのです

そのため 今でも 中国と台湾との摩擦が起こります

ただ 蘇君は言いました

『私は台湾人です 中国人ではありません だから この国に誇りを持っています』

私たちとは への想いが違いすぎました

こうも言いました

『スポーツの国際大会では 私たちはチャイニーズ台北と呼ばれます』
『しかしWBCの大会では日本は私たちのチームを台湾と記載し呼んでくれました』
『私たち台湾人は日本人に感謝しています』と

私たちは 国が有ることに もっと感謝をしなければならないと感じました

当たり前の様にあること 目の前にあるすべての物は ちゃんと理由と経過が備わっている

そう 気づかされた 一瞬でもあった  まだまだ世界は広い 人間は深い!



































続いて蘇君が連れて行ってくれたところ

龍山寺

私たちは 予想外でした

どうして?お寺なの?有名なの?

ところが ここが 面白い!私たち4人の珍道中・・・的な!

ただし この駅周辺も お寺周辺も お金のないお年寄りの方が多い地域らしく

蘇君から 注意を受けながらの 移動でした




























まずは こちらで 線香を7本貰う

無料が大好きなのを 蘇君は理解してくれているようだ

神様の役割や 回る順路を図で確認して・・・
























線香に火を点ける 

次女 炎が上がるほど火を点けてしまい 1/6ほど燃やしてしまう ハプニングを踏まえ 

お参り開始





















お写真 前日の淡水のお城の お話で オランダ人の統治時代があったことを 書きましたがこちらが その仕返しとでも言いましょうか オランダ人に 炉の天井を支える役割をさせています




























すべての神様にお祈り(お願い事)を終えると 最後は 縁結びの神様です

当然 私には関係ないのですが・・・・・

子供たちや 蘇君は真剣!

やり方ですが まず 神様に成就したい人の名前を告げます

その後 木製の赤く塗られた 唇の形をした駒を投げます

裏表が出れば叶い赤い糸を頂けます

三人が挑戦 なんと 誰一人失敗することなく成功!

そして・・・・・・・・・・
























私も やっちゃいました!

蘇君が 『鈴木さん! やってみて下さい!』

次男が『かぁかと結婚したことが 間違っていないかやってよ!』

「何だよ!いまさら・・・・」

心の声
おい!マジかよ!これ駄目だったら やばいじゃん!子供が居ないなら未だしも!子供が心配そうに見ているじゃないか!

無事に 一発でゲットしました

子供の顔を見ると なんだか安心したように笑顔になっていた
















次におみくじ

最初 蘇君に私はこう言いました

「蘇君!僕らは占いを信じないから やらなくていいよ!」
こんなのに金払えるか!

『鈴木さん おみくじも 只ですよ!』

え!そうなの!

「何だ!只なんだ!じゃ 経験ということでやってみようかな!」





















おみくじの仕方

まず お願い事をして 先ほどの唇を投げる 裏表が出れば そのお願い事で占いが出来ます

裏裏 表表なら 願い事を少し変える

そして そのお願い事の結果を知るために 番号の付いた棒を引き 今度は その番号が正しいかを 唇を投げて 裏表が出ればその番号のおみくじを貰います

で!先ほど 縁結びで誰一人失敗がなかったので 蘇君に これってさ!必ず 裏表が出るんじゃないの?と難癖をつけていましたが 蘇君は そんなこと無いですよ!と きっぱり言い切った

実際 確かに今度は中々裏表が出ずに苦戦していたが 今回は おみくじの番号が適正であるか?の有無なので 手にした紙が大事なので 唇の成功・失敗は 一切関係ありません

私たちが引いたおみくじ結果発表!(中国語は読めませんので蘇君の和訳)

まず 次男 小吉(中中) おおよその事は頑張れば 何とかなります  【まぁ!いいんじゃないかな

次に 次女 中吉(上上) 願いが叶う でも 気をつけるところは注意して 【すごく!いいんじゃない

そしてパパは・・・・・・・・



























まず 私の願い事から

4人の子供たちと 妻の 5人が 健康で 事故や怪我が無いよう いつまでも幸せでありますように お願いします

とお願い事をして 唇を投げる

出た目は 表表!【え!駄目なの?願い事を少し変えるんだった!

4人の子供たちと 妻 そして私の 6人の家族が 健康で 事故や怪我が無いよう いつまでも幸せでありますように お願いします

とお願い事を変えて 唇を投げる

出た目は 裏表 【マジか!ふと気づく もしかして 私が病気や怪我をしたら 家族に迷惑がかかるわ!神様 よく見てるな~私の矛盾を指摘した

番号は1回目86表表 駄目!2回目91裏裏 駄目!3回目43 【これ私の生まれ年じゃん】裏表OK!

43番の引き出しから おみくじを引き出して 蘇君に渡す

蘇君の顔色が変わった 

『鈴木さん これ最高ですよ 言うことありません 何をやっても 全部叶います こんなのはじめて見ました』

確かに(大吉)って書いてあるわ

その後 蘇君が書いてあることを 全部説明してくれました 金運 仕事運 旅行運 商売運 健康運 恋愛運 と すべて叶うと・・・・

ありがとう蘇君 いろいろ説明してもらったが 私は家族の健康以外 興味が無いんだよね!
もし 仕事運が私にあるなら ベル商店の お客様の ご健康を 叶えてください

そして肝心の 蘇君は 大凶でした

『鈴木さん 僕は何度も ここに来て おみくじを引きましたが 今迄で 一番最悪です』と 
10分ほど落ち込んでいました 

よほどショックだったんでしょう!

「蘇君 くじの最下位は これ以上悪くならないってことだから!それに今後 慎重に何かをやれるんだよ!」と・・・・・・・・ 気休めの言葉をかけた













その後 最寄り駅を散策すると 有るわ有るわ!占いの館 ビックリするほど日本語ばっかり

いかに日本人が占いが好きなのかがわかる

「蘇君!こんなところで 高いお金出して見てもらうなら さっきのお寺 おみくじ只じゃん!」

『鈴木さん 日本人中国語読めないから・・・・・』

「あ!蘇くん ありがとうね」



楽しんでいる間に もう お昼になっていた いつものCOCOでレモン茶を購入して














蘇君行きつけの 餃子屋さんへ向かう










ローカルだな 本場の餃子を食べる

日本と違い 餃子そのものが主食になります

そのため ご飯というものがありません

水餃子 焼餃子 卵スープ ????右のスープ って言う字が入っていた

そのスープは蘇君の注文 子供たち 私も 1口食べる うん~酸っぱい!食べれない!

日本に比べて 肉が多くて歯ごたえがありました



















ローカールな道を歩いて 蘇君のお家へ 帰りました

3日間 お世話になりました蘇君のお家です














最後に 蘇君のご家族と記念撮影をさせていただき お別れしました

お優しいご家族で 見ず知らずの私たち親子を疑いも無く泊めていただき 感謝です

人のご縁とは本当に素晴らしい

子供たちも とても良い経験をさせて頂きました

謝謝!







そして上海への移動日に備えて ホテルへ移動

台北駅 真横のコスモスホテルです

かなり古いホテルですが 空港行きバス乗り場まで徒歩3分なので こちらを!

チェックイン時 蘇君が 僕も泊まれますか?って

なんと4人部屋へUPグレードされて 台北駅の見える部屋になりました

写真が 台北駅 屋根の工事をしていました










16時から 九へ向かう

台北から直接バスで行く事にしました 100NT$(350円)所要時間1時間

街を抜け 山を越え 海が見えて来たら 九に到着

人 人 人 人だらけ 完全な観光地でした

そういえば 蘇君のお父さんが 昔の九とは 変わってしまって 私は行きたくないんだよ!とか言ってたな

何となく蘇君も そんな感じだった
















写真が有名な 千と千尋の神隠しの湯屋のモデルと言われている建物

実際には違いますけど ちなみに日本でも私の所がモデルよと言われる建物が数件あります

こういう物って やっぱり言った者勝ち?






















ちょうどいい 夕暮れ時 空が紺色に変わり 提灯や格子の陰がどんどんハッキリして一気に最好調

自分もそうですけど 九份のこの場所は日本人ばかりです



































建物はお茶屋で そのお店窓に いかにもジブリみたいなお面が・・・ 

でも ここ千と千尋の神隠しのモデルではありませんから 完全に便乗!
















日が暮れて どこか写真で見たような景色になりました

これは 間違えても仕方ない程 神秘的な雰囲気になりました

ただ お写真で想像するより 遥かに小さいです

イメージしていたものとは 全然違う九份!

写真って怖いわ!



























2時間程の観光を終えて バス停へ行く

行きと同じ バスで台北まで戻ろうとした

すると バス停には 凄い人の列 1時間はかかるかな?と思い

蘇君と相談して電車で帰る事に そこで 駅までタクシーで行くことにした

何台かの 止まっているタクシーや 走行中のタクシーを止めて 聞く

瑞芳駅まで・・・と

すると すべて乗車拒否! 台北までなら 乗せてあげるよ!だって

お金にならない客は乗せない!と言う事 

その場で 蘇君が怒り爆発!

そんな蘇君に 「蘇君 これって 当たり前のことだよ 日本だって同じさ!きっと瑞芳駅行きのバスがあるよ!」と囁く

私達はバスで 瑞芳駅へ行く事にしました15NT$(52円)

駅に着いて 早々特急券を松山まで購入

こう言うのが 旅の醍醐味じゃないかな~ 小さなトラブルを解決して 経験を積む

実際 電車とバスの方が 安くて早い ただめんどくさいけどね!

子供たちも 良い経験になりました

無事に 台北101ショッピングモールへ 到着

こちらはスカイツリーが出来るまで アジア最高層ビルでした

中へ入り 展望台のチケット売り場までは行きました

当然 登りません!








そしてデパート内のフードコートでデザートを頂く

台湾では有名な 豆腐のデザート

パピオカとピーナッツと豆腐 

お味は うん!本当に豆腐 1度食べれば十分なデザートでした






















最後の晩餐は 蘇君のお勧め 台湾の居酒屋

こちらに入る事にしました

お酒は飲まなくても大丈夫だから 食事だけをします



















メニューは 蘇君にまかせて 5種類 注文しました

あさり 豚肉 タラ 焼き鳥 空芯菜

料理名は不明ですが すべて美味しい

日本と比べると 微妙に違いますが 日本の味に近い美味しさがあります






このご飯 お代り自由です 2~3杯は頂きました

そして空芯菜は 蘇君の好物らしく 『僕は空芯菜があれば 何もいらない!』と言うくらい 好きらしく 私達も食べましたが 普通の炒め物です

ただ これが美味しいと言うのなら 私が作る空芯菜の炒め物と変わらない味だぞ!

● 雑学 愛知の幸田町で空芯菜の生産がされています

日本人は余りなじみがありませんからね











食事を終えて お店から 歩いて台北駅のホテルまで帰る事にしました

時刻は深夜0時

治安は微妙でしたが 夜の台北も体験しました

左から 分かりにくいですが 中正紀念堂のライトアップ

真ん中 総統府 先日の台北デモが行われた場所です

右が 二二八和平公園 ここは ちょっとヤバかったです

子供を連れてくる所ではありませんでした 蘇君も 少し怯えながら歩いていましたので 恐怖が伝わってしまった

ま!無事でしたけど・・・・



深夜0:30何事もなく ホテルへ到着しました

本日の最後の記念撮影 3連写を撮影して 1:30蘇君が 我々のホテルへ泊まりに来ました

1時間ほど子供達とアニメを見ていたようですが 私は撮影後 爆睡です







台北観光 これで終了しました

台湾はできたら1週間位かけて1周したいですね